真昼間だというのにスーパーは主におばあちゃんでごった返していた。あんなに混んでるのは初めて。年の瀬だなあ。
思いもかけないことが起きた年、としか振り返りようがない年だったけど、悪い年だったとは思えないし思わない。
貴重な経験積まさせてもらったと、娘のおかげと思うばかり。
自分にとって大事なことが何かということも痛感して、だけどまだまだわかってないこともたくさんあるんだろうななんて、当たり前なこともひしと感じる今日この頃。
自分の中に質量ともに予想外にたくさんの感情があることも知ったなあ。必要とあらば出現する感じ。
来年は、そうだなあ、一病息災でね・・・なんてベタなんだ。
ここを訪れてくれた皆様に感謝します。
いやあの、明日も更新するかもしれないんですけどね。
夫午前中休出。娘とだらーりと過ごす。
娘このところぬりえに夢中。最初は「塗る」というのがわからず、線をなぞったり「できないよ」とべそをかいていたが、ようやく理解した模様。
一色のクレヨンで、ひたすら塗る(さばみそ(フォト)参照)。クレヨンがあっというまにちびていく。
ここはこの色だよ、とか、はみださない、とか、カーサン教えない。娘の塗った絵が好き(親馬鹿)。
夫はお昼には帰宅し、午後は年賀状を書く。娘が邪魔するかと思ったら、案外他のことをしている。進歩だ。
しまいにゃさすがに「もうおわった?かくのおちまい?」としびれを切らしていたが。夕飯が遅くなってしまった。すまんすまん。
ツリーが出しっぱなしだ。早く片付けなくちゃ。
なんとなく年末進行な空気の日曜日。
お年賀やらポチ袋やら、お正月用品を買いに池袋へ。
娘と夫をおもちゃ売り場に放流して文房具売り場をさまよう幸せ。
お正月モノ以外にも、年賀状を書くのに使っている水性ボールペンの替えのインクカートリッジも買って、ついでにカーサン自分のために小さい手帳を買った。ほら、来年から幼稚園だし(言い訳)。マンスリーしかない薄い小さい手帳。でも手帳買うなんて何年ぶりだ?
娘がお昼ご飯に「うかはカレー」と言い張るので例の不二家へ。この建物に入るとペコちゃんと記憶しているらしい。怖い人・・・>ガラスの仮面42巻読みたい。
たまのデパートレストラン街だっていうのに、また不二家ですか。たまには違うものが食べたい。
その後一旦帰宅して、実家に出直す。
じじばばからお高い積み木を、父からラケットセット、母から絵本「まりーちゃんのくりすます」。どれもこれも贈るほうの好みだけだわ、ぱたぽん。
実家は年末の仕事で大火事だが、ままま今夜は息抜きってことで。
ついでに年始の親戚の集まりを帰省で欠席するので、お年賀を実家に託す。よろしく配ってください。例年他から頂きっぱなしなんでね・・・。
ま、じじばばも娘も喜んだよいクリスマスでした。
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6月に近所の小児科にかけこんで入院してくれと美人医者に言われたとき、どれくらいの期間になるのか尋ねた。2〜3ヶ月かも、との答えに、悲観的なカーサン多めに見積もって、それでもクリスマスには退院しているにちがいないと自分を慰めた。結局1ヶ月で退院できて、クリスマスにはケーキなんか食べちゃって、元気でにこにこな娘。
そんなこと思うと、ほんとに今が幸せだなあと思ったりする。
Without Any Fearで頼みますよ、来年も是非ひとつ。
昨晩は家族が揃うので一足早くクリスマスディナー>買ってきたものを並べるだけ。これとこれとこれと、とチョイスしたものがクリーム系の重たい傾向。な、生野菜プリーズ・・・。きゅうりのスライスで命拾い。
カーサン滅多に飲まない下戸中の下戸だが、昨晩は白ワインをグラスに一杯>へべれけ。胃腸薬と頭痛薬をセットでプリーズ・・・。全く飲めないくせに馬鹿だねえ>自分。
