2週間前に会った中学高校の同級生からメールが来たのでなんじゃらほい、と思っていたら、あの(!)ミクシィに招待されちゃいました。わたくし、デジタルデバイドによる不利益はそんなに被っていないつもりだったのですが、TBやRSSにはついていけず、メールはテキスト形式で受信送信するほうで、ソーシャルネットワークなんてのは、研究室に引きこもりがちな理系の院生とか、虚業に勤しむIT長者や外資系金融機関の方々とか、面と向かってコミュニケートしないタイプの方々とか、そういう方々のためのものではないかと密かに大いなる先入観と偏見を以って対処してきており、あまつさえ尊敬する後輩Sくんが「相方から紹介されて入ったんですけどねえ」などと浮かぬ顔でぼやいたりするのでちょっと距離をとっていたのですが、いやいや4番バッターから言われたらしょうがないでしょう、と、いそいそと加入しちゃいました。かといって職場からはアクセス禁止だし、最近は自宅のPCに毎日触るわけじゃないので、やっぱりあんまり活用はしないような気がします。打たれ弱いし。えー、とりあえず初回はなにもしておりません。RSSに対応してないここの日記サイトとは連携しないみたいだし(がっくし)。というわけで、ぢつはすでにミクシィに加入済みの方はワタクシを探してください。招待してほしいっというかたもメイルトゥミィ!(誰も来ないと思うけど)
そういえば、IIPFで日本を離れているあいだに政党が雨後の筍のようにできていて、広島6区には堀江貴文が立候補することになってて、36歳財務省キャリアが3人も立候補することになってて、そのうちひとりは香川2区というのはいったいどういうことなのさ。
1週間ぶりに職場に出てメールを確認してみたら、ええまあいろいろと来ていたのですが、そのなかに某誌からのお知らせメールが入っていました。とりあえずリジェクトはされず、改訂して投稿すればいいようです。しかし、いちど別の雑誌でエディタとレフェリの誤解を招いてひっぱったあげくに落とされている論文なので、どう改訂してリプライを書けばよいのかちとビビリ気味です。レフェリの最初のコメントはどうも操作変数法をわかってなさそうな書きぶりだし……って書いて自分が間違ってたらとても恥ずかしいんですけど。ぐったり気味だったところで、職場の若者と九段会館へビールを飲みに行きました。九段会館のてっぺんで、武道館のタマネギが見えるなかなかによろしい立地なのですが、さすがに控えめに書いてあるだけあって、うさぎちゃんたちの数は大変少なめで、そのわりに食べ物の値段が高めで、ちょっと涼しかったこともあって、評価はいまひとつかもしれません。しかし、上司がかなりおもしろかったのと、税務署の意外な話が聞けただけでもよいとしましょう。あと格付けの話とか。はっは〜。
IIPFの疲れかなにかしりませんが、ええもうぐったりですよ。ぐったりついでになんとなくオリエンテーリング関係のサイトを見てみたのですが、気がついたら東京女子の4年生が優勝してたり、インカレのリレーが3人制に変わってたり、出場者数がびっくりするくらい減少していたり、ちょっと見ないあいだに勢力図も大きく変わって驚きました。大学生は勉強することになってしまって、山を走ったりするのは流行らないんですかねえ。楽しいと思うんだけど。 ASでも走るのは無理だけど、テレインに出てみたいような。
朝からグループセッションに行ったら、最近は労働が流行らないのか朝が早いからなのか、座長と発表者と討論者(お互いに発表者討論者だったりするけど)以外に誰もおらず、「オーディエンスはキミだけだ」などといわれてどぎまぎしました。さすがに発表が始まるとぽつぽつとひとがきはじめて、たったひとりの聴衆ということにはなりませんでしたが。総会のレクチャがあったあと、general excursionというのに行ってみました。これがまた評判がよかったり悪かったりで、参加しない先生方も(準備で忙しい先生方含む)たくさんいらっしゃいました。が、日本人はバス1台を占領するくらいの人数は揃っており、ガイドさんが日本語で案内するというまったく海外気分ゼロのツアーとなりました。最初に訪れたお寺は、楼閣内部に登っていけるというのがちょっと珍しく、仏様を上から拝むことができるというありがたいんだかありがたくないんだかよくわからない構造だったのですが、それはそれとして、創建10数年というのはこれまたありがたいようなありがたくないような。