もんすん日記

2003年02月27日(木) 今更ながら

”物心がついた頃から、ぼくは「可もなく不可もない」あまりぱっとしない人間として、地方都市の片隅の、雑然とした街角の一角で育ってきたのだが、そんなぼくが、リュックをかついで海辺にたどりついたとき、心にどんな烈しい歓びを感じ、どれほど甘い途方もない空想に酔い、生きていく勇気をたぎらせるかを、この世で誰ひとり知っている者はいない。”

電車でぼーっとしながら、宮本輝氏の「星々の悲しみ」という短編集を読んでいて、この文章が妙にひっかかり、何度も読んでしまった。ああ、こんなだったよなあ、と今更にして思うんである。自分が長いこと大切にしてきていると思っていたものは。というよりも、自分が好きになるひとは、こういうイメエジだ。

自分で息をすることのできるひとはいい。
今の世の中、勝ち組みも負け組みも、窒息しそうなひとばかりに見える。

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大学時代の友達の集まりで、友達の友達を紹介されることがあっても、あまり話して違和感のある人って少ない。先日も友達の送別会で、初めて会う人とたくさん喋ったけれど、不思議とすんなり会話がかみ合った。

それに比べると、職訓で同じクラスの人たちとのつきあいは、なんだか不思議だ。バックグラウンドが違うせいか、よく会話がかみ合わない。
なんだか消化不良のまま休み時間が終わって、「ああ、今のってなんか変な会話だったなあ」と思い出して、ふふふと笑ってしまう。
ちょっと前までは、それがしんどいと思っていたけど、最近一人で笑ってしまう。変な人だと思われてるんだろうなあ、まあいいいや、って感じか。
そんな学校も、あと2週間ほど。

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息子を虐待した父親に犬小屋行きの刑
でも禁固10年に比べたら犬小屋30日は寛大すぎる処置だわな。
動物虐待にもこれくらいの刑を課してくれ。

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女性専用車両、実は私あんまり好きでない。
時々男性が間違えて乗ってくるが、「ここ女性車両よ!」とヒステリックに叫ぶおばはんがいて、男性が慌てて謝って電車から降りてしまう、という光景を何度か見たから。
おばはんは悠々と降りた男性の座席にふんぞりかえっている。
あんた、座りたかっただけなんちゃうんかい!!

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2003年02月25日(火) 40分 / 殺処分

マルコブルーノさんの本を読んでいると、オーストリアという小さな国で、動物たちがどれだけかけがえのない命として扱われているか、よく理解できる。
翻って、もう日本人でいることが本当に本当にいやんなる。毎年600,000万匹以上もの犬や猫が保険所の炭酸ガスで10分以上も苦しめられ殺されている一方で、ペット産業は大盛況。で、飽きたら捨てる。今はチワワが流行りなんでしょ?こういうことに鈍感で無関心な人にも、正直言って腹が立つ。これについては、また本を読み終わったら書こうと思います。

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今週は職訓のクラス全員が40分インストラクションをする日。
一応、これが義務的なインストラクションの最後で、あとは選ばれた3人が、無料公開講座で一般の方々に講義をするのです。(もちろん、みんなこれだけは避けたい)

私は昨日、「今日インストやりたいです」と立候補していたので(早く済ませた
く)、昨晩は必死で進行表を仕上げ、ふとんの中でぶつぶつと一人エクセルの授業を進めていた。
案外簡単な操作の言い回しが難しく、ネットであれこれパクッてパくり授業にしようと思ったが、やはり他人様の頭で考えた文章はしっくり言い切れない。結局、布団の中で鉛筆でしこしこ書き直したりしていた。

インストラクションの授業には、メイン講師のほかに、サブ講師も二人ついて生徒の進行状況をチェックしたり、個別で質問に対応したりする。一応、一般の初心者に授業していると仮定するので、クラスの生徒同士で、「隣とおしゃべりする役」「だめ生徒の役」「聞いてない人の役」なども割り振っていて、面白い。先生までも(職訓の本当の先生)、わざとできないフリをして、サブに質問を振ってくるのでおちおちボーっとしていられない。

