最強の星の真下

2003年11月30日(日) 怪しいパック。

日記サボり気味。

いざ書こう、と日記エディタ画面に向かうと、何となく白く・・・書こうと思っていたことが頭からするーっと抜けていくというか。

もしかして最近、印象薄い毎日を過ごしているのだろうか・・・。



本日、手のパックなるものを購入してみた。ものすごく眉唾で胡散臭い宣伝文句と共に売られていたパックである。
パック前、パック後の写真が出ていて、パックするだけでこんなに白く!と言っている訳だが、「メラニンを吸着してお肌から取り除く」って、うろ覚えだけれどメラニンて細胞内色素ではなかったかいな。どうやったら「吸着」出来るのだろう??
何とも怪しさバクハツで、しかもこれが結構高い。
にもかかわらず何故買ってしまったのかというと・・・私が手フェチだからですな。
この薄いピンク色は間違いなく酸化チタンと酸化鉄の色だろう。酸化チタンはおしろいに使われる材料だったな・・・美白と何の関係もないですな。

まあいいや。
とにかく使ってみるか。どんな結果が待っているやら。



2003年11月26日(水) 熟睡。

やっと、何とかなった・・・。

ほっと一安心した途端、就業時間中だというのにいきなり眠くなった。
人間の身体って、凄い。


帰りの電車では座れたので、あっという間に眠り込んだ。
それにしても、最近、頭部にとても寝汗をかくのだけれど。顔とか首とか。まるで運動したかのようにだらだらと。
これ、たまに整体に通うようになってからなのだけれど、血行が良くなった・・・とか、そういうことなのかしらん。
でもなんか、じっとしているのに汗をかくなんて、あんまり健康っぽくない気がする。いやだなあ。



2003年11月20日(木) カード。

よし、年賀状は購入した。今年の年賀状CD-ROMも買おう。
また母の年賀状作成トレーニングをしなくてはならないのかなあ。
いやしかし、そんな時刻に家に帰り着けていないし。今年は免除かな。
という事は、もしや母の分まで私が年賀状を作成しなくてはならないという事か?
・・・いや、先のことは考えまい。今は目先の事だけ考えるべし。


あとはクリスマスカードを買わなくては。
海外用に、来年の日本の暦が入ったデザインなんて、ないかなあ。
と思ってきょろきょろ探しているのだけれど。無いなあ。
書くのにかかる時間を考えると、タイムリミット近し。ちょっと慌て気味。



・・・しかしよく考えると準備する順序が逆・・・?



2003年11月16日(日) 温湿布中。

最近、肩が凝る。そして肩凝りが高じて頸の筋を違える。何日も痛い。
以前は肩凝りなんて無縁のものだったのだが。
やはり運動不足なのかなあ。

元々頸の筋力が弱いので、筋を違えやすい。
本日も、もう3日目になる頸の筋違えで「痛い」と呟いていたら、母がいそいそと温湿布を出してきた。

いや温湿布は止めておくよと何度も固辞したのだが、自分の思うとおりにしないと気が済まない母に、いいから貼っておきなさいなと押し切られ、ただ今温湿布を頸に貼り付け熱さをじーっと我慢中。ひりひりして痛いよ。。。

じーっと我慢していると余計にひりひり痛いので、日記を書いてみたり。でも意識はずっと温湿布に行っているので気は紛れないのであった。
ああ、もしかするともうそろそろ低温火傷になっているのではなかろうか。いや、いくらなんでも温湿布で低温火傷はしないものなのか?何でもいいが痛い。


もうこうなったら・・・何が「こうなったら」なのかは自分でもよく分からないのだが・・・もう一寝入りしてしまえ!と妙な決意をしてしまった現在18時。


怠惰な一日。



2003年11月15日(土) 観劇。TPOについて。

劇を観に行ってきた。
テアトル銀座で現在公演中の、鴻上尚二演出『天使は瞳を閉じて』ミュージカル版。
10年・・・12年?ほど前に倫敦で公演した演目をミュージカルで再演。

10年前といえば、バブル期である。
その頃にこれをやる。・・・なるほど「アングラ」ならでは。メジャーでは出来なかろうなあ。
失礼ながら、そう感じた。
バブルもはじけ、政治も混迷し、凶悪犯罪が横行する世情不安の今ならば、こういう内容も大勢に受け入れられるかもしれないけれど。

一昔前に倫敦公演でこれを観た倫敦市民は、一体これをどう受け止めたのだろう?

