朝方から目の周りが熱くて頭がくらくらするので、診療所に行ってみました。熱を計ったら38度1分もあって、僕としてはけっこうな高熱でした。診察してくれた先生が「こりゃ検査しないとねえ」というので、インフルエンザの検査をしましたが、結果は陰性でした。よかったよかった。扁桃腺が腫れているらしく、診断結果は咽頭炎でした。のどがいがらいがらしているのも道理ですが、風邪じゃないのか?ってゆーか、咽頭炎って症状を述べてるだけのような気がするんですがどうなんでしょ?尊敬するO先生に「熱があったので検査してもらったんですがインフルテストは陰性でした」と言ってみたら「いやきっとインフルです。検査キットはきっと……」という返事でした。あーあ。 そういえば、数年前に風邪ひいたときは39度4分くらい熱が出たんですが、隣の部屋のおにいちゃんは37度を越えると高熱なんだそうです。平熱が低いからだそうですが、そうなのか?やっぱり、いつもクールだからでしょうか。まさか。
これまた昨日のお話しですが、NHKで「本当に増税しかないのか」というのをやってて、職場で似たような話が出回っていたかなあというのが脳裏を掠めたのと、大臣ともと主計官がいっしょに出るというズレが興味深かったのと、それやこれやで前半だけ見てみました。個別のテーマはそれぞれに興味深かったですが、財政力の強くない地方公共団体の首長さんやそういったところの住民が出てて、ちゃんと発言してるあたり、おもしろかったです。サンプルセレクションはあるんでしょうけど、マトモに議論できる人が多くてよろしいです。「消費税上げる前に公共事業なんて切っちゃえばいいのだ、公務員も削減しちゃえ」という日本経済新聞的暴論に話が展開するかと思いきや、そこはさすがにNHK、といったところでしょうか。三宅アナウンサも短い時間でなかなか的確に話を持ってってるなあと感心することしきり。「税金の使い道というのは、誰かにとっては無駄じゃなくても、他の誰かには無駄かもしれないということでしょうか」と話をまとめて、山口二郎北大教授へ話を振ったあたり、たぶん、歳出削減の論議でもっとも重要なポイントじゃないかと思います。 室井佑月も「そりゃまあそうなんだけどさ、そう言っちゃあ元も子もないでしょう」といった表現で素敵な指摘をしていてふむふむ、と思っていたのですが、「経済ジャーナリスト」とかいう肩書きで出てた荻原博子なる人物はいったいなんなんでしょうか。「使い道について精査してほしいですね」とか、アタリマエすぎて意味のない話ばっかりな気がしました。アタリマエか極論か、どっちにしても非生産的な話しかしてないような気がしたのは気のせいでしょうか。見落としたのかもしれないけど。このお方、「庶民の立場では」とか口走ることが多いように思うんですけど、番組に出てた「市民」のみなさんのほうがよっぽどマトモなことを言ってて、安心しました。このひとと高木美保はなんでコメンテータみたいなことでテレビに出てるのか、以前から極めて疑問だったんですけど、どうなってんでしょうなあ? 後半は見ないで「乳頭温泉で混浴で殺人がどうのこうの」という2時間ドラマを見ておりました。こんど、乳頭温泉に行こうかなあと思っているからで。
2006年01月21日(土) |
capo pellicano |
昨日は、修士2年のときから数えてはや6年、はじめて(たぶん)指導教授とサシでランチをいただきました。緊張したなあ。午前中から緊張しっぱなし。メールは短いし、コメントも短いので、どうなることやらと思っていたのですが、意外と話ができてよかったです。ひょっとして、一人前になる目処がつくまで(ついてなさそうですけど)相手してあげない、とかいうポリシーでもあったんでしょうか。 場所は、医学部研究棟13階のcapo pellicanoでした。新しい経済学部棟の斜向かいにぴかぴかの高いビルができていて、それが医学部研究棟といわれるものらしいのですが、そのてっぺんにあります。本郷台地の上という立地に加え、周りにそんなに高い建物が多くない(経済学部棟を含む)ので、やたらと眺めがいいです。このイタリア料理屋、もとは西麻布にあったそれなりに知られた店だそうで、そのわりに手頃なお値段でした。やるなあ医学部。きっと卒業式や入学式やそのあたりには、地方から出てきた親御さんを接待する学生さんで混雑するに違いない、と思います。昨日のお客さんもあきらかに医学部以外が多そうでしたし。 あんまり緊張したので、そのあとは社研の某Yさんのお部屋でぐだぐだして仕事の邪魔をしました。同じ部屋にずいぶん昔から名前だけは知っている(でバカにされている)後輩Kがいたというのは驚きでした。となりのトトロの登場人物みたいな名前してなにやってんだかね。
