DOTFAMILYの平和な日々
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愚息がである。本格的に熱が出たのは昨日からである。で、今朝も38度ちょいあった。仕方ないので熱さましを飲ませて学校へ連れて行った。「今日は5時間目が終わる時間に迎えに行くからね。学校の前にいなさいよ!」
金曜日はフットボールの練習がないので、念を押してないとどこかへ遊びに行ってしまうのである。
さて、家に帰って愚息のバックパックがいつも置いてある所を見ると・・・教科書が2冊置いてある。「ああ、昨日宿題やった後バックパックにしまうの忘れてて、今朝は頭がボーっとしてたから忘れたんだなぁ。熱があるのに大変だなぁ。」と思った私はなんと気の良い母親だったのだろう!
愚息は学校へ枕代わりのクッションを持っていっていたのである。手で持っていくと絶対私に叱られる。(当たり前ですな。授業中に寝ていることは知ってるが、枕まで用意していくのは礼儀に反するでしょう、やはり。)で、バックパックにクッションを入れた。すると教科書が入らない。まぁ、これは使わんから置いていこう、というわけである。
愚母「ねぇねぇ、本当にクッション使って寝たの?」 愚息「うん。そのために持っていったんだもん。」 愚母「先生に叱られなかった?」 愚息「叱られた・・・ような気がする。」
ところで、私は病気の子供を無理やり学校へ連れて行くほど鬼母ではない。なにがあっても学校へ行くと言い張るのは愚息の方である。
私は子供の頃体が弱かった(喘息と貧血)。で、学校をよく休んだ。私が子供の頃から偉いなぁと思っていたのは、頭が良い子でもスポーツが得意な子でもなく、皆勤賞を取る子だった。
愚息は成績が悪い。運動神経も鈍い。でも、学校へ行っても寝てるだけとはいえ、取り合えず欠席はしない、という愚息は偉いなぁ、と思ってしまう・・・私はやはり親馬鹿なのであろう。
愚息は昨夜から風邪気味である。が、今日はフットボールの試合があるので行かねばならぬ。(無くても学校は休んじゃいけませんよね。)今日の対戦相手はパーム・デザート高校。デザート・・・Desert・・・その名の通り砂漠地帯にある高校である。つまり、遠い。しかもAway Game(遠征試合)。午後6時から試合開始らしいが、2時半には学校を出るそうである。(実際は1時間半ほどしかかからないのだが、交通渋滞に巻き込まれるために早く出る。)
なにが楽しくてそんな遠くの高校と対戦せにゃならんのかね?
夕食はどうするの?と聞くと、帰りのバスでサンドイッチを売ってくれるという。で、お昼はおにぎり弁当。お昼の飲み物代1ドルと帰りのサンドイッチ代2ドル渡すと、サンドイッチも作ってくれ、と言う。
愚母「だってサンドイッチは買うんでしょう?」 愚息「それは帰り。作って欲しいのは行きのバスの中で食べる分。」 愚母「・・・ふ〜ん。」
風邪気味だからたくさん食わんとね。
さて、試合が終わってバスに乗り込んだよ〜と電話がかかってきたのが(迎えに来いという意味ですな)9時。フットボールってさぁ、前半後半30分ずつで、試合時間1時間だよなぁ。どうして3時間以上かかるんだろう・・・毎度のことだけど。
夜の砂漠は冷える。試合中は寒さを感じないだろうが(というか熱いっしょ)、試合が終わると汗が急に冷えて体温がぐっと下がる。「寒くてたまらんからスウェット・シャツを持ってきてくれ」という。愚息が寒がるなんて・・・熱が高い時以外はない。
案の定、帰ってきて熱を測ったら結構高かった。
愚息「ううぅ、寒い。母さん、ラーメン作ってくれ!」 愚母「君、もう今日は4回食事したんでしょう?まだお腹すいてるの?」 愚息「いや、ラーメン食って暖まりたい・・・腹も減ってるけど。」
さて、家に帰って来たのは11時である。ラーメンを食べて暖まったとは言え、熱はまだ下がらない。それでもシャワーを浴びなければならないし、宿題もやらねばならぬ。 大変ですな、高校生・・・では、母は先に寝ます。おやすみなさい!