いわば、「終末」と「パラダイス」が基調にあって、「小市民心理」をその上に乗せてあるような、そんな舞台である。

「ここではないどこか」に幸せがあるはずだと、「実は今持っている」幸せを自分の手で叩き壊してしまう人間達の話。かな。
上手く言えない。

登場する人達はみな精一杯生きている小市民たちで、泣いたり笑ったり苦悩したりしながら頑張っている。最後には滅びてしまうのだけれど。

良かった。
また観に行きたい。



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男友達と観に行ったのだが、待ち合わせに現れた友人のあまりの格好に少々閉口した。
学生時代から着ていると思われる草臥れたジーンズ、学生時代から着ていると思われる草臥れた綿シャツ(アイロンなし)。汚れたテニスシューズ。
TPOという言葉を全く感じられない格好である。

ピクニックならその格好でもいいかもしれない。
でもね。銀座で楽しく観劇して、その後はまあ近況報告でもしながらご飯でも食べようか、というスケジュールを前もって組んでいるのに、どうしてこういう格好で来るかなあ。
こちらは「愉しく観劇」用に洒落て行っているのに。
「非日常」を満喫しようというのに、どうしてこうも強烈に「日常」を持ち込んで、しかもそれに気付かないのだろう。

男性にはこういう配慮の全くない人、意外といる。男友達の中にも何人かいる。女友達でこういう配慮をしない人は一人もいないけれど。

この程度の配慮も出来ない人というのは、少々社会性に問題があるのではなかろうか。バンカラと無神経は違うし、無頓着には、それが許される年齢と許される程度というものがあるのだよ。
葬式にそんな格好で来る人はいるまい。それは葬式が「非日常」だからだ。
結婚式にそんな格好で来る人はあんまりいるまい。それは結婚式が「非日常」だからだ。

友人と会うのに、私はそれなりに服装や行く店をどうしようか考える。それは私にとって友人と会うのが只の日常ではなく「愉しみな行事」で、一種の「非日常」だからだ。
それなりに配慮する事は、貴方と会う約束を蔑ろにしていませんよ、貴方と会うのをとても楽しみにしていますよ、というサインでもあり、相手に対する敬意の表出であるとも思う。


友人だし今回は何も言わずに済ませたけれど、せめて、洗濯した時に乾燥まで長い時間が掛かると発生する細菌臭の付いた服を観劇に着てくるのは止めて欲しいなあ。
この人には今までも何度か、TPOに即した服装について意見したことがあるのだけれど。
いい加減そういった事に配慮しなくてはならない歳だろう、と思うのだけれど。馬耳東風ということか。

まあ仕方がない。
私は、観劇は「非日常」として愉しみたいので、次からは観劇に誘うのは止めておこう。
ちょっとこういうものには向いていないようだし。
劇を観ながらパンフレットを貧乏揺すりのようにちらちら動かしていたり、最後の拍手もお座なりだったり。
その割には「凄く面白かった」と言うけれど、とてもそうは思えない。口で言っていることと実際にやっていることが全然一致していないよ。
恐らくこの人はアウトドア向きなのでしょう。



今回ちょっと同行者選定に失敗した、というそういう話。



2003年11月13日(木) 果物の順番。

ふふふ。本日は午後様。やった。

ささやかなことでも嬉しくなるから、連日グッタリすること続きでも何とかやっていけるというものだ。
きっと連日何事もなく平穏だったら、私は小市民なので、ぷつぷつと小さな不満が増えるに違いない。小人閑居して何とやら。
そう思えば忙しいのも悪くないかもしれないような気がする。(←自己暗示)



秋の果物を食べるときいつも思うこと。

色々な果物を詰めてあるパックを目の前にした時、食べる前にまず頭の中で「甘い順」を考えるものだが、迷う場合がある。

もしパックの中身が柿、林檎、メロンだったら、まず間違いなく「林檎・メロン・柿」の順番に食す。甘くない方から食べた方が全部を美味しく戴けるし。

でももし柿、巨峰、パイナップルだったら。
酸味が強いから、まず最初はパイナップル。問題はその後だ。
巨峰と柿はどちらがより糖度が高いのか。いや、問題は糖度だけではない。
柿に渋が少しでもあれば、とか、巨峰の皮の渋みが口に残る場合、とか、そういった色々が頭の中を巡る。どちらを先に食べる方がより美味しいだろうか。
じーっと沈思黙考した挙げ句に、私の選択はいつも巨峰が先な訳だが。