昨日はサブをつとめたが、一緒にサブ役をやった女の子が面白くて、だめ生徒役の席まで行って個別指導したあと、私に「あの人、要注意です」と小声で耳打ちする演技までしてくれた。
途中、先生の靴が半分脱げていて「これも演技?」としばし迷ったが、あとで聞くと、あれは自然体だったらしく、いらんことを聞いてしもうた

今日の私のメイン講師ぶりはというと、案の定、アホのように緊張したが、初めてしっかりと進行表をつくって「ふとんリハーサル」を行なったおかげで、今までほどはつまづかずにすんだ。でも、やってるときはいっぱいいっぱいで気づかないが、あとでみんなからのコメント表を見てみると、「プロジェクタのズーム画面を使っていなかった」し、「説明するためにキーボードを高く上げて見せたのにどのキーを使うか説明していなかった」し、かなりヌケ作なかんじだった。
そして、「笑顔が出ていて良いです」と好意的な書き方をしてくれたが、どうも私はニヤニヤしていたみたいだ
ともかく、終わってよかったよかった。

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最近のぱんちゃんは、えさを食器に盛っても、他の二匹がすぐに飛んできて食べるのに、遠くにいたままじーーっとこっちを見ている。
そうしたら私が食器を持ってくるのを知っているからなんだけど、小憎らしい。
自分のことを美人だとわかっていて、男にかしづかせている生意気な女のようではないか。(私はもてない男役かい!)

ヨーロッパ行きのキャセイ便、ラッキーなことに最後の一枚が取れた〜!
ありがとう「成功する留学」のKさん!



2003年02月21日(金) 鈴虫寺

◆職訓クラスのお友達Mちゃんが、京都の鈴虫寺に行ってきたそうで、私にも「幸福のお守り」を買ってきてくれた。京都の方角を向いて、名前と住所、お願い事をいっこだけ祈ると、幸福地蔵さまが願いをかなえてくれるそうだ。
今日早速やってみた。京都の方角がちょっと微妙だけど、お願い事は決まっている。選べない選べない、と普段は嘆いているくせに、他力本願となるとあっさり選べてしまうこの虫の良さ。

◆最近、やたら財布を忘れる。おとといMっちと待ち合わせして、明石で卵焼きなどを食べにいった際も、勘定の段になって財布を忘れたことに気づいた。一人でなくてよかった・・・・。
Mっちは12月に結婚する。友達の結婚式だというのに、私が興奮してしまった。
というか、小さなことに興奮しすぎ。私。結婚式、楽しみだ。

◆昔使っていたベースを、先日楽器屋に売りに行ったら¥3200という切ない値段だった。私の青春が¥3200。チェーン居酒屋「笑笑」で飲み食いして消えてしまった¥3200。

◆せつないといえば、宮本輝氏「本をつんだ小舟」に、少年時代の宮本氏が北朝鮮へ帰る友人を見送った話があるが、何度読んでも切ない。
帰還が決まった友人の家の窓へ、宮本氏が(餞別の)グローブを投げ込むときに「お前なんか、帰れ帰れ」と少年らしい照れ隠しで言ったのだった。

婦人公論の大道珠貴さんのインタビューを立ち読み。
「親戚や親と縁を切りたい」などと書いていて驚き。子供のころは学校でいじめにも遭っていたそうだ。「恋人もほしいと思ったことがありません。でも、友達なようで寝ていたこともあるので、処女ではないです」とわざわざ自分で言っていたのが可笑しかった。



2003年02月18日(火) タキシードサム

★今日は私にとって軽い地獄の時間、エクセルインストラクションの日だった。
きのう父ちゃんと妹にエクセルの授業をしてみたら、なかなか好評だったにもかかわらず、今日のインストはズタボロ。
板書の字はぐちゃぐちゃ、言葉かみまくり、説明しながら自分で操作を間違えるありさまだった。他の皆さんは、場数を踏むごとにめきめき授業が上手になっていくのに、私だけは存在の意味不明度が増している。そして、声だけはやたら大きい自分であった。(難聴ぎみのため)

この異様な緊張はなんだろう?仕事でプレゼンとかしてる方が絶対数倍まし。
かなりPCに詳しい人たちに対して、初心者向けの講習をするこの恥ずかしさって、たまらない。

★職訓クラスの女の子が、子供のころ、自分の家のベランダで、タキシードサムを見たといいはる。

★別の女性は、事故があった時間に、スペースシャトル「コロンビア号」を神戸の空で見たと言っていはる。(神戸からアメリカの空が見えたということか・・・)

