最強の星の真下

2003年03月31日(月) ドライマンゴー探索。

7Dのドライマンゴー、本日は見付からなかった。

せっかくだから他のメーカーにチャレンジ!と思い、いかにも7Dのコピーっぽいパッケージのドライマンゴーを買ってみた。

コピーっぽいのに一番高価い。
100gで380円(税別)もする。
他のメーカーはもっと安いのに〜。
しかも成分見たら、このコピーっぽいのだけ「黄色○号」と着色料の記載がある。

しかしコピー商品だとしたら、味も似ているのではないか?
という期待の下、コレを第一選択とした。

・・・割と美味しいのと砂糖じゃりじゃりのとが、一袋の中に混ざってる。
何か嫌。

明日は更に別のメーカーにチャレンジしてみよう。



今日は頭痛につきこれにてダウン。



2003年03月29日(土) ドライマンゴーに取り憑かれる過程。

眠い。
お腹具合悪い。
固形物食べると下す。

以前、食べても食べてもお腹下して体重減り続けた事がある。
過労とストレスが原因で、3ヶ月くらいで20kg近く落ちて骨皮筋になった。

適正体重だったのに20kg近くも落ちる肉がある、というのもちょっとした驚きだったが、骨皮筋と内臓、脳味噌、血液って、以外に重いものなんだというのも発見だった。
いや勿論まだまだお肉も付いていたのだろうけれど。

しかしあの形状はしみじみ醜かったなあ。

二度とあんな風にはなりたくないので、こういうお腹具合の時はしっかり休養しなくては。


それにしても。
お腹具合が悪い時ほど、油菓子や乳製品、消化に悪そうな烏賊燻製やらサラミやらを食べたくなるというのはこれ如何に。
先日まであんなに取り憑かれていたお粥も、こういう時にはさほど魅力的に思えないのも、まあ現金と言うか何というか。

食べない方がいい、という物ほど食べたくなるのが人情なのである。
食べた後のしっぺ返しが怖いので食べないけれど。

そういえば、最近取り憑かれそうになっているドライマンゴー。
あれも食べたい。

今までドライマンゴーは、あまり美味しくない物しか食べたことが無かったので、私にとってそんなに執着する食べ物ではなかった。の、だが。
母の知人がお土産にとくれたドライマンゴーが実に美味しかった。
早速web検索で調べてみたら結構評判の良いドライマンゴーらしく、嬉しいことに日本でも売られているらしい。

そして現在「あのドライマンゴーをもっと食べたい熱」がじわじわと沸き上がり中だったりする。

7Dのドライマンゴー、探しに行こう。
来週、お昼休みにデパート地下食品売場覗いてみよう。
お腹具合が治ってなくてもあれ食べたい。

繊維質だからお腹にいいハズだ!
という自分に都合の良い理屈を振りかざして、こういう時は素直に取り憑かれるべし。
何か一つの物を食べたい時は、身体がそれを必要としている時なのさ〜。

ドライマンゴーはカルシウムが豊富らしいし。
苛々解消にも最適だね。
よし、来週はマンゴーだ。決めた決めた。



2003年03月27日(木) 選挙。

岡崎知事が・・・引退。

大ショック。

長野や大阪、東京のように知名度で知事選んだ都道府県は大変よね〜。
その点私たちのところは人口が多くて米軍基地も複数あって政令指定都市まであって、実に苦労の多い地区の割には県政も堅実だし、良い知事がいて安泰安泰。

と思っていたのに。
相当他県に対して優越感持っていたのに。

引退〜〜っ?!
調べたら、昨年末にはもう辞意を表明していたのね。
岡崎氏、70で引退、と決めていたのかしらん。


ああ・・・もう駄目だ・・・。
田島陽子なんていう知名度だけのヒトが立候補してるし。
ついにここも大阪、長野の仲間入りか・・・。
これまで最高に良かったのに。
ここ、実は結構貧乏県なのに。これまで岡崎氏が地味〜に堅実に県政をやってくれていたのに。あんな派手好きが来たらお終いだ・・・。


やっと選挙で「無駄遣い大好き派手好きヒトの金で自分が威張るの大好き出たがり市長」がすげ替えられて、県・市の両方とも良くなって、暮らしやすくなるだろうと期待していたのになあ・・・。



2003年03月25日(火) 投資信託。

そういえばネットトレーディングの話。

ようやく投資信託に手を出した。

・・・手数料が高い・・・。
しかも手数料に消費税掛かるし。
手数料って消費なの?本当に消費なの?何を消費してるの?
時間外にキャッシュディスペンサーでお金を引き出す時と同じ疑問が湧く。

投信は手数料が掛かるので、購入した分がプラスマイナスゼロになるには基準価格(投信一万口当たりの価格)が300円くらい上がらなくてはならない計算である。
買ったその瞬間からいきなり大きくマイナスというのが微妙に心理的に堪える。

300円。値動きのグラフを見ると、300円上昇って結構大変そう。
ここしばらく基準価格の動きをぼーっと眺めていたけれど、一日に何百円も上がったり下がったりし始めたのは戦争が始まってからである。
常時は、数十円の動きで上がっては下がり、上がっては下がりを繰り返しながらじわじわ上がる。
当然、下がっては上がり、下がっては上がりしながらじわじわ下がる、いうのもアリなのだが。


なるべく下がった値段で購入して、なるべく上がった値段で売る訳ね。
そうしないと300円以上の値動きを掴むのは難しいのだね。
なるほど。


びくびくしながらのチャレンジで、私の選択は海外公社債投信と亜細亜株ファンド(ボトムアップ型)。

いきなり2つに手を出す辺り、結構短気である。
上がるにしても下がるにしても1つじゃツマラナイし。
片方下がってももしかしたら片方上がるかもしれないし。

私の調べによると「公社債」というのは安定型、「株ファンド」というのは活発型で、経済不安が大きい時には「公社債」に資金が流入して経済が活性化している時には「株」に資金が流入するらしい。

つまりこの選択は、じゃあ両方持ってれば片方悪いときに片方良いってこと?
と短絡した結果である。

日本の公社債には手を出す気全く無し。
日本株ファンドに手を出す気も全く無し。
日本のって、情報操作とかそういった手段で理不尽な動きをしそうな気がして嫌だ。いや単なる偏見だけれど。
インデックス投信というのはよく解らないのでパス。いや仕組みは何となく解ったけれど動きが想像不能だ。これはもっと想像力を鍛えてから。


出来れば「株ファンド」は亜細亜だけではなくて欧州と亜米利加のものも買いたいなあ。
それだけあちこちのを揃えれば、上がったり下がったりの一喜一憂が愉しめそうだ。

・・・下がったり下がったりの憂慮ばっかり、という非常にイタイ状況になる可能性大だが。

さてどうなることやら。



外貨の方は現在プラス5千円ナリ。



2003年03月24日(月) イラク戦争に関して思うことその3。

<続き>

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欧羅巴の思惑について

言うまでもなく、欧羅巴は中東と地続きだ。
私の生まれ育った日本は島国なので、余所の国と地続きである、という感覚は本当のところよく解らない。
が、まあ乏しい想像力を駆使してみる。

仏蘭西は、湾岸の時も攻撃の正当性について疑問を提示した。その後仏蘭西は、イラクの原油を有利な条件で輸入することに成功した。
今回の亜米利加の侵攻で、この利権が危機に晒されている。
これが、今回攻撃に反対した理由の一つになり得るだろうか?

