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「現在以上ひとを嫌いにさせないでください。」
ずっと貯めていた御金で本を買った。 『世界のプリンセスルーム』という 写真集みたいなもの。 色々な国の女の子の部屋のインテリアを載せた本。 ガーリーでゴージャスだけど 何処かポップでチープな感じがするのは 矢張り子供部屋だからだろうか。 馬鹿みたいに大きなアンティークの鏡と ショッキングピンクの天蓋と セルロイドの人形が共存する世界。 私が求めていた世界って此れかもしれない。 其れからアフタヌーンティーリビングでパジャマも買った。 赤と白のギンガムチェックで トップスはノースリーブで胸元にたっぷりのギャザーが寄って ボトムは短めの丈のフレアパンツ。 上下とも裾に控えめなレースのトリミングがしてある。 共布のヘアバンドとポーチ付き。 此の前捨てたパジャマの代わりというつもりでは無いけれど。 新しく私を飾り立ててくれる可愛いアイテム。 大切にしよう。 残った御金で御花を買って帰った。 ピンクのガーベラとカーネーションと パープルのスイートピーとチューリップのブーケ。 私の心を表現したような色。 私の分身。 怖くないよ。 心配しなくても大丈夫。
誰かを恨んで悪態をついたり 卑屈になって自分を貶したりするのは簡単で でも其れじゃ余りにも哀しくて 真正面から世界と向き合って 精一杯正直に生きたのだから 其の姿を 私は 私は 認めてあげたいと そう思うのです。
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2005年03月28日(月)
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