クリスマスのイベントとしては、明日じじばばと夕飯を食べることになっている。彼等からのプレゼントはそのときに。父母からのも、ついでにそのときに。明日の朝、娘の枕元にはきっちーちゃんの小さい靴下型に入ったお菓子セットを置くつもり。それがサンタさんからね。
夫とカーサン、普段娘におもちゃを買うことがほとんどない。自分達が子どものときそうだったように、誕生日だけ(クリスマスはおまけ)買ってもらえる喜びを特別なものだと感じて欲しいからだ。
しかし「買ってもらう」ことへの娘の感覚を鈍磨する伏兵が。両家のじじばばだよ。
トーサンカーサンが「ここで買ったら喜ぶよなあ、でも我慢しよう、親も娘も、ハレの日のために」とぐっとこらえているというのに(今のところ主にこらえているのは親の方)、アータ達そうやってぽんぽんぽんぽん買い与えちゃってさ。なにさなにさ、自分の息子娘には厳しかったくせにーー。
距離が離れている大阪はともかく、と思っていたら、今年はずいぶん往来があったから、会えば買う、になってしまっているんだよねえ。
そりゃ買ってもらって喜ぶ娘を見るのは楽しいだろうけど、親の楽しみを横取りしているってわかっ・・・てないわなあ、そりゃ。
・・・ええと、おもちゃを買い与えるのはじじばばの特権なんでしたっけ?そもそも考え違いなんでしょうかね?有難いと感謝こそすれ、逆恨み(大袈裟)するなんて言語道断スか?
本当に欲しいものだけを、特別な日に、ありがとうと嬉しくっていそいそとリボンを解く娘。そんなのが夢なんだけど。贅沢言ってますか、やはり。
図書館へ。本とCDを返し、本とCDを借りてくる。
ところで前回娘が借りた絵本3冊のうち、1冊が何日間か見当たらず、これはもう平謝りか弁償かと算段していた。
一体アータどこに隠したのよ、きいー。と娘に尋ねても「どこかでイナイイナってちてるんじゃなーい?」とまるで呑気な返事。きいー、アータの借りた本なのよ。
PCを梱包した晩、「どうしても見つからない・・・」と暗い目で夫に報告すると、ひょっとして古新聞の紙袋に入ってやしないかと言う。ひー。ありえるけど、その日の午前中にマンションのゴミ置き場に出してきたばっかりだよ。そして今は深夜2時過ぎ丑三つ時。
夫パジャマから着替え、ちょっと見てくるとサンダル突っかけて出て行った(「明日の朝探しに行くよ」と妻は一応言いました)。
が、収穫無し。
んもー、娘どこかに潜ませたのよ絶対、と家具の裏までもう一度見てみて、ひょっとしてこれか、とプレモの空き箱(娘の誕生日プレゼントの残骸、娘の仕事用かばんとして活躍中)を持ち上げると怪しく重い。この重さは・・・。
果たしてありましたよ、探していたブツは。そしてその他にも、娘が「さがちてよー」としつこかったチョコラBBくま(フォト参照)やら、こまごましたおもちゃが箱の中に。
「あの子ったらこんなとこに!」と息巻く妻に夫が一言「そういや俺がそこに入れたわ」。・・・なーんですってー。
ようやく歯医者終了。今回長かったな。次回からはご近所の歯医者さんに鞍替えしようと考えている。娘が幼稚園に通い始めたら少しは時間が取れるだろうし、土曜日の診察なら夫に託すことも出来る。そうしようそうしよう。
さて夫は昨日から三夜連続忘年会。おつかれやま。
閑話休題、以前使っていたPCをメーカーに引き取ってもらうことにした。買い換えたのが5月だから、もう半年以上放置していたのだ>物置もとい夫の部屋に。昨日昼にPCを梱包する箱が届いた。
夫もカーサンも、「メーカー引取り」というのは引越し業者みたいに「このPCすか?じゃ失礼します」なんて言って、適当に梱包してもらえてかつ引き取ってもらえるサービスなのかと勝手に考えていた。都合よすぎ。
うちのマンションの通路いっぱいくらいの幅のダンボール箱を2つ抱えてきた宅急便のお兄さんに、「どうぞどうぞこちらへ」と案内するつもりでずんずん和室の方へ戻るカーサン。いやだ散らかってるわ、とゴミを拾ってみたり。
しかし「あのーハンコ」と玄関にたたずんで待ち状態の宅急便のお兄さん。廊下のあっちとこっちで見つめあう二人。5秒沈黙。
