ある大学院生の日記

2004年02月29日(日) うるう年

2月は過去3年間より1日多かったはずなのですが,やっぱり2月は逃げてしまいました.3月は去るといいますから,ちゃんとしないとなあ.ということで,旅行を計画中.うすす.



2004年02月28日(土) ふー.

Replyを考えなければ〜.どうしよう.おろおろ.



2004年02月27日(金) あいさつ回り&LOTR

あいさつがてら,I先生とB先生とG先生に会いに行きました.アポイントメントを取っていたのはI先生だけだったのですが,部屋にいらしたB先生もG先生も楽しい話をしてくださってほっとしました.しかし,G先生のハイテンション振りにはちょっとびっくりしました.最近ずーっとああなんでしょうか? >カワカミくん

そのあと,免許の書き換えを下谷警察署でささっとすませて,板橋まで行って,指輪物語/王の帰還 の映画を見ました.7時半からだったのですが,終わったら11時近くてびっくりしました.ミランダ・オットー演じるエオウィン姫が強くてかわいくてよかったです.相方くんはオーランド・ブルームのレゴラスがかっこいいといっておりましたが.まあしかしどっちにしても,サムは大活躍でした.しかしやっぱり映画なので,「ファラミアはなんだって執政デネソールからよく思われていないのだ?」とか,「エオメルはいつから活躍してたんだっけ」とか,基本的なところで???ということになってしまいました.いやまあしかたないんですけど.原作は中学だか高校だかで読んで,二つの塔の後半くらいまでえらく退屈だった記憶がありますが,今読んだらどうなるでしょう.実家から取り寄せてみよかしらん.フロドってあんなによわっちかったっけ.指輪の力の強さがいまひとつ伝わらなかったかしらん.そうでもないのかしらん.

読み解き英語工房をみると,英語ができるといいなあ,とおもいますね.



2004年02月26日(木) 29

29歳になりました.女性じゃないので29歳は1回しかありません.



2004年02月23日(月) 北京4日目

午後の飛行機なので,ホテルの周りをうろうろしてみました.土曜日の朝まで雨が降っていて,土曜の午後はきれいな風景だったのですが,雨が降らないとどうもかすんでいる街です.排ガス規制がゆるいせいで,スモッグが発生しているようでした.全体的にしろーく覆われているような雰囲気です.朝のラッシュ時には,4車線が渋滞するし,自転車はあっちこっち走ってるし,歩き回っている人も多いし.高度成長期!という感じです.もっとも,月曜の午前中なので,スーパーや高級デパートの中はがらがらでしたが.

北京首都空港でうろうろしていたら,サークルの後輩のSくんに会いました.某旅行会社に勤めているとおもったらこんなところでこんにちはだなんて.



2004年02月22日(日) 北京3日目

地方債についての共同研究最終報告会ということで,ペーパーを発表して,相手のも聞いてきました.こちらの論文はあんまり包括的じゃなかったかもしれません.中国側はやたらと地方債を発行したがっていましたが,発行してどうするのか今ひとつぴんと来ていません.買い手は誰なんでしょうか.あるいは地方債発行を契機として行政改革をしたいのかもしれません.いっそのこと地方債は発行せず,これまでのものを清算してあとは中央政府のみが債券発行というのもいいとおもったのですが.むぅ.

夕食会はなかなかおいしそうでしたが,相手のかたにかんぺい(乾杯)などつき合わされていたらなにがなんだかよくわかりませんでした.しかしあの乾杯はどうも中国人から見てもうまくないやりかただったようです.それに付き合わされるなんて.くー.



2004年02月21日(土) 北京2日目

土曜日だし,いろいろあって,うろうろしました.天安門も故宮もでかいっす.とりあえず.



2004年02月20日(金) 北京1日目

午後から出張ということで,午前の研究会に出て,のこのこと上野に向かいました.車で行ったら軽い渋滞に出会ってしまって大いにあせりましたが,何とか着いてよかったです.ほんとに.飛行機のなかでは上司Dと話をしていたのですが,がらがらでよかったです.北京首都空港にはお迎えの方がいらしていたので,そのままホテルに行って寝ました.途中で,オリンピックまでのカウントダウン時計があるのにはちょっとびっくり.



2004年02月19日(木) ご当地

あしたから出張なのですが,こんなのを発見してびっくり.しかし場所でしか検索できないので微妙に不便.あと,ついつい人民日報見たりしています.ここらへんの感覚はよく分かりませんな.