2003年09月24日(水) |
まだあげそめし前髪の・・・ |
って藤村さんは全然関係ないんですけど・・・
愚息は前髪がやたら長かった。顔の前に垂らすと顎まで届く。しかも、その前髪だけは金髪である。普段はオールバックにしているので目立たないのだが、髪を洗った後なんぞはやたらうざったい。「これ切ろうよぅ。みっともないよぉ。」と何度も言ったのだが、いや多分私が何度も言ったがために、彼は決して前髪を切ろうとはしなかった。
もちろん「うざったい」「格好悪い」と思うのは私だけではない。数年前に行った美容院で美容師さんに問答無用で切られてしまったこともある。それ以来、彼はどんなに変でも自分が注文した通りに切ってくれる美容師さんに切ってもらうことにしている。新学期が始まる前に切りたかったらしいが、彼女が休みを取っていたために2週間も待ったくらいである。
そんな愚息が「母さん、鋏貸して」と言ってきた。「はいよ。」とそこらへんにあった普通の鋏を渡した。しばらくすると2階のバスルームから「ねぇ、髪切るんだけど、母さん、切ってくれる?」と叫んだ。で、私は即答・・・「イヤ!」
我家では話し掛ける相手の所まで行って用件をきりだすなどということはしない。相手がいようがいまいが、その場で叫ぶ。しかし私は遠くから呼びつけられてもそこへは決していかない。用事があるのなら、そっちから来い!
下へ降りてきた愚息には・・・前髪がなかった。
いや、本当になかったのである。短くなったなんてもんじゃない。髪が伸びてきて、根元2センチくらいが黒くなっていたのだが、それを残して金髪部分をばっさりとやってしまったのである。しかも普通の鋏で。
愚息「ちょっと切りすぎたかなぁ」 愚母「いいじゃない、すぐ伸びるんだから」 愚息「どの位で普通になるかな?」 愚母「半年もすれば普通になるでしょう。」 愚息「・・・」
ところで、そんな超短い前髪でも、オールバックにしてディップでしっかり固めてしまえば昨日となんら変わるところはなかった。金髪メッシュがなくなっただけである。(しかし、風呂上りは滅茶苦茶おかしい。)
最近文庫の栞が薄くなったと思いません?
昨日、久しぶりに本屋さんへ行った。トーレンスにある旭屋書店である。遠いので滅多に行かない。実は剣道トーナメントがトーレンスであったのでついでに行ったのである。
・・・嘘。ついでではなく私としては本屋の方が目的。剣道トーナメントに愚息を連れて行くのを理由に遠くの本屋まで行くのである。剣道トーナメントはほとんどトーレンスという日本人がたくさん住む町で行われる。トーナメント、月1回くらいやってくれると嬉しいんだけどなぁ。
ちなみに、愚息はトーレンス(ガーディナだったっけ?)にあるラーメン屋さん『新撰組』に行くのが目的である。好みの問題もあろうが、私がラーメンを食べるのはこの店でだけだ。家の近くにも愚息を連れて行くラーメン屋さんが2軒あるのだが、私はどちらへ行ってもラーメンは食べない。でも『新撰組』のラーメンだけは食べる・・・だって美味しいんだもん。が、たかがラーメン屋さんに行くのに他に用もないのに片道1時間もかけて行くわけにはいくまい。トーレンスに用事があるといったら剣道トーナメントの時くらいのものである。で、彼もトーナメントだというと嬉しそうである。(もちろんラーメンを楽しみにしてるのだけど。)
で、栞の話。本屋さんへ行って久しぶりの文庫本を買った。講談社文庫である。文庫の帯、間に挟まっている新刊案内のフライヤーなどはすぐに捨ててしまう。で、普通は栞を最初のページに挟んで読み始めるのだが・・・栞がない!
じっくり読む時は、3x5のインデックスカードを栞兼メモ用紙にしているのだが、エンターテイメント系を初めて読む時はついてくる栞を使っているのに・・・栞がないのは困る。
再び話はそれるが、私はエンターテイメント系の本を読み始めると、どうしても最後が気になって最初からじっくりと読むことができない。したがって、1回目は速読。細部は気にせずにストーリーだけを追う。好奇心を満足させた後、続けて今度はゆっくりじっくり読む。で、最後に1度目と2度目で面白かったと思った所をもう一度味わうようにして読む。つまり1冊を続けて3回読む。
話は戻って・・・薄い本ならカバーを栞代わりにできるんだけどなぁ、と思いつつ読み進んでいると、ページの間から栞が出てきた。
えっ、あったの?
