連日の雨が明けて、 抜ける青です。
あまりにも美しい空なので。 どきどきした。
今日は車のオイル交換して食料と雑貨を買って…そういう風に平凡に過ごした。今週ダーは誘いが多くて外でばかりごはんを食べてくる。寝る時間になったら帰ってくるダー、私はちょっと何かが足りない。満たされないものは食べる事で補う。 あまいものが私をあまやかす。太る。太る。ふとる。
-------------------------- ねこの瞳の 奥にある、 深淵のむこう どきどきする? ずきずきする? --------------------------
この雨でぐっと寒くなった。 寝ているターリンの隣に寄り添っていくハナちゃんの姿をよく見る。定員1catのキャリーもカゴも箱もいつも満員。
昨日は午後を使って大規模な模様替えをした。 棚を組み変えてみたら なんか懐かしい感じになって、京都のあの部屋みたいになったね とダーに話して、 それから。 ちょっと、きゅんと、した。
今朝は押し入れの奥から秋物を出した。衣類、衣類、衣類の山。これが半分になればなんて楽なんだろうと思うんだけど、どれも捨てる事ができない。
ついでにネコズの為にプチホットカーペットを出してあげた。 夜は冷えて、私のためにもホットカーペットを出せばよかった、と思った。
そこは、もう帰る事のできない場所。
A A#dim あー 燃えているんだぜ僕ごのみの B C#m A G# ワールド オブ ワールド F# A G# 荒れる海原に船を出せ
…どきどき、した。 奥田民雄が懐かしい曲を歌うから、 わたしの優しいひとを思い出した。
お笑いおにいさまはおげんきですか あなたのためにガンダム用意してます。
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山のように古着を漁って、サンタのような袋作ってたら
「お店か何かしてるんですか」
と、声がかかって 見たら、さっきプーマとかナイキとかのナイロンジャンパーとネルシャツの類いを大量に積んでた人だった。
いえ、お小遣い稼ぎです
と言うと、その人は古着の仕入れ屋さんだった。 同じ群馬の人だった。目が優しい白熊みたいなオニイサンだった。 (以下、白熊さんと呼ぼう。)
洋服の仕入れ屋さんなんだったらいろいろ知ってるかと思って 古着を安く買える所とか聞いてたら立ち話になって、いつの間にか白熊さんの梱包も手伝ってた。その流れで、この古着屋の支店の場所を教えてもらう事になった。前々から知りたかったけど、イマイチ足が伸びず行かず仕舞いだったのだ、今日辿り着いた。
雨だったせいかお客さんが少ない。 カラフルで可愛いレトロなお洋服たち14着を¥1040でゲット。グット!
その後、お昼を奢ってもらった。
「実家なんですか?」「俺?一人暮らしだよ」 仕入れた洋服の処理・どうしてるんですか? と、続けたが、白熊さんが一人暮らしかどうか聞いてしまった。 できたら、そんな事聞きたくなかった・知りたくなかったのに。
・今度レディースのさばけなかったお洋服あげる、とか、 ・館林(館林の人だった)の和食屋でイイところ教えてあげるよ、とか、 ・いろいろ飲みに行こう、とか、 また、とか、そういうお話が時々出て 今日会ったばかりなのにちょっとした発展、 一応「彼氏」のお話も交えつつ会話、 この発展がダーにとってよくない事でありませんように。 とかお願いしちゃうのって自惚れでしょうか、そうですね。
あまりにも将来的に会ってくれるお話をしてくれるので 女の子と会って誰かに怒られることもあるんじゃないかと思って心配になり 「彼女いないんですか?」 と聞いてしまった。彼女はいなかった。
そんな事、聞きたくなかった・知りたくなかったのに。 なんていうか、 色恋のお話やそれに繋がりそうな情報を知りたくなかったのだ。
わ”ー。わ”ー。
彼は筋肉質でぽっちゃりしてるけどスマートで優しかった。 切れ長の二重のきれいな目。 大きな声で話したりしない、ゆっくり静かに話す。育ちがよさそう。素朴で上品。 痩せたらモテそうな感じ。 いい男の人のようなので もう少し住んでいる所が近かったら、ふぅちゃんに紹介したいなぁ…。とか、思ったりして。
‥っていうか、っていうかー。 先日から男の方に声がかかるのだけど 私は男の人より、面白い女の子と出会いたい。
「オンナ紹介して」
とか、言ってしまった。 本心からでる渾身のブラックジョーク。
出会えたからといって、友達になれるとは限らない。 そのうえ同性のお友達ってなにかひとつの「輪」がないと出会わない。 会社、バイト、学校、サークル、…なにか、共通の。社会的背景。
接点がなにもない所で女の子と友達になるのって なんて難しいんだろう。
数時間一緒に居た。疲れた。 知らない男の人は疲れる。
他の人に会って、なおさら ダーという存在のラクチンさと その「ラクさの優しいこと」を実感するのだった。
ハナ:ねえ…♪♪ ターリン:なんかやなヨカン〜〜〜。 ハナ:あのね…ダメ? ターリン:。。。。。 ハナ:そんなツレナイそぶりせんと、お願い! ターリン:イテテテテ! ハナ:ねーえ、オ・ネ・ガ・イ ターリン:んー、仕方ないなあ… ターリン:僕がなんとかしてみるよ。 ハナ:きゃーん、ありがと♪♪ だいすきターリン! ハナ:(ふっ。チョロイですわ。)
…とか、妄想しちゃったりして。
実は 尽くしまくってるハナちゃんの画像 だったり、する。
ハナちゃんは自分の毛づくろいをする時も ターリンの毛づくろいをしてあげる時も 目を閉じてる。
目を閉じて、自分の世界をそのことだけにする。 なんか、ちょっとキスににてる。
最近ラブラブなネコズ。
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朝から峠の湯へ行った。 まばらな霧のような雨が露天を冷やす。
デカイ声で美容についてアツく話している若人がふたり居て、平日のこの時間に若人が居る事はそうないから珍しくて、そぉっと見たら眼鏡をかけたドラミちゃん2体だった。若いのに若くないシルエット。声だけ聞いてたら杉本彩だったのです。焼け気味なセクシーボイス。視覚と聴覚のミスマッチんぐ。
体重を計ったら3キロ太ってた。しょっく。
最近甘いものに飢えてしまって食べるのがよくないんだろうなあ。 1ヶ月1キロ蓄積したら12ヶ月で12キロ!?ドラミちゃん!? 明日は我が身だ…、と深く反省。