2004年02月18日(水) 打合せ

打合せに本郷に行ってみたら,プレハブがなくなってたり,新しい実験棟が建ってたり,いろいろかわっててびっくりしました.何で気がつかなかったんでしょ.



2004年02月15日(日) ケータイを持ったサル

本屋にいってうろうろしていたら,正高信男.2003.ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊.中公新書.があったので買って読みました.「意味のない会話ばっかりしてて最近の10代はサル並みだ」てな感じの本かと思っていたのですが,それにとどまらず,心理的・社会的な変化についても言及しているので非常に興味深いものでした.なるほどなあ,と思いました.うん.理学系のひとの本らしく,「だからこうしよう」といった話にはあんまりならず,あーなってこーなっているからこーなっちゃったのだ,なっちゃったのではないか,ということでお話は終わっています.読む人によって気になるところはいろいろあるとはおもうのですが,財政をやっている身から言えば,やっぱり最後のほうの,日本人の家族の形態の変遷,「専業主婦」概念の新しさ,といったあたりが気になりました.が,よく考えれば,ここは筆者の専門ではなかったのであるなあ.むー.「公的領域」という概念は,「行儀よくする」とか「みっともない」とか,そういった概念と極めて近いのではないかと思われ,こういう言葉たちを耳にする機会が減ってきたことはやはり故なきことではないのでありますね.きっと.



2004年02月14日(土) ごろごろ

昨日,マオタイを飲みすぎたせいではないと思うのですが,ぼけーっとしていました.ぼけーっとしていたら,聖書の勧誘だかなんだかにきたので,気分が悪くなりました.なんなんでしょうか.キリスト教系の新興宗教なんでしょうかねえ.



2004年02月13日(金) マーボードーフ

職場でお世話になっているインストラクターが「中華料理を食いにいくぞっ」というので,のこのことついていきました.行き先は福満園.中華街に行くので,はじめてみなとみらい線に乗ってみました.えらく混んでいるので,さすがに金曜日の夜には中華街とかみなとみらい地区におでかけするひとも多いのであるなあと感心していたのですが,横浜でみんな降りてしまいました.初乗り180円,横浜−元町・中華街駅間200円というのは,渋谷方面から乗ってくるとちょっと負担なのかなあと思いました.寒くなければ中華街から横浜くらい歩くかもしれないし,あっさりJRの石川町駅のほうに行ってしまいそうな気がします.みなとみらい線は横浜市・神奈川県も出資しているのですが,やはり地方債が活用されているのでしょうか?さて,福満園なのですが,マーボー豆腐が印象的に辛くておいしかったです.四川料理なのですが,大理で食べた雲南料理に似ているような気もしました.あんまり日本で食べたことがないような気がするのですが,考えてみるとそこまで国内で中華料理を食べ比べたこともないのでよくわかりません.はあ.



2004年02月12日(木) 日銀の知名度

ぼちぼちと論文を読んでました.経済のじゃないけど.

日銀でも緩衝在庫による予備的貯蓄のペーパーがでているようですが,いやしかし,おんなじCarrollの論文をネタにとっていても,知名度がぜんぜん違うのであるなあ,と,近しかった先輩も絡んでいた文章を見て思いました.いやまあそんなもんなのであろうなあ.世の中なんてさ.ふっ.



2004年02月11日(水) おみまい

結婚セミナーで指導してくださった神父さんが入院しているのでお見舞いに行ってきました.つかまって歩くことができるようになっていたのでとりあえず一安心です.神父さんみたいな人種は,現世にそれほど執着がないのかもしれませんが,それが逆に,病気を治す上での気力を損なっていたりしなければいいんだけどなあ,とあらぬ心配をしてみたりしました.

しかし,あの神父さんの話を聞くと,どうにも泣けてしょうがないです.ぐす.



2004年02月10日(火) 内面的動機付け

職場の回覧をつらつらとみていたら,青色発光ダイオードの特許についての文章がありました.あの,200億円だかなんだかを報酬として支払え,とかいう判決についてです.この発明に関して言えば,会社側のサポートはそれほど大きくなかったわりに発明による報酬を会社側ががっぽり取ってしまったので払ってあげなさい,というような話だったかと思います(いきなり違ってたらすいません).で,額が額だし,発明がどーんとうまくいくたびに個人にそんな報酬を払っていたら企業としてはやっていけないとか,いやいや儲かっているところから払うんだから大丈夫だろうとか,そんな話があるようです.研究室の同期だった人間も,儲かっているところから払うんだし,インセンティブスキームとしてはOK,みたいなアホなことを書いたりしているわけですよ.