・・・違うような気がする。
どちらかと言えば、自国と地続きであるイラクに米軍が駐留する事を警戒している様に見える。
仏蘭西は軍事大国だ。
だからこそ、近くに(まあそんなに距離は近くないが)他の軍事大国の軍が駐留する事に敏感に反応するはずだ。
しかも経済面でドルに対抗するため少しずつ勢力固めをしている最中であるEUの主要メンバーだ。欧羅巴に亜米利加の勢力が伸びる事を警戒するのが当然だと思う。
独逸にとっても同じ事が言える。

今回の亜米利加の開戦に向けたゴリ押しは、正に「無理が通れば道理が引っ込む」系の手法だった。国際協調なんて知ったことか、という気配が芬々としていた。
だから仏蘭西には、攻撃採決に反対する正当な根拠が充分にあった。仏蘭西の反対は「洗練されたまともな大人の姿勢」であった。実に欧羅巴的であり、道理に叶った反対姿勢だったと私は思う。
にもかかわらず亜米利加は、「悪の枢軸に味方する悪の手先・仏蘭西」、「亜米利加に賛成しない仏蘭西は亜米利加の敵」、という子供染みたアジテーションを強引に行った。しかも驚くべき事に、それが各所、特に亜米利加国内に浸透した。
アジテーションの標的は専ら仏蘭西だった事もおかしな事の一つだ。
が、独逸は東西統合後の不況から未だ立ち直れていないので、仏蘭西が欧州大陸内で一番の強国と言える。ここに、EU最有力国を叩いておく、という亜米利加の意図が感じられる。

欧州の人々は、現在も正当に仏蘭西の反対姿勢を評価しているのではないだろうか。反戦云々もさることながら、国際社会のルールを尊重する側だから。
査察を完全に行って、証拠が出た時には攻撃する。もしきちんとこのような手順を踏んでいれば、欧州で反対する人は、案外少なかったのではないか。ルールを遵守しない国にペナルティを与えるのは、大人にとって当たり前だから。

なのに、ワザととも挑発とも思える強引な方法で、亜米利加は開戦に踏み切った。
ここにも、何かしらの意図を感じる。
もしかすると、EUの無力を印象付け、地球で最も強い国は亜米利加、というデモンストレーションを弱小諸国に対して行うためのゴリ押しだったのではないか?



欧羅巴の国で亜米利加に同調している大国は、中東から非常に遠いスペイン、海を挟んでいる英吉利だ。
英吉利はEU共通通貨であるユーロ圏にも入っていない事からも、欧州大陸と一線を画しているように見える。同じEUの一員、というよりは、仏蘭西、独逸等EUの中心国と競り合うような気配がある。ユーロ圏に入らなかったため、英吉利には「ドルに対抗するユーロ」の発展、という視野もないはずだ。

今回あれだけ国民の反対があったにも関わらず亜米利加に同調したについては、他のEU諸国に対してアドバンテージを獲れる何かがあったからとしか思えない。
EU有力国仏蘭西が叩かれ、亜米利加に反対したEU諸国の無力がアピールされれば、亜米利加に加勢した英吉利の立場は総体的に上昇する。
EU諸国の最上位国として受け入れられるかどうかは疑問だが、米国に次ぐ、「第二位国・英吉利」の評価を獲得する事は可能だろう。そうなればポンドがユーロよりも強くなり、経済的利点が出てくるのかもしれない。
彼らの構想はジャイアン/亜米利加、スネ夫/英吉利、のび太/日本というポジショニングかな。



開戦後、仏蘭西は亜米利加との関係修復に努める発言をいくつもしているようだけれど、あまり効を奏することはないような気がする。
議論をワザと「自国に対する敵対」と見做したり、正論を「悪の味方」と決め付けて見せたり、そういう亜米利加のやり方には、仏蘭西と友好関係を保とうという姿勢が全く感じられない。
というより、どちらかと言えば悪意を感じる。



私は、今回の件について、仏蘭西と独逸の対応が国際ルールに鑑みて正しかったと思う。仏蘭西と独逸の警戒も正解だったと思う。私は彼らに賛成する。

・・・でも今回、欧州の中で「利を拾う」国は、英吉利なんだろうな、とも思う。私の大嫌いな言い方で表現すると、「勝ち組」。



違反品の生物兵器やその他諸々が、イラク国内で見付からなければいいな、とちょっと思う。
そうすれば攻撃軍は勇み足を全世界から非難されて勢力を削がれるし、今後の戦争についても厳重な国連の了承が無ければ絶対出来ないようになるかもしれないし、でも日本は亜米利加に恩を売っているからその恩の分だけ北朝鮮から保護して貰えるし。
まあ日本も一緒に評判ボロボロ国際的信頼度ゼロになるだろうけれど。戦争抑止に繋がるならそれでもいいじゃないか。うん。




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反戦運動について思うこと

反戦〜!のーわー!と叫んでいても、攻撃される時はされるのだ。
北朝鮮が理屈で説得できる国だ、と思っている日本人が、そんなに沢山いるのか?
反戦〜と叫んでいる日本人は、北朝鮮を正論で説得出来る自信がそんなにあるのか?
理不尽にミサイルを撃ち込まれたその時に、のーわー!と叫びながら指をくわえて2発目、3発目を喰らって死ねるのか?侵略の軍隊が上陸してきたときに、親が、兄弟が、友人が殺されるのを、のーわー!と叫びながら手を出さずに見ていられるのか?自分が殺されるときに、のーわー!と叫ぶだけで反撃もせずに死ねるのか?
私はそんなのは嫌だ。

勿論、私は戦争には反対だ。
仕方のない死なんて、尊い犠牲なんて、無いと思っている。
国家に無辜の民が殺されるなんて冗談じゃない。
小市民だって一生懸命生きているんだ。その生活を奪う正当な権利なんて、誰も持っていない。

しかし、現実に、争うのが人間の本質の一つとしてあるならば。
戦争を無くすためにするべき事、今起こってしまっている戦争に対してするべき事は「のーわー!」と叫んで自己満足することではないと思う。
そこには、「戦争反対!」という単なる感情しかない。感情で叫ぶのは幼児だ。これでは「政治」の場で通用しない。大人は幼児の意見で政略を変更することは無い。
「みんなが反対すれば叶うはず!」そんな事はあり得ない。戦争により得をする存在がある限り、そしてその存在が大きな力を持っている限り、「みんなが反対する」状況は実現しない。



如何にして戦争を回避するか。
どうやって事態を丸く収めるか。
戦争のデメリットを当事者達にどうやって認識させるか。
戦争を起こさないために、前もって何をすべきか。
家族が、友人が、自分が軍隊に殺されるような状況を回避するために何をすべきか。

「方法」を提示して初めて、同じ土俵に上がれるのではないだろうか。
具体的方法によってこそ「反対」の声が取り上げられるのだと思う。

例えば、戦争をする亜米利加に対して、「反対!」の意志を表明するのであれば。
まあ稚拙ではあるが喩えとして。
開戦をしたがっている彼らには、経済的な目的がある。
→「亜米利加が石油を獲ることで得をする企業」をリストアップする。
→それらの企業に対する不買運動を反戦運動の一環として展開する。
→各企業が大きな不利益を被り、戦争が自分たちの利益に結び付かないと感じる。
→企業団体が政府に対して戦争反対の圧力をかける。
とか。
・・・・・・・・・。
まあ、感情論では無く計画的に運動すべき、という話なので、具体案のレベルの低さには目を瞑るという事で。

起こってしまった戦争に対しては。
そういう事態に至ってしまった時に重要なのは、犠牲を最少にすることではないのか?
どのような展開が最も一般市民にとって犠牲が少なく済むのかを考える方が建設的・人道的だと思う。
今回の事態では、短期で終息させる、というのが重要だろうけれど、亜米利加はHusseinを捕まえ、生物兵器などの違反品を見つけるまで絶対止めない。
ならばHusseinを早期に捕まえるために、イラク内で密告を募るとか。
開戦後に現地に残っている人間の盾などは、その滞在地域を攻めにくくする分、却って早期解決の邪魔をして被害を増やす可能性があると思う。
長引かせて一般人の被害を大きくし、亜米利加に非難が集まるようにしようというイラクの目論見に益する行為だけれど、盾本人達がイラクに味方しているのであればまあ仕方ない。
人の考え方はそれぞれだから。
しかし開戦後現地に残った「盾」を「反戦活動」として括るのは、どうも抵抗がある。それはちょっと違うだろう、という気がするのだ。