「回してみただけ」「説得力がない」「熱意が感じられない」とけちょんけちょんに言われて審査が終わったようです。どうなることやら。やっぱり、イントロはせくしーじゃないといかんようですなあ。
2006年01月14日(土) |
ニュー・シネマ・パラダイス |
やっているのを見かけたのでつい「ニュー・シネマ・パラダイス」を見ました。いいおはなしでした。さすが、林文夫が「推薦状のルール」で引用するだけのことはある。「自分のすることを愛せ。子供の時、映写室を愛したように」ですって。
なんとなく年末の授業で言ったことを忘れていて、へっちょい授業になってしまったのが悔やまれてなりません。すいませんすいません(←読んでんのか?)。それはそれとして、某掲示板でこんなことになっていて、こりゃまた知らない人じゃないし、興味深い話だし、数年前にがんばってプログラム組んでた話なので読みたいものだ、と思っていたら、その前後の書き込みは「BoJがなにをいうか」ってなもので、いやまあなんつーか、大変でありますなあと同情すること頻り。 ここんところ論文の翻訳(英語→日本語、日本語→英語)ばっかりやってるような気がしますが、改めて読むと論旨があっち行ったりこっち行ったりしてるのが分かったりしていいもんですなああっはっは。
ぼやぼやと見るともなしにテレビを見ていたら(こんなことじゃいかんのですが)、昨今の株式市場の好況をうけてかどうか、「株を購入したいですか」というアンケートをやってみた、という話をしていて、スタジオでも芸人さんたちがしたいのしたくないの、と盛り上がっておりました。聞いていたらある芸人さんが「株なんてやらない。株買うってことは馬券買うようなもんだろ。それよりは騎手になったほうがいい」という喩えとしてあってるんだかどうだか(馬主になる、が正解かと)な主張を展開しておりました。このひと、正月番組の中で「自衛隊を廃止する」という話をして「だって平和主義は大事じゃないですかっ」と激昂していたのですが、なんつーか、修身の時間じゃあるまいし、何を言っておるのか、と思いましたね。そりゃまあ、株を買って投資するよりは起業家になったほうがおもしろいだろうし、軍隊があるよりはどこの国も戦争をしないほうが望ましいわけですから、その意味では彼の芸人さんは正しいのですが、100%正しいからこそなんの役にも立たない(100%正しくて役に立たなくても楽しいものはあるでしょう。学問とか。)し、話の設定からしてそもそもずれとんちゃうか、との感を禁じ得ません。こういう純朴で幼稚な発想を忘れてはいかんと思いますが、だからといって大上段に振りかぶるのは困ったちゃんでしょう。自衛隊の一件については、共演者のほうがまともなことを言ってたので安心したんですが、株についてはなんとなくうやむやのあいだにCFに移っちゃったのでどうなんでしょうか。 「資産運用として株式を購入する」ということは、大なり小なり世の中の起業家や企業に金を融通して、彼らがやりたいことを手助けする一環となるわけだし、それを通じて個人と社会を結びつける重要な経路のひとつ(税金だってそういう経路のひとつだ、と私淑する佐藤先生がおっしゃってましたが)である、という観点がなんだかすっぽりおっこちていて、「経済学は役に立たん」だのなんだの言う前に、基本的な経済教育(経済学教育でなくても)がやっぱりないのかしらねえ、と思いました(←何様?)。 いやだからって、バーチャル株式投資を小中学生にやらせばいいんだって話じゃ、全然ないんですけど。でもだいたい素朴な理想論を振りかざすひとってそういう極論に走っちゃうんだろうなあ。どうなんだろうなあ。
2006年01月08日(日) |
中国人と仲良くするために |
というわけではないのですが、前回の出張でちょこっと聞いた話が気になったので、古本屋さんに行って、吉川英治「新・水滸伝」全巻をまとめて購入。最近だと北方水滸伝も気になるところですが、なんせ長いのでとりあえず短いほうってことで。
来月、またも短い旅行に行くことにしました。びゅうプラザにいったら珍しく空いてたのでちゃちゃっと予約。ふっふっふ。