栞が見つからなかったのは、使ってある紙の厚さがページの厚さと余りかわらなかったからである。講談社文庫の栞って、こんなに薄かったっけ?これじゃ栞の役を果たさないんでないかい?
もちろん厚過ぎるのは困る。が、本を手に取るとすぐに栞が挟んであるページが開ける程度の厚味は欲しい。栞を本の上にちょっと出しておけば良いではないか、とおっしゃる方もいるだろうが、そうすると持ち運びの際、栞の出ている部分が曲がったりして気持ち悪い。
私はそれが無料の栞であっても、紙が折れるのが大嫌いなの!
(剣道トーナメントの結果についての質問は受け付けません。 ・・・勝ってればそう書いてるって!)
『世界最強』とは愚息がインスタント・メッセンジャーを使う時のハンドルネームである。ただし、ローマ字表記に誤り(故意)があるので、そのまま登録しても愚息とは繋がらない。
愚母「あなたねぇ、世界最強って、自分で付けて恥ずかしくない?」 愚息「全然。僕、世界最強だもん。」 愚母「世界最強って、何が最強なの?どこが最強なの?」 愚息「最強は一人しかいない。何がとかどこがとかはないの。最強は最強。」 愚母「でも、世界一力が強いとか、喧嘩が強いとか、頭が良いとか、基準がないと最強かどうかわからないじゃない。」 愚息「あのねぇ、母さん・・・基準がはっきりしてたら『俺が世界最強だ』って言えないじゃない。」 愚母「じゃ、どうやって決めるの?」 愚息「自分が決めるの。人が何と言おうと自分が世界最強だと思ってれば世界最強!」 愚母「じゃ、世界最強がたくさんいるわけ?」 愚息「人が何を言っているかを気にしているようでは、世界最強にはなれない!」
愚息が世界最強でないことははっきりしているが・・・もしかしたら彼は「世界で一番幸せなヤツ」かもしれない。『世界最幸』というのはどうだろう?
ところで、『世界最強』というハンドルネームはなかなか気分が良いものであるらしい。愚息がやるチャットは仲間内チャットである。チャットルームにいる人たちは基本的には皆知り合い。が、ハンドルネームは皆2、3個持ってるらしく(愚息も他にあるらしい)、部屋に入った時にすぐには誰かはわからない。で、「世界最強って誰だ?」と聞く人がいる。この時チャットが英語で行われていると・・・
“Who is the world strongest man?”
と聞かれることになる。これを愚息は「世界最強って誰?」とは訳さず、「誰が世界最強なんだ?」と訳す。すると・・・「俺だぜ!」ということになりますな。
「なかなか良い気分!」そうである。
従って、これを書いている私は・・・『世界最強の母』、直訳して“The World Strongest Mother”である。文句あるかい?
私のダンナは腎臓が悪い。というか機能していない。現在人工透析で生き延びているのだが、やはり体調がすぐれないらしく、仕事も行ったり行かなかったりの今日この頃である。で、15日月曜日の給料日にも仕事を休み、火曜日にもらってきた先日給料明細書を見ながら・・・
「僕、仕事休んだ日、有給から引かれてる・・・困るね。」とポツリと呟いた。
当たり前だろうが!仕事もせずに金をもらえるはずがない!
本当に困ったと思ったのかどうかは知らないが、水曜日にも仕事へ出かけて行った。おおお、二日続けてご出勤だぜ!
