DOTFAMILYの平和な日々
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2003年04月25日(金) 漫画

私は漫画を読まない。というか買わない。理由は、漫画はすぐ読み終わってしまうので、使った金額に対して楽しめる時間が短いからである。非常にもったいない気がする。無駄使いをしている気になる。私が持っている漫画は『寄生獣』と『北斗の拳』だけである。(昔は『ゴルゴ13』も持ってたんだけど、渡米前に友人にあげてしまった。)

対して愚息は漫画が大好きである。が、我家には余り漫画の本はない。愚息が小さかった頃は『忍たま乱太郎』『ドラゴンボール』『幽遊白書』『地獄先生ぬ〜べ〜』など私が読んでも良いかな、と思うものを買ってあげていたのだが、ここ数年、愚息が読みたがる漫画が面白いと思えないからである。で、たま〜に買ってあげる漫画も余り読んでいない。『ワンピース』も『ナルト』もほとんど読んでいない。『グラップラー刀牙』に関しては、もう見るのもイヤ、という感じであった。それが、昨日、思わぬ空き時間ができたので、テーブルの上に置いてあった『刀牙』を手に取ってしまった。そもそもこれが間違いだった。一旦始めたことは最後までやり通さなければならないでしょう、やっぱ。

という訳で、『グラップラー刀牙』全42巻、一気に読んでしまい、勢い付いて『ニューグラップラー刀牙』も16巻まで読んでしまった・・・17巻はまだ持ってない。すっげ〜時間の無駄使いした気がする。が、読んでいる時はそう思わないのが漫画の怖いところである。(ゲームと同じだな)

さて、愚息はバキがとても気に入っている。本を大切にする気持ちを全く持っていない彼が、バキだけはとてもとても丁寧に扱うのである。あんなもんどこが面白いのかと思うのだが・・・夢中で読んでしまった手前、そういう発言はやはりマズイであろう。

目の前にど〜んと漫画を積み重ねて読んでいる私に向って・・・
愚息「バキって面白いでしょう?」
愚母「面白くない。」
愚息「だって、凄いじゃない、みんな。」
愚母「母さん、暴力・喧嘩・戦い・格闘技・戦争、全部嫌い。」
愚息「じゃ、どうして読んでるの?」
愚母「それはね・・・そこに漫画があるからなのだよ。」


2003年04月24日(木) 携帯電話の使い方

今日は朝から仕事の予定だったので、愚息には何処にも連れて行ってあげないよ、と前から言ってあった。私が仕事を始める前に起きてこなければ、朝食も昼食も無しである。(私は食べますよ、お昼。愚息の面倒を見る暇はない、ということです。)ま、愚息はダンナと違って、一人で何か漁って食べるから問題はない。が、予定が狂って仕事を始める時間が遅くなってしまい、愚息が11時ごろ起きてきた時、私はまだ仕事を始めていなかった。しかも仕事待ちの間に・・・愚息の漫画を読んでいたのである。

愚息「おはよぉ〜」
愚母「おはよ」
愚息「まだ仕事してないの?」
愚母「うん、まだ」
愚息「じゃ、ラーメン作って」
愚母「朝っぱらからラーメンはないでしょう・・・もうすぐ昼だけど。」
愚息「でも、母さんが仕事してたら、僕、自分でラーメン作るんだよ。母さんが作っても同じじゃない。」
愚母「じゃ、自分で作らんかい!」
愚息「いいじゃない、どうせ漫画読んでるんだから」
愚母「・・・」仕事してるふりしてれば良かった。

何故かラーメンを作り終わった頃タイミング良く仕事がやって来た。

さて、私の仕事はコンピュータを使う。(ほとんどワープロだけだけど。)で、その間、愚息はコンピュータを使うことはできない。(いえいえ、コンピュータなら他にもありますけどね、ネットに繋がっとらんのですよ。)という訳で、愚息はゲームが出来ず、仕方なくベースを弾くことにした・・・らしい。

最近、愚息は客間でベースを弾く。コンピュータはダイニングキッチンに置いてある。ダイニング・キッチンから客間へ行くには・・・隣の居間を通り、左に曲がりガレージへのドアを過ぎてまた左に曲がり、2部屋通り過ぎて(部屋の前の廊下)突き当たりが客間になっている。(こう書くと随分距離がありそうだが、10秒もかからない。)つまり、間に3部屋あるのだが・・・左に2回曲がったことからもわかるように、直接は行けなくても実は壁1枚しか隔ててないのである。

もう、うるさいのなんのって、仕事が出来やしない。こんなにずんずん響くとは思わなかった。煩い!と怒鳴っても聞こえまい。わざわざ行くのもめんどくさい。あっ、と思って隣にあった携帯電話を使って愚息に文句を言ってしまった。いやぁ、携帯電話って便利ですねぇ。って同じ家の中にいて電話を使うほどの大邸宅か!


