『初めての場所』という曲がある。
仏映画『アメリ』のテーマ曲。
お気に入りの曲。
アコーディオンの音ともの悲しいメロディが
大好きだった。
『初めての場所』という題名とメロディが
ノスタルジックな雰囲気を醸し出していて。
ずっと携帯の着信音にしていた。
彼と別れた其の日に変えた。
携帯自体も今度変えようと思っている。
あの携帯であの曲を聴く事はもう2度と無いだろう。
聴いたら。
此の弱弱しい心臓はまた。
どきん、という音をたてて。
其の音がより一層私を哀しませるだろうから。

本を読んだ。
大好きな作家、姫野カオルコの小説。
彼女の小説は文句無く面白いと思う。
理論的な文章が軽快で読みやすい。
表現力もある。
何より私は彼女の小説に共感出来る。
共感出来なければ小説は面白く無い。

其の本に
「想い出を忘れられないから、捨てるのだ。」
みたいな内容の部分があって
とても響いた。
解る気がした。
捨ててしまわなければ何時までも残ってしまう。
忘れたいのに。
忘れられない。
だから捨てる。
あの晩の私のように。

今日はお昼にカルボナーラを食べた。
突然、作ってみたくなった。
材料を買ってきて本を見ながら作った。
正直見た目あまり上手くは出来なかったけれど
また作りたいと思った。
料理が楽しいと思った。
トマトサラダも美味しかった。

愛され系には程遠い私だけど。
治せる部分は頑張って治す。
褒めてもらわなくてもいい。
全ては自己満足の為。
2005年05月26日(木)


「信じなくたっていい。」

私は
頭が悪くて
駄目で
弱くて
傲慢で
孤独で
チキンな女だけど
それでも此処に居るんです。
それでも此処に居るんです。
私は此処で生きているの。
息をしているの。

傷は誰かに見せるものじゃない。
自慢にもならない。
他人が理解出来る筈も無い。
痛みを知った分だけ真っ直ぐに成れれば良い。

何時か笑える日が来ると。
馬鹿みたいに信じ続ける私をみんなは嘲笑うけど。
そうしないと私は顔を上げられない程弱いから。
気が触れるたひとみたいに
何度も同じ言葉を繰り返す。

私は独りだなんて思っていない。
独りでは何も出来ない事も知っている。
だから迷い続ける。

どうって事無い。
ただ必死なだけ。
2005年05月24日(火)


夢を見た。

どういう経緯でそうなったのかは解らないけれど。
高校時代の友人が私の前彼に電話をかけて。
「はい。」
って言って携帯を私に手渡した。
耳を近付けると懐かしい声。
何だか啼きたい気持ちで
でも態と悪びれた風に私は言った。
「もしもし。誰??」
携帯電話は私のものの筈だから。
向こうは私からの電話だって知ってるのに。
いきなり『誰??』だなんて
我ながら失礼だと思った。
当然彼も怒ったような口調で
「なんだよ。」
って言った。
そして
「何か用??」
って。
別に用なんか無いけど。
友達が勝手に電話しちゃって。
否、何か言いたかった事がある筈。
でも言えない。
出来ない。
出来ない。
私は何だか啼きたいような怒りたいような気分で
「知らない。じゃーね。」
って言って電話を切った。
そして横に居た友人に言った。
「ごめん。やっぱり無理だよ。私には。」
項垂れる私を
友人は哀れむように
そして軽蔑するように見つめた。

そこで眼が醒めた。
眼が醒めてもまだ
啼きたい気持ちのままで
苦しくて
気分が悪かった。

本当は。
その夢の中で。
私は彼に何を伝えたかったのか。
知っている。

「好きです。だから傍に居て下さい。」

嘘だと思うでしょう??
でも本当だよ。
だって。
1度好きになったひと。
そんな簡単に忘れるなんて出来ない。

だけど時は流れ続けるし。
止める事も逆流する事も出来ないから。
受け止めるしかなくて。
今更過ぎた事を蒸し返すなんて私には無理なんだ。
もう既に私達は別の道を選び進もうとしているのだから。
振り返るなんて無駄だ。
今更。
今更。
解ってる。
何時か忘れる。
それも解ってる。
だから時が早く過ぎる事を願った。
そして新しい事を始めて気を紛らそうとした。
此れが精一杯。
現在の私の精一杯。

だけど何で。
友達は。
あんなに哀しそうな眼で私を見たのだろう。
2005年05月23日(月)


「何処へでも続く道が在る。」

転職先決まりました。
銀座に本店を持つ某高級チョコレート専門店。
今日面接に行ってあっさり決まってしまった。
事前に履歴書を送っておいたのだが
どうやら私の職歴は目を引くらしく。
まぁディズニー→トリンプとくれば
ネームバリューも相俟って
販売・接客業界では重宝される存在なのだろう。
面接をして頂いた社員さんも
とても感じが良くて
勤務先も綺麗で雰囲気が素敵で
正直、私自身ぜひ此処で働きたいと思った。
現在の職場と比べるとかなり遠いけど。
慣れればなんて事無い。
元々電車で遠くへ行くの好きだし。
期待されているのが解るから
プレッシャーは多々在るものの
新しい事を始める期待というか
ドキドキ感が心地良い。