が、木曜日はお休み。仕事に行こうが行くまいが、彼は朝早く起きて透析をしなければならない。仕事に行く日は透析の後シャワーを浴びるのだが、行く気がしない日は再びベッドにもぐりこむ。
で、私が朝の一仕事を終え、愚息を学校へ連れていって、午前中の金にならない仕事(家事ですな)を済ませ、金になる方の仕事に取り掛かった頃、起きてきて朝食(仕事に行こうが行くまいが、取り合えず作って置いてある)を食べながらテレビを見始めたのだが・・・「テレビつけないで!」の私の一言で、すごすごと2階へ(こちらにもテレビあり)へ引き上げて行った。
私は仕事部屋を持っていない。私の仕事場は台所と居間の間にある。(ここが一番便利なのだ。)従って仕事中にテレビの音がすると非常に邪魔になる。はっきりいって英語放送は雑音以外の何物でもない。しかもそれにダンナの鼾が加わるものだから、仕事になりゃしない。
仕事をしながら洗濯をする。洗濯と言っても洗濯物を洗濯機に突っ込んで、終わったら乾燥機に入れて、その後たたむだけであるから、仕事中をしながらでもできる。が、洗濯機も乾燥機も2階のテレビと同じ部屋にあるので、テレビを見ている方は迷惑である。で、2階のテレビもあきめるしかない。さて、私は仕事を終えると愚息を迎えに行くまでの間に夕食を作って明日の朝食と弁当の下準備を終えなければならない。ダンナの様子を見る暇なんてないのだ。(夜は愚息を剣道に連れて行くので、そういうことをやっている時間はない。)
ふと気が付くと・・・ダンナがいない。ガレージを見るとダンナのトラックがない。医者に行くなんて行ってなかったのに、変だと思って彼の携帯電話に電話をしてみた。繋がった途端、耳に飛び込んでくる喚声!
ダンナは愚息のフットボールの試合を見に行っていたのである。
愚夫「勝ってるよぉ〜!試合終わったら電話するね。」 愚妻「・・・」
試合が終わってから、電話があった。 「勝ったよぉ〜!今、皆バスに乗り込んだところ。もう少しして家を出ると丁度良い時間に迎えに行けるよ。」
お前が連れて帰って来んかい!
2003年09月17日(水) |
食生活:北朝鮮vs南加 |
愚息は毎朝6時半に朝食を食べる。こちらでは18チャンネルで6時半から日本のニュース(フジテレビのNews Expressとかいう番組)をやっている。で、愚息は毎朝日本のニュースを見ながら朝食を食べている。私も面白そうなニュースをやっていると一緒に見たりする。いやぁ、日本語だと画面を見なくても何言ってるかわかるから便利ですな。台所で聞いてて面白そうだな、と思ったらすぐにテレビの前に行けば良い。英語のニュースだとテレビの前にどかっと座って見ててもわからん。
しかし、このニュース番組、毎日のように北朝鮮のニュースを放映している。今、日本では北朝鮮はビッグ・トピックなのだろうか?その脅威はどの程度のものなんだろう?今一わからない。
で、今朝、韓国在住の元北朝鮮の軍隊に所属していた女性が北朝鮮での食生活についてインタビューに答えていた。野菜は茹でて塩で味付けするだけ、だそうである。インタビューアー(日本人)が試食をしてみて「やはり塩だけでは物足りない味です。」などとほざいておった。
愚息「茹でて塩で味付けするだけって・・・母さんが毎日作ってるのと同じじゃない!」 愚母「いやぁ、塩を使っているだけあちらの方が贅沢だ。」
その後、『北朝鮮の軍隊で食べていた普段の献立』というのが紹介された。
愚息「ああいうの、チャイニーズレストランで食うと結構高いんだよなぁ。美味そうだし。」 愚母「少なくとも我が家の食事よりは美味そうだな。」
しかし、ニュースによると彼女はめったに米の飯を食べることがなかったという。米は高くて買えないそうなのだ。
我家では毎日白いおまんまを食っとるじゃないか! これ以上の贅沢はないぞ!