「あのー、ええとー、そうか、梱包はしてもらえないんですね?」とようやく気付くカーサンに「お客様で梱包して頂いて、着払いで送り返して頂く流れでして」とお兄さんご丁寧に教えてくれた。
そそそそうですよね。慌ててハンコを押し「どもっ」とお兄さん退場。
和室に鎮座まします巨大なダンボール箱ふたつ。娘が「あけていい?はいっていい?でんしゃしていい?」と物騒なことを言い出す。やめてー。これは大事な箱よ。
そして深夜1時に帰宅した夫と詰めましたよPC。やってみたら案外簡単で、なんだこんなことならカーサン一人でやっときゃよかったと思ったのは内緒だ。最近の梱包材って進んでるんですねって話。
で、そんな深夜に作業したにも関わらず、今日は一日外出だったのでまだ和室にどーんとやつらが。明日送る。
昨日のこと。
引越し前に便利だった隣県のショッピングセンター、長いこと改装工事中だったけど新装開店してるはず、と夫。あなたも好きね、ショッピングセンター。
以前とはうってかわって明るい店内。すげー天井高。前なら5階分入る高さに、あえて3階しか置かないってかんじ。真ん中は吹き抜けになってるし。すげー。
車に乗るなり爆睡していた娘が目を覚まし、「アイスーたーべるー」と叫ぶ。うーん、血糖値モノを一切合財持参していないんですが。まいっか。カーサンもお腹減ったし。後で打てばいいよ>自分の空腹に負けているだけ。
フードコートというのは、物悲しい食券の、と思っていたけど、最近のはなんだかすごいねえ。本気で目移りしてるよ>自分。
フードコートを大いに利用するのは、大阪の義父母だ。帰省中に大阪で行ったフードコートの、お好み焼きの美味しかったこと、焼きそばの香ばしかったこと。びっくりした。物悲しくなんかないなあ、とそのとき初めて思ったのだ。東京のスーパーのフードコートに来て「こんなの大阪じゃ通用しない」と義父に言われるのはやはり物悲しかったけど。
もう夕飯の買出しに来たという基本すら忘れ、ここで食べて帰りたいという衝動に駆られたけど、なんとかお鍋の材料を買って帰宅した。万歳、理性の勝利。あぶないところだった。
昨日は一日頭痛やら悪寒やらで減速モード。おとなしくしているに限る。
今まで風邪のひきはなにはお風呂に入らない主義だったけど、昨晩は「風邪 引き始め 風呂」で検索して、「悪寒がする場合は入ってよし」というサイトを見つけて納得するところがあったのでお風呂に入った。
ようく温まったまま布団に直行して熟睡。日付が変わる前に布団に入るのは久しぶり。おかげでいつもの「夜のちょっと食い(いや最早ちょっとじゃないんだよ)」をせずに済んだし、朝にはすっきり悪寒も去っていた。
今日は整体に。いつもの眉毛がつながった渡辺いっけい似のナンバー2ではなく、ちょっと若くてがっちりのモロ体育会系の彼にいっちょ揉まれてきた。
毎週末「行ってきなよ」と勧めてくれる夫に感謝。だけど心のどこかで、こういうことをもっと早くしてくれてたらなあ、と強欲なこともちらっと思ったりする。
娘が普通にご飯を食べられ、ある程度言葉が通じる年齢になったから、夫が娘と留守を引き受けてくれるようになったのだろうか。それとも夫自身が肩の痛みを経験したからか。
どちらにせよ、土曜日の午前中は野球、どうせ母子は早朝寝ているんでしょ、でも運動したから帰宅すると眠いのさ、仕方ないのさ、という以前のスタンスからは変わってきているような>夫。
なんだよ、結局あの頃不満に思っていたんじゃないか>自分。どういうわけか、それは言いにくかったんだよねえ。
三日ぶりの外出は定期健診。とほ。
娘の風邪は回復傾向。鼻水も止まりつつあるし、咳もほとんど出ない。平熱。
地下鉄で強行したけど、やはりしんどそうではあったな。歩かず抱っこの距離がいつもの3倍はあった。仕方あるまい。
風邪の娘を連れていくことに対して、そんなに定期健診の予約を優先しなくてはいけないのか、と自分自身に問うと、うーんと答えに詰まる。
