成増たぬき
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もくじむかしつぎ
2004年07月28日(水) 車カニ目ー2アップしました。

 ただいま。実家から戻って参りましたちはでございます。お待たせいたしました、カニ目の後編……じゃなくて2節をあっぷでございますよ。発酵させたとはいえ、ただほっといただけとほとんど変わらぬ仕上がりで、結局前後編になんざぁなりませんでした……
 なんだか年数が経つに連れ、どんどん執筆スピードは落ちるわ腕も落ちるわよく考えたら読書量も減るわ、私ったらオンラインノベル界にいること自体間違ってんじゃねえかしら、と頬に手を添えて考えてはみるのですが、まあ更新ゆっくりでもとりあえず止める気はないのでいいとします自己解決。

 実家では。
 なーんもできませんでした。
 いや、娘達と母やら姉たちやらと、公園で蝉の抜け殻を拾いまくったり水辺で遊んだり縁日っぽいことしてみたり花火眺めたりカラオケったり友達と会って愚痴たれまくったりはしてきたのですが、執筆の神様とは無縁だった、というわけで。
 ノートもペンも持ってったし、9月新刊用の原稿に赤字入れようと刷ったもんも持ってったし。
 が。
 なーんもでき(以下略)
 赤字入れることすらできなかったなんて! なんつうかもう、「実家で知恵のわき出る例し無し」つう感じです。
 場所がないんだわさ。うちの何倍も広いっつのに。かつて多いときには7人もの人間が暮らしていたほどの家だつーのに。娘どもを寝かした後に、私一人が電気をつけてなんだかんだひっそりできる場所がないたあどういうことだ。
 居間はテレビが邪魔で(父も母もテレビが結構好きみたいだ)、でもまあテレビを楽しむ時間が過ぎればいいような気もしますが、父が居間のとなりで寝るっていうから。二階の寝室は暑いんだとよ! 母はひとりで寝室で寝るけど! 居間の電気をつけて夜中ごそごそしていたら、父が眠れなくなってしまって申し訳ないのです。
 かといって、他の部屋がない。二階の父母寝室の他に、ちびどもと私の眠る部屋ともう一つあるのですが、ちび&私の寝る部屋は当然ダメ。もう一つのところはほぼ倉庫状態で、机とか電気とかまともに座ってなんかすることなんかできやしない。

 いやね、場所云々じゃねえだろやる気の問題だろって言われたらそれまでなんですけどね。
 実家ってどうもダメなんですよ。
 夜中に起きてなんかやってると、母というものにとって、私はいつまでも子供なんですね。明日があるんだろとっととネロ。とはさすがに口にはしなくても態度でぷんぷん。気にくわないくさいです。
 ちゃんと朝は起きますよ。でも信用ないんです。それは学生時代に寝坊しまくって遅刻しまくった過去があるから自業自得なんですが。
 なんだかできない。誰かになんか見張られているようでできない。没頭しづらい。
 もはやあの家に私の居場所がない、ということでもあるんでしょうね。
 成増に帰ってきて、ふと車の中から知り合いの顔とすれ違うのを見まして、ああもうこっちが私の地元になったんだ、そう思いました。
 そして、家のドアを開けたら、また出張に行っちゃった旦那がつけっぱなしだった部屋の電気を見て、がっかりしてみたりしました。反省シロ旦那。


2004年07月23日(金) 電波ソングvol.2

 しばらく実家に戻ってまいりますだー。娘どもを道連れに。そして実家で浴衣を着るよ、むほほ。
 というわけで、多少更新が滞ります。滞るって気がするのはおそらく成増たぬきだけであり、小説ページの滞り方はいつもと一緒やーんっていう突っ込みは自分でするから他の人はしなくて良し。(痛)
 車の話は、帰ってきてからね。来週アップする予定です。
 実家で番外編競作の中身を練ろう……時間があったら……