起こりそうな戦争に対して叫ぶのではなく、戦争を起こさないために。「戦争が起こりそうな状況」こそを回避するために。
軍備による抑止力だろうが、教育システムだろうが、金銭・権力だろうが、どんなものでも全てを駆使してでも。
戦争を減らす。戦争を起こさない。
どうやって減らすか、どうやって無くすか。それこそ考えるべき事だろう。



反戦って、そういうものではないのかなあ。




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3/22〜3/24の3日分のスペースに3分割して、3日24日にアップ。

一日分として書き込める分量は「原稿用紙20枚まで」ね。
忘れないように書いておこう。
・・・A4で20枚じゃないのか・・・。



2003年03月23日(日) イラク戦争に関して思うことその2。

<続き>

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小泉氏の思惑について

小泉氏の亜米利加への賛意表明は異様に速かった。
国連決議を云々し、国民に対してなかなか国としての旗幟を鮮明にしなかったのに、決議が無い、となった途端の賛意表明である。国民にも議会にも説明なく取られた行動だ。
何か嫌な感じである。実に感じ悪い。

何故あんなに速かったのか。
亜米利加に尻尾を振るため。とか、何でも亜米利加の言う通りにしておかないと後が怖いから。とか、日本にとって「国際社会」は亜米利加だけらしいし。とか。

実際、小泉氏、「後から賛意を表明したのではあんた誰?という事になる」と言っている。
しかも開戦後、ブッシュと電話会談までして念入りに賛成、亜米利加の武運を祈っている。

亜米利加にそこまで胡麻を摺る理由は何か。
まあ、現在のところ、北朝鮮しかないと思う。北朝鮮問題があるからこそ、こんなに胡麻を摺っているのではないか。
理由もなく、国民の非難により自分の政権を危うくしてまでこんなに亜米利加に擦り寄っているのなら、それはただの馬鹿者だ。
小泉氏は国民の支持があるからこそ総理の座に居られるのだ、という事らしいから。
唯一の武器を失うかもしれないのに、何の重大な理由もなく戦争賛成の意思表明を、あんなに速く行う訳がない。
そしてその理由は、国益に絡んでいない訳がない。
・・・というか、日本の政治屋が、そこまで計算の出来ない馬鹿ぞろいだと思いたくない・・・。
彼らは利害に敏感だから、その程度の計算はするだろう。



現在、「悪の枢軸」と目されているのはイラクと北朝鮮。どちらも独裁政治と見做されている国体である。
片割れ、イラクへの侵攻は既に始まった。
大方の予想によれば、まず亜米利加の敗戦は無い。

しばらく前に、北朝鮮が亜米利加を交渉の場に引っ張り出そうと裏で画策したというニュースがあった。しかし亜米利加に軽〜く蹴られた。
「亜細亜の事は亜細亜で。周辺国との協調こそが北朝鮮には必要だ。周辺国と話し合いをすべきだ」

彼らは威嚇として、ミサイル発射を何度も執拗に繰り返した。しかし亜米利加側は無視。
それどころか、米韓合同訓練などにより、威嚇され返している。

北朝鮮にとっては、「ミサイルで威嚇すれば話し合いの場に付かせられる。いつもの強請でゴリ押し出来る。援助を取り付けられる。力をちらつかせればいつも思う通りに出来たのだし」こんな計算があったのではないだろうか。
しかしブッシュには通用しなかった。
ブッシュと金正日。どちらも俺様大将な存在である。オレサマ同士の競り合いでは、絶対に国力のある方が勝つ。

イラク戦が終息すれば、次は自分たちだ。と、北朝鮮は思っているだろう。
何としてもその前に亜米利加を交渉のテーブルに付かせたいと思っていてもおかしくない。
彼らがそのための威嚇にどんな手段を使うのか?

日本に何発かノドンだかテポドンだかを打ち込む。
これが一番効果的だと思う。
何故なら、お隣韓国と異なり、日本は他国への出兵が出来ない。だからミサイルを何本撃ち込んでも反撃される心配がない。
韓国にそんな事をすれば、あっという間に報復されかねない。韓国には地続きの利もあることだし。
日本は、他国(つまり亜米利加)に泣きついても、自分たちの代わりに戦争してくれ、とまでは言えまい。しかし亜米利加も日本の被害を笑って眺めてはいられない。安保もあるし。彼らにとって日本は軍事的に重要な拠点でもあるし、財布でもある。万が一にも北朝鮮が「豊かな国・日本」に出兵したら大変である。
だから、戦争自体は回避され、日本に泣き付かれた亜米利加が話し合いの席に付く。
・・・とまあ、こんなシチュエーションを想像する。

北朝鮮が亜米利加と交渉したがっている今、亜細亜で最も北朝鮮の危険に晒されている国は日本だ。
なのに、肝心の我らが日本は、北朝鮮がミサイルを発射しそうかどうか、という情報の供給まで亜米利加に頼り切っている有様だ。

『北朝鮮が保有する弾道ミサイル「ノドン」の発射基地周辺で車両の移動が起きていることが13日、分かった。・・・(中略)・・・この情報は、北朝鮮が10日に発射した地対艦ミサイルの着弾地域に航行制限を出した7日以前に米軍から政府に伝達された。【日経新聞社】』

『今回、米軍から提供されたのは、北朝鮮の発射基地周辺で軍車両が燃料用ドラム缶を搬出したという情報。「単なる挑発行為。いちいち反応したら思うつぼ」(防衛庁幹部)との声もある。【毎日新聞】』

『沖縄県の米軍嘉手納飛行場に21日午後、米国ネブラスカ州オファット基地所属のRC135S電子偵察機(コブラボール)が再び飛来した。イラク戦争中、北朝鮮による弾道ミサイル発射準備などの挑発行動を警戒するとみられる。・・・(中略)・・・コブラボールは弾道ミサイル警戒の専用機で、米本国に3機しかない。先月15日に同飛行場に飛来し、北朝鮮の動きを警戒していた。しかし2日に北朝鮮の戦闘機に異常接近され、約20分間にわたる追尾やレーダー照射などの挑発行動を受け、4日に米国に戻っていた。【中村宰和/毎日新聞】』

情報後進国日本に、自力で未来を切り開く力は全くない。
自国を守るための情報収集すら出来ない国に、自立は有り得ない。
軍備を殆ど持たないのに、戦争に巻き込まれないようにするための情報収集すら出来ないなんて、そんな国は独立国家ではない。
今、日本は、非常に差し迫った北朝鮮の脅威に対して、何としてでも余所の国である亜米利加に庇護して貰わなくてはならないのだ。
米本国に3機しかないような貴重な機体を亜米利加が派遣してくれる程に、日本攻撃の危険は差し迫っているのだ。
日本人に出来るのは、この危機が回避されますように、と祈る事と、亜米利加に私たちを庇護して下さい、と縋る事だけだ。



欧羅巴には、日本を庇護する力も、日本を庇護する義理も、大義名分も何もない。
欧羅巴は北朝鮮の危険に直接晒されている訳でもないし。
となれば、日本にとって今大至急強化しなくてはならない「友好」は、亜米利加以外に無い。
他に選択肢は無い。他に今「日本を助けてくれるかもしれない国」は無いのだ。

