やっぱり帰る場所はないわ
私だけが都合のいいとこどりで
帰ろうかしらって想像してる
扉の影から覗いてみれば
やっぱり帰る場所じゃないってわかる
私には相応しくない場所だったのね
よかった
今気づいて

「友達だよ」

ウソつきだね
相変わらず
おかげで私
人間不信になりました
でも此処はそれでいいのかもね
信じちゃいけない
正直ものが馬鹿をみるのが此処
あれから私
友達作ってないわ
誰の言葉も信じてないし
誰にも心許していない
ありがとね
あなたの仮面の言葉のおかげよ

また　あなたの夢
あなたはいつも同じ横顔で
私を迎え入れてくれる
あの街の風景もそのままで
前に入った洋食屋さんもそのままで
裏切った私を迎えてくれる
心の蟠りを残したまま
私は夢に甘える
声が聞きたい
でもあなたは携帯の番号変えてしまったでしょ
声も聞けない
どうしよう

今何してますか？
きっと起きているんでしょ？
そして私と同じ世界に繋がってるんでしょ？
今年のあなたの誕生日には
もう一度手紙を書いてもいいですか？
私が言えなかった事
言ってもいいですか？
あなたはもう一度
私を捕まえてくれますか？
何度も書いて
出せなかった手紙があります
今年もまた出せずに終わるのでしょうか...

今夜は歩きたい気分
本当はドライブでもいいんだけど
ゆっくり時間を流したいから
やっぱり歩こう
月夜の下を歩くのも
そんなに悪いことじゃない
あなたと繋がってる空を
見上げながら
夜道を歩くのも悪くないよね

好きなことしてる私
でも何かが犠牲になっている
自分だけが満足する時間の使い方は
勿体なくて
なかなか出来ない
犠牲になってる何かを
常に気にしながら
私は好きなことをしている

生きている
言葉が生きている
そう
私本来の力が目覚めた
もう止められない

同じ匂い見つけた
あなたと同じ匂いがしたアノヒト
私が動けばアノヒトもきっと動く
あなたの時と同じように

試してみたい
言葉を交わしてみたい
きっと心地よく会話が出来るはず
水が染み込む乾いた大地のように
急速に交わり合うでしょう

だけどアノヒトは
あなたと同じ味はしないと思う
私が本当に欲しいのは
あなたと同じ味
同じ匂いと同じ味
両方持っているのは
やっぱりあなただけよね

わかってるけど
アノヒトの違う味も
試してみたい