 来月車を使って福岡の旦那のご実家に帰るのですが。長い車中をもてあます娘達のために、いろいろ音楽CDを作っているようです。
 娘達の好きな曲集。アニメの主題歌だのなんだか今なんとなく聞いてなんとなく覚えちゃった歌とか。娘、大塚愛とか好きなんですよ。今時のオニャニョコって感じだ。ちび娘はポケモン映画の主題歌、トミー2月(要英訳)が好きらしい。あの人生歌激しく下手くそだと思うけどまあ良い。
 それプラス。
 また電波CDも作ってる……
 前回の電波はだいぶ聞き飽きまして、飽きるまでにかなり次のCDへの材料もたまったから、って改めて集め出している様子なのですが。
 ……
 旦那の年齢を疑いたくなるほど、今回は昭和の香りがします。
 今のところ揃っている曲をご紹介しましょう。

1.チンピラ戦隊kuzuレンジャー
2.マツケンサンバ2
3.はじめ人間ギャートルズ
4.スターウォーズ(日本語版)発禁
5.あぁやんなっちゃった
6.INOKI BOM-BA-YA
7.老人と子どものポルカ
8.俺はジャイアン様だ!
9.自動車ショー歌
10.はじめてのチュウ
11.死ね死ね団の歌
12.Tofu<豆腐>

 ま、こんな感じです。
 1.はですね、新しい上に、どうやら幼稚園の運動会でこの曲で体操をするらしいので、選んだ先生が電波だということですね。
 2.は今流行ってますから(断言)。4.は、あの「泳げたいやきくん」を歌ったしもんまさとが歌ってます。5.はもちろん、あ〜あぁやんなっちゃった〜あ〜あぁおどろいた、のフレーズでお馴染み牧しんじ。7.なんか知ってる人なんかいないんだろうなぁ(私は知ってたよ……ぱぱぱやー)
 8.は声が若いです。今と変わらず確かにジャイアンなんですけど。
 9.を選曲した時点で、もう旦那はきっと私に対して年齢をごまかしていたに違いない!と強く思いました。7.は私も知ってたからいいの。
 11.はある意味お約束です。12.は実は新しいです。出所は言わずと知れたNHKみんなの歌です。歌っているのがよしいくぞう。普通に歌がうまいです。

 ここに、私的には「さいざんすマンボ」を入れて欲しかったのですが、なかったみたいです。あれ大好きなんだけどなぁ。
 ……と、まるで50代60代のおばちゃんのようですけど私も旦那もまだ30代、四捨五入しても30とはっきり言えるのにどうしましょう。
 そして夏が終わる頃には、4歳と2歳の娘たちが「やめてけれ、やめてけれ、やめてけーれゲバゲバ」と鼻歌を歌うようになるんだろうなぁ、と思うと体中の力が抜けていきます。暑いですね。


2004年07月21日(水) それいけ同人女

 なはー! 言ってみるもんですねぇ!
 昨日お願いしていた案件が、あっさり受諾されましてねえ! 別に誰か特定の人に名指しでお願いしていたわけではない(はずなの)ですが、思っていた通りの方にオッケーいただきまして! わはははありがとう某さーん!
 というわけで、行かれる日も合いましたし、多分欲しいものをげっちゅできるような予感でわくわくです。

 ああすっかり同人女。
 足をどっぷり同人女。
 まあいいか。三十路の手習い。(?)鯖読むのは止めたまえよ自分。


 っつわけで突っ込みフォームより。

そうですよね!同意ありがとうございます!納得いかねえんだよファラミアー!(笑) いやファラミア好きなんですけどねえ……王の帰還をご覧になったらもっと同意していただけるだろう、と楽しみにしておりますですよ。うふ。
 正統派じゃないヒーローには笑いました。魔法使いなのにあんまり魔法使わないですね。もしかしたら彼は花火くらいしかちゃんと使える魔法がないんじゃないだろうか……いやそんな……そんなはずは……!