見るともなしに新聞を見ていたら、某全国紙の世論調査の結果が出ておりました。質問項目にこんなのがありました。ひとつは、「格差社会への対応として(中略)所得の再分配を強めるべきだとの意見があります。再分配を強めるべきだと思いますか。」、いまひとつは「政府の政策として、税金などの負担は多くして福祉など行政サービスを充実させる「大きい政府」を目指す考え方と、税金などの負担を少なくして民間に活力を発揮させる一方、福祉など行政サービスを最小限とする「小さい政府」を目指す考え方があります。どちらの政策を取るべきだと思いますか」というもの。前者に対しては「強めるべきだ」が67%、「強めるべきでない」が24%、後者に対しては「大きい政府」が38%、「小さい政府」が47%、ということになっておりました。この部分についてこの新聞は「「小さい政府」への支持が強い一方で、税金や社会保障による所得再分配の強化を求める人が多いとの結果は、矛盾する部分もあるように見える」とし、小さな政府が単純に支持されているわけではない、と結んでおりました。なんじゃこら、というのが正しい読み方だと思うのですがどうでしょうか。何の条件付けもなく「格差が開くのを政府が傍観しててもいいですか」と聞いたら「ヤダ」と答えるのが人情でしょうし、このような質問文で「小さな政府のほうがいいですか」と聞かれたら「ハイ」と答えるのが当たり前じゃないでしょうか。だって、この質問文は、「大きな政府は所得分配を大規模に行っている」という事実を「福祉など行政サービス」のみで表現しているからです。現在の政府部門の支出の半分以上は年金・医療等を通じた所得再分配です(教育も含めるともっとですが)し、これらは「行政サービス」という単語から一般に想像されるサービスとはちと異なります。もっと単純に「いまよりも増やすべきですか」とか聞けなかったんでしょうか。コメントを求められた大竹文雄先生もなんだか困ってしまったらしく「効率的な再分配は難しい問題だが」とかおっしゃってますが、そりゃまあそれくらいしか言えんわなあ、といったところでしょう。 なんだかなー、と思っていたら、イロモノ経済効果レポートを出すことで有名な某経済研究所が「寒波が日本経済に与える影響」なるレポートを発表していてあきれてしまいました。たぶん、このレポート作成中には豪雪の影響がまだ出てなかったんだろうとは思いますが、寒波豪雪のせいで集落が孤立したり、人が亡くなったりしているというのに、何をかいわんや、というところです。この調子で行くと、「豪雪対策で地方政府の支出が増えて乗数効果が」とか言い出しかねません。さすがにやりすぎ、といわれても仕方のないところでしょう。 しかしこの研究所、知り合いが大勢いるのでなんだか気分は複雑ですな。
諸般の事情で仙台にいるので、町で噂の「初売り」を見に、街に出てみました。そりゃもう人がいっぱいで、1月の2日からこんなに買い物に繰り出すものかしら、という疑問を抱いてしまいました。仙台にapple storeができていたのにびっくりしてつい寄ってしまいましたが、噂のお茶屋さん「井ヶ田」に行ってみました。茶箱による景品のつく初売りで知られるということでしたが、たしかにどどーんと景品入りの茶箱(のダミー)が積んでありました。景品茶箱は早々になくなってしまうそうですが、あるていど買い物をするとどどーんと景品がつくのはたしかのようで、1000円ちょい買っただけなのに(どら茶んはなかなかおいしかった)、こぶ茶をもらってしまいました。そのあと、東北新幹線から見える立て看が気になっていた白松がモナカ本舗に行きました。てっきり、「白松」というお菓子屋さんのモナカだと思っていたのですが、「白松がモナカ本舗」というのが店の名前だそうで。オソルベシ。で、最中を買ってみたのですが、たいして買ってないのにここでも銘々皿5枚組の景品をもらってしまいました。びっくり。どうなってんでしょうか。仙台発売りの景品は商人の心意気を見せるんだそうですが、それはそれとして、アーケードにぶら下がってた「仙台四郎」さんや、テレビで噂の「仙台幸子」さんも気になりました。仙台といえば「ワケルくん」も有名ですが(壁紙まであるらしい)。 帰りに、二本松インターで降りて岳温泉に入ってきました。ええとこでしたー。
2006年01月01日(日) |
あけましておめでとうございます。 |
今年の年賀状はこちらを利用いたしました。
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