日記帳

2004年11月30日(火)

インフルエンザ予防接種二回目。

月に一度の定期健診はU先生だけど、今日は彼の下についている別の先生。前回の注射もこの先生だったので、診察室に入り彼の顔を見るなり逃げ腰の娘。

痛いことしない先生と、痛いことする先生と、分かれているのはいいことだ。定期健診の先生を怖がるようだとちょっと気の毒だからね>娘も先生もカーサンも。

ちょっと泣いたけど、よくこらえた娘。泣き声を出しても、体を動かすことはしないので、処置には影響がない。看護婦さんにまた褒められた。

やっぱり病院という場所は、娘をおとなしくさせる何かがある。イヤと言っても無駄という経験から学んだからか、娘の生来の性質からかは不明。

予約の時間より若干早く病院に着いたり、最近娘のマイブーム「おてがみをかく」セットを持参した甲斐もあって、30分の様子見拘束も前回より楽々過ぎる。

たまには真っ直ぐ帰らずに、おやつでも食べていこうか。娘を連れて行ったのは、入院中カーサン一人でお昼ご飯を食べコーヒーを飲んだ所。地下一階なんだけど、地上に吹き抜けていて開放感がある。時期も時期、結構大きいクリスマスツリーが飾ってあって娘大喜び。

我ながらいい加減しつこいなあと思うけど、この場所で、こんな風に娘とおやつを食べられる日が来るなんてねえ。クリームの挟まったワッフルを一口頬張っては笑顔、ツリーを見上げては笑顔の娘。

あの日、コーヒーショップの窓際の席から、広場にいたベビーカーの赤ちゃんをじっと見ながら、あまり明るくない思考を巡らせていたカーサンは、どんな目をしていただろう。



2004年11月29日(月) 3つの概念獲得

最近の娘、3つの概念を獲得した様子。

●所有の概念
公園の砂場で顕著。自分のおもちゃを持参していれば、おともだちが近づいてきた時点で全て手元に確保し、「これゆかの!」と言わずもがなの攻撃的視線で威嚇。自分のものでなくても(放置され「お砂場のおもちゃ」と化しているもの多数有り)、とりあえずかき集めては自分のもの、触らないでというオーラを出しまくる。非常に感じが悪い。おともだちが近づいてきただけで、既に自分の遊びに集中できなくなる娘、かなり挙動不審。感じ悪いったら。

家でも、「これはゆかのー、おかーちゃんのじゃないんだからー、さわらないでー」とケチケチを常に発揮。

心が狭いのう。なわばりを荒らされがちな、目つきの悪い野良猫が総毛立って「シャー」「フー」言っているかんじ。

以前はおもちゃを取られてもぼーっと行方を見つめているか、すぐ他のものに目移りしていたのに、今日なんて同い年くらいの女の子と一つのおもちゃを引っ張り合い、結局取られたものの「かちて(貸して)あげたのよ」と高飛車。

ちょっとキャラが変わってきたのか。しかし必死に引っ張り合う娘の姿に、つい心の中で声援を送ってしまうカーサンであった>ダメダメ母。

●購入の概念
間違いなく、大阪じじばばとのディズニーランドで獲得。「これ欲しい」とチップとデールのぬいぐるみを抱え込んだため、「じじとばばに頼んでご覧」というカーサンの言葉を理解したのかしなかったのか、勝手にじじばばの手元のかごに無言で放り込みやがった。しかも「これゆかが買ったのよ」とほざくので、それは違うとカーサンにコンコンと説教される羽目に。

「買って」という台詞を聞くようになったのは、あの日以来。

折りしもこれから誕生日にクリスマスと続くからなあ。なんかやな予感。

●低血糖の概念
西伊豆から帰った晩、妙に愚図るなあとうんざりしていたら、自分から「ひくい、ひくいのよー」と訴えた。娘の機嫌が悪いと「低いのかな、測ろう」とカーサンがつぶやくのを覚えたか。

くぬやろ低いと言えば許されるとでも思ってるのか、とカーサン夫と不穏な視線を交わしたものの、「じゃあ測ってみよう」と夫。

するとぎりぎり低血糖の68(70以下が低血糖とされる)。おぬし、なかなかやるな・・・。

不機嫌の言い訳ではなく、本当に娘が「低い」という感覚を覚えたのかどうか、そこんとこはまだまだ疑わしいが、とりあえず本人が訴えてきたら測ることにしよう、と夫と話し合って決めた。百発百中ならそれもまた学習だし。

おとなでも、低血糖のときは判断能力が低下して「自分は低血糖である」と自覚するのが難しいらしいのだが・・・。ほんまかいな。



2004年11月28日(日) 西伊豆一泊

土日一泊で西伊豆へ。

夫は新車でドライブとしけこみたくて仕方が無いらしい。ちょうど日曜日は夫の誕生日でもあるし、いいでしょう、行きましょう。

土曜日は素晴らしくいいお天気で、今までこんなにクリアーに見たことがないというくらいの絶景富士山。頂上の方4分の1くらいが雪をかぶっていて、まさに銭湯の壁画のよう。