久々に激しいツッコミを入れることができ、ある意味幸せなひとときでもあった。

★週末の話になるが、早朝4時に電話が鳴ったので、何事かと思って取ったら、ピーっとFAX音。
つのだじろうの「恐怖新聞」を想像してどきどきしていたら、出てきたの
は、近所のカラオケ屋の「売上表」だった。
深夜に、ま、間違えんなよゴルア!
カラオケはけっこう儲かっているみたいだった。毎日の目標売上を軽くクリアしていた。

★日曜のエモンズ!
ライブは久々で盛り上がったが、もちろんトリだったため、彼らが登場したときには、すっかりビールの酔いも覚めてやたら首が痛かった。
ビールを買うときセンパイに会ったので「やめはるんですよねえ。残念です」と声かけると、「ありがとうございます」と礼儀正しく返してくださった。
失礼な話だが、やっぱり大人の人なんだなあ、と思った。(40歳だもんね)
対バンのローリングチョップがかなりのインパクトだった。

★宮本輝の「本をつんだ小舟」再読中。



2003年02月15日(土) 一寸先は闇

職訓の友達(23歳)にぱんちゃんの写真を見せたところ、
「やっぱり猫のひげは、定期的に切ってあげるもんなの?」と聞かれた。
き、切ったら大変でし!

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今日はぐんなりして、何もする気が起こらなかった。起きたときすでに昼の1時。外はぽかぽか陽気なのが、これまた寂しい。
夕方まで母の部屋にあった女性週刊誌(ゴシップ中心)を眺めたりしていたが、元気を出して、今日が期限日だったので、図書館に本を返却しに行った。

たびたび書いていますが、私は図書館や病院や役所などの食堂で、一人でご飯を食べて、ほかの人の会話を聞いているのが好きなんです。
今日も図書館につくと、急におなかがすいたので、喫茶「ライブラリー」で、たまごとじうどんを食べた。

むかいで中年女性二人が、「夫の死」について話していた。
「私、”一寸先は闇”って、自分に言い聞かせてるの」と、関東弁のおばさんは言う。いっしょに話している細身のおばさんは、だんなさんが亡くなってから落ち込んでいるらしく、関東おばさんが一生懸命励ましているような光景だった。関東おばさんは饒舌で、私まで会話に参加している気持ちになった。

★関東おばさんの友達Aさんは、夫を亡くしてから、夜深く眠れなくなってしまった。

★友達Bさんは苦労させられたので、夫が亡くなってから、ルンルンルンで(そのまま引用)第二の人生を楽しんでいる。(労災が下りたらしい)

★友達Cさんのお母さんは、お父さんが亡くなってから3年目に亡くなってしまって落ち込んでいる。
「あまり仲のいい夫婦は、どちらかが亡くなったとき、残った夫や妻のものを棺の中に入れると、3年後に呼びにきてしまう」
という迷信があるらしい。
Cさんは、両親の夫婦仲が悪かったと思っていたので、気にしていなかった。が、
ちょうど3年後にお母さんが「そこにお父さんがいるよ」と言い出したので、心配していたら亡くなってしまった。

という話をしていた。いろんな人がいるなあ。いろんなことがあるもんだなあ。

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★2/13の日記
東京からayacomsさんが出張で来ていたので、H社皆さんのつどいに私も参加さしてもらった。ykkさんらにも久しぶりに会えてうれしかった。非常に楽しく、あっという間に時間が過ぎたかんじ。数年ぶりにK崎君のことも思い出した。
アラビア語で名前書いてもらったっけ・・・。しばらく懐かしく。
またコヒヌールでナンを食べたいナン(´・ω・`)モキュ

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★2/14の日記
バレンタインで町は浮き足立っているが、私は浮き足立っていない。
一応チョコレートは買ったけど、会う前に食べてしまいそうだ。
夜Sちゃんと、明石の居酒屋で、ご飯を食べる。
チェーンの居酒屋は、「もちにバターをのっけた”モッチーズ”」とか、私好みの食べ物が多い上、安くていい。シリーズのように、週に1回は会って話を聞いているSちゃんのコイバナの続き。

事態は昼ドラマのような展開になっているらしい。
好きになった人は、婚約破棄で以前の相手から訴えられている。
婚約破棄した場合の慰謝料って、100万〜300万、酷いときには900万〜の場合もあるとか。でも、話を聞く限り誠実な人のようなんだけど・・・・

前途多難なようだが、最終的には、昼メロのように、ぜひともハッピーエンドになってほしい。そして、私も結婚式で涙のスピーチ!