 ちょっとだけ「二つの塔」観ましてね。娘どもに邪魔されて、まともに最後まで観ていないのでまた後日ゆっくり字幕スーパーでみたいと思っておるのですがね。
 なかなかファラミア……いい男じゃねえか……(涎)
 しかもエオウィン姫、かっ、かわいいじゃねえかっ……!(拳)
 優しげな表情で、でも剣を振るう腕はそれなりにあって。城の中で守られるより戦いを選ぶ姫、つっ、ツボ!……な人は多いと思うんですよ! もちろん自分含めて! なんだか中途半端な映画のアルウェンよりエオウィンに萌えました。
 私が今のところ確認済みなとこまでは、まだメリピピはエントの上で揺られてましてね……王の帰還で姫と絡んだりするわけですよね、ああああ楽しみだっ。
 そして、二つの塔初っぱなからグラムドリング振り回して、結局魔法じゃなくて剣でバルログ倒したガンダルフ爺さんに改めて萌え。豪傑爺さんの花火以外の魔法、いやちゃんと使ってましたよ? ほら、旅の仲間で、サルマンと相まみえるじゃないですか。初めて観たとき、うわー爺さん同士が魔法で引きずり回しあってるよ! すげえ!って感動したんですよ。
 ていうかあのときだけなのか。そうか。あとはグラムドリングで敵をばったばったと切り倒し……やっぱり豪傑爺ぃ……


 そしてサイトのお誕生日祝いも、ありがとうございました☆
 どうでもいいことだけど、教育テレビでなんとなく観ていた映画「鏡の国のアリス」に、イアン・ホルムが出ていて感動した。彼はビルボおじさんなんだよ!

 さらに私信。
 私は誰も泣いた人なんかまだいないと思ってる。本当に泣いた人なんか。騒動後の話ね。
 勝ったつもりで笑っている人なら、何人かいるようだけど……。
 女王様の取り繕った化けの皮が、私はいつかまた剥がれると思ってる。
 引っかき回したあの人は、王様なんじゃなくて、私は騎士の一人と分類したいわ、もしかしたら私は彼の一部なのかもしれないわ。何十人かいる彼の一部(笑)


2004年07月20日(火) カニ目はやっぱりかわいいよねぇ。しみじみ

 あっはっはっはっは。
 一所懸命書き直ーし書き直ーし車のお話を書いていたら、思いクソ量が増えて増えて増えてしまいまして、なにやら前後編の予定が前・中・後編となりそうでございますよ。
 あはあはあはははは、どうやら短くしようと思ってたら量が増えちゃうっていうのはよくあることのようですから、自分だけじゃないと思って勝手に安心することにします。誰とは言いませんがとりあえず我がサークルメンバーに2名ほど該当者が。あっはっっはっはっ仲間だ仲間だ(ってことにしてください)
 とりあえず中をつい先ほど書き終えましたんで。少し放置して、微妙に発酵させてからhtml処理したいと思っております。今週は実家に帰るんで、その前に処理できなければ来週……ですねー。なんとか7月中には、という公約が守れそうですよ!
 公約は、できる範囲で口にしよう! 政治家の皆さんにも言いたいネ! 今回、一ヶ月もの猶予を置いといた自分万歳!
 でも完結してないじゃんっていう突っ込みは負荷だから。不可じゃなくて負荷。

 で、8月は番外編競作に手を出そうという……無謀かも知れなくなってまいりましたよお母さん。車の完結が伸びちゃうじゃないですか。ゴールデンウイークのお話を書いているのに、なんだか夏休みが終わってしまいそうな勢いですよあはははは。

 ところで、どなたか夏コミに出かけられる方、おられませんか?
 初めて。
 ほ、欲しい物ができてしまったーーーーーー!!!!!
 お願い一冊買ってきて〜ん、という私のお願いを聞いてくださる心の広いフットワークの軽い「無欲な」お方がいらしたら、ご連絡くださると嬉しいです。無欲な方。これ重要。だってお礼をどうしよう。
 どうやら、作る冊数がそれほど多くないようで、もしかしたら即売り切れ状態になりそうな予感がひしひしとするのです。だってその方絶対人気だもの。
 手に入れられたらいいなぁ、幸せだな〜。という程度ですので、もし買えなければそれはそれでいいんですよ。死ぬほど欲しかったらどうにか子供預けてでも自分で行きますもん。
 なので。
 お出かけついでに私のお願い物を買ってきてもいいよ?というお方。おられましたら、下記ツッコミメルフォでもメールでもBBSでもなんでもいいですので、ご連絡いただけましたら幸いです。