2003年04月23日(水) BBSへリンク

HTMLというのがよくわからない。よくわからなくてもさほど困ることはないのだが、日記から掲示板へリンクを貼れないことだけを残念に思っていた。だって、わざわざ一旦ホームページに入ってから掲示板へ、というめんどうなことをして下さる人、ほとんどいないでしょう?(そういう手間をかけて下さっている方々にはとても感謝してます。)でも、日記から掲示板へ飛べるとなれば、もしかしたら何か感想を書いていってくれる人がいるのではないか・・・甘い?

という訳で、HTMLがわからないまま「なんとかならんかな?」と思ってエンピツのホームページからマニュアルへ飛んで、珍しく真面目に読んでみた。(初めて読んだ)とりあえずBBSだけつければ良いのだから・・・と思って読んでいくと、やり方があっさりと見つかった。いやぁ、やってみるもんですな。

で、リンクを張ってみた。BBSと書いてあるが、行き着く先はホームページの掲示板と一緒である。別の掲示板を、とも思ったのだが、たった一つの掲示板ですら毎日チェックしてないのに、これ以上増やすわけにはいくまい。でも・・・あんな小さな字でBBSと書いてあるだけで、誰か見てくれるんかいな?

これに気を良くして、実は他にも色々やってみようかと意欲を燃やしている。(ま、いつまで燃えつづけるかはわかりませんけどね。)でも、日記もホームページも見やすいのが一番。まずはホームページを見やすくすることから始めなければなるまい。

ところで、ホームページの見直しと同時進行で日記の見直しもやっているのだが、遅々として進まない。が、見直してみてわかったことが一つある。イヤ、今更わかったというのも変なのだが・・・私は日記つけてないと自分がどんな暮らしをしていたかすら全くわからなくなるのだなぁ。書いてて良かった。ウェブ日記を始める前にも日記は書いていたのだが、何しろあちこちに書いていたのでどこにあるのかわからない状態になっているのだ。ウェブサイトにまとめてあると実に便利だ。しかも読んで下さる方までいるのだから、休むことはあっても止める訳にはいかない。(ってそこまでの日記じゃないけどさ。)今更ながらエンピツに感謝!


2003年04月22日(火) 運転手

私は運転が嫌いだ。嫌いなのだが、車社会の南カリフォルニアで子供を育てるということは、運転手も務めなければならないということなのである。

私は自宅で仕事をしているので、比較的時間が自由になる。(本当は比較的なんてもんじゃないです。もう全く自由です。)で、愚息が遊びに行くとなると、愚息の友人の送り迎えまで引き受けることになってしまう。彼等はまだ運転ができないので、行き先はMallである。映画館あり、食べるところあり、ゲームセンターあり、といったらMallくらいしかないでしょう。愚息は友人の家に行く時以外は、大抵は家の近くにあるMallに映画を見に行く。が、彼の友人はほとんどがMallを挟んで我家と反対側にある町に住んでいるのだ。何だかなぁ・・・

で、昨日も愚息の友人を迎えに目的のMallを横目に見ながら隣町までいった。友人の拾って、さてMallへという所で愚息の携帯電話に別の友人から電話がかかって来た。

愚息「よぅ、どうした?」
友人「今、起きた。」
愚息「そうか・・・待ち合わせの時間まで後12分。頑張れよ!」(と言って電話を切る。)
愚母「誰から?」
愚息「Mから」
愚母「今ごろ起きて、MはMallに連れてってくれる人いるの?」
愚息「知らん」
すっげー冷たいヤツ。実はその時私達はMの家の側にいたのである。
愚母「迎えに行ってあげるから、電話しなさい。」
愚息「うん」(と言って電話をする。)
愚息「おい、1分でそっちに行く。用意しとけよ。」

愚息の友人Mはシャツのボタンもとめずに、靴を履きながら外へ出てきたのであった。

愚息「お前一体何時に寝たんだ?」
友人「8時」
愚息「じゃ16時間くらい寝てるじゃないか!」
友人「イヤ、朝の8時」
愚息「何やってたんだ?」
友人「ゲーム」

おおお、朝までゲームかい?愚息と違って根性あるヤツだなぁ。愚息はゲームに夢中になっていても夜中の1時が限界なのである。学生時代よくゲームセンターで夜を明かした私から見ると、根性なしに思えて仕方がない。