もし予約を入れ直すとしたら、処置に必要なものたちの在庫を考えると一週間後か。木曜日しか診察の予約はしてない。午前は予約が確実にいっぱいで、午後に行けば待ち時間や混雑は午前中の倍以上だろう。あー、言い訳がましいな>自分。
ま、娘の様子も許容範囲内だったし、いいんだ、今日行って済んだってことで。
病院通いで生活にメリハリがつくという、省エネルギーで単調ででもどこか安心な「殻内生活」も、幼稚園が始まるまでのこと。どっぷり楽しんでやる。
あ、娘身長90センチになった。体重も13キロ超。でかくなったなあ。
娘の風邪、鼻づまりを残して咳は去っていった模様。昨夜はぐっすり寝たし(母子共に)、この調子なら明日の定期健診は地下鉄でいつも通り行けそうだ。厳しそうならタクシーでも予約してみようか、と思っていたんだが、家計思いの娘でよかった。
発熱しない代わりに、体の中にこもった熱は娘の唇に現れたようだ。一皮むけつつある。「いたいーいたいー、おくちゅりぬってよー」とリップクリームをせがんで唇を突き出す娘。なんだかなあ。
買い物に行かないので、冷蔵庫にあるもので済ましている。冷凍食品って便利だな。乾物って有難いな。生協の宅配もすばらしい。
ということは、日々の買い物って、外の空気を吸うためだけに自転車に乗っているようなものなのかもしれない。
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こんなものはちゃんとしまっておきなさいよ、と夫が指差したのは、透明なクリアファイル。何枚か紙が挟まっていて、黄ばんで見えるのはファックスの感熱紙か。古そうだ。
なにこれ、と中を見ると、前の家に引越した当時の友人からのファックスやら(あの頃まだ携帯メールはなかった)帰省したときに行ったお寺の案内やらに混じって、一枚のルーズリーフが。
・・・恐怖の置手紙じゃないか、これ。私から夫への、愚痴うらみつらみを書き綴った。しぇー、これをあなた読み返したんですか。
裏面に、夫からの返信が書いてあって、たぶんそれが珍しくてとっておいたにちがいない。
置手紙、書かなくなったなあ。ちょっと苦痛に感じても、自分の思うことを直接話せるようになったからだと思う。
娘の病気の功罪かもしれないなあ。
昨夜早くに寝付いた娘、今朝も早よから泣いたりうなされたり。鼻づまりで息苦しいのだろう、寝たと思うと起きるを繰り返し、朝5時過ぎには「起きようよ」と時差発生。カーサン眠いよ。
なんとか8時まで布団で粘り(粘りすぎ?)朝ごはんを食べさせ、やはり今日の歯医者は断念する。来週でよし。
そのうち「ねんねちるよ」と和室に敷いた布団で眠ってしまった。カーサンもお相伴でうとうとする。
鼻水で顔中くわんくわん、と思ったら、夕方から熱上昇。赤い頬をして、またさっき9時過ぎに眠ってしまった。
たくさん寝て、明日には少し治まってくるといいんだけど。
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そろそろ年賀状の準備でも、と思い始めてから、ついつい今年という一年を振り返ってしまう。引越して、入院して退院して、七五三して。
一番重たく思い出すのは、入院前の娘の様子だったりする。大丈夫かな、なんか変だなと感じながら、なかなか小児科に連れて行かなかった頃。
「もしかして」と可能性を疑うばかりだったあの頃、漠と抱えていた不安。
いっそ的中してからの日々の方が、意外と記憶には残っていない。どこかで昇華してしまったのらしい。
振り子が揺れるのは、そんなことがつい心を占めているからのようだ。やれやれ。
年が明けたら、新しい気持ちになれそうな気がしている。って年内いっぱいひっぱるつもりか>自分。
娘、正しく風邪を引いている。咳に鼻水、魅惑のハスキーボイス、不機嫌。今晩はタオルを寝床に用意しとこう。備えあれば憂いなし。
明日のカーサンの歯医者は延期だな・・。年内に行ければいいや。ちょっと痛いけど。