柿と巨峰が一緒に出てくると、必ず結論は巨峰が先で、次は逆に食べてみようと思っていても、その「次」の機会にはそんな事は忘れているのでやっぱり巨峰を先に食べている。

秋の「迷う果物組み合わせ」ナンバーワンとして、ここ数年私の中で君臨している。
まあ、他の季節は他の果物で迷い悩む訳だが。

・・・テレビ番組で昔、果物の糖度を測るような実験をやっていたような気がするけれど。でも糖度だけではなくて、苦みとか酸味とか渋みとかあるじゃない。そういうの込みで、アンケートなども盛り込んで「これが美味しい順番!」なんて、やってくれないかなあ。



2003年11月12日(水) 愚痴か文句。

もひとつ仕事が増えた。
・・・はっと目覚めて夢だと気付いた。
という夢オチを切に希望。
これ以上はもう勘弁して欲しい。

いや、でもまだ何とかなるか?
通勤時間を使って構成を頭の中で詰めておけば短時間である程度一気に仕上げられるし。後は寝てる間に夢の中ででもシミュレーションしておけばいいしー。
うん、出来なくもない・・・かも。

「出来なくもない」ことは、出来るはずのことだ。(←自己暗示)






現在の事態は、つまるところ無能な元上司A(降格済み)の尻拭いの一つなのである。
これを総出で連日残業し、自分たちの元々の仕事と平行してやっている訳だが、肝心の元上司Aは、のうのうと体調が悪いだの歯が痛いだの頭が痛いだの目がおかしいだのと言い訳をしては気儘に休暇を取っている。

しかも彼が取っている「有給休暇」は、どう勘定しても彼の持っている1年の総有給休暇日数より多い。

こういうのを、面の皮が厚いと言うのか・・・。ちょっと目からウロコが落ちた思いである。
今まで私が「面の皮が厚い」と思っていた事例は、実は全然面の皮は厚くなかったのだな。世間知らずであった。


彼の貰っている給料については、ドブにお金を捨てるようなものだが、まあいい。
しかし彼によって周囲の時間がどんどん消費される訳で。周囲の勤務時間は只ではない訳で。その損失額はおそらく彼の2倍程度の給与額に匹敵する。
金銭面の問題は、まあ雇っている会社の損失なので、自業自得だ。損をしたくて雇っているのだろう。

しかし働いている者にとっては、損をしたい会社のために過重労働をしている割り切れなさがある。
更に。そのような業務は哀しいことに各個人の「業績」には全く繋がらないので、個人レベルでの時間の喪失にもなっている。
みな顔に疲れ窶れが目立つようになってきた。顔色の悪い人が増えた。
やりがいも達成感も無く、仕事は増殖する一方。これで生き生きしろというのは無理というものだろう。大丈夫かなあ、みんな。
実は彼が入ってきてから既に数人、彼の尻拭いとお守りばかりすることに疲れ果てて辞めている。



いい加減、クビにしてもいい頃じゃないか?



2003年11月11日(火) 自己暗示。

仕事でちょっとばかり大変な事態が突発した。

ここ数日で仕事が倍増した。しかも緊急だ。

やるだけやって、後は運。
人事を尽くして天命を待つ、だけ。

ならば絶対大丈夫。
最強の星の真下で生きているのだから。
気力振り絞って頑張って、出来ない事なんてあるものか。



大丈夫。あと少し。
・・・絶対何とかするぞ。



2003年11月10日(月) ささやかな幸せ。

本日気付いた新事実。

熱を出すと頸を痛める。

そうか、熱と首の筋違えには相関関係があったのか。
眠るときの姿勢が悪いのかなあ。
でも寝違えるというより、いつも昼間仕事をしているうちに段々痛くなってくるのだけれど。
筋力の問題か?