注:愚息達がいうゲームとは、インターネットを使って遊ぶコンピュータ・ゲームのことである。カウンタ・ストライクとかワァークラフトとか・・・だと思う。私ももう少し若かったら、きっとはまっていただろうな。


2003年04月21日(月) Spring Break

愚息の学校は今週春休みである。去年まではEaster Vacationと言っていたのだが、公立高校ではSpring Breakというそうである。この春休み、公立高校といえども校区によって休みになる週が違っている。この辺では、4月21日のEasterを挟んでその前が休みだった校区とその後が休みの校区がある。何故校区によって違うのか?

真偽は確認していないのだが、聞いたところによると、休みの間に他校区のギャング同士がぶつかり合わないようにするためだという。う〜ん、なかなか説得力がある理由だ。本当だとしたら、過去にそういう事件がたくさんあったのだろう。しかし、そういうことまで配慮して休みを決めなければならないなんて、中々大変なんですな。

ところで、校区によっては休みがない所もある。通常は春休みと冬休みが各1週間ずつ、6月半ばに学年度が終わると2ヶ月半の夏休みがある。(これもアメリカ中で統一されている訳ではない。寒い所では冬休みが長く夏休みが短い。)ところが、1年中やっている学校は長い長い夏休みもない。その代わり、年に数回(4回だったと思うけど)1ヶ月ほどの休みが入るのである。で、その休みの期間は生徒によって違う。つまり、学校は1年中やっているけど、生徒は順番に休みを取っていくというシステム。学校の施設を効率良く使うためにそういうシステムが出来上がったのだそうだ。

春休みと冬休みは兎も角、2ヶ月半の長い長い夏休みがないなんて、可愛そうな気がする。最も普通のシステムの学校に通っている子だって、ほとんどの子が夏休みはSummer Schoolに通っているのだから結局同じか。

という訳で、オフィシャル春休み第一日目、愚息は中学時代の友人達と一緒に映画を見に行ったのであった。


2003年04月20日(日) 人が集る家

人が集る家とそうでない家がある。我家は後者である。人が集る家の条件って何なんだろう?とふと考えてしまった。

私のHPにも時々登場するS家は人が集る家だ。最近建てた新居にはまだお邪魔したことがないが、S家がアメリカに住んでいた頃住んでいたアパートにはよく遊びに行った。愚息と二人で、愚息だけで、私一人で、といつもお邪魔していた。そこに居ると、いろんな人が訪ねて来た。主婦のYさんはいつもお茶とお菓子を出してくれるのだが、座って話し込むこともなく、誰がいても一人せっせと家事に勤しんでいた。なのに来ている客は彼女の邪魔をしているという気には全くならず(邪魔してたのかな?)くつろいでしまう。そんなアパートだった。決して広くはない。日本のアパートに比べればまだマシかもしれないが、広さだけなら我家の方がよほど広い。でも、彼女のアパートはとても居心地がよかった。

愚息の友人にも人が集る家に住んでいる子がいる。私は中に入ったことがないのだが、愚息に言わせると、きちんと整理整頓されているのだが、狭い家の中に色んなものがごちゃごちゃと置いてあるそうだ。その狭い部屋の中にぎっしりと子供たちが詰まって、しかも皆楽しくくつろいでいるのだと言う。いたるところに座る場所もある、と言う。

広さは関係ないんだな、きっと。設備も関係ないようだ。やっぱり住んでいる人達が暖かいからだろうな。人が集る家って良いな。なんだかとっても羨ましい。

我家には人が集らない。やっぱり住んでいる人達が・・・だな。


2003年04月19日(土) 子育て

我家の居間には二人掛けのソファが二つ置いてある。従って、3人家族の我家では、何時も一人があぶれることになる。数が合わないような気がするかもしれないが、これでよいのである。何しろ我家のメンバーは肉体的コンタクトを酷く嫌うのだ。従って、何人掛けのソファであっても、人が座っているのと同じソファには座らない。何人座れるかではなく、ソファが何個あるかで座れる人数が決まるのである。それじゃ、もう一つ置けばよいではないか、とは思うのだが、狭くてこれ以上置けない。じゃ、一人用のソファにすれば良いじゃないか、とも思うのだが、一人用だと寝転べない。という訳で、一人は(大抵の場合、ダンナですけどね)いつも床でゴロゴロすることになる。

さて、今日、私は珍しくソファにきちんと座って本を読んでいた。(普段は寝そべっている。)愚息もしばらくソファにゴロゴロしていたのだが、漫画を読むのにも飽きたらしく、2階へゲームをしに行くことにした。で、私が座っていたソファの反対側に愚息が欲しいものが置いてあった。
愚息「母さん、あれ取って。」
愚母「うん」と言いつつ、ぐっと手を伸ばすが、届かない。ちょっと身体をずらせば届くのだがそこはほれ・・・めんどくさい。う〜ん、う〜んと一生懸命手を伸ばしていたら、愚息にどん!とどつかれた。私の身体は、あっさり倒れ、愚息が欲しがっていた物に手が届いた。

おおお親に対して何をするぅぅぅぅ!

