金曜日の深夜にバカ騒ぎをしているものどもがいるようであるな,と思っていたら,この週末は五月祭でした.ふつうのときと違って,じょだいだいせいが多く徘徊しているので,きっとS藤くんなんかは大喜びなんでしょうか.ぼくとしては利き酒が楽しみなのですが.と思っていたら,ひどい雨でした.台風が上陸していたそうで.災難なことです.カキ氷屋をやっていた団体は呆けていましたね.しかし,5月下旬でうまくいくとかなり気温が上がることもあるので,カキ氷屋の目の付け所も悪くはなかったのかもしれません.賭けに負けただけですね.しかし,地下鉄の駅への行き帰りでうろうろしたところによると,やはりこれだけの人間がいると,かわいい女の子がうろうろしているのが目に付きますね.確率の問題ではなくてサンプルの多さの問題ではないかと思いますが.あーゆーかわいい女の子にはぜひとも楽しんでもらいたいものです.そうでもないひとはまあそれなりに.古本屋に寄ってうろうろしていたら,三谷幸喜『オンリーミー』があったので,小林聡美『マダム小林の優雅な生活』ともども買いこんで,けたけた笑いながら読んでしまいました.三谷幸喜といえば「振り返れば奴がいる」,小林聡美といえば「やっぱり猫が好き」ですな.あ,古いか? 夕方から東十条の天ぷら屋に出かけたのですが,いやはや,値段のわりには(たぶん)おいしいところでございました.でもまあ絶対値では高かったですけど.いやそうでもないのかな.とりあえず,川口に引っ越してきた友人夫妻とほくほくと食べてきました.よかったよかった.
授業→TAセッション→ポスター作り.TAセッションは準備していたつもりだったのですが,説明しているうちに間違いにいくつか気付いてしまい,へろへろになってしまいました.ごめんなさい.ポスター発表については昨日もいろいろと聞いたのですが,丈夫な大きな紙(A0以上)にラミネート加工もちろんカラーで,というのがスタンダードなんでしょうか.くぅ.理系には(?)有名な「プレゼン道」によると,それくらいは当然のようなんですが.ポスターセッションがない学会のほうが珍しいのかもしれませんし,いちど作ってみる必要があるかもしれません.しかし万円単位となるとなあ……(悩). そういえば,昨日の夜騒いでいたC大の院生といっしょにいたH大の院生からメールが来て「広島の学会のときとイメージが違って,普段はこんな方なんだな〜〜って思いました」やて.あのな〜.学会のときのほうが「普段」にきまっとるやんけ.事前分布がどのようにベイジアン・アップデートされたのか?
健康診断→講義→勉強会.UTカードの導入により飛躍的に処理が早くなり,健康診断にかかる時間がオドロクほど短くなったとの前評判を聞いていたのですが,学部のころから考えても初めて,日程的にも時間的にも空いているときに行ってしまったのでその効果をしみじみと体感することは叶いませんでした.がっかり.結果にもがっかり.講義のあと,筑波大学へ.久しぶりに自転車で行ったことになるのですが,やっぱり本郷からだと坂が多くていかんですな.ま,東京自体,坂が多いところではあるのですが.勉強会にはちゃんと準備していった(えらい時間食った)のに,「まあじゃあ今度にしよか.ええやろ?」の一言で延期に.今回はMCMCが出てきて,しばらくなにをやってんだかわかりませんでした.事前分布に正規分布を仮定するっつうのはそんなに強い仮定でしたっけ?ウィッシャート分布が望ましいんでしたっけね.あと,QALYの求め方として,SG(スタンダード・ギャンブル)というのとTTO(タイムトレードオフ)というのがあるというのを知りました.「初めて知りましたよ」等というと「そりゃ爆笑やねえ」とバカにされているのが分かりきっているので黙ってしましたが.くぅ. 勉強会のあとは当然のように飲み会.某C大学のSさんがへべれけになって先生方に絡んでいたのがもっと記憶に残りました.新宿に移動しても騒いでいたらしいですが.おそるべし.あの元気さが勉強会で発揮されないのが残念でなりません.勉強会といえば,やっぱり阪大の勉強会は騒がしくてよろしいとおもいます.「『えーとそれはなんかおかしいと思います』とまず言え」「ひとと違うことを言わないヤツの存在価値はない」という某先生の人柄のなせる業でしょうか.あ,阪大といえば,看護のAちゃん,許さへんで.Stataマニュアル返せ(うそ).