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>>tanishiさん
お塩って英検1級も持ってるらしいっすね。お塩プロフィールにありました。
1995年(17歳)  
帰国からわずか一年で、100人の暴走族の頭になる。
同時に米軍基地に乗り込み、米兵相手に喧嘩。
そんな最中に英検1級の資格を取得。
その直後、ブラジルとドイツにサッカー留学。


って、これほんまでしょうか?
しかし英検1級えら難しいですよね!今日合否葉書とどきましたが、やっぱり語彙問題で点数落としてました。今不合格は今A〜C判定になってますよ!

*********

そうだ、英検。結果は不合格Aの一番低い点数だった。またがんばろうっと。
加えて、こないだの秘書検も、「高校生も受けてるし、なんだかんだいって余裕でしょ?」と思っていたが、今日答え合わせしてみたら、いやな予感が・・・。
全体では7〜8割取れているものの、合格には、理論問題、実践問題、ともに6割以上とらなくてはいけない。んが!んが!いやな感じで私が間違ったところは理論で集中している。
理論13問中、正解7問
こりゃまずい、6割以上って、8問以上正解しなきゃだめなんでないの?
ショボーン(´・ω・`)
まあ、落ちたらまた恥をしのんで、発表します。

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2003年02月12日(水) 18歳

ご丁寧に、「合否速報」というのがメールで届きまして、英検1級はあえなく不合格(´・ω・`)ショボーン。まあ、自分の予測からいっても、当然の結果だわな。
次回はしっかり勉強して臨みたい。いつになることやら?

月曜、東京行きのビジネス切符がいらなくなったので、三宮のチケット屋に買い取ってもらいに行った。カウンターにはおばさん二人、私を怪訝そうな顔してみている。
「買取できるけど、あなた年齢がちょっとねえ、何歳?」と言って、店の張り紙を指差す。そこには

「18歳未満は取引できません」


という趣旨のことが書いてあり、驚き。
おばちゃん、そりゃねーぜよ!童顔でもないし!
27歳というと、えらくビックリされた。

大道珠貴さんの「背く子」読了。「タンポポと流星」や「しょっぱいドライブ」ほどのユーモアはないにしろ、ドロドロした人間関係をよくもこんなにこざっぱり描けるものよ、と感心した。登場人物の父親が犬を捨てまくっているのに、怒怒怒!
この作品は少しだけ、初期の宮元輝を彷彿とさせた。子供はなんでも知っている、の岩館真理子とかにも。似てるというよりも、好きだと言いたいんだけど。

職訓の友達が、「母親のことが人間として、嫌いで嫌いでしょうがない」らしい。
和やかな家庭で育った雰囲気をもっていた人なので、少し驚く。

マドンナはいつでもかっこいい



2003年02月09日(日) September

私にしては珍しく、3日続けて飲み会。すこぶる弱いんだけど、酒を飲むのは楽しい。今日は酔っていたのか、帰りに梅田でCDを見ていると、突然EARTH WIND&FIREのCDが欲しくなり、購入した。輸入版で格安だった。久々にCD買ったけど、なぜEW&F(こんな略であってるのか?)なのか自分でも不思議。

★金曜日
珍しく分刻みのスケジュール。職訓休み時間に、Sちゃんから電話。恋する女の子は大変で、「どうしても聞いて欲しいことがある」ということで、Hじとのみに行く前に1時間だけ話した。相手の反応などを聞いて、一生懸命「たぶんこう思ってるんじゃないの?」とアドバイスするが、果たして私の意見が一般的であるかは謎。彼の気持ちを的確に推測しているかも謎。というか、無理だわな。でも話を聞くのは楽しい。
夜はHじタンと、西宮は鳴尾の貧頭でごはんを食べる。はるばる駅から20分も歩いた甲斐があった。すげー辛くて頭がクラクラしたけど、幸せ。定期的にHじタンと会うと、色んな意味で落ちつくな。