「母さんは、お前をそんな子に育てた覚えはありません!」と前から一度言ってみたかったセリフを言ってみた。するとしばらく考え込んでいた愚息は・・・

「そうかなぁ?いかにも母さんが育てた子って感じがすると思うけどな。」と言って2階へ去っていった。

そう言われればそんな気もする・・・


2003年04月18日(金) みんな、持ってるよ

我家では「みんな、持ってるよ。」というセリフは何かをねだる理由としては通用しない。

愚息が幼い頃から「だって、みんな持ってるよ。」と言う度に、「みんなとは誰だ、具体的に2、30人ほど名前を挙げてみよ。」と反論して来た。幼い愚息にはそんなに名前を列挙する頭脳はなかった。確かに彼の友人はみんな持っていたかもしれないが、それがどうした!

ダンナはず〜っとケーブルTVを欲しがっていて、「○○ん家にもある、○○もつけてる。」と攻めてきていたのだが、「○○は持ってない。○○の家にもない。テレビばっかり見てると馬鹿になる!」と私が反撃するので、最近はさりげなく広告をテーブルの上に置くだけになってしまった。(毎週、テーブルの上の広告を更新している・・・暇なヤツ)

数ヶ月前、愚息がAOLのインスタント・メッセンジャーをダウンロードして良いか?と聞いてきた。実は数年前からねだられていたのだが、徹底的に拒否していたのだ。

愚息「ねぇねぇ、AOLのIMって無料でダウンロードできるんだよ。」
愚母「で?」
愚息「みんな持ってるよ。僕だけ持ってないから不便なんだ。」
愚母「どう不便なの?」
愚息「IM使えないから電話で話さなきゃならないし、電話だと一度に一人としか話せないから、バンドの練習とか映画見に行く相談とかするのに不便なんだ。」
愚母「お友達はみんなIM使ってるの?」
愚息「うん、みんな使ってる。」
愚母「みんなって?具体的に名前を挙げてごらん。」

・・・どどどっと、私が聞き取れないくらいのスピードで彼は名前を列挙したのであった。

という訳で、我家の唯一インターネットに繋がっているコンピュータにはAOLのIMがダウンロードされている。愚息は毎晩毎晩楽しく友人達とおしゃべりをしている。完全にコンピュータを占領された状態なのである。ちょっと悔しかったので、私もやろうかな?と思ったのだが、同じものもなぁ、とMSNのMessenger5.0というヤツをダウンロードしてしまった。ホームページを作った時、何かの役に立つかもしれない、とホットメールでアドレスを取っておいたのだ。これから、我家ではAOLとMSNの戦いが始まる・・・わけないよなぁ。

何しろ、私のメッセンジャーには誰の名前も登録されていない。だって誰も知らないんだもん。・・・無駄なことしちまったかな?


2003年04月17日(木) 日本人移民の歴史

まぁ何という大袈裟なタイトル!

愚息の高校の世界史のクラスで「自分の祖先が渡米した理由と当時の国の様子」についてレポートを書くという宿題が出ている。その中の1章はアメリカに移民した人を直接知っている人最低二人にインタビューをしてわかったことを書かなくてはならない。誰かいるかな・・・えっと、えっと・・・あ、いた!という訳で、愚息が私に話しかけてきた。

愚息「ねぇねぇ、母さん、どうしてアメリカに来たの?」
愚母「大学卒業するまで一度も海外に出たことなかったから、一度出てみたかったから。」
愚息「海外旅行するつもりで来たの?」
愚母「う〜ん、まぁ、そんなところかな。」
愚息「じゃ、なんでまだいるの?」
愚母「う〜ん、なんでだろう・・・?」
愚息「・・・ねぇ、誰か日本から移民してきた人、知ってる?」
愚母「えっ?私・・・ダメ?」
愚息「・・・」
愚母「おじいちゃんとおばあちゃんは?」
愚息「おお、そういう人がいたな。」