20代前半は食べないダイエットをして痩せても 美しいかもしれないけど、 もうそろそろ食べないダイエットはカラダつきを醜くするだけの年頃なんぢゃないだろうか・と、フト思ってみたり。
太ってるおばちゃんは確かに美しくないけど、 細いだけのおばちゃんも美しくない。 洋服着てる時は解らないだろうけど。 美しいって難しい。
「その年令の美しさ」とつき合ってくって、どんどん困難になっていく。 すごいギリギリ感かんじる。 運動すべきだろうなあ、嫌いなんだけどな…
ダーの給料日で、家賃振込んで支払いのお金とダ−のお小遣いと生活費おろして野菜や食材買って市内に戻って来てNTTへ支払いに行ったら5分前に閉まってた。門前払い。 夕方の道路は車が多くて渋滞。疲れる。
今日の雨は冷たくて寒いので、おでんを作る。 ホクホクじゃがいも。アツアツだいこん。たまごいっぱい。ねりものだいすき。
…なのにダーは会社の人と食事して帰宅。
疲れてるけど早くから晩ごはんの支度をしてしまったりする時に限って こういうオチがついたりして。 ベットへ横になってダーと話してたので電話を切ったらそのまま寝てしまった。
温泉行ったけど、疲れた。 今日は長かった。
明日は休日、ダーは飲みに出かけてしまった。 ipodの宣伝を見るとクラブへ行きたくなる。
ひとりで見るテレビからipodのCMが私の脳内へ流れ込んで来て、 ダー不在の寂しさついでにクラブへ行ってしまった。 ¥1000でテクノ。
入ってみると かかってる曲は悪くないのに フロアは圧倒されるくらい誰も居なくて、と言うか客が居なくて。 男の子と、私だけ。 高崎の割には(失礼)悪くないテクノだったので思いっきりフロア使った。 ほそぼそと人が増えたり、がくんと減ったり。 2人が5人に、8人になったり20人になったり。 そしてまた3人になったり。
小さな箱に、少人数しかいない このフロアが、 誰かの部屋みたいな感覚になった。 ホームパーティ。疲れたら休んで踊ってる人見て。そんな感じ。
怒濤のように音が散らばりながら群れながら降ってくる。 その流れに乗って踊っているとノーミソが「次は?次は?もっと!もっと音を頂戴!」と思ってる。ネコとねこじゃらし。ねこじゃらしが激しく動くといきおいよく飛びつく、ネコ。そんな感じ。ひとつのゲームみたいなのが私の中で成り立って、DJのオニイサンと遊んでるような気分になる。 ひとつになる。楽しい。
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細くて背の高いハンサムな男の人が隣に座って、話しかけて来た。ふたことくらい話したらその人はぜんぜん立ち去らないので、しばらくお話した。ハンサム君は私が最初入って来た時にまわしてたDJだった。以下は仮名、 「あー、DJタカシ(takashi)ね。」と言うと 「タカハシ(takahasi)!」と言った。 VJ画面に名前が出て、それを読み間違えてた、笑った。 …とか、群馬は山が多いから野外イベントが多い・来週も●●で開催される、来月は…とか、そんな話し。 ハンサム君はとても楽しいイベント情報をくれてるみたいだったけど、私は次の瞬間に忘れちゃうんだ。と、思った。(実際クラブを出た瞬間忘れた)
ハンサム君は「待ってて、野外の写真みせてあげる」と言って何処かへ消えた。随分待っても帰ってこないのでもう帰ろうと思って立ち上がったら、ハンサム君が来た。ひととおりデジカメ見てお礼を言って帰って来た。
わざわざ、DJブースへ戻ってフライヤー探して持って来てくれたり(なかなか見つからなかった様子)、何処かまでデジカメを探しに行って戻って来て見せてくれたり、なんかイイ人だなあと思った。彼女には尽くすタイプかなあ。
ハンサム君は一見、背が高いけど 本当に背が高かった。 立ち話をするとき 座ってる時と比べて目線がぐんと上になったので、 私は彼の背の高さにどきどきした。
自分が女の子である事を意識せずにはおれん距離感だった。 こりゃー「恋に落ちる、私にちょうどイイ感じの高さ」だなーと思った。考えてみるとこの1年、ダー以外の男の人と接触がないので ダーサイズがすっかり定着している。だからかなぁ、 …と、冷静に自分の「どきどき」を分析してる私が居たりして、 もちろん色っぺ−発展なんか、ないですよ。
デジカメの最終画像が終わって、私がもう帰るという事を告げると お互い携帯番号を交換するのかなー・という雰囲気が降って来た。
だけど、間髪入れず「じゃあ。」と言って手を振った。 カッコよくて面白いお友達が出来たかもしれないけど。 本当にご縁があるなら、きっとまた出会うでしょ。
ああ、私は、もう。 顔がいいからとか、(顔で恋に落ちる方だった) DJやってるからとか、背が高いからとか、面白い世界を知ってるからとか、 …そういう基準で相手を恋愛対象にしちゃったりしないんだなあ、と実感した。
歳ですよ。自分の「年輪」感じちゃいましたよ。
それでも、なんか、 自分がどきどきした事に「自分が恋する確率」を感じて、 …そんな相手がちょっとチヤホヤしてくれたので、
私は、とっても気分がいいのだった。
これは浮気じゃないけど、うわき? 浮気の疑似体験、しました。 そんなかんじ。
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帰るついでに駅前で飲んでるというダーを拾って帰る事にした。
どこにいるの。 駅前、バス4番・5番乗り場の奥…
バス乗り場の辺へ行くと、缶ビール片手にビルの角に座って話し込んでるダーらが居た。っていうか、高校生か?タムロってるのかい? なんか青いことやってるなあ…。
話し合いは続いていて、お酒を飲むとアツくなるT氏が お酒を飲むと頑固になるダーにむかってなんか一生懸命訴えていた。 火と水のよう。燃え盛る火が水辺でジュッ。ジュッ。と水蒸気をあげてる。 あー…飲んでるなあ、また。とか思いながら観察待機。
と、ダーはすっ、と立ち上がり ビルの角を曲がって5m程ひとりで歩いた。 何処へ行くんだろう・と見てると(私からは丸見えだ) 立ち止まり、3歩引き返して また数歩進んで、 今度はタムロってる角の方へ戻って来た。 そして手前のその角のところでビルにもたれて(傍にいるがT氏らには見えない) 困ったなあ という雰囲気で顔をクシャっとした。
…仕切り直し?