 買った後、郵送とかのお手間を取らせてしまうかも知れません。その辺、お覚悟なさいませ!(←偉そう)(いや当然手間賃やらお支払いしますったら当たり前でしょうそんなの!)
 ……お礼……どうしましょ〜。ご連絡くださったら、相談しましょう☆

 というわけで、そろそろ娘どもを起こしてまいります。今日で幼稚園も最後、夏休み突入だー。ああーめんどくせえー。それに、今ものすごく我が家に必要なものを買いに行かなきゃならないしー。それは何かと尋ねたら、ホウ酸団子とバルサンだって言えばわかるかな☆
 しかし朝からどうしてこうシャツが汗だくになるんだろー(棒読み)


2004年07月16日(金) 海が凪いでいてね、風がね、

 こんな日はおめでとうおめでとう。
 何時の間にこんなに時が過ぎたのか。
 夏だなぁ、今年はなぁ、去年は寒くて仕方なかったけど、今年は立派に夏だよ。暑いよ。

 ちは天が何年かぐるぐる回っているけれど、小説がちっとも増えていかない。困ったなぁ。
 女神のネタ帳、no.9が行方不明のままだ。ラストの方で●(ネタバレなので伏せ字で)に●と言わせて●に●させなきゃならないのに、気持ちが焦ってたのか、第三章に入ってすぐにその大事な台詞を言わせてしまっていたことについ最近気がついた。あああ〜〜やばいじゃないかぁ後で使えないじゃないかぁ。ということで、いくらストックがいくつかあるにせよ、まだまだ発酵期間で置いておかねばならない、ということがはっきりしまして自分的にもがっかり。書けた書けた〜と思っていても、落とし穴だらけだよ。おそろしい。
 ちなみに、ネタ帳はno.10で完結していて、私が今書き進めたいところはno.9の終わりからno.10の頭のところだったりする。すごいよ自分。もうすぐなんだよ自分。頑張れ超頑張れ自分。
 でもまずは車の話と番外編ね……

 このお話を完結させることができるには、あとどれくらいの時が必要なんだろう?
 ええと、今日で4周年になるのですかな。2000年からだっけ、数えやすいわ。
 5周年までに終わらせるわー!とか、大口たたけないわ。全然自信ないわ。でも、10周年までにはなんとかしたいわよ……(今、執念って打ち間違えて、ある意味間違いじゃないなぁとか思った)

 皆様が来てくださってこそ、ちは天です。更新減ってますがごめんなさい、そしてありがとう。
 これからもひっそり、続けます。ネットの片隅で小さく息をしています。
 青く広い海に泳ぐ魚が、蒼く遠い空に焦がれ続けるように、私はなるべく上を見て、泳ぐのを止めないでいられたらなぁ、そんな思いで頑張ります。




 空とか海とか。さっきまで「空を翔る魚」の原稿をいじっておりました。中身はほぼいじくらない方向で(さっき誤字を見つけたようわああああ)秋のイベントに単発本として出したいと思います。
 少し装丁に懲りたいなぁ、うふふ。キラキラと綺麗なものを考えておりますが、果たしてうまくいくかどうか……。秋のイベントをお待ちください。
 うん、もちろん、フォントもやっぱり形の綺麗なやつを選んださぁ♪
 ヒラギノみんちょー、これ使うと小説というよりエッセイ本とかっぽくなっちゃうのが実はややアレではあるのですが、でも綺麗だから良しとしよう。
 そういう細かいとこにコダワッてる姿勢を見せないと、ほら、中身で勝負よっとか言われたら私居場所なくなっちゃうからなんですよ秋乃さん!(泣)



 反応遅くなりましてごめんなさいの突っ込みコメント、ありがとう!