という訳で、義父義母にインタビューに行った。

義母はサンフランシスコで生まれ、幼い時に日本へ帰った。で、再び渡米して義父と結婚し現在に至っている。実に、のほほ〜んとした人である。裏表がなくさっぱりしているのだが、シャキ!っとした印象はない。子供のような無邪気なところもある。しょ〜もないことに、結構真剣になったりもする。

なんの苦労もなく穏やかに生きてきた人のように見えるのだが・・・話を聞いたらとんでもない!苦労苦労の連続である。戦後まだ日本人は敵だ、鬼だ、悪魔だ!と思われていた(つまり日本人を雇ってくれる会社などなかった)時代、英語も全然わからないまま(彼女は日本で教育を受けている)、幼い子供4人と病弱な夫を抱えて一人で頑張ってきたのだ。彼女は子供の面倒をみながら、庭で種から植物を育て、近所の植木屋さんにそれを売って生活していたそうだ。あの小さな体(ホントに小さいんだな、これが)のどこにそんなエネルギーがあったのだろう?(その後、彼女の始めたささやかな商売はぐ〜んと発展していく。)

確かに苦労の連続だったが、苦労したのは彼女だけではない。当時、日本人は皆苦労していた、と彼女は言う。アメリカは天国のような所だと聞いてやって来た人ばかりだけど、そんなのは真っ赤な嘘だったそうだ。それでも、それぞれが必死になって働いて、それなりの財産を築いている。実際、無一文で渡米した人も多かったそうだ。う〜ん、生きた歴史だ!

私の両親(脳天気な父は・・・苦労してない気もするんだけど)も戦争で苦労をしている。当時は日本でもアメリカでも(多分他の国でも)日本人は辛い生活をしていた。それでも負けずに頑張って今ある生活を築いてきたわけだ。・・・うっ、わたしゃとても出来ませんな。ところで、義母が頑張って生きていた頃・・・

「で、お義父さんは何をしてたんですか?」


2003年04月16日(水) Summer Conference

つい先日Spring Conferenceがあったばかりだというのに、もうSummer Conferenceかい?

今月に入ってすぐ、カウンセラーと親子面談を行ないたいのでアポイントメントを取るように、という手紙が愚息が通っている高校から届いた。で、すぐ電話をして予約を入れた。その日が今日。今回の面談は秋と春に行なわれる恒例の教師達との面談とは違って、カウンセラーとだけ行なわれる。予定時間は45分・・・長い!

面談の目的は、卒業後の計画とそのために今後3年間でなんの科目を取るかの相談、そして今年9月に始まる2年生で取る科目を決定することである。進路によって取る科目が違ってくるのだ。大学進学希望者もUC系(UCLAなど)、CSU系(Cal State LAなど)、CC系(Community College)、私立大学、どれを選ぶかによって必須科目が代わってくる。高校卒業必須科目だけ取っても大学進学はできないのである。

例えば、数学は高校を卒業するだけならAlgebra1(数Iみたいなもんかな?)だけで良い。CSU系に行きたければAlgebra1+Geometry(幾何学)、US系に行きたければ、Algebra1+Geometryに加えてもう一つ取った方が良いのだが、高校の間に最低3年間は数学を学ぶことを勧めている。この「勧める」っつうのがなぁ・・・「やれ!」ということなのだ。CC系は高校を卒業すれば入学できる。外国語も高校を卒業するだけ、あるいはCC系に進むなら必要ない。が、CSU系に行きたければ2年間、US系に行きたければ最低2年間だけど3年やった方が良い。

加えて、高校4年間の成績とSATテストの結果で入学申請手続きをできる大学が決まる。入学できる大学が決まるのではない。願書を出せる大学が決まるのである。

愚息の場合は関係ないのかもしれないのだが・・・

進路が決まっていないので、イヤ、本人はしっかり決めているのだが、何度彼がはっきりと言ってもカウンセラーの耳には入らないらしくて、「進路が決まってないなら、取りあえずどこにでも進めるような科目を選びましょう。」ということになった。

話が前後するが、面接の最初の方の会話を少々・・・

カウンセラー「将来は何になろうと思ってますか?」
愚息「プロレスラーです!」
カウンセラー(私の方を見て)「お母さんはそれで良いんですか?」
愚母「はい。本人がやりたいことをするのが一番良いと思います。」
カウンセラー(しばし沈黙の後)「えっと・・・どこの大学に行きたいですか?」
愚息「大学?行きたい大学?ありません。」
カウンセラー(再び沈黙の後)「そうですか、決まってないなら、UC系に行ける科目を取っておきましょうね。」

おいおい、人の話をちゃんと聞け!