っていうか、行動が無意味っぽいんですけど? ダーってば、おもしろーい。 あー…飲んでるなあ。ちょっと呑まれ気味だなあ。。。
ダーは私がここで待機してるのが解ってないようだった。 いまの誰も見てないと思ってるダーに電話した。
着いてるんですけどー。
ダーは「解散!カイサーン。」とタムロってる連中に言い、 タムロう青春の集いらは私に挨拶をしてくれ、帰って行った。
私は今夜機嫌がよくて、待たされてもぜんぜん平気。 ハナウタなんか歌ってます。
ダーに 何責められてたの・と尋ねると
「もう、そんないい時代じゃないんですよ。いつまでも高校の時みたいにうまく行く訳じゃないんですよ。そんな狭い世界にいる訳じゃないんですよ。」
とか、何とか勢いよく言った。 支離滅裂で理解不可能だったけど、まあいいか。 ダーなりに憤りを感じつつ我慢してたんだな、と思った。
さっき、ダーは困りすぎて ビルの角に立って顔くしゃっ。とした。 あれは追いつめられた時のダーの「素」だ、と思った。
かわいかったなー、この人好きだな−。
とか、酔っぱらい助手席に乗せて運転しながら じわじわ思った。
明け方、 ダーが帰って来た気配で少し目が覚めた。
洗面所で顔を洗っているような音がして、 私は昨夜の今朝だから 気付いていても声をかけたりしなかった。 シランプリした。そして目を閉じて物音を聞いてるうちに眠ってしまった。
隣に横になるダーが、私の手を握ってくれた。 今度は手を繋いで、目が覚めた。
それは、まるで、愛の告白のような。
あたたかい。
ああ、わたしこのひとに愛されてる、と、思って、 …そのまま、眠てしまった。
それからときどき目が覚めた。 その度にダーが手を繋ぐから。 何度も寝てしまった。
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午後起きて、今日は国民の祝日なので 市役所前の広場でフリマとかやってて、ふたりで出かけた。
ダーの実家は町中で市役所に近い。 車を停めて自転車を借りて市役所前へ。
昨日あんな事があったなんて無関係みたいに仲良く過ごしたけれど ふたりで話し合うべき「結婚」についてお話はしなかった。
ダーのパパが「話し合うことがあるんじゃないか」と言い、 ああ・結婚の話が具体的になるのかも・昨日あんな喧嘩したのに…と思った。 まだ、ちゃんと仲直りもしてないのに。 自転車を返しに行って実家でお茶を飲みながらそのお話が始まった。
私は(結納の事は言わなかったが、) 結婚式も披露宴もあってもなくてもよくって・ドレスも白いワンピースでいいです。 と言うと、 「似合ううちに何か残しておいた方がいいから、」 と 写真館で何か(ドレスとか打ち掛けとか)着て写真を撮ればいい・とお義母さまが言った。親戚へのお披露目は必要らしくてする事になった。 ダーは自分が昨日言った事とかオクビにも出さず。で、 なんだか、結局するみたいです。結婚。 すいません、こんな私で。
その後、実家でごはんを食べて帰った。 ダーがからあげを揚げて、私は味噌マヨを作った。 お義母さまが煮物を出してきて、食卓はにぎやかだ。 なんで実家って、食器洗うのに時間がかかるんだろう。 何回も何回も、洗うけど終わらない。 私は後片付けのあと、明日の朝ごはんの用意までした。
何かシランが頑張りすぎた。疲れた。 実家の台所に立つと必ず足が痛くなる。
私たちは何処へ行こうとしてるんだろう。 いま、いる場所は最終地点なんだろうか、それとも…?
私は、いつものように隣に眠ろうとするダーを また違う男の人のように感じた。
“結婚前提”のおつきあい、って、今、始まったばっかりだなあ。 と思った。
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衣装の話になったとき お義母さまが「実家にも1着あるけど…」(出戻りの次女姉さまのやつ)と言った。そのあと、
こないだ“ドレスはどうするんかねえ”というお話を次女姉さま にした (つまりその出戻りドレスの話しを)ところ【シラネー。離婚した人のド レスなんか着たくないんじゃない!?】(←半ば吐き捨てるように。 モノマネ。)と次女姉さまはコメントした。
と、続けた。乱暴な事をいう人だ。
「あ…、はぁ。サイズ合わないと思いますし(に、にこっ。)」 と、返しておいた。
乱暴な事を、言うひとだ。
次女姉さまも、 私たちの事情 を知っていながら、無邪気にそんな話をする、 お義母さまも。と、思った。
こころがすりきれる、音がした。 こうやって私を消耗しても、 ダーはこと家族の事になると気付かない。
今日、わたしちょっとだけ擦り切れたよ。 知ってた?