フロドはもう、アレ、ヒロインですよ。うん。王子様はきっとサム(爆)

 ぎゃはははは! そうかそうだねその通りだよ! 原作がしっかりしてるから、主人公の性別まで替えられない、かといってそのままフロドをオッサンにしたらムッサーい映画になってしまう。それではイカン!
 ということで、美しいイライジャくんに、みんなに守られる美しいヒロインをやってもらうことになりました、に私も一票投じましょう。こんだけ主人公が美しくて弱くてちっさくてかわいかったら誰も文句言わない。
 そして正統派ヒーローは多分アラゴルンなんですが、王子様だったら間違いなくサムワイズ殿ですね、これにも賛成しますよ! 姫を救う王子様、結局最後まで姫を守りぬいたサム以外の誰がなれようかっ!
 ところでアラゴルンにわざわざ「正統派」とつけたのは、正統派じゃないヒーローだったらやっぱりガンダルフだろう、と思った次第なものですから。
 あのお話で、正統派ヒロインているのだろうか、とふと考えてみたくなる。原作でも、アルウェンはすっごい脇役だよなぁ……。とすると、エオウィンしかいな……いよなぁ……。でも、ヒロイン……?
 これで本当にメリーとエオウィンがくっついたらヒロインにしてやってもいいんですがね!(偉そう)(主に映画の感想でそのように語ってらした秋乃さんに同意してます)(まだ二つの塔も王の帰還も見てない私ですが)(原作でもなんでここでファラミアがいきなり姫をかっさらうんだよ脈絡ねえよ納得いかねええええと叫んだクチですよ私は)
 正統派ヒロインもやっぱりフロドに決定。それ以外考えられない。
 ということでピピンにも誰か美しい姫を与えてやりたいです終わり。


2004年07月14日(水) 雑記

 車の話が進まなくて。(泣)
 いっそ最初から全部書き直してみようかーとか、一人称を三人称に替えてみようかーとか、いろいろ矯めつ眇めつしてやっと少し進んできた。
 でもまた手が止まっちゃった……あう〜。
 眠いよぅ。でも今日弁当だよぅ。
 旦那は今日あたり帰ってくるのかな〜。連絡ないな〜。
 なんとか今月中には車話書き上げねば、女神番外編に手がつけられない。自分へのけじめとして、だ。
 捕まえかけた小説の神様は、手の中をするりと抜けていってしまったわ。
 ちび娘の湿疹は高熱が出た所為らしい。薬をもらってきたのでそのうち直るだろう。子供の体というのは不可思議なものだ。
 でか娘は元気いっぱいオロナミンCである。
 昼間、1時間ほどでじぇに服が一着できた。とてつもなく簡単な奴ではあるのだが、しかも仕上がりが最高美しいとはいえないのだが、かなりミシンとお友達になれたんだなぁと思うと嬉しい。着られなくなってしかも汚されて他人に譲渡すらできない赤ちゃんロンパースをじょきじょき。ある意味、ずっと手元に残る思い出となる。リサイクルっていいなぁ。
 明日、娘の一学期最後の弁当です。明日は昼寝できないんだった、しまった……


2004年07月11日(日) ろどおぶざりんぐ萌え語り入ります!

 選挙でした。前日ちび娘が原因不明の高熱を出したので、こりゃ〜選挙行けないかな〜と思ったら、一晩経ったら元気になったので、夕方涼しくなった頃に行って来ましたよ。
 選挙権を行使できるようになってから、なるべく投票することにしているけども。子供を持つようになったら、ますますその必要を強く感じるようになりました。
 親は子供に「親が選挙に行く姿」を見せておいた方がええよ。と思う。
 親が投票しに出かけなければ、子供はまるきり政治の世界から遠い日常世界しか知らないことになってしまう。のちのち子供が投票できるようになったときに、自分も自然と投票所に足が向かうか向かわないか、絶対違ってくると思うから。そう、例え白紙票を投票する選択をしたとしてもね。(いや私が白紙票を入れてきたというわけではありませんが)