スランプなんでしょうかね.iHEAの準備や,論文書きや,TAの準備や,研究会の準備などがあるのですがまったく進みません.Slitexもフォントがどうしたこうしたとかいって表示してくれません.ふぉんとにどうなってるんでしょうか(←末期症状).こんなに進まないのも久方ぶりかも.はああ.
2003年05月27日(火) |
さすが学部長!(けんちゃんではない) |
朝起きて、しばしぼけーっとしていたら「あどまちっく天国」で田端を扱っていたのでついじろじろ見てしまいました。いかんですな。こんなことだから論文もなにも進まないのですよ。反省。えーとまあそれはそれとして、最近は、「ほぼ日刊イトイ新聞」を読んでいるのですが、そこで学部長が出ていたので、ついしげしげと読んでしまいました。「会社はこれからどうなるのか」(1、2、3、4、5、6)です。あ、続編もあるようで(1、2)。岩井先生はやっぱりすごいひとだとは思ってはいたのですが(たいがいの経済学者はすごいとおもってますが)、こういうことを言える人はやっぱりすごいと思います。これを傲慢と思わせないなにかがあるのがすごいですね。
大学院一、二年の時に、研究者としての論文をいくつか、すぐに書けちゃったんです。数理経済学をやっていまして、わたしは当時、世界でいちばん期待された若手と言っていい。 えーとまあ、かくありたいとおもって論文を読み始めたのですがなんだかよくわからないうちに、夕方の勉強会の時間になってしまいました。やっぱり僕はダメです(周知の事実)。さて、勉強会での一番の収穫は、シンボリックツールボックスの存在を知ったことでしょうか。ヤコビアン行列を一発で計算してくれる機能があったなんて!しかもstudent versionのみ!ツールボックスなんで高い金を払って買えばいいんですが。なあんと。いやしかし、むしろ一番の収穫は、日銀でバイトしていたときの上司にあたるS藤さんに会えたことでしょうか。お元気そうで何よりです。もうちょっと話したかったな。
最近、研究室の同室人を見ないのでどうなっているかと思っているのですが、それとはまったく関係なく歯医者に出かけました。マクロの授業のあと。着々と知覚過敏に対する処置が施されているようで、「まあ徐々に薬も効いてくると思いますので」ということでした。歯茎が後退しているために神経が露出気味なんだそうですよ。てっきり前の歯医者さんの手術の手際の問題かと思っていたのですが、そうではないようです。疑ってごめんよ。そういえば、学校に来るときにいつもと違うルートを通ったら、田端駅のところで東北線の踏み切りに引っかかってしまいました。この踏み切りは田端の車両基地ともつながっているようなので、回送列車やなんやらが通過することもあるところでした。車両基地の近くというのは、基地内の車両の動きに反応して踏み切りが動くこともあるらしく、目の前を列車が通過することなく踏み切りがあがることもあります。まあそれは安全のために仕方ないでしょう。が。今日は、両隣の踏み切りが上がっているにもかかわらず、ぼくが待っていた踏み切りはかんかんと威勢のいい音を上げつづけていました。さすがにこりゃ変じゃないですかねえ。だいたい、踏み切りの上がり下がり(?)はいったいどうやって制御されているんでしょうか?臨時列車もあるだろうし。だれかご存じの方ぜひぜひ教えてくださいな。
しかしなんといっても今日のニュースは、赤門総合研究棟旧館7階に局地的な豪雨が起きたことでしょう。3限が終わって7階を通ろうとしたら、屋根から水が落ちてました。てっきり雨漏りだとおもったのですが(それでも十分問題ですが)、どうも旧館の上にある水槽だか水道管だかが壊れたんだかなんだかなんだそうです。部屋の中に水が降ってきたところもあったそうで。災難なことです。しかし、これにかこつけてPCを壊して買い替え予算を分捕ろうとするのは倫理的に間違ってますね。