今日は随分と冷える。
寒い寒い寒いったら寒いよーっと呟きながら、冷たい雨の中を足早に午前様帰宅したら、私のベッドの上にどどーん!と暖かそうなとてもぶあぶあと嵩張る豪華羽毛布団が出してあった。

親の配慮が身に染みる。お母様ありがとう。

ああ、暖かい寝床って、どうしてこんなに幸せなのだろう。
明日布団から出たくなくなる事間違いなし。
・・・休めないのだけれどね。



2003年11月08日(土) 選挙。

さて、明日は選挙だ。

今回の選挙における私のコンセプトは、「国民の安全を守るつもりのある人を選ぶ」。

政治屋って、本来そのためにいるのでしょ。
政府って、本来そのためにあるのでしょ。
だからこそ大きな顔して人の財布から大金を強奪していけるのでしょ。

http://www.sukuukai.jp/H15enquete/index.html

ふーむ。
これを読むと、「共」と「社」の候補者には、某国に対して自国民を守るためには何でもしよう、というほどの気はないように見えますねえ。

勿論一つの事件について色々な意見、色々な立場があっていいと思うけれど、私は自国民を何が何でも守ろうという気を見せてくれる政府にしか私の税金を払いたくない。それだけ。


うーん、それにしても。
内容は脇に置くとして、神奈川は、2区、4区、8区、13区の4つ以外の選挙区には、未回答候補者がいますねえ。政治意識の低い地域なのか?それとも今回の立候補者にちょっとそういうのが混じってしまった気の毒な選挙区なのか。
このご時世、この情況にあって、この手のアンケートを蔑ろにするというのはいかがなものか。
別にコメントは必須ではないし、「その他」という選択肢もあるのだし、回答しないよりは回答した方が印象いいのに。
状況判断能力や政治的嗅覚が無いのでは、と疑いたくなる。

無回答者には「新」と「比」が多いけれど、そういうアンケートに対する回答も自分の政治的見識を語る場だという意識がないのかな。
比例代表だったら関係ないからいいや、と思っているのかな。
14区なんて全滅。誰一人回答していない。ここまで候補者が息を合わせていると、何となくここの選挙区民が気の毒な気がしてくる。

まあ首相が回答していないのは、仕方のないことなのかな、とも思う。
一応内閣の首班ともなると、下手にYes/No/その他で単純に答えて余所の国に悪用されても困るしね。




さて、そろそろ眠らないと明日起きられない。
投票の受付時間帯にずっとうつらうつらしていて、気付いたら選挙に参加しない無責任な大人になっていた、なんて事になったら大変である。
今後4年間、思う存分心ゆくまで文句をたれるためには、衆院選は絶対外せない。

投票には進んで参加、税金その他への文句は投票しなかった人の三倍言う。
こうありたいものである。



2003年11月07日(金) 誘惑。

熱発。

集中力が途切れていたのでいつもより早く帰宅した。
だから本日は午後様。
さっさと眠って明日もしゃっきり仕事だー!と心に決めていたのにそれなのに。

ついうっかりいつもよりのんびり日記巡回やら職場の人への出産祝い探しやら「友人とご飯」用の店探しやらをしてしまい、既に時刻は2時半。
馬鹿である。

でも「今日はいつもより早い」と思うとついつい油断して平日出来なくて後回しにしていたwebでの調べ物とかを始めて、結局いつもと同じ時刻だったり、或いはいつもより遅くなってしまったりするのだよなあ。

ああ、しかも本日はまだweb通信教育の英語の課題もやっていない。
ちまちま少ーしずつ亀の歩み。
今日のところは「池にはまって一回休み」てのはどうだろう。
そうだよ、熱あるし!




・・・いや、一瞬の怠け心が命取りなんだよな・・・やるか。



2003年11月06日(木) 生に真摯であること。

携帯電話はJ-PHONEを使っているので、アドレスが変更になる。

毎日少しずつメールを書いて、新しいアドレスをJ-PHONE以外の携帯電話を使っている数人に連絡した。

「11/11から」と書くのを忘れた。しまった。

もしかして早速新しいアドレスにメールを出してくれて、宛先不明!とメーラーに怒られている友人がいるかもしれない。

・・・でもまた改めてちまちまメールを送っている内に11日になりそうだしなあ。それも間抜けだなあ。

まあいいか。やってしまったことは仕方ない。地道に「ごめんなさいメール」を書こう。
きっと「相変わらず桂蘭は」と苦笑いで済ませて・・・くれるといいなあ。


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先日、柳澤桂子さんの「愛をこめいのち見つめて」を再読。

生物学の研究者として素晴らしい発想と探求心を持って精力的に研究に取り組んでいた若い日に突然の病魔におかされ、その後ずっと辛い闘病を続けながら自分に出来ることを、と、ペンを取られている方である。
病気に倒れることさえなければ、この方の研究はどんな高みまで到達出来ただろうかと思うと、関係のない私ですらとても悔しい。周囲の方はさぞや無念だったのではなかろうか。