 さて。
 私の中では今更「ロード・オブ・ザ・リング」ブームだったりする。しかも「旅の仲間」の。時代に逆行。いいんだ別に。
 例のDVDの、すぺちゃるえくすてんでっどえぢしょんの後編を見ましてね。今度はどこが増えてたんだかよー覚えてなかったのですが、でも堪能してました。
 そして叫びたくなってみたり。ええ、やはり原作読んで良かったー! 萌え場所が増えているー!
 さて、ここから以下、しばらく「旅の仲間」萌え語り入りますよ。ネタバレ多いんで、知りたくない人は読まなくて良いですよ。ちなみに、小説を読んでなくて映画だけ楽しんだ方なら大丈夫(何が)








 あい。行きますよ。
 ええとですね、指輪物語には華がねえ〜と前回ももっと前にも叫んだ記憶がありますが、映画でその華の代わりを担っているのが、フロドくんなんだなぁ、と改めて思いました。
 だって美しーい! イライジャ美しーい! 昔から君はこんなに美しかったっけ? と思うほど美しーい!
 私には腐女子的要素がおそらく大変少ないので(全く無しとは言い切れない)指輪〜で男同士カップルを作ったりできないのですが(したくねえ)、そういう要素をふんだんにお持ちの方には大変おいしい素材であるだろうなぁ、と。
 背が小さくてかわいい(ホビットだから仕方ない)し、みんなに守られるべき存在で(指輪保持者だから仕方ない)、しかも美しい。これはおいしい! おいしすぎる! 受け役やらせて当然だろう!――とか思うのでしょうねぇ。そういう想像くらいできる……(だから要素が皆無とは言えない。好みではないだけだ)
 私の好みは、ごくごく普通にストライダー・アラゴルンなんですがね。すこーし小説の彼と違う気がする。多分「馳男さーん!」つう、なんだか田舎チックな呼び方されない所為かもしれない。いいよなぁ英語って。ストライダー! かっこええやんか。ちっ。(←何故舌打ち?)
 しかしフロドくん、何をやるにも一番どんくさい(笑)常に危機感が足りないのはメリピピ達ですが、ただ歩いていてもよくコケるし、戦闘でもどうも覇気がない。指輪保持者の運命を考え合わせると、指輪の影響だったり、常に漂う絶望感・悲壮感をひしひしと感じたりするので、別段おかしいわけでもないのですが、どうもね〜。だからこその「守られ役」。お姫様だよなぁ。
 なんつうかね。裂け谷でのビルボ爺さんとの別れシーンとか、同場所での会議で「僕がやります」宣言時のガンダルフとか、ああもうフロドくん愛されすぎー!とか思いました。上っ面だけ見るとますます姫君役になっちゃうところですが、小説を未読の方にもわかっていただきたーい! ビルボ爺さんにとって、フロドは一番信頼できる甥っ子(だっけ?)で、かわいい孫みたいなもんなんだよ。フロドくんは幼い頃に両親を亡くしていて、だからこそホビット特有のお気楽さ・のー天気さがいまいちなくて、そういうのも合わせてビルボ爺さんの秘蔵っ子になってたわけだろう。って原作じゃ50代なんだけど。
 で、ガンダルフだって同じような目で見てるわけで。ビルボの昔からの友人のガンダルフ、賢者だし長生きしてるし、出るとこ出たらものすごい人なんだけど、ホビット庄じゃ単なる「花火の得意な魔法使いの爺さん」としか見られてなくて、多分ビルボが心休まる気のいい友人だったんだろう、と。昔一緒に命の危険をおかして旅に出た仲間でもあるし。その友人のかわいがっているフロドを、同じようにかわいがってるんだなー、と……。
 フロドの決意、「僕がやります」の時のガンダルフね。フロドが行くしか道がないってわかっていても、ガンダルフから命令なんかできなかった。死ねと言うようなもんだから。でも、フロド本人が決意した。ホビット元来の正直さが、ガンダルフには嬉しくて、でもとても辛くって、だからこそ彼も命をかけてモリアのバルログとも向かい合うことができたんだろうなぁ、ああやっぱりガンダルフ爺さん萌えー!(そっちかよ)