でも現在小泉氏は、「日本を攻撃する北朝鮮の脅威に備えて、今亜米利加に賛成しておくんだよ」ということを、はっきりと明言できない。漠然と「北朝鮮の脅威のため」と言っても、日本人の多くはイラクに夢中で、自分たちがそんなに緊迫した攻撃直前状態に晒されている自覚がない。
しかしはっきりと北朝鮮が攻撃するから、などと言ったら彼らがどんな難癖付けてミサイル打ち込んで来るか分からない。
小泉氏、かなり苦心してるんだろうな・・・。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射したら、日本は経済制裁に踏み切る方針。なのに、北朝鮮政府高官に「制裁は宣戦布告と同じ」と言われたから、「北朝鮮を刺激すべきでない」という意見まで出ている。というニュース。
どうしてそこですかさず、「であれば、貴国の弾道ミサイル発射を我が国は宣戦布告と見做します」と切り返さないんだ。
どうしてそこで開戦の口実の一つを北朝鮮に与えたまま引き下がるんだ。
これは外交上の大失点だろう。何故それを指摘しない。一体どこまで阿呆なのだ。
切り返さなかった以上、弾道ミサイルを撃ち込まれても、報復として経済制裁を実施したらこちらが宣戦布告をしたことになってしまうのだ。
経済による抑止という手札も半分無効にされて、日本に対抗手段が他にあるとでもいうのか。

こんな国である日本が、今、「反戦のために亜米利加に荷担するのを止めろ」という声に耳を傾ける訳がない。そんなことをしたら北朝鮮の思うつぼである。
いいように亜米利加への脅しに使われ、痛めつけられて、「豊かな国・ニッポン」に対して北朝鮮が欲を出せば一時占領までされて、亜米利加との交渉で渋々一部を日本に返還、一部は自国の領土にしたまま事態終息。
起こり得る最悪の事態は、こんな感じかな。



今、このイラク攻撃は、北朝鮮から守って貰う為に亜米利加に恩を売る最大のチャンスだ。しかも、恩を相当高く売れる。

何故か。
亜米利加に味方が少ない。というのも一因だが、それよりもっと大きな理由があると思う。
亜米利加には今お金が無いから。
世界のキャッシュディスペンサーとしての日本は、今の亜米利加にとって大変大きな利用価値があるはずだ。
つまり戦争終息後の事後処理、復興支援のスポンサーとしての価値である。

既に日本も、今回の件については戦後のイラク復興支援で全面的に協力する、と宣言している。
不渡り一歩手前状態にある、お金のない亜米利加が安心して戦争に踏み切れたのは、この、いくらでもお金を吐き出す打出の小槌が懐にあったからではなかろうか。
どうしてもHussein政権を交代させたい。でもお金がない。でもでも今がチャンスなのに。
そう思っていたブッシュに、日本の協力申し出は非常に当を得た援護射撃だったろう。

・・・しかしねえ。
本当に日本は打出の小槌なの?亜米利加はそうだと信じているようだけれど。
既に国債発行額はGDPと同額、100%の亜米利加も相当な財政難だが、日本はGDPの120%。亜米利加に輪をかけて酷い財政難なのに。
健全財政がGDP額の60%程度、だそうだから、日本は健全状態の倍の負債を抱えている訳だ。
そいえば日本、つい先日も一般向けに国債を発行してましたね。午前中完売、とか言ってましたね。
・・・一般市民、どうしてこの状態の日本の国債を買う気になるんだ・・・。
私にはよく解らないが。私だったら絶対に買わないが。

閑話休題。
打出の小槌・日本は、亜米利加の期待に応えて何処からか資金を捻出するのだろう。
何処から?そんなのは決まっている。税金だろうね。
そして日本は、高く売りつけた恩を北朝鮮からの防護ネット・亜米利加に返して貰うのだろう。
ボディガードを、代価を払って雇うのと全く同じことですな。
そうでもなければ、自国の危機でもないのに余所の国が自国民を危険に晒してまで守ってくれる訳がない。

その結果、日米関係は「今が最良の時」とまで言われる状態になっている。
小泉君は、巧いこと日本を北朝鮮から守って貰う暗黙の約束を亜米利加から取り付けたと言ってよいだろう。
だからこそ亜米利加も3機のうちの1機を日本に派遣してくれているのだろう。



今、日本で反戦運動をするのであれば、イラクよりもまず自国内で起こりそうな戦争に対して、その戦争を回避する為に運動しなくてはならないのではないか?

自国でイラク攻撃反対!と叫んでいる人達。どうして自分の頭の上の火の粉を払おうともせずに、遠くの火の粉を払おうとしているのか?
勿論、今自分たちが全く安全なのであれば、余所の国の火の粉を払おうとするのは良いことだと思う。
しかし、今こんなに日本の状態が緊迫しているのに、どうして余所の国の事ばかり心配しているのだろう。
自分たちの国が攻撃される危険が非常に高まっている、という事実は怖くて考えたくないから逃避しているのか?
自分たちの危険は誰かが何とかしてくれるから、自分たちは余所の国の事を心配していればいい、と思っているのか?

私にはよく分からない。



それにしても。
亜米利加は自国民に対して、国内海外を問わず、テロの危機が高まる度に危険度の色表示と共に警戒を呼び掛けている。亜米利加系企業は政府からのアラートが出る度に、亜米利加人だけでなく全社員に対して警戒を呼び掛けている。亜米利加系企業の社員であることが判るような物を持ち歩くな、とか。
なのに日本は国民に対して全くと言っていい程警戒への呼び掛けがない。

これは一体どういう事だ。
連続テロの時だって、日本は標的の一つに入っていたというのに。
今回だって攻撃側に諸手を挙げて賛意を表明しているのだから、当然主要テロ対象に入っていると思われるのに。
在米日本大使館のwebサイトにも日本人対象のテロに対する警戒云々は書かれていないようだ。テロ対策の具体例として亜米利加政府のwebページを紹介しているけれど。
・・・それって、まさかもしかして亜米利加を対象にしたテロに巻き込まれた場合しか想定していないんじゃないのか・・・?



日本政府、日本国民をテロの標的から守らねば、と、ちゃんと考えているのか?
まさか「そういう事態は考えてません」「国民への警告の必要は無いと判断しています」とか、そんな夢の世界の住人のような事、言わないよね?

実に心配だ。ありえそうで。




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<3/24に続く>



2003年03月22日(土) イラク戦争に関して思うことその1。

-最初に-

初めに宣言しておく。
私は戦争が嫌いだ。ささやかに頑張っている小市民を国家が殺すなんて許し難いと思っている。ささやかに頑張っている小市民に人を殺させるのも許し難いと思っている。
私はブッシュが嫌いだ。オレサマお山の大将と本当に信じている辺りが最低だ。
私はフセインが嫌いだ。ふんぞり返った小心者。しかもやること為すこと頭悪いし。人を死地に追いやって平気らしいのに、自分は死ぬのが怖くて影武者30人だし。
私は小泉氏が嫌いだ。経済政策、痛みの伴う改革とか言っておいて、いつの間にか「痛み」の意味がすり替わっているじゃないか。詐欺だ!・・・いや最初から支持していなかったから厳密には詐欺じゃないのか。騙されてないし。



嫌いだけれど。

色々な理屈や計算で物事は動いている訳で。
今回の戦争に関連した「色々な理屈や計算」について、私が読んだ限りのニュースや評論で気になった点、それらを小市民的に咀嚼し小市民的に解釈して思った事、感じた事などを、書いておくことにした。
はっきり言って大した量の文章を読んでいる訳ではない。
毎日お昼休みに20分位webニュースをチェックする程度。たまに書籍の評論を読了する程度。
そんな小市民だけれど、それでも事情が判らないなりにあれこれ考えるのだ。

湾岸の時も、全然判らないなりにあれこれ考えた。フォークランドの時もそうだった。
今思えばそういうお子様な思考の結果でもいいから書いておけば良かったと思う。
書いておいて、今読み返してみたかった。

だから、今回は書いておく。
本当はもう少し早く仕上げたかったのだけれど。
ニュースや報道された事実らしきことを延々羅列したりいきなり想像だったり。だらだらと纏まらないまま、ひたすら長い駄文が出来上がった。
でも羅列した事実も、沢山ある報道の中で今の私が興味を持った部分なのだから、そのまま書いておく事にした。