本堂の裏にちょっとしたほこらがあるのですが、これまたややもすればしゃびぃな感じで。S大のN先生によると五百羅漢像が501体あったとか、微妙によく分からない雰囲気だったり。2番目にして最後のポイントは済州島民俗村はディナーの会場でもあるのですが、宮廷女官のロケ地でもあるそうで、あちこちにその関連の立て看板があってみたり、占いの館にほんとに占い師が商売していたり。これまたすごいんだかすごくないんだかよくわからんですが、かなり広くてけっこう忠実に再現しているのであろうなあとは思います。宮廷コスプレもできるし。 どっちかというと驚いたのは、ディナーで出てきたブタさんの丸焼きなんですけど、そういう文化があるんでしょうか。丸焼き見てはしゃいでいた大物の先生にちょっとびっくり。 宿に帰って、裏の方にあるスーパーというか売店というかよろずやというか、に行ってみました。ついビールとか買って飲んじゃうんだよね〜。
朝ご飯からキムチを食べて、シャトルバスがこないのにいらいらしつつ、かの韓国ドラマ「オールイン」のロケ地であるチェジュ国際会議場(ICC Jeju)に移動しました。IIPFは初めてなのでどきどきです。レジストレーションで要旨集などとかばんを受け取りました。これまた素敵なかばんで、IIPFのロゴが小さいのが気が利いてるのではないでしょうか。会場に入ってしばらくすると知り合いの先生方も次々と登場し、師匠もおいでになりました。ぜんぜん英語を使わなくてすみそうなんですがよいんでしょうか。オープニングレクチャはさっそくわからなくて往生しました。ああ。
夜はレセプションでした。Korea Houseというなかなか素敵なところなのですが、それはそれとして師匠夫妻にご挨拶できて何よりです。 あと、えらくかわいい女の子がレセプションに来てました。夏川純に似てた気がする。(追記:職場の上司がどうしても、というので、これやこれやこれを)
羽田空港の国際ターミナルというところにはじめて出かけて、そこからANAでソウルに飛びました。意外と朝が早くてぐったりです。しかし国際ターミナルというところにあんなになにもないとは知りませんでした。知り合いがもっといるかと思ったのにいないし。ソウルの金浦空港でしばらく待ち時間があったので、とりあえずコーヒーでも飲んで、ぼけーっとテレビを見て、大韓航空でチェジュ島に移動しました。大韓航空のCAさんはなかなかお美しいのですが、好みの問題でしょうか。チェジュ国際空港からタクシーで中文観光団地に移動して宿に入り、しばらくぐったりと寝ました。宿はさすがにそこそこ安い(ダブルのシングルユースなので高いけど)だけのことはあり、お隣のロッテホテルやハイアットの豪華さがしみじみと気になります。ロッテホテルには免税店があるので覗きに行ってみたところ、部屋番号を聞かれたのですが、違うホテルだといったら名前まで聞かれました。そんなに貧乏に見えたんでしょうか。見えたのでしょうけど。実際、なにも買わなかったし。どどんと買い物すればよかった、と出てから思うのが小市民らしいところです。夜は韓国の学会によるレセプションでしたが、日本側参加者が少なかったのと、日本側の参加者の半分以上が知らないおじさんだったのがショックでした。しかし盛り上がりに欠けましたなあ。韓国料理はたいへんおいしうございました。ぴりからで。
高校の同級生が結婚披露宴を行うというので出かけていきました。高校時代の友人と駅前で待ち合わせて、そのうちのひとりの新居に出かけてみたのですが、これまた素敵なお部屋で、彼我の差をひしひしと感じましたが、むしろ片付け方の問題かもしれません。肝心の披露宴は、さすがに精神界のプリンスという立場だけのことはあって、招待客の客層もただならぬものがあり、中学高校大学の同級生は三列目というところでした。えらくなるとなにをやるにも大変なのであるなあとしみじみ思いました。小学校の頃から知ってはいるのですが、大学の頃には「彼女がいない」とぼやいていたはずの彼が、大学2年だか3年だかの長い付き合いを経てご結婚というのは出席して初めて知りました。なにか間違ってるぞ。 久しぶりに会った同級生もいたのですが、彼らがともに関東圏在住と知ってびっくりしました。そんなものなんでしょうか。 さて、諸般の事情により羽田で一泊するために広島空港から飛行機に乗ったのですが、離陸直前になって機材の不具合で確認のために駐機場へ戻ることになりました。1時間半ほど機内で待っていたところでようやく離陸したのですが、離陸の後で不具合が見つかるよりはよいでしょう。しかし、羽田に着いたときには宿のシャトルバスが終わっており、京急も終電が終わっていたのでちょとばたばたしました。ええまあしかし、いくらか地上交通費をいただいてしまったのでよしとしましょう。