笹仁田峠の大会の本番だったので、7時45分に東青梅に着くように、田端→高田馬場→拝島経由で出かけました。着いてすぐにポ確にでかけましたが、ポ確のわりに3つも設置するはめになってがっかりしましたが、そのついでに一瞬つぼってしまったのでさらにがっかりしました。昼間はなんちゅうことないところなのでぼけーっとしていました。参加者のDくんや、タツイチロー氏に挨拶したりしているうちになんとなく時間が経ったので、撤収にいって、上ったり下ったり沢に降りてっててぜいぜい登ってきたりしました。帰る前に、賞品のあまりのせんべいをもらって、飯能→池袋→田端経由で戻ってきました。帰りは同期のKくんといっしょだったのですが、密かに彼は引っ越していたらしいです。連絡もなかったじゃないか、と詰りそうになったのですが、共通の知人たちについていろいろと話しているうちに、それもまあ彼のよいところだということに得心がいきました。君子の交わりは水の如しです。まあべつに誰が結婚したってね。へへへ。土日に学会があってよかった〜(←うそです)。
午前8時過ぎに東青梅に着くように早起きして、神田〜立川経由で出かけました。笹仁田峠での大会の準備でした。コントロールフラッグの準備をして設置に行ったら、前日までの雨の影響で地図上の湿地がほんとうに湿地らしい湿地になっていて、うかつに切ろうとしたらずぼずぼとはまってしまいました。やられた〜。設置自体はなんちゅうことなく終わったのですが、いったん会場に帰ったら山に入る気を失ってしまいました。地図詰めなどして、西武線の切符を譲ってもらったので、東青梅→拝島→小平→所沢→池袋→田端経由で帰ってきました。
関西方面から川口方面へ引っ越してきたサークルの同期を迎えて自宅で飲み会をしました。総勢4名。歓迎会のわりに、歓迎される側にいろいろ持ってきてもらったりしてちょっと恐縮してしまいました。うちにはなにもないので適当に買出しをして、うちに開けずにあった「醸し人九平次」を飲みました。ふむ。買ってから時間が経っていたのですがまあそれなりにおいしかったんではないでしょうか。歓迎されるがわが楽しんでいただけたかどうか。どわどわ。
ある英語で行われている授業の最後に,先生が「ワタシも留学していたときに友人に聞かないと分からなかったので,こういうことは日本語で言いますが,中間試験の日程ですが……」とおっしゃったので,不覚にも笑ってしまいました.海外帰りの先生方というのはえてしてすらすらと英語を聞いたり話したりするので,さすがにやる気のあるというのはちゃいますなあ,と感心していたのですが,そうかやっぱり「英語が分からなくて試験を受けられなかった」というのはない話ではないのですなあ.うーむ.ちなみに今日のワークショップは横浜国大の塩路先生でしたが,ぺらぺらと素敵な発表でした.英語のほうが快活に見えたのは気のせいでしょうか.発表だったからかもしれませんが.内容はさっぱり分かりませんでした.マーケットリスクってなんやねん(この論文で).しかしやっぱり英語で話しているほうが表現が大げさになるような.まあいいですけど.そういえば,「スイゼンの的」の意味が分からん,というヒトがいたので,なんじゃそりゃけけけけけ,と思っていたのですが,やっぱりここの院生の日本語は難しいようですなあ.漢字を使う回数というか比率というかが多いようで.しかし,それに比べても,読み終えたばかりの宮城谷昌光『重耳』なんて,わけわからん単語ばかりでした.春秋時代の話なので,国の名前がわけわからんのはまあいいし,ヒトの名前がわけわからんのもまあよいとして(だいたい姓と名がどこで切れるのかわからないし,これに字(あざな)・おくり名などが絡むのでなにがなんだか.しかも漢字もわけわからん),出てくる単語が難しいです.憮然とする(失望してぼんやりするさま)なんて序の口というか前座というか.まあおもしろかったからいいや.