〈この先この文章を読み返した時の私へ〉
でもね、こんなんでも今の私にとっては渾身の書きっぷりなの。もう忘れているかもしれないけれど、十何時間も掛かったの。時間が掛かれば良いものかって、そういう訳じゃないのは解っているけれど。




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-亜米利加の思惑について-

同時多発テロは悲劇だった。
しかしテロの後、CIAはテロの可能性を事前に察知していたのに、危険性がきちんと認識されなかった為にテロが成功した、という見方が浮上した。

何となく、真珠湾攻撃の話を連想した。
亜米利加は日本の攻撃を事前に察知していたのに必要な対策を取らなかったらしい。
そして真珠湾は日本軍によって攻撃され、多くの一般亜米利加人が亡くなった。
それによって「先に手を出したのは日本だ」という戦争の大義名分を亜米利加は獲た。
日本は日清日露で甘い汁を吸い軍国化。調子に乗っていて、しかも国際感覚に欠けていたので、「戦争の大義名分」などはこじつけておけば大丈夫なのだ、とでも思っていたらしい。更に日本は、手違いから宣戦布告が遅れる、というしくじりまで犯した。
亜米利加国民に「日本は正当性もなく、宣戦布告すらせずに他国を攻撃する狡い国だ。侵略構想に基づいて動いている危険な国だ」とアピールするには格好のネタである。
何しろ事実なのだから説得力がある。
そして井の中の蛙お子様日本は完膚無きまでに叩きのめされた。


顧みて同時多発テロ。
al Qaedaがテロの首謀者だ、と断定された。
Osama Bin LadenとSaddam Husseinについて比較すると、

『国際テロ組織アル・カーイダを率いるビンラーディンと比べ、フセイン大統領には国際ネットワークもカリスマ性もない。このため、米政府内は「捕獲、殺害が求められるビンラーディン」とは違い、権力の座から追い落とせばフセインの脅威は除去できる』と見ている。【ワシントン=菱沼隆雄/Yomiuri on-line】』

『チェイニー米副大統領は16日、米NBCテレビの番組で、対イラク戦が始まった場合、フセイン・イラク大統領を早い段階で拘束することに自信を示した。
米国は国際テロ組織アル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンを拘束できないままだが、副大統領は、「長期間、外界から遮断された洞穴での生活に耐えようとするビンラーディンのように美学のある男ではなく、宮殿に住み、ぜいたくに慣れた男は(不自由な逃亡生活には)耐えられない」とビンラーディンとフセイン大統領を比較。また、フセイン大統領がいったん権力を失えば、「自国民に殺されるかもしれない」との“期待”も示した。【ワシントン=大内佐紀/Yomiuri on-line】』

・・・であるらしい。
この二人の比較から想像すると、同時多発テロはHusseinが教唆した訳ではないように思える。
どちらの男が危険か。
これらの比較を基にすると、私にはどうもOsama Bin Ladenの方により危険を感じるのだが。

で。
Osama Bin Ladenの件はどこに行ってしまったのか?
イラクに隠れていて、イラクを制圧すれば見つかるのか?
Saddam Husseinよりも隠れるのが上手いという事であれば、たとえイラクに居ても見つからないのではないか?

で。
亜米利加で起こったテロから、イラクは危険だから討伐する、と、いきなり話が国連査察に飛んでしまった。ような気がする。

前々から非協力的だった国連査察に、イラクがより一層非協力的になった時期が怪しい、というのはある。
もしかするとBin Ladenに教唆されたのか?二人が会って話した事がある、という証言も存在するし。

「一緒に亜米利加をやっつけましょう!(Bin)」「スバラシイ!わしも常々亜米利加をなんとかせにゃならんと憂慮しておったのだよ!君とわしが組めば怖い物無しだ!わっはっはっ!!(Saddam)」なんて会話があったりして、でもSaddamは亜米利加に面と向かって喧嘩を売れなくて、微妙〜に査察の邪魔を増やしてみた。そうするうちにBinが大々的なテロを米国本土で実施した。で、前々から隙を狙っていた亜米利加に思いっ切りイラク非難の口実としてBinとの繋がりを使われて、思いっ切り槍玉に挙がってしまった。馬鹿な墓穴掘り。
・・・なんていうシチュエーションを想像した。

湾岸は完全なイラクの侵略戦争だった。
「侵略戦争を止める」これは大義名分として、攻撃の充分な根拠として国際的に通用した。
クルド人自治区武力制圧はイラク国内の紛争だった。
「人権を擁護する為に他国の内部紛争に介入する」これは大義名分としては賛否両論だったが、事が人権だけに、事後速やかに撤兵という論調で国際社会に何とか受け入れられた。亜米利加国内は賛成論調だった。

今回亜米利加は、「国連査察に協力しないのだからイラクは侵略の意図を捨てていない」を攻撃の大義名分にしようとしてちょっと滑った。
我々が受けたテロもイラクの所為だ、という論法に他国を巻き込めなかったのではないか。
実際に他国を侵略していない状態なのに「テロはイラクが元凶、悪の枢軸、攻撃対象だ!証拠は国連査察への非協力!」は開戦の大義名分としては強引というか、稚拙だと思う。
しかし何となく、「テロの元凶はイラク。先に手を出したのはイラクなのだから攻撃は当然」と亜米利加国民が思っているように見えるニュースが多く流れている。国民へのアピールとしては充分通用したのかも。
そして亜米利加政府は、国民から開戦についての賛意を取り付けた。(勿論反対も多いが、7割は賛成しているので「取り付けた」と言っていいと思う)

・・・亜米利加は、本当に、テロを防げなかったのか?
あんな地球一の情報・諜報大国が、本当に?

・・・何か釈然としない。



亜米利加は、石油を欲しがっているらしい。
実際に自国で管理する必要はなく、ただ、自国に有利な条件で原油を安定供給出来るようになりたいのかもしれない。
それが米国経済の安定に繋がるから。

現在は原油産出国の意向によって原油輸出量や価格が変化する。これは、自国経済を左右する綱(の一本)を原油産出国に握られているようなものだ。

最初、米国に都合の悪いKhomeiniに対抗させようとHusseinに軍事的経済的援助をしていたのに、そのHusseinは権力を握ってコントロールが利かなくなった。親米でない事をするようになったHusseinは亜米利加にとって使えない物、ゴミである。さっさと流さないと下水が詰まる。
だから湾岸戦争が起こったのだと思う。取り除けなかったけれど。

亜米利加は、自国への原油輸出が第二位である南米の国の新亜米利加派にも支援をこっそり行って政権を取らせようとしたらしい。失敗したけど。ベネズエラの話である。
(・・・以前日記に書いたような気がする、と思って今探したら、覚え書きのみ存在。結局書かなかったのか・・・何やってるんだ、私)

親亜米利加的な政権をイラクに樹立すれば、亜米利加は、自国経済の命綱の一本を自分達の手に取り戻せる訳だ。
そうなれば、「最強・亜米利加」を更に強力に補強出来る。
(亜米利加の国家にとって)理想的な展開である。
今度こそ、と思っているのではないだろうか。



もう一つ。つい先日のブッシュの発言。

『ブッシュ米大統領は26日夜、ワシントン市内で演説し、米国が対イラク戦に踏み切った場合、戦後の再建に努力する方針を示すとともに、自由で平和的なイラク新政権の樹立が、イスラエルやパレスチナを含む中東地域全体の平和と民主化を推進するとの考えを表明した。また、対イラク戦後は新政権の民主化支援のため、米軍が長期駐留する可能性も示した。【時事通信】』

つまり亜米利加は、中東を民主化したいと表明した訳だ。
しかし今まで親米的だった大石油産出国サウジなどは、王政だ。サウジは、王家が親米だったが市民は反米感情が比較的強いという話だ。
にも関わらずこんなコメントを出した。ということは、これはサウジ王家が反米に転じることも厭わないという意思表明でもある訳だ。