さて,研究開発をナリワイにする(開発は違うか)ことになりそうな立場から,その回覧にはいっていた文章に非常に共感するのは,研究や開発や,あるいは学習なんてものも,内面的動機付けのほうが一般に外面的動機付けより強い,というあたりでした.もちろん,研究開発をするひとだって人間ですから,やったことに対して十分な報酬がほしいのは当然でしょうし,報酬が「評価」のひとつの顕現だとすれば,報酬をケチる企業には文句もあるでしょう.しかしそれはそれで一部,あるいはかなりあるとしても,そうはいっても研究開発をする人間なんてのは,好きなように研究開発をする環境があって,努力や結果を評価してくれる,それは必ずしもカネじゃなくても,環境があれば,そんなに文句を言ったりはしないんじゃないかなあ,と思います.つまり,研究開発によってうまくいったらどどーんと報酬が出る,ということはインセンティブスキームとして間違いではないにしても,研究開発の環境を整えてあげることのほうが,よほどインセンティブとしては強く働くのではないかなあということです.もちろん,研究開発の環境を整えるということには多大なお金がかかるでしょうから,開発がうまくいったときの報酬から,環境整備費用をさっぴけば,成功時に払うべき報酬なんてそんなに多くないでしょう.

青色発光ダイオードについては,そこらへんの事情が特殊だった,ということなんでしょう.企業と研究開発者との関係を,政府と企業の関係のように扱い,お金をぶらさげればインセンティブスキームとしてよろしい,なんていうのはなんかヘンじゃないんですかね,というのがワタシの感想です.ワタシだったら,いい論文を書けたとしたら,会社から現金もらうよりも,発表の場を与えてもらったり,指導教官から褒めてもらったりしたほうがよほどうれしいと思います.ワタシの分野の論文は儲けにつながらないので,杞憂ですけど.

えーと,そうはいうものの,成功したときの報酬という外面的動機付けがあんまり低いと,やっぱり研究開発をする人間は逃げちゃうんでしょうねえ.プライド高そうだし.



2004年02月09日(月) ねえバージニア,

しばらく結婚式の話の続き.

司式司祭はぼくの高校時代の恩師でもあるのですが,司祭のお話のはじまりはサンタクロースでした.「サンタはいるの?」というこどもからの手紙に新聞の編集者がちゃんとこたえた,という話ですが,アメリカではかなり有名な話なんだそうです.その手紙はこんな感じ(日本語訳はこんな感じ).クリスマス前に読むとさらにじーんと来たりして.ちなみにリンク先は,サンタ追跡サイトです.

写真もちょいちょい見てしまいました.ドレスが思ったよりきれいでびっくりしました.広い聖堂でよかったですねえ.



2004年02月08日(日) カード

結婚式話の続き.

式の前後に,列席者にカードを書いてもらったのですが(まだ持ってるヒトはぜひ僕に渡してください),「一緒に飲めることを楽しみにしております」だの,「仲良くお酒を召し上がってください」だの,そんなコメントがかなり目に付きました.むむ.キャラクタの読み違いがそこには存在しないか?



2004年02月07日(土) 結婚

ということで,結婚式を挙げました.9月から1月まで結婚セミナーに通って,けっきょく司式司祭が直前に変更になったりしましたが,ちゃんとした結婚式を挙げることができて,関係各位には感謝することしきりです.

証人のお2人,聖書朗読のお2人,教会受付のお2人,パーティで幹事などしてくださった皆様,教会のヘルパーの2夫妻,結婚セミナーにともに参加した9組の皆様,司式司祭の先生,結婚セミナーを指導してくださった神父様にはほんとうにありがとうございました.また,食事会を開いたひさごのスタッフの皆さま,夜の飲み会会場のOak Roomのスタッフの皆さま,カメラの笹倉さん,ペーパーアイテムの素材を調達したWinged-Wheelの皆さま,衣装でお世話になったAcqua GrazieKirk Mens Formalにも感謝します.

とはいえなにより,お忙しいなか参列してくださった親族知人友人のみなさまには,ほんとうにありがとうございました.

教会までいらっしゃった方の中で,カードをまだお持ちの方,お書きいただいていない方には,ぜひ当方までお届けいただければ幸いです(ただいま回収率75%.低いって).


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