ヒトが来たり論文を読んだりしとったんやっちゅうねん.
先週来気になっていたRustの論文をじろじろ眺めていたのですが,わかったようなわからんような,ということは分かっておりません.こういうのはやっぱりプログラムが組めないといかんですかねえ(まさか).あ,そうそう長らく気になっていたといえば,午後,大学の近くの歯医者さんについに行ってしまいました.Sくん御推薦(?).ごぞごぞとみられた挙句,やっぱり診断は知覚過敏でした.ごしごしと歯を磨きすぎちゃいかんのだそうですよ.しかし,歯医者から帰ってきたら,同室人がもぐもぐとハーゲンダッツ・季節限定クリスピーメープルをこれ見よがしに食べてるのってどうなのよ.そこらへん.みてるだけで左の上の歯がじんじんと痛いんですけど.見ただけで痛くなるとは知覚過敏も相当なもののようです.
MaCandless with Wallace を発注したのに来ないです.まあたぶん,Amazonあたりに数十人がまとめて発注したからなんでしょうけども.宿題もできやしません(←関係ない).あーあ.しかしなんですな,月曜日というのはなんとはなしにしんどいですな.雨も降っているし.ふぅ.というわけで,飛行機の入金をしたり出張伺いを出したりしました.宮城谷昌光『重耳』を買ってしまったので,こそこそ読んでいくことにします.この人を薦めてくれたヒトもいまやもう……ですな.
わが家にそろそろ散乱の様相を呈し始めている本達をみていたら、椎名誠の若き日の名作『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』が出てきたので、ついつい読んでしまいました。昭和軽薄派の萌芽が看取されるほか、若者的攻撃的辛口的言いたい放題のコラムが詰まっていますね。椎名誠の文章や感性はぼくは好きなのですが、まあ趣味の分かれるところかもしれませんねえ。「気分はだぼだぼソース」の結婚式についてのところなんておもしろいと思うんですがねえ(って前にも書いた気が)。
今日も今日とて飲み会でした.尊敬する諸先輩や同期のかたがた総勢なんと5名.先輩方に買出しをやらせておいて,方南町駅に集合して,世界各地(?)の酒をとっかえひっかえ飲んでおりました.写真をぱしゃぱしゃ撮られてしまいました.はずかしいです.しかし,「酔っている人を撮る」のはしばしば行われることであるし,出来上がった写真を見ると出来上がっている様子がわかるのでそれはそれでいいのですが,「撮っている人が酔っている」のは,写真の構図などからは必ずしもすぐには認定できないために証拠となりにくいのは困ったものですね. えーとまあそれはそれでいいのですが,やっぱり自分が味覚・金銭感覚等の分野でやや常軌を逸している(下方へ)ではないかとの疑いを強くしました.そんなにいいものといわれても分かんないし.ふむ.っちゅうわけで,この比の金言は「用件のない手紙は愛の手紙である」に決定.対偶をとれば,「愛のない手紙には用件がある」となりますな.ナニが言いたいんだかよく分からん,という友人知人からのメールが少なくなったのは憂うべきことなのでしょう.返事をしてないなんてことはないですよ.はい.