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土曜日、娘がまたいだ三輪車を押しながら夫と三人公園から帰宅する途中、路上でバドミントンに興ずる男女に遭遇。男女って。夫婦だったかもしれない。親子ではなさそうだった。
どちらもさほど腕がいいわけでもなく(失礼)、夫と横目で眺めながら通過した。
「あの真剣さは私達にはないよね」 「なんかもうちょっとないとな」 「・・・しりとりとか」 「しかも芸人しりとりな」
「塚地!」「鈴木!」シャトルを打つたびに相方の名前を言い合うというルールでどうよ。
「板倉!」「堤下!」 「虻川!」「伊藤!」 ・・・若手手詰まり(早い)。 「大助!」「花子!」 「阪神!」「巨人!」 「洋七!」「洋八!」 「こだま!」「ひびき!」 「カウス!」「ボタン!」 「いとし!」「こいし!」
早く大阪に帰省したくなってきた。
どうやら娘は風邪を引いたようだ。「おくちがいたい」と喉を指差し、咳き込んで何度も夜中に目を覚ます。
娘の病気の場合、こういうときは「シックデイ」と言ってちょっと普段とケアが変わる。体内でストレスを感じて血糖値は高くなる、食欲が落ちて食べる量が減る、そんなこんなでインスリン量の調整が必要になってくる。
夫が行こうよと言ってくれたので、いつものN大病院に電話して車で向かう。助かる。
たまたま前夜当直だったというU先生の診察を受けることができた。ラッキー。まだ風邪の引き始めで軽症なこともあって、調整は微調整程度。一般的な風邪薬の処方箋を出してもらって帰宅。今週の木曜日には定期健診だし、割といいタイミングで風邪を引いた。
思えば退院してから初めての風邪。案外丈夫だな>娘。
ちょっとした腹痛でも、こんな軽症の風邪でも、曜日に関係なく大学病院に駆け込んで大きい顔をしていられるっていうのは、持病持ちの特権だな。有難いと思わなくては。
昨日、比較的早くに帰宅した夫が「朝刊見た?」と興奮気味。勤務先か、それとも客先のニュースか、と考えていたら、「これこれ」と見せられたのが「吸入インスリン」の開発に関わる記事だった。おお。
インスリンは皮下注射するしか今のところ手立てはないのだが、喘息の薬のように吸入できるようにする技術が、日本国内の某メーカーと某大学とで共同開発されたとのこと。おお。
開発のニュースも嬉しいが、その記事を見つけたと嬉しそうに教えてくれる夫もなかなか妻として嬉しい。別館を更新してしまったくらいだ。
ああ嬉しい、とわくわくしたのも束の間、今度は逆に落ち込んできた。
開発されたって、実用化されて娘の痛みが実際に軽減するのはまだまだ先のこと。吸入インスリンだけじゃない、膵島移植にしろ、出血せずに測れる血糖値測定にしろ、娘がその恩恵にあずかれるのはずっと先だ。
明日も明後日も、娘の指先に穴を開けて血を出して測定はしなくてはいけないし、「痛い」とごねる娘の丸い小さなおしりには注射しなくてはいけない。泣こうがなんだろうが母はしなくてはいけない。
このところ娘の病気に関しては、感情の振り子が振れないような生活を送っていただけに、振れ始めたら振り回されてしまうカーサン。なんだか悲しくなってきて、ひとつぶ涙が出たら止まらなくなってしまった。
娘に添い寝しながら、無邪気な娘のつぶやきや小さい手やほかほかの体温に慰めを求めてカーサンからくっついてしまう始末。
勝手なもんだなあ。自分が弱っているとき限定で、娘から注がれる愛情に敏感になる。いつもなら効率とか義務とかで後回しにしている、娘から「受け取る」ということで涙を止めようとするなんて。
そしてふと思う。娘も幼稚園の年長さんや小学生になったら、自分自身で測定も注射も出来るようになるかもしれない。カーサンが手伝ってやれるのは、あとほんの数年だけだ。娘はそのあと、ずーっと自分でし続けていかなくてはいけない。
発症年齢が低いということは、娘の痛みを自分の痛みとダブらせて感じ取ることが出来て、本当は幸運なのかもしれない。