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ドレス話で
ドレスなら、ママも持ってます…
とか、しどろもどろ言ってしまったけど、 ママのウェディングドレスもぜんぜんサイズが合わない。 でもママのドレスなら 離婚してたって、サイズのお直しをしたって、着てあげたいと思う。 ママが、たぶんそれを望んでいるから。
私をよく思わない人のドレスなんかより、 旧くて小さくても、 ママのドレスの方が夢があって、ずっと素敵なんだから。
どうせお古で着るなら ママドレスの方がいいなあ・と思った。 …お古は着なくて済みそうだけど。
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私は次女姉さまがどんな顔をしてそんなコメントをしたか(もちろんお義母さまの脚色も差し引いて)想像がついた。
そんな事考えてたら 次女姉さま関連で思考が流れて 血族の食事会するんだったら18才上の次女姉ダンナも来るべきだ、と思った。 籍を入れたんだから。
「次女姉ダンナも呼ぶべきだと思う」
と、ダーに言ってみたけど 次女姉さまたちの結婚に大反対している お義母さま・お義父さまとの確執を考えると叶いそうにもなかった。それを知っていながら 次女姉ダンナを呼んでも、「よけいな事をして!」と恨み事言われるだろうか…。。。でも長女姉さまのダンナは来て・次女姉さまのダンナは来ないなんて、なんか。
そういう人を選んで結婚したのだから、仕方ない。 籍を入れた事を 悲しませたくないという理由から明かさないまま結婚生活を続けるのは、逃げていて両親を裏切っていると思うし、次女姉ダンナの事も裏切っていると思う。…次女姉ダンナは言わなくていい関わりたくない、と言ってるけど。男としてそれもどうよ。とも思う。
私たちのお披露目までに このふたりもお披露目してくんないかしら、 なんて思った。
2004年09月19日(日) |
★ しずむじゅうたん |
「なんか、もう、萎えた。」
と、ダー。
それで、私は この人も私をあきらめる時があるんだ・と初めて知った。 いつかそういう時がくるだろうと思っていたけど、それが今日だったなんて。 ずいぶん早い「その瞬間」に、ショックを受けた。
でも本当は ショックを受けて傷ついているのはダーなのだった。 その原因は、私。
ダーの失望まじりの哀しみが鮮明になって、 今さらのように いま。気付いて、悲しくなった。 だけど どうすればいいのか、何を言えばいいのか、うまくつかめなかった。
今日は軽井沢へ行った。車が多かった。 帰路、 「明日実家へ行って(結婚についての)話しあいをする」 と、明日の予定についてダーが述べた。
私はなぜか気が進まないのだった。 「話しあうこと」が。 だからいいお返事を上手にできなかった。
私は、・結納は、結納金を交わすだけの『食事会』でいい ・籍だけ入れる ・写真だけ撮る (挙式はあげない、披露宴もしない、新婚旅行も行かない) という[経済的に儀式を済ませる]ビジョンがあって、 なんか、それについて何度も同じ事を言ってしまった。 私たちにはお金がないし実家もお金がナイナイと言ってるし、 「(ダーの)友達とか含む宴はいらないんじゃない?」とも言った。 あとは 建て前とか習慣とかつき合いがある実家の方で 式・宴などなどが必要なら、それを追加すればいいと思っていた。
ダーは親戚を集めて紹介する、と言い、 じゃあ安くあげるためにどうすればいいか、と 私はビンボーくさい提案を幾つか述べた。 ところで、その時 私は親戚とかってめんどくさいと思ってた。 だから、ちょっと「話しあうこと」が気が進まないのかも。
今は少し、なんとなーくわかる。 ダーにとって親族に紹介するという事が重要なのだろう・と。 でも私は、気が進まないので籍だけ入れて、 「正月・集まる時に紹介してくれたらいいじゃん。」 と言ってみた。 ダーは 同意できない というご様子だった。
そんなこんな話を軽井沢から部屋までえんえん続けた。 堂々回りだった。
「結婚って もっと楽しい話のはず、」 と、玄関でダーは言った。
確かに、私はこんな事したいとかあんな事したいとか、言わない。 派手に披露宴開いて友達いっぱい呼んでお色直ししてゴンドラなんか使って、旅行はたくさん行きたい!とか、言わない。「そんなゴージャスな事、求めてる訳じゃないでしょ(だからその分ママにお金[結納金]をあげて欲しいの)」と言ったと思う。
「そんな合理的じゃなくていいんだ」 と、ダー。 そのとき、私のお話はダーが求めるのとぜんぜん違う話題だったのだと知った。
何の話をしたかったのだろう。まったく掴めなかった。 私が解らない子になったとき、ダーはがっかりした様子で
「もう、いい。」
と言った。
「なんか、もう、萎えた。」
じゃあ、ダーがまた結婚したくなる時までこの話は延期だね。と私。
「(私が)結婚したくなってくれたのかと思ったから…」 (でも、そうじゃないみたいだから。萎えた。)と聞こえた。
ダーは約束があったので麻雀へ出かけてしまった。
婚約が振り出しに戻ったんだろうか。 こういうとき どうする? どうしたらいいの。
私は結婚したくない訳じゃない。かと言って、ガツガツ熱烈に『結婚』を求めてる訳でもない。ただ、好きな人がしたいと言ってくれるなら従おうと思っただけ。ダ−が私を選ぶと言うのだからついていこうと思っただけ。
「結婚したい?」と女の子に聞くと大抵の女の子は「したい♪」と答える。 そんなとき、私はその女の子のもつ「結婚観」を共有できないでいる。
人は何故に結婚したいのだろう、わかりません。 式を挙げることが嬉しい事なの、どうして。
「すごく結婚したい人」の気持ちが理解できない。 私が人並みに結婚願望がないから、積極的になれないから、 私がこんな風だから ダーを悲しませてしまったんだなあ。
もしかするとダーが今頑張ってくれてる事が無駄になっているかもしれない、
私は、私を 幸せにしてくれようというひとに なんて事をしてしまったのだろう、
そう思って少し泣いた。 こんな私を泣いた。 ダーが可哀想だと思って泣いた。
「100%結婚したい人」にしか、結婚する権利はないのだろうか。
「結婚するしあわせ」をダーが教えてくれたらいいなあ、
そういうのは甘いかな、 いまのふたりはそういう言葉も届かないふたり。
わたしをしあわせにシテ。
結婚したい人、の頭のなかをのぞきたい。 その不可解な方程式を解いてみたい。 真剣にそう思った。
今日はナニゲ〜…に、背後で待機するターリン。 (何待ち?)