授業→霞ヶ関→TAセッション→授業→疲れて寝る。M1は見てないとは思いますがTAセッションはうまくいきませんでした。ごめんなさい。アザリアディス読んでください。すいません。ところで、「わたし踊る」「わたし配る」……って、誰が貸してくれんねん。
ここの日記システムにはカウンタがついているのですが,なーんと,20000Hitを突破.なーんと.びっくり.誰が見てるんでしょうね.感想とか受け取ったことがあまりないのでよくわからんですが.むー.いまのM1とかみてたらちょっといやですね.マクロのTAってこんなにアホなんや,とか思われちゃうと.事実だからしょうがないけど.というわけで,小国開放経済(利子率・賃金率一定)で失業と死亡の個別ショックが入った世代重複モデルを解くFortranプログラムが完成っ(たぶん).行列というか配列というかについての組込み関数がMatlabに比べれば非常に少ないのでちょこちょこ苦労しましたが.たぶん合ってると思うんですがね.うひょひょ.まあここまでくれば,閉鎖経済への拡張は時間の問題ですな.もちろん完全完備市場を仮定するんですが.もちろんコブダグラス型マクロ生産関数を仮定するんですが.さーてさて.しかしサブルーチンの使い方をいまひとつよく分かってないっちゅうのはいいんですかね.これからなんとかしますかね.ほしいひとはメールください.いないと思うけど. マクロワークショップは,消費のオイラー方程式と資産価格付けの話でした.じゃがなさん距離とか出てきたらどないしよかと脅えてたんですが,そこらへんにはあんまり触れていただかなかったのでよかったよかった(のか?).最初のうちマイクロデータを使ったのかと思っていたのですが,実はそうではないということがだんだんとオボロゲながら分かってきました.そうかそれで10分位がどうしたこうしたとか言ってたのか.英語ダメじゃん.しかし,危険回避度がマイナスで統計的に有意にゼロと異なるちゅうのはいいんかいな.なんのコメントもなかったですが.そういやワークショップの前に,「heterogeneityをやってる人間を呼びたいんだが誰がいるだろうか?」と聞かれました.そんなこと……とおもっていたら,「Marimonはアメリカ以外ならスペインしか行かないし,Kotlikoffは忙しそうだし……」となんだか凄いひとの名前がひょこひょこでてきたのでそれだけでおののいてしまいました.そんなにいうんやったらRios-Rullとか呼んだらええやん.っちゅうか,去年Chris Telmerがきたんちゃうんか?NishiyamaさんがBOJにおるやん……ってまあ,Christianoが来ないとか,Nobu Kiyotakiは来るらしい,とか大げさな話が多いところではありますな実際.
Heckmanの2段階推定について発表してくれるというので、勇んで出かけてみたのですが、どうも期待外れでちょっとがっかり。まあいいんですけどね。けけけ。尊敬すべき先輩と同期とウィットに富んだ昼ご飯を食べて、部屋に戻ってしばしメールの処理などしていたら、先輩になった後輩が尋ねてきたので、ついついいっしょにコーヒーなぞ飲みに行ってしまいました。「こーひーのみにいきましょぅよぉ」には負けちゃいましたね。帰ってみたら、また先輩がいらしていたのでしばし馬鹿話。うーみゅ。まあいいんですけど。よく考えたら、昨日は同級生を誘って学食でコーヒー飲んでたんですよねえ。いかんいかん。 きょう遊びにきた先輩になった後輩と話していたのですが、大学受験を控えた高校のころの勉強量がいまあれば、もう論文なんて書きまくりですよね。あれは一種の生活習慣だったんでしょうか。17のときできて、それから10年経ってできないことがあろうか。あるかもしれませんが(反語崩れ)。いかんですなあ。
研究室は各部屋冷暖房のはずなのですが、冷房が使えるかどうかについて全館的な制御がかかっていたらしく、しばらく前まで冷房は入らなかったのですが、先週あたりから冷房を使うことができるようになりました。とはいうものの、当方最近オナカの調子がすこぶる(=いつもどおり)よくないのであんまり使っていません。だいたい、電気が足りないかもしれないのにそんなことに使ってはいけませんね(←とつぜん社会派)。でもやや蒸し暑いのでどうしたものか、と思っているのですが、32室は窓を開けてドアも全開という暴挙にでました。ぼくがいる部屋も深夜は窓を開けているのですが、昼間から両方開けるとは。うるさくないんでしょうか?まあべつに悪いと言ってるわけではないですがすごいなあと。テレビをぼけーっとみていたら、筑波のNASDAの新しい建物では、天井裏を鏡張りにして太陽光を建物の端から取り込んで照明を節約するという工夫をしているそうです。それはそれでいいのですが、聞くところによると、太陽光を取り込んでいるので部屋のなかの気温が上昇するそうで。冬はいいかもしれませんが、夏は照明をけちっても冷房代がかかっちゃどんなもんなんでしょうね?