本当に幸運なのは、「インスリン」という物質が既に発見されているということなんだけど。不満や愚痴はパワフルで、つい感謝は後回しになってしまう。冷静に、冷静に。
ま、たまには泣いてガス抜きするのもカーサンには必要なのかもしれない。それで明日から笑えるのなら安いもんかも。
2004年12月09日(木) |
三歳児健診のお知らせ届く |
保健相談所から三歳児検診のお知らせが届いた。
封筒が妙に厚い。開けてみて予感的中。尿検査の容器が入っている。 ※我が家だけピンポイントでというわけではなく、区内の三歳児は全員尿検査すべしということなのだと思う。そろそろおむつも取れているでしょうと暗に確認されているような気はする>全然取れてない。
尿検査か。糖以外にも、蛋白とか血尿とか、いろいろ検査の項目はあるんだろうけど、何の検査のためとはどこにも明記されていない。
自分自身振り返ってみても、小学生の間、年に一度は尿検査があったような気がするし、そんなに特別なことではないとわかってはいるんだけど、やっぱりちょっと引っかかってしまう。
ま、これ以上他の病気が見つかったりしませんように。
高齢者が「怖いから検査は受けたくない」という気持ちが少しわかるような気がするんだよ。もう今現在で充分。これ以上は引き受けたくない気分なのだ。
尿検査の他にも、「お部屋を静かにして」やってくれという聴力検査や、片目だけ見えるようになっているお面を輪ゴムで耳に引っ掛けて、という視力検査が同封されていた。
うーん。娘、おとなしくこなせるのだろうか。家庭でこういうのって、遊んじゃって難しい気もするが。
三歳児健診は来年1月なので、それまでに気が向いたらやってみよう。そんなことで気が向くのか>自分。
お知らせをもらってから、なんか気が重い。
買い物に出たら、以前住んでいたアパートのご近所さんとばったり出くわした。
あっちから小奇麗な親子連れがくる、ママはロングスカートにヒールのあるブーツね、なんて遠目でチェックしてたら、通り過ぎるその間際に「あれ!?」と声を掛けられて気が付いた。えーと、坊ちゃんの名前は覚えてるけど、苗字はえーと、なんだっけ?
どうしてこんな所に、と驚くご近所さんに、引越してきた旨を伝える。お互い幼稚園はどこだとか、住んでるのはあの辺だとか、元ご近所さんたちの近況を彼女に教えてもらったりした。
「○丁目なんだ」 「じゃあ例の歯医者の近く?」 「どの歯医者?」 「あれだよ、キコサマが来るっていう」 「は?どんな歯医者?キコサマ?」 「知らないのー?まだまだモグリだね、ふっ」
相変わらずである。彼女もカーサンもお互いに。
引越すときに新住所教えたよねーと彼女。すすすみません、そうでしたっけ。全然覚えが無いんですが。あのとき渡した連絡先に、こちらの新住所他を知らせてくれ、と彼女、探してみるけど無かったらごめんとカーサン。すると、じゃ、次回どこかで会ったらそのときにね、と笑う彼女。すまんのう。
ま、たいして広くない街だ。いずれどこかでばったり会うだろう。次回はもうちょっとカーサンましな格好していることを祈る。どうしてカーサンすっぴんの日に限って、フルメイクの彼女に遭遇するのかしら。
そういやこないだの週末も、ファミレスで以前のご近所さん(こっちは公園ママだ)に声を掛けられた。驚いたけど、嬉しかった。娘同士の名前が同じ音だったっけ。
悪いことは出来ません。と思いながら、自転車を漕いだ。ようやく彼女の苗字を思い出した。
婦人科と歯医者。
婦人科は内診もなく、前回の検査結果を聞くのみ。ただの疲れでしょう、と予想通りの軽症。念のためお薬をもらって帰宅。
歯医者は今日で終わると思っていたら、歯と歯の間の処置になるため、隣りの歯をいじる必要があるとのことでまた来週も来なくてはいけない。うーん。
そろそろ実家近くではなく、今住んでいる近辺で歯医者を探すべきなのかもしれない。こう毎度毎度転がり込むようでは、ちとまずい。
あ、そうだ、娘を連れていってる歯医者に行けばいいのでは。なーんだ、こんな簡単なことに気付かないとは。相変わらずぼけぼけカーサンである。