中東全域の民主化の推進。米軍の長期駐留。
イラク以外も攻める気だろうか。・・・そうかもしれない。
イラクに親米政権を樹立すれば、中東での亜米利加の親友は2国になる。イスラエルとイラク。
拠点が2つあれば、その後の中東制圧もやり易くなる。
それに何と言っても、イスラエルが擁するのはエルサレム。
2大宗教の聖地を亜米利加が押さえているのだ。これは大きい。
拠点がもう一つあれば、亜米利加はイスラエルに対して、パレスチナとの紛争の援助も容易に出来るようになる。
亜米利加の主要財閥は、その多くがユダヤ系だ。だからこそイスラエル建国に亜米利加が奔走したのだし、だからこそ亜米利加は今もイスラエルを強力に支援している。

中東の民主化後、経済による中東の支配はイラクに任せ、イスラエルは東欧羅巴、亜米利加は環太平洋圏を網羅する。友好国英吉利に西欧羅巴と阿弗利加を任せて、露西亜・中国に対しては北朝鮮と日本を足掛かりにする。
・・・もし亜米利加にこんなビジョンがあったら怖い、と思った。



『米英軍のイラク攻撃開始を受け、米上院本会議は20日、ブッシュ米大統領と英国政府を支持するとの決議を全会一致で可決した。
米議会では、それまでは対立を続けていても、いざ開戦となれば軍の最高司令官を兼ねる大統領の下に団結を表明するのが伝統となっている
この日もイラク攻撃が始まる直前まで反対を表明していた民主党のダシュル院内総務が本会議で「米国はブッシュ大統領の下に団結する」と演説、ケネディ上院議員も「われわれと同じように、多くの米国人がこの戦争に反対してきたが、今日からこの紛争が終わるまでは、われわれは団結し兵士を支持する」と表明、共和党ブッシュ政権との対決姿勢を撤回した【ワシントン共同】』

戦争が始まった途端に米国議会の議員は、戦争賛成派・反対派とも、ブッシュと英吉利を支持。
この「戦争反対派」の姿勢は素晴らしいと思う。
戦争反対派の「反対」の根拠は、攻撃の正当性(大義名分)の欠如或いは不足と、国際協調路線を捨てる事から来るデメリット、更に国庫の窮乏ではなかったかと思う。
亜米利加一国が孤立状態に陥るのは、政治的にも経済的にも非常に危険だ。
それに、亜米利加は自国の軍人に対してきちんと相応の補償をする国らしいから、兵士に犠牲が多く出ればその分遺族への補償額も大きくなるだろう。
短期・最小の犠牲で事態が終息しなかった場合、犠牲と国が被る悪評に対して獲る物が小さすぎる、という湾岸の二の舞になりかねない。
等々のリスクを考慮し、今回は攻撃を見送るべきだ、と判断、攻撃に反対したのではないだろうか。

しかし実際に攻撃を抑止することは出来ず、戦争は始まった。
戦地では、「国が送り出した」多くの兵士が戦っている。
戦争に反対していようが賛成していようが、自国の兵士を戦わせ始めた段階で、兵を死地に送り出した国の代表として出来ることは、「戦争反対」を唱えることではない。
如何にして自国の兵士の犠牲を少なく戦争を終わらせるか、を、頭を振り絞って考えるのがこの段階での彼らの仕事になる。

戦争に反対していても、実際に抑止できなかった以上、兵を送り出したのは自分たちでもある。
そういう認識と責任感が当たり前の事として浸透しているからこそ、全会一致で支持を表明した訳だ。
君たちを死地に送った以上、一人でも多く無事帰れるよう国として全面的にバックアップしますよ、と意思表示するのが、送り出された兵士に対しての、送り出した側の最低限の責任であり、礼節でもあろう。
しかし彼らの支持は言うまでもなく「戦争が終わるまで」のものである。戦争賛成派・反対派とも、戦争が終わったら即座に今回の事態を洗い直し、分析し、反省点を国政に生かすべく動くのだろう。彼らは決して経験を無駄にはするまい。日本と違って。



開戦に踏み切るまでの彼らにとって、一番の問題は、資金だったのではないだろうか。
クリントンだか誰だかの代に貯めた国の貯蓄はあっという間に使い果たしているし、国債は限度額まで発行してしまっているし、今回の戦費もあるし、このままでは資金調達に苦慮する事になるだろう。
無い袖は振れない。戦後処理に使える資金調達をどうする。
・・・これが開戦を躊躇った理由の一つではないかなあ。

国連決議さえあれば、戦後処理費用は他国に負担して貰える。亜米利加は「出兵」という負担をしているのだから、当然戦後処理の費用は出さない。
こんな心積もりがあったのではないか。

・・・しかし彼らには強ーい味方がいたのだね。




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<3/23に続く>



2003年03月21日(金) 作業中。

現在、長〜い文章をちまちまと書いている。
そしてどうやら私は判りやすい文章を書くのが苦手らしいという事に気付いた。
でももし後から自分で読み返して判らなくても、まあいいや。
書き留める事に意義を見出そう。
先日から書いてみたかったのだけれど、時間が掛かりそうだったので連休を狙っていたのだ。
全部を一日分としてアップできるのか分からない。
エンピツには一日分の限度はあるのかな?
まあいいや。出来上がったら分断して、数日分占領してアップしようっと。



2003年03月20日(木) 偏頭痛につきお休み。

さあ、いよいよ暫く前に処方された偏頭痛薬の出番である。

先月偏頭痛が起こった時、は我慢できなくもないかもしれない、という程度だったので、ついうっかりじーっと我慢してしまって飲みそびれたのだ。

その次は、偏頭痛ではなくて緊張性頭痛だったので別に処方された頭痛薬を飲んだのだ。

イミグラン錠、効いて下さい。お願いです。頼んだよ。
もしこの薬が効くなら、あと2時間くらい我慢すればいいハズ。

現在吐きそうなくらい痛いので、日記書いてないで寝よう。
光と音で思考がバラバラになりそう。
いたい。



あ、今ふと想像した。
吸血鬼って、もしかして偏頭痛の人だったのかも。
光が駄目だし。


・・・思考回路がショート中。寝よう。



2003年03月19日(水) 恨み言。

帰宅。
疲れたけれど、勉強になった。

空港で、素焼きの像を見つけた。
そのうちの一つが、あまりに和み系の顔・姿勢だったので、つい購入した。
どうしてハニワってこんなにラブリーなんだろう。
昔の日本人の感覚ってスバラシイ。

・・・買ったはいいけれどどこに置こう・・・。



大リーグ戦がキャンセルになった。
去年から楽しみにしていたのに。
希望席のチケットを無事確保してから、もっと楽しみにしていたのに。
働く小市民のささやかな楽しみだったのに。
出張から戻ったらもう野球モードに入ってよし!のつもりだったのに。
そんなに他人の石油が欲しいかブッシュ!!!!