彼女の文章には「清冽」という言葉が似合うと、著作を読むたびいつも感じる。

これは病床の彼女と病床のお友達の手紙のやり取りを元に作られた本なのだが、お友達に宛てた手紙の中で柳沢さんは細胞の分化、分裂、癌化、癌治療の種類毎の副作用が起こるのは何故か、などをとても解りやすく説明してくれている。

患者として医療の現場に何を期待するか。
この本の主題だ。
まあしかし下手な文で内容についてここに書き出すというのも、上手く表せず却って歪めそうなので止めておこう。


どの著作を読んでも、主題よりも更に心に残るのは「真摯に生きる」「精一杯生きる」という事を自分に厳しく課している彼女の、その気迫と、枯れることのない科学への情熱だ。

ピンと背筋が伸びる思いがする。


疲れた時。投げ遣りな気分の時。無気力に陥りそうになった時。
「いや、もうひと頑張り出来るはず」と思う。



もう少し頑張ろう。



2003年11月05日(水) 薫香。

今日帰宅したら、金木犀の香りが居間で待っていた。

部屋に足を踏み入れた途端に、何となくオレンジの小さな花が思い浮かんだ。

これは胸を張って言えることだが、私は鼻がいい。
例えば、私は麝香の香りがとても苦手なのだが、香水に麝香が少しでも配合されていると絶対に嗅ぎ分ける事が出来る。まあ大抵の香水に麝香は入っているけれどね。
香水を、かなりの種類立て続けに嗅いでも、その匂いを聞き分けられる。といっても2桁は無理だろうけれど。

でも空気の悪い都心で働きだして以来、平日は鼻粘膜が少し重苦しい感じが続くので、嗅覚も鈍っただろうな・・・と思っていたのだが、どうやら鼻は健在だったらしい。

甘い、だけど何処か酸味のあるような香り。好きな香りのうちの一つ。
あの花群が目に浮かぶようだ。

思いがけない友人からの贈り物は、今微かに香りを漂わせながら私室にある。
良い眠りに入れそうだ。

ありがとう。



2003年11月01日(土) ディケンズ。

今日も午前様。
ああ、今週は月曜から土曜まで延々午前様だった。
先週も日曜から水曜と金曜が午前様。
先々週も、・・・あれ、もう遠い記憶で思い出せない。



そういえば先週の土曜日、ホンの少し仕事した後、気力を振り絞って宝塚花組の若手公演を観に行った。
翌日曜日は、眠っていたらいつの間にか一日が終わってしまったので日記を書かなかったのだった。

演目はディケンズ原作の『二都物語』。

ディケンズ。
最初『クリスマス・キャロル』を読み、それが面白かったので興味を持った。
父の書棚に置いてある名作全集にディケンズが入っているのを見付け、その中から次に選んでチャレンジした『デイヴィット・コパフィールド』を読みこなせずいきなり挫折し、読むのをやめた。
中学校一年生。あの頃私は若かった。ふ。

その後、高校生になってから洋書の『クリスマス・キャロル』にチャレンジし、(少し)古典のイギリス英語に歯が立たずたった4頁でディケンズ二度目の挫折をした。
あの頃既に英語は私にとって、はっきりきっぱり「出来ない科目」だった。チャレンジと無謀の違いを知ることになった一事である。くう。

閑話休題。まあそんな訳で、当然『二都物語』も読んだことがないのだが、今回劇で見たストーリーはツッコミどころ満載で楽しかった。面白そうなので是非原作を読んでみようと思う。三度目の正直。今度こそ。


ストーリーのツッコミどころを脇に置けば、劇の方はなかなか良かった。
1人・・・研1か研2の人なのかなあ・・・声量が全く無い人がいたのが妙に目立っていたけれど、他はどの役の人もいい雰囲気醸し出していたと思う。

若手さんの公演はどうやら「歌」「踊り」よりもどちらかというと「芝居」の要素が強いようだ。まあそんなに沢山観ている訳ではないので誤解かもしれないが。
本公演のような賑やかな華やかさは無いけれどこれはこれで愉しい。



さて、今週もようやく終わったことだし、そろそろ眠ろうかな。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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