というわけで、来週に続く。
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娘のおもちゃはリビングに置いていた。こないだRちゃんたちが来てくれたときに、リビングは大人でいっぱいになりそうだったので、和室におもちゃを移してみた。広々遊べて正解。
おもちゃのないリビングってのもいいね。絵本は残ったままだけど。和室におもちゃが散らかっていても、目に入らないからあんまり気にならないし。
と思ったのだが、散らかるにもほどがある。慣れのせいか、片付けにくい。そして、な、なんとなく落ち着かない。
そんなぼんやりした理由でまたおもちゃを一部リビングに戻した。うん。落ち着く。これでよし(娘の口癖「これでよち」)。
娘との口論で勝てないループにはまる。
昨夜のきっかけはツリーのオーナメントで娘がかちゃかちゃままごとをしていたこと。これは遊ぶのではなく見るもの、割れたら危ないし止めましょう、とカーサン。
「これは見るだけなんだよ?」 「いやだもん。あそぶもん。」 「じゃあツリー出しておけないよ、危ないから」 「・・・いいよ(負けるもんか)」 「?ツリー片付けちゃっていいの?」 「いいよ!(挑戦的)」 「サンタさん来なくてもいいの?(娘に謝らせたいだけの論理の華麗な飛躍)」 「いいよ!(ますます引っ込みがつかなくなりさらに挑戦的)」
ぐう。脅しが裏目に。
「・・・お母さんツリー出しておきたいんだよ」 「いいよ、だしといて(余裕の笑み)」 「もう触らない?」 「うん!(満足げ)」
どっちがどっちなんだ。譲られてどうする。
ま、丸く収まったからよしとするか>いいのかそれで。
カーサンちの最寄り駅周辺は大層閑散としている。目に付くのは自転車置き場とパチンコ屋くらい。主婦にとっては買い物砂漠不毛地帯といってもよいくらいだ。
ま、一駅隣りまで自転車かっとばせば比較的大きいスーパーがあるので、雨の日以外は特に不自由していない。重いものは生協で宅配してもらっているし。
が、この週末に、最寄り駅そばに大きなスーパーが新規オープン。今まで細々と愛してきた生協店舗(宅配とは別生協だけど)のまん前にどーんと。
生協店舗に通っている頃から、ああここに大きいのが出来るんだな、でもまあ生協店舗は小規模ながらもなかなか品揃えがいいし、浮気しないんじゃないかしらと考えていた。
しかしだ。実際オープンしたスーパー食品売り場に足を踏み入れた途端、何故でしょう、何なんでしょう、この胸の高鳴りは。棚陳列に心躍る。主婦の血が、主婦の血が騒ぐのよ。
生協店舗に操を立てるというカーサンの誓いは儚くも消え去った・・・。そんな日曜日。
午前中、再び整体へ。
肩と腰を電気でびりびりやって、ホットパッドを背中に乗せて(湯当たりしそうになるほど)、全身調整のバキボキでワンセット。
体がどう歪んでいるかとか、調整前後での差とかを指摘されると、まさに仰る通りで毎度驚いてしまう。どうやら私は、背中を反らしてお腹を突き出している状態を「真っ直ぐ」と覚えているらしい。本当はこうだよ、と指導してもらった姿勢を、自分で自然に出来るようになるには相当時間がかかりそうだ。
しばらく通ったほうがいいよ、という整体の先生のお言葉を、まんま夫に伝えておいた。隔週でも週末に通えると有難いなあ。
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午後、夫の会社同期の友人らが家に遊びに来てくれた。早い忘年会である。
入社してすぐ、夫が独身寮にいた頃からのご縁だ。大人が我々を含め8名、子ども二人、誕生日が4ヶ月違いのRちゃんと娘。
娘は今日も今日とて不穏全開。何が引き金かわからないのも含めて、8回くらい大泣きしていた。そのたびに首っ玉にしがみつかれ、不穏エネルギーの発散を待つカーサン。強烈な「母子密着」をお見せしたと思う。ははは。どうしようもございません。