怖い??
うん。
少し怖い。
大丈夫。
啼いてもいいから。
蹲るのだけは。
終わりにしようね。
2005年05月21日(土)


「護れる筈も無い、このままじゃ。」

早く。
早く。
気ばかり焦っている。
早く時が過ぎてくれますように。
早く時が過ぎてくれますように。
寂しさとか。
悔しさとか。
哀しみとか。
早く。
忘れてしまいたいから。

やっと今日が終わってくれる。
長い。
長い1日。
自分を奮い立たせる事に疲れて。
啼きながら眠る夜。
早く。
こんな日々が終わってくれればいいのに。

きっと此れは罰だ。
今迄現実から逃げて。
優しさだけを求めて。
自分のエゴを押し付けた『私自身』への。
ごめんなさい。
ごめんんさい。
傲慢な私を赦して下さい。
求めるだけ求めて。
与える事を疎かにした私を赦して下さい。
傷付く事を恐れる余り。
保守に専念し受け入れる事を忘れた私に救いを。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。

ねぇもし。
明日。
若しくは明後日。
否、何時の日か。
本当に。
本当の意味で綺麗な女に成れたなら。
貴方はまた。
あの日みたいに笑ってくれますか。
2005年05月15日(日)


目指せ愛され系。
脱愛されない系。

という事で。
髪を切った。
ノンノを持って行って
愛されヘアーとかいうのにしてもらった。
何の変哲も無いボブ。
サイドの髪を耳にかけるとアヤパン風。
かけないとちょっと大人なくびれヘアー。
なかなか良い。
お手入れも楽そうだ。

お洋服も買った。
愛され系必須の
オフホワイトのプリーツスカート(揺れスカートと言うらしい)
案の定
自分の背丈に見合う丈のものを探すのが大変で。
何とかロペでそれなりのものを発見。
膝下丈なのでヒールは高めが絶対条件になりそうだ。
此れに似合うサンダルないかな。

それからサテン地のキャミ(俗に言う姫キャミ)と
フリルのついたスケスケのブラウス(美女ブラウス)も買った。
着々と愛され系アイテムを増やす日々。
巧く着こなせるといいのだが。

後、最近買ったものは
黒のタイトスカート。
ベージュの7部袖のテーラードジャケット。
ヘンリーネックのカットソー。
ラインストーンがついたキャミ。
かごバック。
愛されコーディネートにも活用出来るよう
シンプルなものばかり。

しかし何と言っても着こなしが重要だよやっぱし。
下手するとオバサンだもの。
足元はヒール8センチ必須だ。
まだまだ仕事以外でナチュラルストッキングは履きたくない年頃なので
(というか仕事でも柄ストッキングしか履かない)
生足勝負。
頑張ろう。
そういえば愛され系のひとはペディキュア何色塗るのだろう。
ちなみに今迄私は常に黒か血豆色だったのだが。
誰か教えてくれ。

愛され系への道は遠いなぁ・・。
2005年05月13日(金)


今日は休み。
つまりオフ。
オフの日は携帯もオフと決めている。
何にも干渉されない時間。
だけどやる事無いから今日も部屋掃除。
部屋を綺麗にすると心も綺麗になる筈。
そう信じている。

先日ミニ薔薇栽培セットを買った。
鉢と土と種がセットになっている。
薔薇を種から育てるのなんて初めてだ。
ちゃんと育てられるかな。
何色の花が咲くのだろう。
不安と期待。
頑張って咲いてくれれば其れで満足。

最近のお気に入りはボディショップのローション。
苺の香りを買う気満々で行ったのに
実際購入したのはマンゴーの香り。
くど過ぎない甘さが気に入った。
お風呂上りに浮腫み易い足を中心にマッサージ。
部屋中甘い匂い。
ベッドの中まで甘い。
頭までお布団を被って眠るので
其の匂いで時々酔いそうになる。
でも其れがまた宜し。
自己満足。

部屋も御花も自分も。
手をかければかけただけ綺麗になるのだきっと。
未だ大丈夫。
腐ってない。

未だ私。
生きてる。
2005年05月12日(木)


本当は全て投げ出したいくらい混沌としている。
ゆっくりと眼を閉じて
ひとつひとつ丁寧に片付けなければ。

環境を変えたい。
現在の仕事は楽しい。
だけど先が見えない。
転職しよう。
そうしよう。
変わらなきゃ。
前に進まなきゃ。
本当は。
本当は。
崩れ落ちてしまいそうなんだ。
ちょっとでも気を抜いたら立てなくなってしまう。
駄目。
駄目。
倒れちゃ駄目。
負けない。
負けない。
負けない。
絶対に。
だから前に進もう。
こんな所で立ち止まってちゃ駄目なのよ。
啼くな。
走れ。
強く。
強くなるの。
だって。
だって。
最期に笑うのは私なんだから。
2005年05月02日(月)

かつて・・。 / 桃色少女

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