月曜日だからと、甘く見ていたら、広島から東京までの直通の新幹線はさすがに埋まっておりました。新大阪止まりのウエストひかりに乗ったのですが、やっぱり満席でした。がっかり。しかし、新大阪で乗り換えると、拍子抜けするほど空いていたのはいったいなんででしょう。禁煙席がやや埋まりぎみだったのと、禁煙席にいるであろうガキンチョを避けて、がまんして喫煙席に座ったのに、こういうときに限ってとなりに子供連れが座り、あまつさえジュースなどこぼして大騒ぎ、となってしまうのは、ワタシの素行が悪いんでしょうか。名古屋で降りてくれてほんとによかった。やっぱり、ガキンチョからは割増料金を取るべきではないでしょうか。ピグー的に。
高校卒業以来、一度しかなかった野球部の同窓会が開かれることになったので、あわてて広島に帰ってきました。一度開かれた同窓会には出席できなかったので、卒業以来はじめての同窓会でした。集合場所に行ってみると、もう12年も会ってなかったのに、「やや、あれは…」となるのはどうしたことでしょうか。そんなに体型の変わってないやつばっかりだったからかもしれません(涙)。高校時代には飲まなかった酒を飲み、近況を話してみるだけでなんとなく楽しかったのは、やっぱり不思議といえば不思議です。高校時代の話をすると、あのときは知らなかった彼らの思いや、今にしてあのときをどう思っているかを感じることができて、笑ったりしみじみしたりです。30歳同士で話をしているはずなのに、大学に入ってからの友人や、会社に入ってからの友人とはやっぱりテンションが違います。おっさんの顔の中に、高校時代の面影を見ていたのでしょう。1次会が終わったあとに「じゃあオンナノコのいる店へ行こうや」となるのは、やっぱりそういう年齢になったということでしょうかねえ。
なんの因果か、最近は行政計画の実効性について調べ物をしているので、行政や誠治の、ではない、政治の本を読むことになり、正直ちょっぴりしんどいです。しかしたまには隣接分野のことも知らなければなりません。いつまでも尊敬する後輩のSくんに頼ってばかりはいられません。彼もなにかと忙しそうですし(たぶん)。行政計画といってもいろいろあるとは思うのですが、さしあたっては全総について調べているところです。戦後史全般に極めて弱いのでぜんぜん知らなかったのですが、全総は戦後のインフラ整備においてかなり影響を持ったということになっているそうですが、その根拠法である全国総合開発計画法というのが最近なくなったんだか改正されたかなんだそうで。五全総も五全総とは言わないらしいです。 それはともかく、中央官庁が作った「計画」が、いかに地方政府に対する誘導優遇策を持っていたとしても、そんなに地方政府が都合よく従うものなのであろうか、というのが今回のひとつのポイントです。行政学の本によると、従うように計画を作っているのだからアタリマエ、ということのようですけれども。となると、「計画」に合うような予算措置が取られるのも、予算措置が出来るようなものだけ計画に書き込んでいるからアタリマエ、ということなんでしょうか。しかしなんだってそんな仕組みになったんでしょうか。うーむ。
