diary/column “mayuge の視点
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さすが、己(おのれ)を知る男

 昨日、H編集長に某求人雑誌から取材あり。ところが編集長、前のアポが長引いたらしく直前に電話あり。
「あのさー、30分くらい遅れそうだから、ちょっとつないどいてくれよ。何だかさー、俺の下で働いてる人間の話も聞きたいっていうからさー、悪いけど話しといて。Hはアバウトで困る、とか何とかさー。じゃあ、よろしくー(プツッ)」
 あ、この人、自覚してるんだ。そんな率直な感想あり。
 そりゃそうか。

2005年01月27日(木)

深夜に電話でSMの話をする男

 今回の『****』で“著名●●人にアンケート”という企画をやった。が、大量の人にコンタクトをとるとなると、編集部員だけでは手が足りない。そこで外部のフリーライターさんにも手伝ってもらった。
 手分けして一斉に電話をかけまくり、そのリターンを編集部が受ける、というかたち。そのため、校了前のスーパーバタバタ期に、いろいろな著名人からの電話やファクスが相次いだ。
 そのなかの一件。夜11時ごろ。
「○○さん(外部スタッフ)という方から連絡をいただいて、原稿を2案ファクスしたんですが、掲載されるんでしょうかぁ?」
 電話の主は、某天然系(?)美人漫画家さん。
「あああああ、確かに頂戴しております。間違いなく掲載させていただきます。いやあ、たいへんおもしろい原稿で、編集部でも評判だったんですよ」
「ああーん、それならよかったっ。で、結局、2案のうちどちらが採用になったんですかぁ?」
 一瞬、答えに詰まる。
 なぜか。
 深夜とはいえ、オフィスにはまだ他部署の社員もいる。彼らは直接的には『****』と関わっていない。つまり、僕がこれから答えることが一体どういうワケなのか、知らないのだ。そして最も近くにいるのは、女性社員。
 電話口の漫画家さんを待たせるわけにもいかない。僕は小声で答えた。
「あの……、その、『SM』のほうを……」
 そのとき、女性社員の眉が動いた(気がする)。
 違うんです。そうじゃないんです……。

※SM話の内容はただ今発売中の『****』で。

2005年01月26日(水)

お上品にもほどがある

 先日、雅子妃の「ご学友」で知られる、某美人ジャーナリストからの電話を取った。どうやらH編集長宛に、急ぎで送りたいものがあるらしい。
「あのう、もし何でしたら、そちらにゴバイクビンをお送り致しますが、よろしいでしょうか?」
 は? ゴバイクビン?
 ああ、御バイク便!
 さすがは「ご学友」。バイク便にまで「ご」をつけるとは。むむむむむ。もう少しで「ごけっこうです」と言うところだったぜ。ふぅ。

2005年01月25日(火)

『****』編集後記 2005年3月号

 今号の取材先に偶然、大学時代の友人がいました。電話で「お世話になっております」などとオトナな挨拶をし、ややよそ行きの会話を交わす二人。用件が済み、電話を切るとき。「じゃーねー」。子供かよ。

2005年01月24日(月)

数字がらみでご挨拶

 2005年です。

 なんかすごく「未来」な感じのする数字です。そんな新年、皆さまいかがお過ごしでしょうか。さてここで、一つ算数の問題です。

 2005−1973=32

 というわけで、今年はわたくし32歳になる年らしいです。孔子の『論語』によりますと、

「子曰く、
 吾れ十有五にして学に志ざす。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。
 六十にして耳従う。
 七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」

 だそうです。で、もう一問。

 40−32=8

 ええと次の関門、「惑わず」までは、わたくしあと8年あります。なーんだ、まだ8年も惑っていいんじゃーん。安心安心ー。

 というわけで、遅ればせながら「mayugeが選ぶ! 2004おもしろかった本・ベスト10」です。新刊だけじゃありませんが。 

1位 横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』 文藝春秋
2位 東野圭吾 『幻夜』 集英社
3位 垣根涼介 『ワイルド・ソウル』 幻冬舎
4位 雫井脩介 『犯人に告ぐ』 双葉社
5位 奥田英朗 『イン・ザ・プール』
6位 伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』 新潮文庫
7位 宮部みゆき 『火車』 新潮文庫
8位 天童荒太 『永遠の仔』(上・下) 幻冬舎
9位 恩田陸 『Q&A』 幻冬舎
10位 麻生哲朗 『ビーナスブレンド』 角川書店

 今年もよろしくどうぞ。

2005年01月04日(火)

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