昨日に続き午前中からミシンを引っぱりだし、ジーンズの補強をしたり、帯締めと半襟をつくったり、した。ミシン熱加速中。このきっかけば、たぶん水曜日。実家(ダーの…)に行っておばあちゃんがためてたハギレを小袋いっこ貰って来たから。昔の布って可愛い。ダーの家から出てくる布は緑と灰色と茶色の類いが多い。小さな端布も捨てずに残っていて この小さなカケラからどんなものを作る予定だったのだろう・と想像する。孫の、もしくはおいっこ?のカノジョが持ち出してチクチク裁縫するなんて、想像もつかなかっただろうなあ…旧家の人々はこの布達で何を作ったんだろう。
昨日に続き六ニャンコースターズ。
いちにち六ニャンコが限界。 これ以上産めません。
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「世界の中心で愛を叫ぶ」の特別版とか言うから、なんか別のストーリーが用意されてるのかと思ってみたら“総集編”って感じだった。いきなりこれだけ見たって面白くないんじゃないだろうか…なんて思ったりして。それでも、なんか泣かされてたりして。ドラマに撃沈。
この一時間が終わると体中が乾いた。 まるで ひどく泣いたみたいに渇いた。
なんでもいいけど、 どうでもいいものにこころ動かされると気持ちいい。
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今日はこんなことして一歩も外に出なかった、 テレビで浅間山が噴火したのを知って (いつも煙あげてるよ)と内心思ったけど 東京の車が灰で白くなっている様を見てこれは尋常じゃないのかも・と思った。 とりあえずベランダの洗濯物を見たけど いつもと同じ。 なんだなんだ。遠くの方が凄いのか?
週末、先週に続き軽井沢へ行こう!という目論見があったのに 危険なのかしらどうなのかしら、なんて。 明日の命よりも明後日の休日案じる自分を笑う。 なんて、のんきな心配。
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どこかでわたしがしんでしまうことをわすれないでね
そして
せかいじゅうがきみをうしなったりしませんように。
●
「願い」のちからさえとどかぬところにあるきみとわたしのはかない運命
●
きみといきたしあわせをツメアトにしてあるいていくよ
●
わたしを、しあわせにシテ。
シテ。
●
何処かで君が死んでゆく事を悲しいと思うよ、
それでも生きていて息ていて、
この瞬間も 君が何かを紡いでいる。
私はそれで、充分です。
●
せかいじゅうがきみをうしなったりしませんように。
最近の、ターリン定位置。→ モノクロとモノクロが一体化。
「ここからレイを見下ろすのダ。 ニャハ。」
…今日はちょっと、退屈そう。。
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今日はPC作業も少なくて、やることもなくって こんな時 お買い物に行ったら買いすぎてしまいそうだし ヒマついでに漫画喫茶なんか行ってしまいそうだし それは罪だし かと言って 部屋にいると このまま寝て一日が終わってしまいそうだ。
ああ、この 非・生産的な一日を払拭したい。
と、思った。 PCの前で「!」と思いつき型紙をカチカチ作りプリント、 神様が降りてきた。
先日100均で 布製コースターが可愛かったので 自分で作ろうと思っていた、のを実行した。
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ターリン私を見下ろしつつ待機中。 (何待ち?)
先日購入したお薬 を塗薬してちょうど1ヶ月、先週体調を崩した。風邪だと思って医者へ行くと深刻な顔で日本に数カ所しかないという嗅覚専門のお医者さんを紹介されそうになった。…ダルダル&頭痛、そして鼻はつまってないけど匂いが解らない。
「匂いが解らない」。 鼻先でマッチを刷っても、 魚を手で触っても、 果実を剥いて鼻先に持って来ても、 コーラのあわあわを間近で見ても、 無臭なのだ。
くすみが消えた。まだソバカスの類いは見えてるけど、効果が現れた。でもそれだけ強力なものなのだから副作用なんだろう・と思って、塗薬を一時休止してみた。 微妙に復活する嗅覚。解る匂いと解らない匂い。まだコーヒーの匂いがしない。 ダーの匂いもわかんない。
毒林檎って、ひきかえに失うものがあるんだなあ。
そう考えると、 魔女って薬剤師とか化学者と紙一重。
あっ、その顔スキ…
2004年09月14日(火) |
★ スーパーお父さん |
のんびりゆるやかな夕暮れ、 へりがヴォンヴォンと旋回する音がこの空を忙しくしてる。 ターリンがベランダの手すりから上空を見るので 私もターリンに習って 隣で見上げてみる。
…なにも見えない、 目に映る景色は優雅に暮れてゆく鄙びたものなのに 目を閉じて見る景色は騒々しいのだった。
今朝のニュース【1】 父子家庭ふたつが同居する部屋から一つの兄弟が不明となって、 今朝方はまだ捜索中だったが 午後 弟の遺体が発見された。 犯人は兄弟の 父親ではない方の「父親」。
朝、 「(事件が起こった小山市は)ここから数時間の(近い)街だ」 とダーが言った。
上空を旋回するこの音が、あの兄弟と関係するのだろうか・とか考えた。
どうか たよりなくてもいいから、 もうひとりは生きていてください。 生きていてください。
…とか、なんか、泣きたい気持ちで願ってみる。
亡くなられた ちいさな命の 御冥福をお祈りいたします。
新しい遊び? “花の子ルンルン”ごっこ… -------------------
今朝のニュース【2】 英国ロンドンのバッキンガム宮殿に「バットマン」が侵入。彼が所属する 団体「正義の父親たち」の他メンバーと協力。横断幕には、「子供たちに 会う権利のために戦うスーパーお父さん」と書かれていた。
太ったバットマンが宮殿のベランダにいる。
「こんな事するお父さんに子供は任せられないわね」 と私は感想を述べた。 バットマンズの気持ちは解るけど。 …なんか、キビシー言葉しか浮かばない。
今朝のニュースでふたりの「お父さん」が報じられた訳だ、 親権を得た「お父さん」と、親権を失った「お父さん」、 …その『現在』。
なんとなくどっちもみっともないけど 自分の父親が宮殿でバットマン・だなんて、平和だなあ、なんて思った。
