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月並みな幸せ そういうものが欲しいはずなのに 私たちの毎日はなんだろう
純白のドレスを身にまとっても そんなもの私には似合わないよと 私自身が拒否するの 足の間からどす黒い血が流れてくるから ドレスを汚してしまうの・・・
あなたに見つめられると 心の中さえも見透かされているようで とても恥ずかしい気持ちになるの あなたのその瞳の奥をのぞいても 灰色ににごったものしか見えないの 早く 涙で流してしまって きれいだったあの人の瞳を思い出す
いつか見た景色を もう一度みたいから 思い出させて 私を消して
おじさんのお説教も 大丈夫よ 安易な道を歩もうとするから 認めてもらえない 私は私よなんて 口が裂けても言えない そんな強がりが 私を苦しめているから
その足であなたに会いに行けばいいのに 気が付けば右手を上げてタクシーを止めている 虚しさに気が付いても だから何? うそつきのやさしささえも 必要としてしまう 悲しいけれど それだけみんなが寂しい
焦りも消えかけたころ あなたは泣いてしまうんでしょう 戻れない日々をいとおしく思うでしょう こんなくだらないことは忘れてしまうけど 少しでも触れてしまったやさしさは ずっしりと重くのしかかるでしょう
こんなくだらない私は いつか忘れてしまうけど 優しかったあなたのことは ずっと覚えている
最後にたどり着くところは 一人ぼっちの記憶のかたすみ
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