という訳で、半ば強制的に愚息の来期のスケジュールが組まれたのであった。う〜ん、これがプロレスラーになるために必要な科目なのか。

その他、あ〜でもない、こ〜でもないと色々話し込んで、途中、校長先生の乱入などもあり、結局1時間半もかかってしまった。・・・疲れた。


2003年04月15日(火) 読書メモ:英語は絶対、勉強するな!

「はい、しません!」というか、勉強したことがありません。何しろ昔々学生だった頃から英語の成績は最低だったのである。中学1年生の夏休みに、先生から呼び出されて「まだ今からなら皆に追いつけます。夏休みに一緒に頑張りましょう!」と励まされ、高校では皆の前で恥をかかせては可哀相だという先生の思いやりからか一度もあてられたことがなく、大学では4年生になっても英語の単位が取れず、ついには英語のテスト中、隣の2年生を脅して答えを見せてもらい、それで足りない分は、英文科の友人にレポートを書いてもらってやっと単位を頂いたという位なのだ。(ちなみに私の専攻は国文学、しかも近世文学だった。)いつかは英語の学校に行きたいと思っているのだが、生活に追われてその暇がない。

さて、この本、単行本で出版されたのが2000年12月だそうである。文庫化されたのが2002年12月。初出版から2年4ヶ月、文庫化から4ヶ月もたっているのだが、私が本屋で見つけて、つい買ってしまったのが(当然文庫本)先月、で、今日やっと読み終わった。

余談だが、最近本が読めなくなってしまった。趣味は読書です、と言えるほどではないにしても、本を読むのは結構好きだったのに・・・困ったもんだ。時間がないのではない。文字通り「読めない」のだ。内容が頭に入ってこない、文章に集中できない、夢中になれない・・・かなり悲しい。

話をもとに戻して・・・いやぁ、実に耳が(目が?)痛くなる本でしたな。しかし、到る所で「うんうん、そうかそうか。」「ふむふむ、なるほど」感心してしまった。英語の上達と直接関係ない所ばかりだけど。

ところで、この本に書いてある通りにすれば、誰でも半年から1年で英語がペラペラになるそうである。この本は随分売れたそうだし、初版から2年以上経っているのだから、英語がペラペラになった日本人もさぞ多いことだと思う。実際にそういう人の体験談を聞いてみたいものなのだが、どこかにそういう人のホームページはないものだろうか?

実は私は何を読んでも、おお、そうか!なるほどなるほど!と思ってしまう。つまり、従来の英語の学習法が書いてある本を読んでもきっと「おお、そうか!」と思ってしまうのではないかと・・・読んだことないけど。で、この本を読んで「おお、そうか!」と感心してしまった私の意見は全く当てにならない。が、何もしないより何かした方が良いことだけは事実であろう。英語の勉強をしたことがない私のような人には効果があるかもしれない。

実はここだけの話だが、私は英語ができない。アメリカで10年以上暮らしていて英語ができないとは何事か!とお叱りを受けそうだが、できないものはできない!このままじゃイカン、何とかしなくては、と常に英語コンプレックス(っつうほどのもんじゃないですけどね)に悩まされて来たのだが、最初にも書いた通り、日々の生活に追われ、何一つ対策を講じてこなかった。

本の後ろの方を見てみると、ナント「英語は絶対、勉強するな!」の聞き取り用CDまで出ているそうではないか。今度これ買って、英語の勉強してみようかな?イヤ、勉強と言ってはいけないのかな?

ここで本文からの引用を・・・『英語圏に何年かだけ居住経験のある人の話や、新聞や放送の特派員が伝えるニュースなどを全面的に信用しないほうがいい。』
特派員はともかく、英語圏に住んだことがある、あるいは住んでいる人の話を全面的に信用しない方がよいのは本当である。アメリカに遊びに来て、アメリカで暮らしている人の話を聞いても、アメリカの文化や習慣を知ることはできない。その人の文化と習慣を知ることができるだけである。

つまり・・・私のホームページを読んで、「これが平均的日系家庭か」と思い込まないように。こういう家庭もある、という位のものである。

ところで、私にはアメリカに住んでいて英語がペラペラの日本人の友人が二人いる。二人とも20歳位で渡米。彼女達は渡米する前から英語がペラペラだった。つまり、日本にいる間に英語を学んでから渡米したのである。(日本にいる時、英語が全然しゃべれなかった私は、未だに英語がしゃべれない。)二人の英語学習法は同じではない。が、二人とも限りない反復練習によって、身体で覚えた、と言っている。高校生の頃、学校の勉強はそっちのけで英語の練習をしていたそうである。