先生が数ヶ月前に渡した論文のコメントを下さるというのでどきどきしながら聞きに行きました.曰く,「理論と推定式が関係ない」「内生性の考慮が足りん」,とのことでした.ええっと……と思わないこともないのですがまあたしかにそう言われてみれば.「もっとテクニックを見せつける論文が必要」なんだそうですよ.やっぱりDPですかね.でしょうね.というわけで,とりあえずPakes [1986, Econometrica]のモデル設定を読んでみました.DPが解析的に解けるけどやっぱり結局,シミュレーションによる積分とか数値微分とか使っちゃうんじゃないかよ,とおもってげんなり.ま,積分や微分はライブラリを探せばいいだけの話し(なんだろうとおもう)ですがね.コアマクロの宿題も分かりません,と聞いてみたら,しばらく悩んでちゃんと教えてくださいました.ありがたいことです.しかしM1向けの宿題が解けないD3ってどうなのよ(いや確かに難しいんですがね). はっ,と気がつくと,明日の英語の授業に出られないじゃないですか.しまった〜.
ふらふらと上野に出かけて、東京都歴史文化財団が発行しているぐるっとパスを購入しました。1800円払えば東京都内の美術館や博物館など31箇所に1回ずつ入ることができるという素敵なチケットなのですが、常設展にしか入ることができないという素敵な条件がついているので、各種企画展示を見ることができないチケットでした。ま、でも、いくつかの企画展については割引券がついていたので、東京都美術館のロマノフ王朝展を見に行きました。最初に皇帝たちの肖像画が並んでいたときはどうなるかとおもいましたが、ロマノフ王朝の宝飾品はやっぱりなかなかすごいですね。ダイヤモンドぴかぴかというのはそんなに多くはなくて、小さいパールが散りばめられてあるのが多かったように思います。あ、金製は多かったですが。イコンを飾るというのもありましたが、顔や手のところ以外を飾るというのはどういうことなんでしょうね。全部宝石にしちゃえばいいのに。
HeckmanのNobel prize lectureを読み始めたら寝てしまいました。おもしろいんですけどね(経済学賞はノーベル賞じゃないとか言わないで)。
2003年05月09日(金) |
限界賃金率とはなにか |
どうにもこうにもやる気が起きず(研究で名を売ろうという煩悩が消えた),ぼけぼけとして英語を読む気になれないこともあったので,労働関係のを2本ばかり送られてきたのを読んでおりました.やっぱり日本の労働供給についての研究って女性に偏ってますなあ.オトコはほっといても働くと思ってんのか,データがなかったか,どっちかですね(明らかに後者).しかし思うのですが,月給をもらって働いているいわゆるサラリーマンの皆さんにとっては,労働供給を週当たり労働時間で測ろうとすると,限界賃金率は残業代(税引後)に他ならんとおもうのですが,それってどうなんでしょうか.あ,サービス残業を考えると,限界賃金率ゼロで労働供給をしている(余暇を捨てている)ことになっちゃいますね(消費フロンティアの内側).年俸制のひとも対象外になっちゃうし.うーむ.ライフサイクルみたいな動的要因が不可欠なんでしょうね.労働供給を年間就業日数(休暇取得日数)で測るとなると限界賃金率はやっぱり月給なんでしょうけども.「エンピツ」の簡易アクセスを見ていたら,「ラムゼー・弾力性」で検索をかけて来てくれた人がいました.お役に立てずにゴメンナサイね.しかしそんなこと書いたっけ?