★土曜日
職訓クラスの友達、Mみタンが頻出していたチャットのオフ会というものに、何故か参加させてもらった。何故か、というか、私が「オフ会なるものに行ってみたい」と行ったら彼女が呼んでくれたのだ。神戸の伊多美という店。
最近私は食生活にルーズで、半ベジ宣言をやぶって、時々肉を食べてしまっている。それも「肉は食べない」と言えなかった、という理由で。ああ情けない。食べようが食べまいが、自分で決めたことをできないというのが問題。ここらで軌道修正しよう。ちゃんと自分の生活をコントロールしたい。
初オフ会(というか、私はネットでも知らない人ばかり)はかなり楽しかった。皆気さくな人で、会話も弾む。Mみたん曰く、今回のはかなりの「優良オフ会」だそう。他のオフ会ではナンパ目的の変な輩もいるとか。

★日曜日
北京駐在から一時帰国していたS原くんと、梅田で飲む。彼に会うのは、かな〜り久しぶり。だけど、大学時代の友達って、ブランクがあっても、あまり「久しぶり」という感じがしない。彼の恋愛の悩みなどを聞きつつ、豆腐をたくさん食べたような。ハービスの居酒屋にいったが、ハービスに居酒屋があるとは気づかなかった。あまりディープな下ネタにはついていけなくて、申し訳ない。明日帰国なので、サウナ&カプセルホテルに泊まる、と言って去っていったけど、ちゃんととまるとこ見つかったかなあ?



2003年02月07日(金) 肌荒れ

北野の病院へ、妹と一緒に婦人科の検診に行って来た。
産科もあるが、婦人科のほうに力を入れているらしく、妊婦さんは少ない。
そして風俗の女性御用達の病院でもあるらしい。
でも

花粉症の薬あります

とか

ピアスの穴あけます

という張り紙があるのは謎。

父親、息子、孫、と3代の先生がいるが、私を診てくれたのは、真ん中の先生であるらしかった。
生々しい話になって申し訳ないが、何か器具のようなものを装着すると、モニター画面で子宮内部の映像を見ることができた。
生理痛は酷いものの、私は筋腫などの大きな問題はないらしく、映像で見る限り
「がら〜んとした」空洞だった。
それにしても、妹とぶらぶら喋りながら病院に行って、いきなり

「これがあなたの卵子です」

と(淡々と)映像を見せてもらっているのは、なんとも奇妙な気分だった。
見た目問題はないものの、痛みが酷いなら「ピル治療」をやってみては?と勧められ、パンフレットを貰ってかえってきた。だいぶ効果があるらしい。

帰りスニーカーを買おうと思って、妹にあちこちついてきてもらったんだけど、どれをはいても「ごろんとしていてダサイ」「靴だけ浮いている」「似合わない」と手厳しいので、今日は買わなかった。
でもまあ、妹に否定されたものは、たいがい買って後悔することが多いので、ちょっと待とう。これからスニーカーの新作が多く出るだろうし。

ギロチン死刑執行人の日記、1千万円以上で落札

らもさん逮捕には驚いた(。・д・。)ノ 



2003年02月05日(水) ノック

今更な話ではありますが。

妹と話していて、うぐいす嬢のバイトの話から、横山ノックの話になった。

何だか腑に落ちないと思っていた、横山ノックのセクハラ事件。

妹の友人で、ノック事務所に勤めていた人が、「あれは本当にとある団体(議員)にはめられたのであって、ノック本人は全くそんなことをする人物ではない」と言っていたそう。もちろん未だ緘口令で詳しくは言えないそうだけど・・。そして本当かもわからないけど・・・。
いやな世の中だなあ、と、いつものように私が大騒ぎすると、

「あんたはほんとテンションが高くてイヤ」

と言われた。
そんな妹と明日もでかける。

秘書検の勉強をやっとはじめたけど、一般常識問題が面白い。

問「上司の上着に、電車でつけられたとおぼしき口紅のあとがついている。秘書としてどう対応すべきか?」

という問題の適切な答えは

「上着に口紅がついていると知らせ、よければシミ抜き上手な秘書B子を呼んで来るがどうかというのがよい」

は適切と判断されるのに対して

×「上着に口紅がついていると知らせ、上司がそれについて何か言ったら対応するのがよい」

(秘書検問題集 原文ママ)