愛している人が何処かで 生きている。 これ以上の幸せがどこにあるだろうか。
あのバットマンも何処かで愛されてると、いいなあ。
と、思った。
面接は、滞りなかった。 ビルは〜5年前なら『斬新!』と絶賛?されるようなデザインの建物で 事務所は綺麗で、女の人ばかりが働いていた。 …「女性のための」情報を扱うところだから、女の人が多いんだろうけど。
情報データが入稿して、流し込んだり加工したり変換したり処理したり、 2週間以内にそれらを整えてサイト更新する。そういう作業。
そして。
その2週間が終わると、仕事がないのだった。 毎月需要があった時に出社して作業をする、のだ。 えーっ。聞いてないよ!?と思った。 それでは収入が少なすぎる。どうしようかな…とちょっと考えたら
「どうしました?何か不安になるような事でも?」 と、担当のお姉さん。 「いっ、イエ!大丈夫ですぅ。」 とか言わされて 「そうですか。ぜひ!よろしくおねがいしますね!(にこっ)」 とか言われた。 お姉さんの(にこっ)が“ぱぁぁぁっ…”と光り(かっ、かわいい…)と思ってしまい、つい「こちらこそおねがいします。。。」としか言えなくって、明日からバイト入る約束をして来てしまった。 女の人は美しい可愛いという存在が魔法だミラクルだー。にゃー。
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私が今までして来た事や作品を見せるとお姉さんは「制作のお仕事だったんですねえ。そっちの方(そっちの方も募集が出てた)は応募されましたか?」と言った。私はこのバイトから徐々にあがっていくつもりだったのでそう伝えると「でも、ぜんぜん部署が違うから。(アルバイトは個々に雇用している)」と言われた。じゃあそっちにもういちど応募しなおします・とも言えず上記の流れに至る。
最初から仕事に追われたりしたくないから、ラクしたいからここに応募したはずだったのに、ああいう職場へ行くと何かもっと辛くて面白い事をしたくなる。DTPデザインかWEBデザイナの方へ応募しとけばよかったなあ・とかブツクサ考えながら建物を出た。
だけど、私は。 こういう「好きな事」に近い仕事をする時は。 戦いになる。
イクサに出て勝ち進むため「我」がさらに更に強くなる。プライドも更に高くなる、優しさもなくなる、帰ると何もしたくなくなる、ダーを必要としながらひとりで生きようとするだろう。ダーより強くなろうとするだろうし 結婚もしたくなくなる事も予想される。やさしくまるい今の生活と 穏やかなこの精神状態をもって、イクサに出る事は不可能だと思う。ターリンのふわふわとかハナちゃんの女の子らしさとかダーという支えとか、そういうの無くしたくない。…なんて、逃げるための理由かしら。
部屋へまっすぐ戻らずに、マンガ喫茶へ行った。
(あっ、ハイすいません。)
先週の月曜日達成できなかった事を達成し、先週と同じく“白寿の湯”へ寄った。先日と違い閑散とした館内。…?
←コレは【ありがた〜い成分】の蓄積。 この下は普通のタイルが存在する…。 露天の岩はこの調子で成分が1cmくらいの厚みで付着している。ペンキみたいなの。
皆が露天に行き 内湯を私が占領状態となった、浮かんだり沈んだりワニ泳ぎしてみたりくるくるまわってみたり。…しながら、なんとなく成分を吸収してる気持ちになったりして。
ところでここの常連になるとカラダが黄色くなるんじゃないだろうか、なんて想像してみたりして。おもわず自分の腕をまじまじと確認。
白寿の湯は、カラダ中がほぐれるし 温泉だから揉みかえしみたいなのがないけど …濃くて疲れる。 1時間で、ギブ。
そのまま下道で帰った。 田舎の景色が緑々と続く。
自然が美しい。
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帰って、 運転と温泉で疲れていたのだが 明日 面接を控えていて用意をしなくてはならない。
自分をふるい立たせて髪を染めた。 …ので、またシャワーを浴びる。
浴室に居たらダーが帰って来た。 ダーは私がごはんの用意をしていないのを見ると 手早くネギ塩焼そばを作ってくれた。 私は家事を何も出来ていなかった事が申し訳なくて 手早くサラダを作った。
ダーの作った焼そばはとっても美味しかった。 だけどダーは無口で不機嫌そうだ。
ダーはしばらくして急に王子の所へ行ってしまった。 なにか、考え事があった様子で、それでうわの空だったのかな・と思った。 私は履歴書を書いて(6枚程書き損じた。失敗しすぎ)明日の面接に備えて眠る事にした…部屋の照明を消し横になった瞬間、ダーから連絡があり「迎えに来て」。「先に寝てていいよ」と車で出かけたんだから、自分で帰って来てよ!しかも、明日朝王子の家の下(ダーの車)まで送ってあげなくちゃいけないのだ。(明日があるのに!)面接を抜群のコンディションで迎えたかった私は内心イライラしたが迎えに行った。 こんな時タイミングが合わない!!!イライラ。…でも、ゆっくり振り返れば なんとかなる大丈夫なお話で、ただ私は疲れていて焦っていて心に余裕がなかっただけなのだ。
夜中の国道を助手席に酔っぱらい乗せて走る。 うわの空の理由を聞いた。
ダーの勤め先の兄弟会社が倒産したのだそうだ。
例えば、負債がこっちに回ってくる事もある。 それ以上に一緒にやって来た社長の心中も察される。 事務所で数字や人を追っているダーにとって、 いろいろと考えるところがあったのだろう。
大変だな。と、思った。
こんな時に100%優しくしてあげられなかった、私も、 やっぱりタイミング合わなかったなー・と思った。 私はダーを助けているだろうか。 そんな事考える。
2004年09月05日(日) |
★ ほのおのめざめ・ほのぼのめざめ |
昨日はお昼頃起きた。市役所前の広場で野外音楽祭があって、朝から夕方までライブやってるって情報を得た・ダーと行くつもりだったので 顔洗ったり部屋片付けたりしながら・しっかりお化粧してオシャレして、…だらだらした。あと少しで出かけられる!という所まで用意してダーを起こしたけど、なかなか起きない。コーヒー煎れてご機嫌とってみたりして、ダ−がやっと起きてくれたとき・無情にも 天気は曇りから雨に変わった。力強く勢いよく打つ雨音に、通り雨である事を願ったけれどぜんぜん止まなかった。ターリンがベッドで寝ている様子が可愛くて・ターリンをお腹の所にして囲むように横になってみた。柔らかい毛並みが温もりを持って呼吸をしてふかふか動いてる。なんて可愛らしいんだろう…と思ってたら・一気に眠ってしまった。気が付くと外は暗くてダーも側に来て寝ていて・なんと日付けが変わろうという時だった。 お化粧もお洋服も全てムダになってしまった。それから2時間程ダーと起きて、また眠ってしまった。よく寝た。