それに引き換えRちゃんの淡々と落ち着いていること。物静かな女の子である。そして相変わらず目力がある・・・。たまらん。
Rちゃんと娘が向かい合ってキャッチボールしたり、同じおもちゃでむにゃむにゃ言いながら遊んでいたりする場面が結構あった。ほのぼのするのう。ええのう。
娘は布団に入ってからも「Rちゃん、おうちかえっちゃったの?」と神経高ぶった様子で延々つぶやいていた(カーサン先に沈没)。ええ、もちろん夜泣きもきつかったですよ、ええ。
すき焼きも美味しかった。肉、足りてましたかね?買出しで夫がけちけちしたそうで。すみませんね、貧乏性なもんで。
かれこれ10年か?のお付き合いになる彼等。気兼ねないというのはああいうのを指すんだろう。
飲めるように電車で来てくれた面々、帰りは悪天候の中、無事目当ての電車に間に合ったでしょうか。また懲りずに遊びに来てくれたら嬉しいです。・・・来客があると家が片付くしさ。
おかげさまで無事3歳の誕生日を迎えることが出来ました。写真連発失礼。
| 今年は泣かずにろうそくの立ったケーキを見つめる余裕が。 |
| 娘が欲しい欲しいと連呼していたプレイモービル1・2・3の農家の家。カーサンが以前買ったのについていたリーフレットを見て選んだ。プレモは、カーサンも好きさ。 |
| 上の大きいのはオトーサンから、これはカーサンからということで。女の子と馬。 |
実は昨夜、カーサンと夫、早く帰宅出来るのかケーキは誰が買うのかでもめたのは秘密だ。
さ、明日は待望のツリーを出そうじゃないか。一応めりはりはつけたいのであった。
こないだの日曜日は夫の誕生日で、それで西伊豆へ行ったりもしたのだが、プレゼントと称して何か身の回りのものを買いましょうと提案してみた。
夫は身だしなみに無頓着な方。いやかなり無頓着。服を買うのは破れてから、靴は履きつぶしてから。学生の頃なんて、あまりの無頓着ぶりを見かねた義母が適当にセレクトして買い与えると、素直にそれを身につけていたという。
あ、そういえば思い出した。以前アパレルさんを担当していた頃、ファミリーセールに夫ひとりで行ったりするとびっくりするような金額の大物を買ってきたりした。Tシャツ一枚買うのに「まだいい」と言う人が「安かったんだよ」ってン万のコートを選んでくる。あれには仰天した。
ええと、話がそれた。そうそう、そろそろ夫が寝ているマットレスを新調しようとも目論んでいて、でもそれじゃあ誕生日プレゼントとしてはあまりにあんまりだろうと、何か欲しいものはないかと夫に尋ねたのだ。
答えは名刺入れ。あー、あなたね、できれば財布も選手交代を考えたほうがいいけど・・・とりあえず、名刺入れね。了解。
と話しながら、カーサン「でもまあ、プレゼントって言っても、もともとあなたの稼いだお金で買うんだけどねー」とつぶやいてしまった。なんかおこがましいかなという感覚があってね。
すると夫、そういうことは言わんでよろしい、「娘との生活、プライスレス」ってやつでしょ、と某クレジットカードのCMを男らしくまんまぱくった。
うん、わかっちゃいるんだけど。この頃財布の紐がゆるみまくっているから、余計に言い訳がましい思考になったのかもしれない。うん。わかってます。
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娘は今欲しいおもちゃがある。小さいリーフレットを見ては、「うかちゃんこれがいいー」と大声で主張。
「サンタさんに頼んでごらん」と言うと、娘「うん、きっといいよって言うよ」と楽観的。あんまり即答で都合のいいことを言うので、ちょっと意地悪して「わからないよー」と茶化したら奥さん、そりゃもう号泣。
悪かった。悪かったって。カーサンが悪かったよ。
・・・明日には届くって、そのおもちゃ>ネットって便利だな。そう、明日は娘3歳の誕生日。
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