2003年04月14日(月) ホームページの見直し

一旦アップロードしてしまうと、自分のホームページというのは中々見直さないものである。何かの拍子にふと読んでしまったりすると、文が読みにくいとか意味がわからないとかいう以前に、誤字の多さに赤面してしまう。何とかせねばなるまい、とずっと思っていたのだが、何しろ読んで下さっている方々の顔が見えない。で、ついつい「ま、その内に」と先延ばしにしていたら、1年が過ぎてしまった。ここは覚悟を決めて一度ちゃんと見直さなければ、と思って最初から読み始めたのだが・・・目がチカチカしてダメ・・・うん、そう、老眼なんだ、私。

という訳で、プリントアウトして読み直すことにした。私は日頃プリンタは滅多に使わない。だってインク高いし、紙、もったいないし。が、今回は背に腹は変えられぬ(例えが違う気がするが)と覚悟を決めた。

と言っても、アップロードしているホームページはバックが黒だったり青だったりするので、そのままコピーするのはもったいない。で、一度ワードにコピーしなおして、余分なところ(「ホームの戻る」とか「このページのトップに戻る」とかいうヤツ)は削除して・・・と思っていたら、『DOTMANの脳天気な日々』をコピーするだけで力尽きてしまった。なんとプリントアウトしたページが110ページ。

後先のことも考えずに、だらだらとサイトに書き込んでいくもんじゃないですな。


2003年04月13日(日) 8 Mile

数週間前にダンナがDVDを買ってきていたのだが、今日まで見るチャンスがなかった。が、ついに見てしまった!

私はあまり音楽を聴かない。ラップには全然興味がない。でも何故かラジオから流れてくるEminemの曲には耳を傾けてしまう。(何言ってるか全然わからんが。)なんなんだろうね、あれ。でもまぁ、この歳になってEminemが好きですたぁ、口が裂けても言えない。

愚息はよく映画を見に行く。(ようするに暇なんだ、あいつは。)で、流石親子だけあって趣味が似ているのか(ってこれ、愚息が読んだらすっげ〜嫌がるだろうな)彼が中々良かったという映画は(ジム・ケリーの映画を除いて)私も好きな場合が多い。で、8Mileは良い映画だった、と愚息が言っていたので、楽しみにしていた。

感想・・・期待通り、面白かった。イヤ、ホント、面白かったです、はい。

Rap Battlerというのはかなり頭の回転が速くないといけないのだな、と薄々は思っていたけど、やっぱそうなんだ。しかも、Rhymeする言葉をたくさん知ってなくっちゃいけないし・・・彼等は彼等なりに日々お勉強をしてるんですね。しかも、結構真面目に働いてたりするし。働きながら夢に向って一生懸命生きるって、なんか良いですね。

誰の世話にもならず、自分一人で生きるというのは今の若者にとっては随分大変なことじゃないかな、と思う。でも、多分彼等にとってはそれが当たり前のことなんだろう。う〜ん、愚息に爪の垢を煎じて飲ませたいぞ!(って、「母さんが飲めば」と言われても反論できんけど。)

でも、テレビで何度かRap Battleの実況中継をを見たことがあるけれど、ほとんど皆ヘタだったぞ!というか、「何これ?」と言いたくなるのがほとんどだった。やはり成功するのは極一部の人だけなんだろうな。

さて、愚息の部屋から8MileのサウンドトラックのCDでも借りてきて聞いてみるかな。


2003年04月11日(金) Book Report

愚息の英語のクラスでは、3週間に一度Book Reportとやらをやらなければならない。3週間に1冊読むのではなく、決められたページ数を読めば、1冊読み終えてなくても何冊読んでもかまわない。が、もちろん『ハリー・ポッター』などのお子様向きの本は不可。

レポートを書く必要はない。先生と1対1のOral Reportである。先生が生徒が読んだ本をパラパラとめくりながら内容について説明する。例えば、「この登場人物はどういう人か?」「彼についてどう思うか?」等等。もちろん先生が読んでない本もあるだろうから、それほど難しい質問はない。本当に読んだかどうか確認するだけである。

何故レポートを書かなくても良いのか?高校(中学もだけど)では手書きのレポートは受け付けない。タイプっつうかPCを使って書かなければならない。PCを持ってない子はいない、という前提で宿題がでるのである。しかし、そうなると出来上がったレポートは本人が書いたのかどうか確認しようがない。という訳で、Oral Reportなのだそうである。