長崎の原爆の日で、高校生のころに長崎の浦上天主堂のあたりに行ったことが思い出されたりして、やっぱり平和教育はある程度は必要なのであろうなあと思ういます。さて、参議院で郵政民営化法案が否決されたことから小泉首相が衆議院を解散してしまったために、概算要求が遅れて今年の予算編成はいつにもましてばたばたするんではないかと、他人事ながらちょっと心配になります。それはそれとして、郵政民営化で民意を問う、というのは衆議院の総選挙しかないのかというのはどうなんでしょうか。特定のテーマについて民意を問いたいのだったら国民投票で十分ではないかと思うんですけれども、誰もそういうことを言わないのは、国民投票という仕組みがなかったからでしたっけ。 参議院本会議での採決をめぐる先週辺りからの動きは極めてゲーム論的状況で、credible threatがどうしたこうした、という話をするひとたちにとっては格好の状況ではなかったかと思うのですが、さて、その文脈でいくと首相はなぜ衆議院を解散してしまったのでしょうか。もちろん、単に、解散することから得る首相のペイオフが十分に大きかったのかもしれませんが、どうもone-shotゲームで考えるとどうにもよく分かりません。「解散になると困るから賛成しろ」という脅しが脅しになるとすれば、とくに首相にとってだけ解散がうれしい、ということはなさそうだからです。となると、repeated gameの文脈で、beliefを変更させるために解散した、ということになりそうですが、選挙が終わって同じ法案が提出されてふたたび参議院に送付されたときに、衆議院でよほどの大差で可決されていなければ状況は同じで、となると、なんども解散できないでしょうから、そのときも参議院は否決しやすい、ということになっちゃいそうですけどどうなんでしょう。有限繰り返しゲームで考えるとなおさらよくわかんないんですが、こういう設定自体が間違ってんでしょうかねえ。でしょうね。 ゲーム論といえば、これもなかなかに興味深い。
なぜかわからないんですけど、いまさらながらにアップ。読んであげてくださいませ。
2005年08月06日(土) |
とうもろこしの食べ方 |
手賀沼花火大会があって、友人3人ばかしを呼んで手賀沼公園からぐだぐだと花火を見ることにしました。午前中はちょっとあたふたと家を片付け、午後2時半過ぎから手賀沼公園に場所取りに行きました。去年のことについての学習機能は発揮されず、またもやちょっと端っこのほうになってしまいましたが、めげずにブルーシートを敷き、のほほんと文庫本など読みながら場所取りをしてみました。こういうときに限って常磐線で事故があり、位置関係に疎い友人たちが無事に到着できるかどうかやきもきもしましたが、そんなに遅れることなく全員が揃ったので、太陽が沈みかける時間から公園でぐだぐだと缶ビールなど飲んでみました。とうもろこしの茹でたのを用意してもらっていたので、沼からの風がそこそこ涼やかに通り抜けるなかでビールを飲みつつとうもろこしをかじる、という極めて正しい日本の夏を体験しました。 が。茹でたとうもろこしというのはがつがつとかじるからおいしいのであって、一粒一粒ちまちまと食べてはとうもろこしの甘みもうまみもあったもんじゃないべ、と思うのですが、どうも女性陣はそこらへんの日本の夏の正しい過ごし方を弁えていないらしく、ちまちまと食べよるのですよ。かわいいコがちょっとおしとやかな感じでも漂わせつつ浴衣でも着てかじってくれるんだったら許せるのですが(かわいいコは何をやっても許せる)、どうなんでしょーか。とうもろこしをキレイに食べるというのは、ちょっと挑戦してみて4分の1くらいであきらめてがりがりがじっちゃう、というのが、正しい食べ方(椎名誠風)ではないかと、沈み行く夏の太陽を見ながら酔っ払い気味にシミジミと考えたのですがいかがでしょうか。 え、花火大会は、夏の宵の風が通り抜けるなかでのんびりと見ることができて、至極よろしかったです。やっぱり花火は座ってのんびりと見上げるものです。
なにが許せないって、電車のなかで進行方向に対して垂直に立ち、両手でつり革を握っているおじさんです。妙な威圧感はあるし、だいたい、車内を移動しようとするのに邪魔だし(しかも往々にして扉の前だ)、しかもこういう人に限って車内を移動する人に対して無頓着だし。どないになっとんねん。足を広げてすわるのもよろしくないですね。「ちょっと寄ってくれませんか」といって隙間に座ろうとしたおじさんに「無理や無理」といって足を広げたおっさんはどうしてくれようかと思いますね。と思うのですが、最近は車内で座るとよく寝ちゃって隣の人にアタマぶつけたりしているような気がするので、肩身が狭いです。ああ。
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