は、ダメ秘書なんだそうである。

私だったら、口紅のあとなんて見つけたら、笑ってしまうか、変な想像をして言えなくなってしまいそう・・・。





2003年02月03日(月) 気の利いたこと

ご家族を亡くした人に、私はいつまでたっても、なんて声をかけていいのかわからない。こういうことが、まるでうまく出来ない。

すごくすごくつらいだろうに、人前でそれでも気丈に笑顔を作って話していはる人に対して、私はあまりにも幼稚な言葉しか持たないのだなあ、と(自分に対して)がっかりしてしまう。
なんて言おう、なんて言おう、と考えすぎて、本人を目の前にして自分の口から出てくるのは、至極マヌケでバカな言葉ばっかり。

こういうとき、自分がアメリカ人だったらなあ、と少し思う。
相手との距離や引かれることを気にせずに、抱擁したり大きなジャスチャーと、感情をこめた一言で、うまく伝えることができるんじゃないかなあ。
言葉や文化の問題ではないのかなあ。
でも、わからないから黙っているというのも、歯がゆい。

という、自己嫌悪をHじタンに愚痴ったら、とても嬉しい返事をくれた。ありがとう。

シャトルの事故のニュースで、何故かライカ犬のことばかり考えてしまう。



2003年02月02日(日) わりばし

大道珠貴さんの背く子を読んでいる。珠貴さんの作品はビシバシツボにはまる。身につまされることもあり、激しく嫌な面も、過度に共感できる部分もあり、ページをめくる手が止まらない。主人公の春日は3歳。自分の子供の頃とちょっと重ねて見てしまうなあ。
3歳ならば、もっともっと混乱しているだろうと思うけど、この人はするっと物語を運んで違和感を感じさせない。

私もこれくらいのとき、簡単に言えば、大人から見てヤな子供だったに違いない。
「あの子はいつも大人に気を使って・・」とか「敬語なのがよそよそしい」といわれて、子供ながらにすごく傷ついていた。今思えば、全然なんともない気がするけど。妹が、これまた無邪気を絵に描いたようなこどもで、よく比べられたような。こんな風に無邪気に振舞えば、大人は喜ぶんだなあ、とわかっていたけどどうも出来ない自分がいたり異様に恥ずかしかったり。で、春日にはいたく共感してしまった。
「この大人は私がこのままいるほうがいいのか、早くあっちにいけと感じているのか?」と思うところなんか、そのままよくわかる。

その頃の僻みがあるんかもしらんが、無邪気で元気な子供しか可愛がらない大人は大嫌い。子供の集団に接する機会があっても、一番暗そうでおとなしそうな子ばっかり見てしまう。

最近、駅でキャットフードを買って、一部を駅猫タンにお裾分けしている。ちゅんちゃんは見つからないまんまだけど、お世話しているおばさんが探しているという人の手に渡ったと思いたい。会えないので確認のしようがないんだけどさ。
キャットフードを買うコンビニのカウンターで、キャットフードをあけるための割り箸を2,3回お願いしたら、カウンターのおばさまは、それ以降言わなくても割り箸をつけてくれるようになった。
若いバイトさんのレジにならんでも、おばさんは「その人には割り箸いれてっ」と指示してくれるんだな。サービスってこういうことだなあ、とそのおばさまにいたく感動してしまった。

おじゃる大阪出張のため、予定が2転3転したが、結局こなくなったので(社長が禅の修業に行ったため)、誘ってくれた友達と会おうと思ったけど、鬱っぽさ(あくまで”ぽさ”)が良くならないのでやめた。かわりといっては何だけど、また長電話。中学時代からの友人で、うちの親のことなどもよくわかってくれるので、話しているとすごくラクなのだ。やっぱり会えばよかった、と思ったけど、既に夜中。悪い癖なんだよなあ、これ。
スキな人の態度に一喜一憂している彼女はえらく可愛い。私は友人には早く結婚してもらいたい、自分は最後の最後がいい、という身勝手な希望があって、密かに結婚式のスピーチを頭の中で考えたりしておんです。


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