がっくり。



明日一日会社に行けば三連休。
一日行けば三連休。
(多分)8時間くらい働けば三連休。
頑張れあと少し三連休。

・・・連休は愉しく野球観戦のハズだったのに・・・うう。



2003年03月16日(日) 長子の天下。

今週だか来週だか、弟一家が来るらしい。

現在ちびたへのお土産は2つ。
買ってくる度、居間の棚の上に置いている。
月曜日からの出張でもう一つ増える。かもしれない。
いや多分増えるだろう。
何処かに行く度、必ず一つはお土産を購入しているのだから。


ちびたの天下も長くは続くまい。
最初の子供は、次の子供にその地位と親の注視を奪われるものだ。
私も通った長子の道だ。
君も今のうちに我が世の天下を満喫しておきたまえよ。
ふはははは。

・・・という事を母に言ったら「でもちびたはもう随分長く一人っ子を満喫している(現在3歳半である)からいいけれど、貴女の時はまだ2歳でしょ?今思えば気の毒だったわ〜」と、いきなりしんみりされた。

今思えば。・・・そうですか。今思うまで気の毒では無かったとか。
いえいいんですけれど。

せめて、小一児童の娘を母の要望通りの日記を書き終わるまで絶対寝かせない、とかそういう虐待な事をしていた頃にそう思っていてくれれば、私もこんなにひねくれた事を言う娘にならなかったかもしれないのに〜。

・・・関係ないか。これは持って生まれた気質だな・・・。



2003年03月15日(土) 鋏。

月曜日から出張。

一応仕事をお持ち帰りしたが、今週はなんか疲れているので出来ないかも。
やはり先週末水族館に行ったのが疲労の原因か?
週末は丸二日休まないと駄目ということか?
・・・運動でも始めるべきかなあ・・・。


このところ散髪に行っていない。
毎週毎週、「今週こそ!」と思うのだが、どうも億劫なのだ。
昨年から傷み始めた髪はそのままで、梳かす度に末端がぷつぷつ切れるし裂ける。
末端の髪の毛は、生え際の本数の倍くらいある気がする。
これも一種の「増毛」か。
特に荒れている部分は、1本の髪であみだくじが出来る。なんてオソロシイ。

ああ気が重い。
どんなに高価いシャンプーリンスを使ってもこんな髪ではドブにお金を捨てるようなものか〜・・・と思うと脱力する。

染めた事も脱色した事もない髪なのにどうしてこんなにいきなり荒れたのだろう。
確かに以前からそんなに丈夫な髪ではなかったが、今までは手入れで何とかなっていたのに。
やはりこれはストレスか?ストレスなのか?

そういえば昨年、私の誕生日に弟が「リラックス出来る香り」や「リフレッシュ出来る香り」のアロマグッズをくれたっけ。
あれを出しておこうかなあ。



先日、伊東屋で文具用の鋏を買った。
使用頻度はさほど高くないのだが、鋏の刃はすぐに鈍くなるのでよく買い替える。
よくと言っても年に2回くらいなので大した頻度ではない。
古い鋏は台所用におろして、錆びるまで使う。
蟹パーティーの時などは一人に一本ずつ鋏があると重宝だし。

鋏にも色々あるので、見ていると楽しい。

熱めのお湯で持ち手を変形させる事ができる、最近流行の熱可塑性エラストマーの鋏とか。
髪の毛用の鋏とか。
布裁ち鋏とか。
紙の縁をギザギザに切れる鋏なんて、カードに使ったら素敵だ・・・しかも刃の部分を替えれば切り口の形を変えられるセットなんてとっても便利。
あやうく買いそうになった。

メーカーも色々だ。
高級っぽい舶来物の鋏はショーケースの中。
「舶来」「高級」「刃物」というと、もうお決まりのように「独逸」「solingen」なのは何故だろう。
舶来物は、独逸以外に芬蘭のものもあった。
しかしショーケースの外で国産と一緒に並べられている上に、お値段も安め。
この次はこれにしてみようかな。

以前、solingenの「高級」爪切り鋏を試したけれど、まあこんなものか〜・・・という程度だった。
「高級」である所以は一体何?
鋼の鍛え方がスバラシイとか?
切れはともかく丈夫で壊れないとか?
刃が分厚くて歪まないとか?
・・・謎である。

個人的には、「刃物は日本に決まっている!」と思っている。
西洋刀と日本刀を比較すれば一目瞭然だと思う。
西洋の料理用ナイフと日本の包丁の比較でも良い。
切れが違う。

いや日本刀と西洋刀でナニカを切ったことはないけれど。
展示品を見ただけだけれども。
でも見るだけで判るくらい西洋の刀は刃が鈍かった。
まあもしかすると展示されていたのは悪い刀だったのかもしれない。
フェンシングの刀(?)も刃が鈍かった。
展示品だから手入れされていないのかもしれないけれどね。

そんな訳で、今回の選択は日本のメーカーに決定。
「林刃物株式会社」というところの鋏にした。
メスなどを作っている会社らしいので、結構期待している。
さて、今度の鋏はどれくらい保つかな?



2003年03月13日(木) スケジュール。

何か微妙に忙しい。

現在締め切りに追われている訳ではないけれど、自分のココロの中のスケジュールに追われている。

「追われている」というのは締め切り前に使う言葉か。
既にその心づもりから3日ほど遅れてしまっているので、非常に急かされた気分で毎日効率悪くバタバタしている。

私は、仕事に関しては実際のスケジュールより1週間くらい前倒しで自分のスケジュールを立てる。
直近の飛び入り仕事でも2日は前倒す。

そうしておけば、仕事をしている途中で興味を持った事に、その場で寄り道出来るから。
その場で寄り道できれば、理解もしやすいから。
一つ理解した事が増えれば、その後の仕事にすぐに生かせるから。

もう習性と化している前倒し。
なのだが。
しばらく前からの怠さが何となくすっきりしないまま続いている所為か、ロクに寄り道もしていないのに自分のスケジュールから遅れている。

寄り道しての遅れならいいのだ。
それは私の中では「遅延」ではない。

単純に、怠さからくる集中力の低下であるとか、気力の減退であるとか、そういう理由で遅れているらしいのが非常に嫌な感じだ。

来週の予定を考えると、遅れるどころか2日分は余分に進めておきたいのに。



・・・完全に「自分の心づもり」に振り回されている。
本末転倒。



2003年03月10日(月) お気に入りの人。

文字にすると、感情が自分の中に定着しやすそうで嫌なのだが。


今日、どうも10ウン年ぶりに「何か気になる人」ポジションが埋まった。らしい。

お気に入り以上恋愛未満のグレーゾーンなのだが、このところずっとそのゾーンにすら入る人間が居なかったことを思うと、結構私にとっては大事件なのかもしれない。
他人事のような感覚だけれど。

名前と仕事ぶりと外見しか知らない相手だ。
一年以上一緒に仕事をしているのに、年齢すら知らない。推測しようと思ったことも、そういえば無い。うーん・・・私よりは若いか・・・?しかし男性の年齢は皆目見当がつかない(女性もだが)。
既婚か未婚かも知らない。
生活サイクルやバックグラウンドは言わずもがな。
居住地も、なーんにも知らない。
・・・今まで興味なかったから。

今の状態を一言で表現すると、まるで「うっかり板を踏み抜き浅い落とし穴に足を突っ込んでしまった」ような感じだ。

すとん、とエアポケットに落ちるように、「この人いいな」とふと思った。
いきなり私の視界に存在し始めたというか。

我が事ながらあまりに意外で、少々驚いている。
「おいおい何かの冗談だろう?」
と自分に突っ込みつつ、まあ日々が楽しくなるならいいか、とも思う。ささやかな潤いは大事だね。



本音を言えば、これ以上踏み込むつもりは今のところ全くない。
傷付くのが云々、という以前の問題で、無理矢理レンアイに昇格させるのも面倒臭いし。
Kさんにそこまで執着していないし。
他にも楽しい事が山ほどあるし。
その「楽しい事」の一つにKさんが加わった、くらいの感覚なのだ。

白状すると、知っている数少ない項目である「外見」すら、どことなくぼやけた輪郭だったりする。
顔や体型より手の方がよく思い出せる。

どうやら私は手の形に対して好みがうるさい。
指がすんなり伸びていてほんの少し筋張った、知的な形の手が好きだ。

Kさんは私の好みの手の持ち主だ。
それは以前から知っていたのだけれど(ただし認識していたかは疑問)。
しかし気に入った理由が手だ、という訳でもない。

・・・まあ、いいか。理由をわざわざ探す必要もないし。




ふと思ったのだが、もしかすると色めいた話が私の日記に登場するのは今日が初めてだろうか。
話題にするのを特に避けていたという訳でもないのだが。
ということは、書くネタとして思いつきもしなかったという事か?