 やっばい。今日は長くなるぞ〜。まだまだ続くぞ〜。

 それから。今回は映画二度目になるので、落ち着いていろいろよく見えたらしい。やっぱりレゴラス、美しいな〜。
 初めて見たときは「私の好みはアラゴルンなんだからっ! 他の奴らに目をくれてなんかやるもんか」と何故か意固地になってアラゴルンしか見なかったものですが、うーん、前言撤回、レゴラスもちゃんと美しい。エルフという種族は、この世の物ではないような美しさを持つわけだから、雪の上もひらひらと軽く歩く、ずるい生き物として素晴らしくレゴラス美しかったと思います日本語変だよ。
 でもやはり役者の元の面がいいのかもなーとか言ってみる。エルロンドは長年生きてきて人生の酸いも甘いもかみ分けて(???)きている所為かどうもおっかない面構えになってるし、悪いけどガラドリエル様の旦那(名前すら覚えてない)は、エルフの髪型すら似合ってなかったよごめんよ……

 ガラドリエル様とボロミア。頭の中に語りかける「魔女」ガラドリエル様に、狼狽しまくるポロミア。初めは魔女がポロミアに「おみゃーが裏切り者になるであろーあろーあろー」とか語りかけてたんかいな、と思ったんだけど、違ったんだな。故郷がやばいぞーと言ってたんだな。
 ああ、今こそ思うよ、ポロミーがちゃんと生きて王様を連れ帰ったのなら。二人はゴンドールの未来を担う指導者達として、アラゴルンを補佐してうまくやっていけたであろうになぁ、と。いろいろ想像するよ、きっとデネパパ(でねそーるのことだ)はなんだかんだ五月蠅く言ったろうけど、ファラミアと違ってポロミーならちゃんとうまく両方とやっていけたりするんだろう。ああ〜惜しい人を亡くしたものだ。
 いろいろ知ったらポロミーも好きになった。好きになれて良かったなぁ。

 ガラドリエル様がギムリにほほえんだ時、私の中の男の部分が「奥方萌えー!」と叫んでいました。美しいー! 怪しくて神秘的な雰囲気、素晴らしいー! アルウェンの人間っぽさとは違うぞー!
 そして、原作の中でも上位を争う「私のお気に入り名場面」の一つであるシーン、照れるギムリ最高! 髪の毛一本ください! そしたら三本くださった! 最高だもう大好き!
 ところで、小説を読んでない方は疑問に思ったことがあるかもしれない。何故、ガラドリエル様はギムリには何も武器やらをくださらなかったのか。実はエルフとドワーフの間には長年にわたる確執があって、旅の行程でもレゴラスとギムリは初めはむちゃくちゃ仲が悪かった。ガラドリエル様のお住まいになるロスロリエンの森にも、ドワーフを入れることに強い反対にあったり、全員目隠しで歩かされたりしたんですよ映画じゃ省いてるけど。
 んだけど、ギムリはガラドリエル様の美しさにまいってしまった。そしてガラドリエル様も、ドワーフの作る武器や防具やそういった技術の高さを認められた、というわけなんですよ。だから何もあげられるものがない、と。
 そういうのもあって、だんだんとレゴラスとギムリは親友になってくんだけど(周囲から見るとものすごい凸凹コンビであるはずだ)今後もちゃんとそういった心の動きを見せてもらえるのかな、映画。以降が楽しみだよ。

 でもなんでガラドリエル様にはいつも敬語を使いたくなってしまうのだろう……

 そして今わかった。
 フロドくんが若いからいけないんだ。もし原作通りに、50代のオッサンがフロド役をやったとしよう。そしたら、サムはものすごく「お小姓」っぽいよね。実際フロドには敬語使ってんだし、フロド様〜だし。メリピピが元気で戦闘でも活躍して、でもオッサン・フロドが戦いに逃げ腰なのも当たり前。歩いていてよろよろコケても当然じゃん。一応原作はそういうことになってんじゃん。
 そうだよ若い俳優だからいけないんだよ……

 でも……あんまり想像できないよ……オッサン・フロド……?