さて、愚息は基本的には(教科書も含めて)本は読まない。が、自分が好きなプロレスラーの伝記だけは読む。で、これまではそれだけでBook Reportをやってきたのだが、流石に好きなレスラーの伝記は読み尽くしてしまった。で、今回は吉川英治著、チャールズ・S・テリー訳の『Musashi Miyamoto』を読むことにした。これまた本を全く読まないダンナが随分前に何を思ったのかふと出来心で買ってしまったのが家にあったから、「これにしよう。」といい加減な気持ちで選んだのだ。

が、決めたは良いが(本を選んだら一応先生に見せて許可を取らなければならない)、数ページ読んだだけで「あれぇ、これ『バガボンド』のマネしてない?」と言って読むのを止めていた。おいおい、こっちがオリジナルじゃ!どっちみち君は漢字に振り仮名がついてない『バガボンド』も読めんだろうが!

という訳で、月日は流れ・・・明日がレポートの日となってしまった水曜日(9日)の夜11時過ぎ・・・
愚母「もう寝たら?」
愚息「これからレポートの本読まなくっちゃいけないから、まだ寝ない。」
愚母「いつ締め切り?」
愚息「明日」
愚母「あと何ページ読むの?」
愚息「300ページ」
愚母「・・・おやすみなさい。」

で、翌朝
愚母「昨夜何時に寝たの?」
愚息「3時半までは覚えてる。」
愚母「で、300ページ、読んだ?」
愚息「ううん、全然読めんかった。」

彼はレポートのためのみにスピート・リーディングで300ページ読むつもりだったそうである。が、読み始めると面白くなって、ついじっくりと楽しみながら読んでしまい、4時間以上かけて100ページも読めなかったそうである。そして・・・気がついたら寝ていたそうである。

ま、面白かったんならそれで良いんじゃない?


2003年04月10日(木) 子育て

愚息は一人っ子である。小さな頃から兄弟姉妹が欲しいと言ったことは一度も無い。周りの人達(特に親戚)からさんざん「妹か弟、欲しいでしょう。」と言われてきたが、答えはいつも「いらない」だった。そんな愚息が、最近「歳が離れた弟が欲しかった。」と言い出した。「欲しかった」と過去形である所に諦めが現れてますな。

何故「歳が離れた弟」が欲しいのか?・・・子育てがしたいそうなのである。子育ってっつうか、どうも自分の好きなように無茶苦茶に育ててみたいらしい。人一人『洗脳』するのは難しそうだから、白紙状態から作ってみたいそうなのである。(もしかして、将来『洗脳』の研究をするための練習かしらん?)しかし、一体どっからそういう発想が生まれてくるのかね?

そう言えば、少し前にも「結婚には興味がないけど子供は欲しい。」と言っていた。どうも彼は子育てに興味があるようである。突然、「これ、僕の子だって。」と赤ん坊を連れて帰ってくる日が来るのではないか、と随分前にふと思ったことがあったが、(突然「この人と結婚します」と恋人を連れてくる日が来るのでは、と想像したことはない。)そういう日が来る可能性が高まった。

もっ、もっ、もしかして・・・これって、私のいい加減な子育てがやたら面白そうに見えるから?子供で遊んでるように見えるから?

・・・面白いけど・・・遊んでるけど。


2003年04月09日(水) えっ、もう4月?

あれよあれよという間に4月になってしまった。随分長いこと日記をサボっていたので、まとめて近況をご報告。

1年間ほっておいたホームページのリフォーム中。今まで以上にお見苦しい個所が多々あると思いますが、お許し下さい、お見逃し下さい、お目こぼし下さい。
(どなたかページを削除する方法をご存知ない?)

4月15日締め切りのTax Return無事終了。後はスズメの涙ほどの税金が帰ってくるのを待つばかり。

4月10日締め切りの固定資産税を払ったら・・・生活費が無くなってしまった。これからどうやって生きていこう?(結構本気で困っている。)

ガソリンの異常な値上げのため、さらなる金欠。ダンナのトラックなんて満タンにすると50ドルを軽く越えてしまう。もう学校にも仕事にも行かず家に篭っているしかない?

10年以上も入っていた自動車保険会社がこの度どっか〜ん!と値上げ(これまでの3倍)してきたので、焦って他の会社を探していた。(無事見つかりました。)

とまぁ、余り明るいニュースはありませんな。

決定打は・・・

先日、初めて喧嘩で愚息に負けた・・・悲しい。
(もちろん口喧嘩です。)


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