2003年09月16日(火) |
引き続きフットボールの話題です |
先週の日曜日、新聞(ローカル新聞ですけど)のスポーツ欄の一面のほとんど全部を使って高校のフットボール選手の写真が出ていた。よく見ると愚息が通っている高校のユニフォームを着ている。愚息に見せて、「ねぇ、ねぇ、この人知ってる?」と聞くと「うん」と言う。「どんな人?」と聞くと、一言「デカイ、しかも強い!その上速い!」だろうね、新聞に出るくらいだもん。
反対に愚息は・・・「痩せたとはいえ100キロが90キロになっても焼け石に水である」と先日日記に書いたが、それでも彼はラインマンの中では一番痩せているのである。しかもチビ。そりゃ高校生だから、愚息より背が低い子も痩せている子もいる。が、ラインマンにはいない。そういうポジションなんだろうなぁ、よくわからんけど。
さて、プロフットボールの試合は毎週月曜日の夜行われる。昨夜愚息がテレビを見ていたので、「君はどこのポジション?」と聞いてみた。「僕、あれ」と愚息が教えてくれたポジションを見てみると、ほとんど動かずに皆に寄ってたかってボコボコにされている人がいる。いつも相手のチーム2、3人が一度にかかってきて潰されている。なんか見ていて可哀相になってくるポジションである。
だから君、試合の後、いつも全身痣だらけで帰ってくるのね。
2003年09月15日(月) |
Losing is not an option. |
2年生になってから愚息はお昼にサンドイッチを持っていくようになった。我家はほとんどパン食をしないので、1日1食サンドイッチというのも良かろう。が、パンでは腹持ちがしない。で、試合がある木曜日だけはおにぎりを持っていくことになった。(朝と昼の献立は愚息と話し合って決めている。夕食は問答無用!)
では、昨夜の愚親子の会話・・・
愚息「母さん、明日のお弁当、おにぎりにして。」 愚母「うん、良いけど、何故?」 愚息「明日の練習、きついから」 愚母「何故?」 愚息「木曜日の試合、負けたから。」 愚母「負けたら練習がきついの?」 愚息「きついなんてものじゃないらしい。」 愚母「ふ〜ん、なんでだろうねぇ。試合だもん、負けることだってあるよねぇ。」 (君、剣道の試合ではしょっちゅう負けてるじゃないか!) 愚息「僕の学校のフットボールのチームではね・・・Losing is not an optionなんだって。」 愚母「オプションじゃないって言われても、好きで負けたわけじゃないと思うけど・・・」 愚息「Losing is not acceptable!」
・・・ふ〜ん
という訳で、愚息は「罰練」に備えて大きな握飯を持って学校へ行った。 どんな練習があるのかな?(わくわく)
2003年09月14日(日) |
Mary had a little ram |
スポーツには全く興味がない。とは言っても野球やバスケットボール、バレーボール、テニスなんかは細かいルールはわからなくてもどのように試合が進んで行くのかくらいは知っている。が、フットボールは全く知らない。大学時代に友人がフットボールをやっていて(当時は実にマイナーなスポーツでしたが、今はどうなんでしょう?)、何度もルールを説明してもらったのだが、全く覚えられなかった。愚息がフットボールを始めてからも説明してもらったことが数回あるのだが、やはり覚えられない。自分にとって大切じゃないことは覚えられないものなんだなぁ・・・
が、最近親子の会話に差しさわりが出てきたので、ちょっとくらい試合を見てみようかな、という気になった。もちろん愚息の試合ではなく、テレビでやっているプロの試合である。
余談だが、たかが高校生、しかもFreshmanやJVの試合だというのに、試合がある日は駐車場は満車、道路に違反駐車が溢れている状態になってしまう。他のスポーツと比べると、断然見物客がの数が多いのだ。(高校生の分際でVarsityの試合なんて有料ですぜ。)おかげで愚息を迎えに行った時に駐車する場所が無くて困る。
話を戻して・・・ダンナがテレビでフットボールの試合を見ていたので、チラチラと見てみた。「なんとかかんとかラムズ」と「なんとかかんとかなんとか」というチームがやっていた。チームの名前も覚えられませんな。(オークランド・レイダーズくらいしか知らない・・・LAレイダーズだった頃試合を見に行ったので覚えた。)
愚妻「ねぇねぇ、ラムズってなんかフットボールのチームぽくないね。」 愚夫「どして?」 愚妻「フットボールのチームの名前って、強そうなのばっかりでしょう。ラムってなんか可愛いくない?」 愚夫「えっ?可愛くないよ、強そうだよ。」 愚妻「でもさぁ、ラムって言ったら『メーリ・ハド・ア・リトル・ラム♪』でしょう。」 愚夫「・・・・・・」 愚妻「可愛いじゃない。」 愚夫「あのラムじゃない。ラムじゃなくてラム!」 愚妻「へっ?」 愚夫「だから、ラムじゃなくてラム!」
まぎらっこしい名前を付けるな!(って聞き分けができないのは私だけ?)