2日前の「地震」が単に「目眩」ではなかったかという疑念を振り払うことができないまま,書類を作って,日本経済学会秋季大会へ申込をして,授業に出て,Fortranと格闘して(だれか教えてくれ),ワークショップに出ました.日本経済学会なのですが,ここのところ共著論文しかないので,2本ピックアップして,共著者の先生方に遅ればせながら「どうしましょうか」と聞いてみたところ,両方が「きみが発表してくれるんならいいよ」というありがたいお言葉.無理やっちゅうねん(制度上).ところが,同じく秋にある日本財政学会に1つを回せばええじゃないかと気がついて書類を作ろうとしたときにはたと気がつきましたね.財政学会の締め切りは過ぎてました.なにやってんでしょう私.秋に関西に出かけられるという野望はあっさり潰えました.がっかり.ワークショップは「動学的非効率性」というA-Z論文で有名なところを扱ったものなんですが,これを2部門に拡大してどうのこうの,というものでした.2部門が私的部門・公的部門に分かれているのはいいとしても,マクロ生産関数がそれぞれの部門の生産関数の和になっているあたりからどうも気に食わなくなりはじめ,公的部門の非効率性が示されるに至って「ヤラセちゃうんか」という根拠のないイラダチに変わったのですが,いまひとつ「これやこれ」という質問を思いつかなかったので,「データはあっとんのかい?」という質問だけしました.SNAの公的企業と財投機関はカバレッジが違うやろ.……(調べてみた)……ここにばっちりのっとるやないか.っちゅうか,かたっぽはSNAから持ってきて,かたっぽはBSから持ってくんなや.そんなにがんばってデータ集めたんやったらついでのことでBSで揃えたらいいやん,という思いを英語で言えればよかったなあと思いました.いかんね.
2003年05月07日(水) |
わかんないんだろうな |
選択肢が離散的であるからといって,こころのなかの葛藤が0:100で決着することはめったにないし,ほとんどの場合,49:51で決まるものです.そういうあいまいさが残ることは仕方のないことだし,逆にたとえ49:51だったからといって一旦下した決断を覆すことは認められない場合も多いはずです.そんなものだ,ということが分からない人に伝えようとした自分がバカだったということでしょうか.きょうの励みになった言葉: 論文がかけないときは,論文を書きたいという煩悩がひとつ消えたと思えばいい.
連休明けだかなんだかよくわからんのですが,とりあえず2限に出て,三単現のsを落としている自分の論文を見て蒼ざめておりました.TeXで書いたらWordに落としてスペルチェックを,という最低限を怠っておりました.なんてことでしょう.これを××××に出してしまったなんて! 午後は午後とて霞ヶ関の官庁訪問.人を訪ねていって話を聞いただけなんですがえらく疲れてしまいました.うーみゅ.は.いま地震が来ましたな.P波は分かりませんでしたがS波は分かった気が(アタリマエ). へろへろと現実逃避をしつつ考えたこと.(1)「口どけ生茶」もいいが,ここのところ「午後の紅茶」もよいのではないか.Oww.しかし,「午後ティ」という略語は(略語は嫌いだけど)よくできているのでは?(2)いやだから,つっこめばいいってもんじゃないでしょう.(3)そうそう,夕方話したとおりにリンクはっといてあげないと.(4)「平山あや」が分かったくらいでおどろかないでほしい.名前をひらがなに変えたことまで知ってたのはわれながら驚きだけど.(5)うっそーん.またもや結婚話.やはり「わが省」を引っ張っていくには独身ではつらいのか?
連休らしくあいかわらずぼけぼけ・ごろごろしてからのろのろと大学へ来てみたら,名古屋方面へ就職したはずのTくん(先生というべきか)が「よぉっ」といって現われたので,しばらく話し込んでしまいました.いろいろたいへんなのですなあ.しかしやってきてみたら相談させられるとは彼もおもってみなかったことでしょう.すまんすまん.あいかわらずネットで遊んでいて発見したのですが(←研究せよ),広島が勝ってました.よくやった高橋建.エライっ.
あまりにぼけぼけしているのも逆にいらいらするので大学に来て読みかけのサーベイに最後まで目を通してみました.ナナメ読んだというか飛ばし読んだというか,なのですが,世の中にはいろんな研究をしている人がいるのであるなあ,というのを実感しました.ふーむ.James HeckmanのAERの1993年5月号の論文「労働供給についてこの20年でなにが分かったか?」を読んでみました.働くか働かないかという選択と,どれくらい働くかという選択が区別されたのがポイントの一つだそうで,所得や賃金がこの二つに与える効果の大きさはかなり違うようです.この違いをみるためには,「労働供給関数」がなにかというのが重要で,4つのパターンに分かれます.で,それらの推定にはサンプルセレクションやデータの観察不可能性・測定誤差の問題が絡んで……というのが,たかだが6ページのなかに書いてあります.むむむ.情報処理技術の進歩で,93年以降いろんなことがやられてきたんだろうなあ,と思うと目眩がしますね. 実証論文での計量的なポイントは,「Sample selection bias」「Omitted-variable bias」「Endogeneity bias」の3つだ,と聞いていますが,この文脈ではすべてがちゃんと出てきますねえ.あーらたいへん.