また 明け方目が覚めて、ダーとマンガ喫茶へ。 午前6時までに入るとお得な6時間パックにできる。
オススメコーナーに置いてあった「彼岸島」を読む。 すっごい、恐い雰囲気だったので手がつけられなかったんだけど 気になっていたマンガ。ダーが隣に居る時に読もうと思ってたので本日決行。 感じていた程恐いお話ではなかった。(ホラーじゃない)
前回来た時に「GANTZ・ガンツ」を読んだのだけど 最近、こういう 殺戮サバイバルマンガって多い感じがする。生々しく血が流れる感じ と叫び。正義の名のもとに行なわれる殺戮。生死を彷徨うゲーム。 恐怖と快感。その裏の哀しみ。
「狩られる」側が、微妙にヒトぽい所がポイント。
でも、やっぱり後味というか血なまぐさい余韻が残っていたので お花がぽんぽん咲き乱れるオバカな少女マンガでお口直しをした。
6時間が終わって、温泉へ行った。 先日行った“白寿の湯”へダーを連れて行きたいとも思ったけれど 結局、“峠の湯”へ行った。そういえばひさしぶりだ。
“白寿の湯”は、 お湯は利き目アリアリですばらしくアリガタイものなのだ!!が、 館内や浴場の雰囲気が 粗野な感じだ。
“峠の湯”は、 お湯は 肌がしっとりやわらかくなる充ちるかんじ。 それ以上に私が気に入ってる点は、館内を流れる空気に清潔感と決め細やかさが満ちているところ。そして露天もよい。全体の雰囲気が、とてもよいのだ。
体をほぐすなら“白寿の湯”、 心をほぐすなら“峠の湯”だな…なんて思ったりして。
帰途、家が近くなると急に眠くなった。 私は部屋に着いてしばらくすると寝てしまった。 夕方でまだ外は明るい。
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世界が揺れた。
と、思って目が覚めてしまった。まっ暗な部屋が揺れてる。地震だ。 「ねー、揺れてるぅ!ねえ揺れてるよー!」 と、隣で寝ているダーをゆさぶった。 ダーはチラと目を覚まし何かコメントをしたがすぐ寝入ってしまった。 私も 揺れがおさまったので また眠りに落ちた。
また、世界が揺れた。
また目が覚めてしまった。またまた地震なのだった。 前回と同じにダーを起こした。 さすがに1日で2回も揺れると不安になる。起きてテレビをつけた。 時計を見るともうすぐ日付けが変わろうという時だった。
先日浅間山が噴火したとテレビが報じていたので、 [今度こそ浅間山が!?!!!]と思ったのだ。
…ところが震源地は三重県だった。 関西の方は大変な騒ぎ。 いろいろ案じる。
たくさん沢山寝て、夢見がちな私の頭は 人々への心配から空想へ変わっていった。
ここんとこマンガに没頭する時間があったので さしずめ“うしおととら”の終焉みたいなシーンを浮かべる。 マグマの中で何かが目を覚ましたのかも、 それとも支えてくれていた何かが崩れようとしているのかも。
浅間山といい、今回の地震といい、 ニッポンの地下では何が起こっているんだろう。 卑弥呼とか白い魔物とか黒い呪文とか。 そんな事考えてた。
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ダーも起きて来て、ふたりでテレビを見た。 地震とか津波とか アナウンサーのひっ迫したレポートとか、 チャンネルを はしごしながら眺めた。
しばらくして、ふたりで眠った。 2時だった。
ダーは麻雀友だちと飲みに出てしまっている。 ぜんぜんお腹空いてないのだけど 何か食べたくて 作るつもりもないので 近所のスーパーで半額惣菜うな丼を買った。
レジに新しく、お姉さんが入っていて 手首にタオル地のリストバンドをしているのを 見てしまった。
…なんで、「見てしまった」なのだろう・と一瞬 自問自答したが、 銀行員みたいなベスト&タイトスカート+シャツ・がここの制服なのだが ずいぶん制服と似合ってなかったのだ。
それ以上にそのリストバンドが 茶髪で地味なお姉さんに似合ってなくて あの切れ長のキツイ…というより影のある瞳、に、 あのリストバンドは[リスカバンド]なんじゃないか・とか妄想してしまった。 しかし、お姉さんは生きるためにレジに立っているのであって、 私が瞬時に描いた、 柔らかなタオル地の下の 生命を繋げるため塞がれた紅い傷跡は 空想でしかないのだった。
いろいろあるんだなあ・なんて詮索好きの心が検索をかける。 空腹でもないのに自分に流されて お弁当をしっかり食べてしまった。
食欲は何かを埋める。
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何処か色の強い世界…緑・茶色・グレー‥で、 何かを強く想い考えながら 歩いたり急いだりしている。
そんな夢を見た、 その色彩の強さ重さが体に残って、 濃密な夢の世界の感覚だけが余韻になっている。
さっきから鳴っている電話のベル音に いきなり引き上げられて、 私は暗い部屋で横たわったまま あいづちを打つのだった。 もう、夢の輪郭がどんどん薄れて行くのを感じて、 どんな夢だったか一生懸命思い出そうとしているのだけど 受話器から強制的に流れるママの声で遮られて その隙を突いて流れてゆく夢の余韻を捕まえる事ができない。
「おじいちゃんのン回忌を、もう33年もやってるからもうやめるんだって…」
毎年お坊さんを呼んでお経をあげてもらうのだけど お経をあげてもらうその時間に側に誰かが座ってる訳でないのだそうだ。台所に居たりするのだそうだ。その家がこれから立続けに娘達が高校に行くので、お金が足りないため やってられないらしい、のだそうだ。 なんとなくその行為の厚みというか薄さというか、そういうモノを感じた。 それは寂しい感じ。
「‥33年も「まじめに」やってるんだったら いいんじゃない? 大切なのはお経じゃなくてこころだと思うよ」 と、言ったけど あの家の誰かに“こころ”、というか“まごころ”みたいなのがあるのかイマイチ信憑性がない。だけど私だって薄情なものだから誰を咎める事もできない。「その日は 手を併せてあげたら・お墓参り行ってあげたら?」とか、言った。