しかし、メリーさんがramを率いてお散歩なんかしてたら、ちょっと恐い。
2003年09月13日(土) |
そうそう、そう言えば・・・ |
タイトルを考えつきませんでした、というのが見え見えですな。
で、そう言えば、いつの間にか(夏の間にだけど)愚息が痩せていた。「ねぇ、ねぇ、最近痩せたんじゃない?」「うん、皆にそう言われる。」という会話の後、愚息が体重を測ってみると・・・なんと、10キロも痩せていた。2ヶ月で10キロ減。これぞ究極のダイエット!って何にもしなかったけど。自然に勝手に痩せてしまった。
先日、知人と交わした会話・・・ 「ねぇ、DOTMAN、最近痩せた?」 「うん、夏の間に10キロも痩せたんだよ。」 「えっ、10キロ!家の息子の体重と同じだね。」
しかし、10キロも痩せたら「痩せたね!」と言われるのが普通である。「痩せたんじゃない?」というのは「痩せたような気がするけど、本当に痩せたのかどうか確信が無い」程度にしか変わっていないということなのだ。実際、同じ家に住んでいる私でも「痩せたような気がするけどなぁ」くらいにしか思わなかったのだ。
100キロが90キロになっても焼け石に水なのだろう。
という訳で、胃も縮んでしまったらしく、愚息は朝御飯にどんぶり1杯の飯しか食えなくなってしまった。
2003年09月12日(金) |
何のためのインターネット |
最近、歳のせいか愚痴が多くなって困る。一人でブツブツ言ってる分には害はないのだが、ついつい愚息に愚痴をこぼしてしまう・・・要するに甘えているのである。いかんなぁ。聞かされている方はたまらんだろうなぁ。
と反省しつつも、愚息の送り迎えをしている間、他にしゃべることもないので(実はたくさんあるのだが、運転中に喧嘩はしたくないので、そういう話題は避けている。)油断をしているとついポロリと愚痴がこぼれてしまうのである。
愚息だって朝っぱらから、あるいはフットボールの練習が終わって疲れ果てている時に愚痴なんぞは聞きたくない。で、「文句があるなら本人に直接言うべきだ。本人に面と向って言えないことは口に出してはいけない!」とはっきりと言われる。う〜ん、確かにその通り!わかっているのだ。ちゃんとわかってはいるのだが、つい言ってしまう・・・だから愚痴なのである。面と向って本人に抗議する場合は愚痴とは言わない。
でもね、そんなこと言われてもね・・・ちょっとぐらいいいじゃない。返事しろって言ってるわけじゃないんだから・・・他に言う人いないんだもん。母さん、親兄弟みんな日本だしさ・・・ブチブチブチ・・・
愚息「母さん!何のためにインターネットがあると思ってるの!そういう愚痴はインターネットの掲示板に書き込んですっきりしてくればいいでしょう!」 愚母「誰の掲示板に書き込むの?」 愚息「知らん人の。一番、害が無い。」 愚母「そ、そ、そんな失礼なことはできんぞ!」 愚息「じゃ、自分のサイトに書き込めば。どうせ誰も読んでないでしょう!」
うっ、鋭い!
さて、愚息は誰のサイトで憂さ晴らしをしているのだろう?