 ガンダルフにかけよって抱きついて、頭を撫でてもらうオッサン・フロド。
 化け物にはねとばされて、地面に落ちるところをがっしりアラゴルンに抱っこして受け止めてもらうオッサン・フロド。



 ここを読んでる方に美しくない映像を想像させてしまいました。ここに謹んでお詫び申し上げます、ごめんなさい。


2004年07月05日(月) 映画の話と行きまSHOW

 やあやあこんばんは。近頃旦那が大量に映画のDVDを仕込んでおります。買った覚えはないのですが。おかげで見たかった映画がいつでもお家で観られるってわけでうはうはのちはです。でも、いつでも観られる=ほっておかれる罠。いかん! それはいかん!

 というわけで少しずつ観ることにしました。
 まずはお子さまとご一緒に、ファインディング・ニモなぞを。これを最初にファイティング・ニモ、なんだ戦う魚の話か?と思ったことがある人は手を挙げなさい。私だけではないはずだ。
 泣いた。けど、思ったより泣かなかった……
 泣けば「良い」話だ、というわけではないけれど。いや非常に良い話です。いかにも頑張れなアメリカンの子供向け道徳的要素たっぷりな良いお話。人間v.s.お魚、という図式ではないのが良いと思った。喰って喰われて生態系、その中に人間もちゃんといて、でもそれがメインテーマではなくて少しホッとした。
 ニモの鰭が小さいことを、重たくなくてさらりと組み込んでいて、それは「親の心配の象徴」という形にしてくれてありがとう、てな感じです。ああうまくないなぁ私の文章。

 私はもともと、俳優の声も演技のうちと思って、洋画は日本語字幕英語音声で観るタイプなのですが、子供と観るとどうしても日本語訳音声になってしまうのですよ。
 でも、最近のアニメの日本語訳はいいねぇ。木梨憲武いい! お父さんだ! ニモが連れ去られるときの、あの悲痛な叫びがたまらん! もうそれは悲痛としか表現しようのない絶叫、体がぞくぞくしたよ。字幕派の方も、ぜひ日本語訳環境でも観ることをオススメします。室井滋ちゃんも良いけど。クジラ語がアホっぽくて良い。


 そんで、ロード・オブ・座・リングの、「旅のナカーマ」すぺちゃる・えくすてんでっど・えぢしょんも観た。ディスク2枚のうちの1枚目のみ。
 以前これの通常版(?)は観ているので、すぺちゃる部分を観るために手に入れたようなもの。ああ〜こっちにはロージーが名前入りで出てるんだわ♪
 やはり原作を全部読んでいると、ふっとばされてる部分とか改変部分とかを脳内補完できるから嬉しいね。実に巧妙に伏線仕込んでるのもわかるし。お得な気分だ。
 でもやっぱりアルウェン出張り過ぎ。このお話、女性がどうしても少ないから、こうでもして出さないと華がないからだと思うけどさ。なんだか原作の、もっと慎ましやかで表に出てこないけど中身はものすごーしっかりしてる、いわゆる内助の功を日本人じゃないけど地でいくような貞淑な女、って感じが全然しない。映画じゃしない。全くしない。アラゴルンに刃向けてみたりして。今の時代にはよく合う姿だとは思うけどさ。でも、こんなに元気な女性じゃ、どうして裂け谷の会議に参加すらしないのかわからんよ。アルウェンはおとうちゃんに守られて守られて守られてるはずなのに、単身で迎えに出るとは恐れ入る。強すぎるよアルウェン……


 そんなわけで今日はここで。
 いろんなことに慌ててしまいました、ご心配くださった方、ありがとうございました。


もくじむかしつぎ

日記内にて引用させていただく場合があります。ご了承ください。

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