だけど、
「でも、やめちゃったら おばあちゃん連れてかれたりしない?」 と、うっかり思った事を言ってしまった。これは嫌な予感だ。 よくない事を言ってしまった、と思った。
おばあちゃんはたぶん、もう そう長くない。 老人ホームで、…もう自分の意志で「言葉」を発する事もなく 笑うだけで横たわってどんどん小さくなってく、あの姿をちょっと思い出した。 おばあちゃんは若い時におじいちゃんを亡くした。 それから、ずっとずっとおじいちゃんの事を好きだったおばあちゃん。
「…でも、連れてかれても幸せかもね」
会いたい人に、やっと逢えるのなら。 とか、思った。
ママの友だちは演歌が好きだからテープに取った、それを遊びに来た ら聞かせてあげようと思う(ママは洋楽とクラシックしか聞かない)、 7年前の今日 アメリカに遊びに行った、あの時は…、、
私はいつもよりとても丁寧にあいづちを打っていて、 それはママをいつもより饒舌にしているのだった。
ママの話なんてどうでもいいんだけど なんか大事だと思ったから、あいづちしてる。
電話を切ったらたった10分の事だったのだけど とても長話をした感じがした。 今日の長話はぜんぜん嫌じゃなかった。
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すっかり忘れてたけど、おじいちゃんは 私が誕生した時には すでに亡くなっていて 白黒写真のなかで若いままの人で、 命日は12月28日です。
初めて聞いた時と同じに今日もハッとした。
その日は私にとって重要な友達の誕生日で、 私にとって12月28日は[命日]ではなくて[誕生日]なのです。
こんなお話し彼女には不名誉なのかしら、 でも何か不思議な巡り合わせ勝手に感じたりして。
これは、ありがとう。というお話なのかしら。とか思ったりして。
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こんどのパッケージは水墨画みたいな妙義山のイラストを使いたい、
という ダー会社の社長の希望で 昨日はなんちゃって水墨画を描いた。 そんなの描けと言われて描けるもんじゃないのだ。筆を執るまでに1週間程かかった。何か用意していた訳ではない…資料をそろえる位の事をしてただけ。ただ単に意気込みが足りなかったのだ。水墨画なんて奥の深いものを、生まれて初めて描いた私のイラストで間に合わせるなんて。見る人が観たら痛々しいだろうなあ…なんてどきどきしながら描いてた。
あのねえ、普通は作家さんとかPOP描きさんとかにお願いしてお金払って そういうイラストを用意するんですよ。
とか、内心思いながら書いてる。 私が描いた山は水墨画調で、甘い。未熟すぎるのだった。 用意がなくて、道具を揃えるお金もないから筆ペンと水だし。アマー。 本屋で水墨画雑誌やら初心者向けのガイド本を立ち読みしたけど、墨によって仕上がりが違うのだそうだ、「墨汁なんてもってのほか」です。と書かれていたが、その基準で行くと 私の書いたソレは最低だった。
乾かして、スキャニングして画像処理をすれば それなりに「らしく」なった。
文字を書いて取込んで、とカチャカチャやってたら 朝になってしまった。 全然疲れなかった。眠くもなかった。ちょっと充実していた。どんな要望であれ形であれ、ステージを貰えるというのは何とありがたい事だろうと思った。
ダーと朝御飯のお蕎麦を食べて、 ダーを見送って、眠った。
ダーにはプリントアウトしたものを渡した。 私が描いた妙義山…100均のらくがき帳のペラペラ紙に描かれている、と一緒に。 社長はこの『水墨画』の安っぽさを許してくれるだろうか。
許してほしい気持ちと、 許されたくない気持ちがはんぶんこ。
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午前11時すぎに起きた。 3時間程しか寝てないのに、たっぷり眠った感じがある。 最近、朝ちょっと眠る習慣がついてるのだけど 私はこの時間帯に眠っていれば、 ほんのちょっとの睡眠でも生きていけるんじゃないかと思った。 この「充実した睡眠が採れる3時間」は夜中であって欲しいと思った。
まわしておいた洗濯物を出して畳んで、2回めの洗濯物をまわす。 バナナと豆乳をミキサーでジュースにした。 ここんとこ毎朝ダーと私はこれを飲んでいる。
洗濯物を干してから、 ハナちゃんとターリンを洗った。 ナォ〜・という声が浴室に響く。
…それはそれは嫌な顔をされた。
夕方、webで応募したバイト面接の電話がかかって来て、来週約束をした。 「職歴とか作品とか拝見しました、しっかり仕事をなさっていたように 感じましたけど、お仕事の内容は(デザインではなくて)決まった手順で 行なっていく、どちらかというと“作業”です…」 私は、いま難しい事はしたくないのだった。
会社に属して・客の所へ出向いて・打ち合わせして・業者を手配して・見積もりを作って連絡とって顔色を伺って・資料を集めて・徹夜で商業デザインに明け暮れる、、、、そういう日々を迎えたい訳ではないのだ。 ときどき、こうやって自分の部屋で 私のもとにやってきた、お金にならない作業に力を注いで コツコツやってる方が幸せ。…もちろん、ああいう日々があるからこういう事もできるんだけど。
『お金を得るための仕事』は単純で、簡単で、拘束がないもの。 いまは、そういう気分。
来週の面接が楽しみ。
仕事内容より、 そういう職場にいる人との出会いの方が楽しみ。
夜 また眠ってしまって、 今度は夜の11時に目が覚めた。…というか、ママに起こされたんだけど。
なんか、私ってば12時間おきに睡眠とってる。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
My追加
↑My追加大歓迎です ・あなたの日々を熱烈熟読してますです。サンキウです。
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【ご協力できませんか】千明美咲さんの命をすくう ★
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