2003年09月11日(木) |
何のためのウェブサイト |
私がウェブサイトを作成した時、エンピツでウェブ日記を始めた時にはきちんとした目的があった。不特定多数の方々に公開しているくせに、とても個人的な目的なので余り大きな声では言えないのだが(だって読んで下さってる方々に対して失礼でしょう!)、その目的とは「日本語の練習」であった。自分のコンピュータ内だけで密かに書いていては続かないに違いないと思ったので、公開ウェブサイト・日記にしたのである。
つまりね・・・アメリカに長年住んでいると、日本語を忘れてしまうわけですよ。私は三流私立とはいえ、大学で国文学を専攻した身である。学生時代はレポートも書いたし、曲がりなりにも卒論も提出している。内容はともかく、正しい日本語だけは書けたはずなのだ。(はずだよね?)しかし、気づいてみると・・・書けない。書いているつもりでも書けてない。書けないどころか、しゃべることすら上手くできなくなっている。これはいかん!と奮起して日本語を書く練習をするつもりでウェブサイトを作ったのである。そして勢いでウェブ日記も始めてみた。何事も訓練である。
ところが、始めてみるとこれが結構面白い。少ないとはいえ、読んでくださる方もいらっしゃる。で、ついついどんどん書いていく。正しい文を、どころじゃない!読み直しも修正も無し!誤字脱字もなんのその。何も考えずにどんどんアップロードして行く・・・最初の目的は一体どこへ行ったやら。
で、面白いからという理由だけでやっていると、慌しい日々が続くと休みがちになってくる・・・というのが現在の情況。7月8月はほとんど日記を書いてないし、ウェブサイトの更新もしていない。「だって夏休みで愚息が家にいたんだもん。」「だってダンナが家にいるんだもん。」というのは見苦しい言い訳である。
・・・初心に帰るべきだよなぁ。
2003年09月04日(木) |
ピンクのユニフォーム |
フットボールのシーズンである。愚息は毎日練習でクタクタになって帰ってくる。Tシャツも汗でびっしょりだ。1年生チームの時は汗で汚れたTシャツをバックパックの中に入れて帰って来ていたから、バックパックが臭くなって毎日“ファブリーズ”を吹きかけていたのだが、今年はさすがの愚息も脱いだTシャツをバックパックに入れることができないほど汗でビショビショ。手で持ってきて車の床に置いている。指先で摘むとずっしりと重い。絞れば汗が滴り落ちるのではないか、と思ってやってみたら・・・本当に滴り落ちてきた。
という訳で、洗濯籠に入れる気にもなれないほど臭いので、洗濯機に直行。毎日洗うことになる。愚息の洗濯物を私の洗濯物と一緒に洗うということはないのだが(だって、汚いんだもん)、先日何を考えていたのか(何も考えてなかったのだが)、フットボールのTシャツと私のまだ一度も洗ったことがない赤っぽいワンピースを一緒に洗濯機に入れてしまった。
言うまでもなく、愚息の白いTシャツは見事なピンクに染まってしまった。いやぁ、お見せできないのが残念なほど鮮やかなピンク。これって、やっぱマズイよなぁ。ジャージの下に着るんだから試合の時には目立たないけど、ユニフォームだもんなぁ、一応。ウエイトトレイニングの時なんか、ばっちり目立つよなぁ。でも2枚しかないTシャツを毎日交互に着てるんだもんなぁ。困ったなぁ・・・という訳で、愚息に聞いてみた。
愚母「ねぇねぇ、Tシャツ、こんなになっちゃった。」(と愚息にピンクのTシャツを見せる) 愚息「おおお、ピンクぅ!」 愚母「もう着れないよね。もう1枚買ってきてくれる?」 愚息「えっ、もう着ないの?破れたわけでもないのに、もったいない。ピンクになったからって新しいの買うなんて、無駄遣いだ。」 愚母「でも・・・ピンクじゃ叱られるでしょう。」 愚息「試合の時はともかく、練習の時は別に良いんじゃない?」 愚母「じゃ、このまま着る?」 愚息「うん。」
という訳で、ピンクのTシャツを着て練習してきた愚息・・・
愚母「どうだった?」 愚息「何が?」 愚母「ピンクのTシャツ。叱られなかった?」 愚息「全然。みんなにすっげぇ笑われた。」 愚母「でもさ、洗ったのは母さんだから、母さんが笑われたってことだよねぇ。」 愚息「誰も母さんがやったなんて思ってないよ。」 愚母「へっ?」 愚息「高校生にもなって親に洗濯してもらってるヤツなんていないよ。」
・・・ここに一人いるじゃないか!
愚母「母さんがやったんだって言わなかったの?」 愚息「そんな恥ずかしいこと言えるか!」
恥ずかしいなら自分でやれば良いのに・・・ピンクのユニフォームを着てみんなに笑われるのは全く気にならないのに、親に洗濯をやってもらっているのがばれるのは恥ずかしいらしい。不思議なお年頃である。
という訳で、愚息は二日に一度はピンクのTシャツで練習をしている。何度も洗う内にまた白くなるかな?