・・・自分の、恋愛に対する興味の薄さを今痛感。

「桂蘭は恋愛とか、そういうのを超越しているように見える」「恋愛とか興味なさそう」等々、凄い言われようで理不尽だ!と常々思っていたのだが、周囲にそう言われる理由が、いま何とな〜く判ってきたような気がする。

少々落ち込む。



2003年03月08日(土) 水族館。

水族館に行って来た。


クラゲが綺麗だった。

なんと驚いたことに、クラゲにもブサイク村出身者と美人村出身者がいた。
かさの部分がウツクシク丸くて繊毛がウツクシク整っている美人さんと、かさの切れ込みの大きさが違って丸くなく繊毛がところどころ縺れて毛玉のようになっているイマイチさん。
同じ種類なのに。

面白かったのでその違いをぜひ写真に撮ろうと思ったけれど、携帯のカメラでは上手く写せなかった。
残念。

ミミックオクトパスという蛸がいた。
・・・まんまロールプレイングゲームだと思った。
誰だ名前を付けたのは。
もしこの蛸の命名が最近の話だったら、命名者は絶対ロールプレイング好きだな。

一番大きな、回遊魚が沢山いる水槽は今一つだった。
窮屈そう。
魚群がすぐに他の群とぶつかりそうになっては回避しながら泳いでいる感じ。
・・・日頃のラッシュを思い出した。

昔見た海遊館の円形水槽は凄かったなあ。
回遊魚が沢山いるのに雑然としていない巨大さと見やすさ。
魚の群がそれぞれ特徴を出して悠々と泳いでいた。

河豚の水槽も楽しかった。
稚魚が元気に泳いでいた。
まだ1cmくらいなのに、ちゃんと河豚の形をしていてラブリーだった。

アザラシとセイウチも、綺麗だった。
特にセイウチは身体がとても大きいので、広い水槽が狭く見えた。
休憩場所(陸地)が無かったけれど、ずっと泳いでいて疲れないのかしらん。

目玉の白海豚・・・は、まあ何というか、私は白黒模様の海豚が好きだな。
身体のバランスが何かちょっと。
白海豚は白黒の海豚よりずっと大きいのだけれど、それだけでなく、身体が、手の後ろからしっぽまで、のぺっと長い。
そして頭が丸い。
・・・海豚の八頭身というのがあるならコレがそうかも。
でも八頭身て結構不格好かも。

白海豚ではなくアザラシの縫いぐるみをちびたへのお土産に購入した。
手触りがしっとりしていて素敵。



名港だったかな?にいたジンベエと、サンシャインのマンボウにまた逢いたくなった。

水族館は大好きだ。



2003年03月07日(金) 仕事。

再々検査。
結果が送られてくるのは何週間か後。
病人気分を満喫したかったが、多忙により挫折。


仕事の要領が悪いのもいけないのだが。
忙しくなるのは、余計な事に時間を割くのが原因だと判っている。

・・・と言っても、私には「余計」とは感じられないのだけれど。
客観的には、仕事にダイレクトに関係がある訳ではないので「余計」だろうが、これが私の仕事の仕方なのだ。

他の部署の動きを知った上で自分のパートが流れのどの部分を占めるのか、自分の仕事のどういう部分が他の部署にどのように影響するのか。
そういう事を弁えて仕事を進めるのが好きだ。
そういう事を知っていれば、沢山のプロジェクトの、その場その場での優先順位を付ける時に、なるべく悪影響を最小にするように考えられる。
金額の多寡で順位を付けるのではなく、タイミングを見計らう事で、沢山を並立させた仕事でも結構上手く回るものだ。

各プロジェクトに関わる人は、同じという訳ではないので。
誰もが自分のプロジェクトを優先的に進めて欲しがる。
自分の実績に関わるのだから当然だ。

私は欲張りなので、なるべく多くの人が割りを食うことのない状態で、「まあこの程度なら影響ないし」と納得出来る形で、仕事を進めたい。

そして更に、私は贅沢なので、いま自分がいる組織の仕組みも学習したい。

他部門の人が、仕事を円滑に進めるには何が欲しいのかも、知りたい。

この組織体の欠点も、長所も把握したい。

それぞれの仕事への(他部門からの)プレッシャーが、どのような背景があってかけられているのかも知っておきたい。

顔のない「他部署」ではなく、顔のある「他部署の人たち」「チームメンバー」と仕事をしたい。

その上で、自分に出来る最善の仕事を仕上げたい。

そうすれば、エンドユーザーには、より安全で、より良いものを使って貰えるのだ。
(その点、胸を張って私が担当している子達は最高級だと断言出来るのは、とても幸運だと思う)


それから、お節介ではあるけれど、自分の仕事の質だけではなく他の人の仕事も、よりやり易く、より正確になるようにしたい。

タスクテーマは、私のそんな欲求が基になっている。
コンセプトは「私のいる会社の信用を損なうような真似(=チャチな仕事)は、間違ってもするな」である。自分も含めてね。
うむ。実にエラそうなコンセプトだ。
・・・だから同僚には絶対言えないのだけれど。



でも今は、どうやら少々息切れしているらしい。
休息しても疲れが取れないという事は、気力が弱っているのだろうな。

でもこれからまた山積みの仕事と取り組まなくてはならないのだ。
・・・何とか回復させないとなあ・・・。



2003年03月06日(木) 乳製品。

気付けば、雪○牛乳が、全農と合併して「メグミ○ク」という牛乳ブランドに変わっていた。
社名も変更。

しまったいつの間に。
でも良かった。購入していない。

WEBサイト検索で調べてみたら、決まったのはもう昨年の11月くらいで、今年の1月から販売していたらしい。
合併するのは知っていたけれど、「メ○ミルク」というブランド名は知らなかった。
・・・去年は夏から初冬まで忙しかったからなあ・・・時間が飛んでいる。

農協牛乳、高いのが玉に瑕だけれど結構好きだった。
でも、もう買わない。

私は牛乳が大好きだ。牛乳を毎日絶対に切らさない程度に好きだ。
乳製品も大好きだ。
だからもう二度と「雪○」の乳製品は買わない。

一度目の後は、それでもまだ買っていた。
まあ雪○牛乳はあまり口に合わないので買っていなかったけれど、ヨーグルトとか、その他の乳製品。

一回事件を起こしたのだから改善されているだろう。
企業倫理を信じていたのに。
人の信頼を裏切る事で儲けようとした企業の「今度こそ」なんてもう信じない。
信頼と倫理は、それくらいシビアであるべきだ。
消費者が物を購入するのも取り引きの一種だ。
商取り引きで信頼を裏切る真似をしたのだから、もう誰も相手にしなくても当たり前だと思う。
少なくとも私は、もうあの会社の関わる製品は相手にしない。

どんなに社名表示を小さくしようと、乳製品を購入するときは絶対にチェックしているので無駄なのだ。
社名を変更したって追跡するから無駄なのだ。
合併したって、合併先の乳製品も購入するのをやめるから無駄なのだ。

そこで働いている人に私怨はないけれど、気の毒だとも思うけれど、集団としての「企業」としてやってはならない事というのはあると思う。
守るべき企業倫理があると思う。


・・・年間2万円くらいの売り上げ減ですな。



2003年03月04日(火) 枕。多忙予定。

日曜日の夕方帰宅。
疲れたなあ。

帰ってきたら、デパートに注文してあった私の素敵な高級枕♪が届いていた。

流石に快適である。
眠るのがますます愉しい。

・・・1ヶ月くらい、延々眠って過ごしたいなあ。
絶対無理だけど。ただの夢だけど。



今年は夏頃から激務になる事が確定。
「超大型プロジェクト」とやらのチームメンバーに入ってしまった・・・あ〜あ。


それでなくても業務以外に自分で2つもタスクテーマを上げてしまっているのだ。
しかもどちらも採用されるらしい。
というか、既に思いっ切り両方のチームメンバーにカウントされていたりする。
まあこれらはどちらも1年以上かけて地道に準備してきたので、採用されるのは単純に嬉しいのだが。


・・・忙しくなるのがイヤだよう・・・。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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