ヨルダンのクイーンアリア空港でたいへんな事件が起こっているのであるなあ,と思いながらぼけーっと過ごしました.ああそうそうああいう空港でしたね,と趣深いところではありますが.狭い空港で,アンマン市内からは意外と離れてるんですが,高速道路がずずーんと通っていたなあ,というのを思い出しました.ロイヤルヨルダン航空とその他でビルが分かれていたんじゃなかったっけ.しかしやっぱり記者さんが悪かったんでしょうか.大使館も大変に違いないですね.あまりになにもする気が起きないのでとりあえずポトフ作りに挑戦.セロリを入れすぎました.やっぱりあれは香味付けだったんですな.食べようとして難儀しました.
マイクロエコノメトリックスの授業に出て,発表者のあまりのやる気に驚嘆してしまいました.なんなんでしょうねありゃ.あーゆーのは準備したとは言わんですな.まあいいんですけど.で,コクランの定理というのが出てきたんですが,このひととは別人でしょうな.さすがに.あー調べないと.佐和先生の本がいいかな?4限にTAセッションがあって,昨年やったところなんでのほほんとしていたところ,答えを書いたノートがどこかへいってしまってえらい往生しました.いかんですなあ.しかし,TAセッション2回やって2回ともどこかしらで符号を間違えるってどうなんでしょうな.誰か指摘してくれればいいのに.質問もしてくれたらいいのに.はあ.やっぱり信用されてないんでしょうなあ. 学者になりたいんだそうですよ.「末は博士(はくし)か大臣か」ですかね.まあ学士様ならそこらへんにうじゃうじゃいる時代になっちゃいましたし.学士様といえば,こんなの発見.いやいやはやはや.まあなんつーか,TAセッションでけっこう疲れちゃったのですよ.はい.脱力ネタも見つけちゃうわけですよ(これやこれ).しかし,ハンバーガが悪いイメージを持つからハンブルク市が名前を変えちゃ,本末転倒でしょうが. どうでもいいけどネットワークが異常に不安定です.ここの部屋だけなんでしょうか?情報求む.半分スタンドアローン状態なんですけど.
赤城,ではなくて,五月ですね.メイですね.となりのトトロですね.そりゃ糸井重里もおとーさんだっちゅうのに(←関係ない)っつうことでですね,週の前半から読んでいるサーベイなんですが,終わりませんね.長いですね飽きちゃいますね(←言っちゃった).日本でやってる人が少ないからといって世界的にそうか,というととんでもないですね,という当たり前のことを実感しているところでございますよ.いまやってるのに関係しているひとびとというのは,たとえば,Soren Blomquist,Robert Moffitt,Thomas MaCurdy,Richard Blundell,Emmanuel Saez,まあ計量なんで,Jerry A. Hausman,Whitney Newey,James Heckmanなどでしょうか.大御所ばかりじゃん.Fullerton and Gan [2002, NBER]というのもありますね.読んでないけど.で,あまりに進まないので,Blomquist [1995, Econ.Letters] というのを読んでみました.短いから.これはMaCurdy et.al.[1990, JHR] というのが間違っておるのだ,というのを主張していて,こっちのほうが正しい気がするのですが,MaCurdyも共著者に入っている1999年のサーベイ論文ではやっぱりMaCurdyはおんなじことを書いてて,いったいどっちがどうなんだろう,と思っているところです.いやしかし尤度関数がめんどっちすぎるのではないかね.これは.IVでなんとかなんないかなあ.
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