高校に必要な文房具は全て私が準備する、と書いたのは昨日のこと。他に教科書にブックカバーをかけるというお仕事もある。アメリカの学校(高校まで)は教科書をくれない。学期の初めに借りるのである。で、学期末に返す。使っている間に汚れてはいけないので、それぞれがブックカバーをかけなければならない。文房具屋さんには凝ったブックカバーや使いやすいブックカバーが売っていたりするのだが、愚息は小包を包むあの茶色い紙でカバーを使って欲しいと言う。で、毎年新学期になると借りてきた教科書に私がブックカバーをかけてやる。愚息にやらせるとものすごくいいかげんなカバーを作るので見るに耐えないのだ。私は本が汚れたり傷ついたりするのが絶対許せないのである。
と、学期の最初に全てをやってあげる愚かな母ではあるのだが、毎日忘れ物がないかまではさすがに点検しない。やるのは学期の初めだけである。中学までは忘れ物をしても平気だったのだが、高校に入ってから忘れ物をしたためにとんでもない目に会ったことがあるらしく、2年生になってから、朝出かける前に「指差し点検」をするようになった。今朝も元気に指差し点検・・・
「フットボールのジャージ・・・よし。パンツ・・・よし。Tシャツ・・・よし。手袋(フットボールのラインマン用指なしグロブのこと)・・・よし。弁当・・・よし。飲み物・・・よし。OK、完璧!」
愚息を送って行って家に帰ってきたら、テーブルの上に教科書が載っていた・・・おいおい、授業に使う道具は点検しないのかい?
ま、教科書がテーブルの上に出てるってことは、昨夜家で使ったということだから、良しとしよう。(どうせヤツは授業中寝ているのである。)
やっと始まりましたぁ、待望の新学期!
昨日はルンルンと夏休みに入ってすぐ洗っておいたバックパックに必要なものを詰め込んだ。昨年度使っていたスリー・リング・バインダーはまだ使えるから、これに紙を挟んで、赤・青・黒のボールペンに名前をつけてバインダーに差し込んで、バインダーに挟んだペンケースには名前をつけたエンピツ3本と消しゴムを入れて・・・えっと、今学期は5科目だから、ファイルフォルダーも5枚、そうそう、スケジュール・ノートもここに入れておかなくっちゃ。時間割は最初のページに挟んでおこう。英語と数学には別々のバインダーがいるんだよね。これにも名前を書いて紙を挟んで、ディバイダーもちゃんと入れて・・・英語のバインダーにはフロッピー・ディスクを2枚、数学のバインダーには計算機とエンピツ・・・よし!準備万端!
えっ、誰が学校に行くのって?・・・ははは、愚息です、はい。 えっ、小学校に入学するのかって?・・・ははは、高校2年生です、はい。
学校が終わった愚息が私の顔を見るなり言った。「母さん、僕が必要なもの、なんでわかったの?」
愚母「だって、新学期にいるものって決まってるじゃない。みんな持ってきてたでしょう?」 愚息「ううん、誰も持ってきてなかった。僕だけ完璧だった。母さん、凄いねぇ。」
いえいえ、気合入ってるだけです。
そんなことまで親がやってあげるのは異常だとお思いの方も多いと思います。自分でも変だと思ってます。でもねぇ、これ、趣味なんです。こうやって文房具を揃えるの、私のささやかな楽しみなんです。本当は私が学校に行きたいの!
もちろん、こういうことをしてはいけない!と思って全く手を出さなかった時代もあった。愚息は弁当を体操服だけを持って学校へ通っていた時代もあった。何しろ彼は勉強をするために学校へ行っているわけではないので、文房具は必要ないのである。無きゃ無いでなんとかなるみたい。でも私が用意すると文句も言わずに持っていく。持っていくだけでなく、たまには使っているようでもある。もちろん、弁当とフットボールのユニフォームは必ず自分で詰めていく。必要な物は自分で管理するのである。
愚息「ねぇ、母さん、エンピツにハローキティのキャップつけるの、止めてくれる?」 愚母「えっ、気づいた?」
・・・使ってるんだ。
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