さあ記念に写真でも、とかばんを探るがどうしてもデジカメが見つからない。何故?充電用のアダプターは持ってきたというのに、肝心の本体を忘れたからさ。とほほ。

どうして西伊豆にしたのかは知らないが、夫がネットで探したお宿に向かう。宿名が一部どういうわけかの平仮名表記なのが気になる。ネット上の写真を見ても、あまり期待するなよ、という感じ。覚悟はしておく、覚悟は。どうもこういうとき、奴の嗅覚は当てにならない。

ほうら、ほうらね、乗り慣れない車ですっかり三半規管をやられていたカーサンに、揚げ油臭のお出迎えパンチ>お宿。換気扇大きいのに取り替えたほうがいいよ。

ネットを見ていた時点でちょいと鼻を利かせればわかったんだろうが、お宿付近はダイビングスポットとしてのみ有名らしく、ダイビングスクールご一行さまが真っ黒なお揃いのスウェットで列をなしている。家族連れは我々のみ。ぽつーん。ま、おかげで女風呂ではぴちぴちのおねえちゃんたちを拝見することができた。それにしても体型って・・・あまり考えないことにする。

夕食を終えて部屋に戻るとお布団が敷いてあって、娘が電気を消せ消せとうるさい。まだ7時過ぎだというのに、電気を消して布団でごろごろしながらテレビを見る。案外極楽。なーんのレジャーもないっていう状態もいいかも。

翌日はマリンパークみたいなところに寄る。ロープウェイを降りたところから下に連れて行ってくれるエレベーターは故障中、メインのいるかショーは主役級の二頭が死んでしまったため中止という、実に盛り上がる感じ。

早めに東京に向かったため、渋滞にはまることもなく、道中スガシカオとスネオヘアーに浸る。FMにしていると、娘が「おうたにちて!おうたがしゅき!」とシカオを要求するようになった。いっひっひ。

近づくにつれ、そのばかでかさをひしひし感じさせる富士山と、ダイバーがうようよと、そこかしこで沈んでいく内海のおだやかな海面。岬の反対側に出れば船が行き交う外海。霞んで見える対岸の半島。

久しぶりに「でかい」ものを見て、どこか心を洗われたのは確か。



2004年11月26日(金) 婦人科と歯医者に行った

接骨院の翌日は、婦人科と歯医者。うーん。

遅く起きた娘の手をぐいぐい引っ張って、実家に着くなり放り出し、その足で急いで妊娠前からかかっていた婦人科まで行ってきた。すまん娘&実家ばば。午前の診療に間に合わせたかったのだ。もっと早く起こすべきだった。

いやー、しかし苦手だ婦人科内診。得意なひとは少ないと思うけど。カーテンで顔を見られないのが本当に幸い。すごいひしゃげた顔しているにちがいない。出産後、痛みへの恐怖心が3割増しな気がする。

とりあえず検査の結果待ち。疲れからくるいつものやつであろうと思われる。たいしたことなさそうだよと先生も言っていた。

実家に急ぎ足で戻り、軽くおうどんを食べ、今度は間髪入れずに歯医者。

こないだりつこさんと初めてお会いした日の晩から奥歯が痛くなり、こりゃ歯を喰いしばるほどの緊張が原因かと思いきや、なんのことはないやはり虫歯のせいだった。りつこさん濡れ衣着せてびしょびしょにしてごめんなさい。

噛み合わせの調節くらいかなと予想していたのに、思いっきりがりがりやられてまた顔が歪む。痛みを取り去るための痛みだ。耐えろ自分。

娘の入院から半年経った今頃になって、あちこちガタが来たかのような、それでもようやく自分自身のメンテが出来るようになったという喜びを感じているような。

また来週どちらも予約が入っている。これって贅沢なんだよ>自分。



2004年11月25日(木) 接骨院

頭痛薬とトクホンが手離せない今日この頃。

夫はひと月ほど肩の痛みを味わい、接骨院や整体の威力を思い知ったらしく、しきりに行ってくればいいと勧める。んなこと言ったって、いつ行くのよ。娘連れて行けとでも?

やさぐれていたら、突然今日になって半休が取れるという。あらまあ、ありがとう。早速隣りの駅の、夫お勧めの接骨院に行ってきた。

接骨院通いは学生の頃も含めて何回か経験があるけど、どこも似た雰囲気だな。体育会系の、腹から押忍!的発声。あまりに当たり障りのなさすぎる会話。うーん、柔道系?こういうの。嫌いじゃないけど馴染めるかと問われると即答不可。

さてカーサン、常の肩こり頭痛に加えて、七五三前後から背中の中心辺りに痛点が増えて閉口していた。子ども乗せ自転車の座席の高さまで娘を持ち上げるたびに、力が入らないというか腰が砕けるというか。

問診のあと、たぶん院長次点辺りのポジションにいるらしいおっちゃん(エバリ加減で判断)が、全身を診てくれた。足を引っ張り、曲げ、腰を持ち上げ、ひねり、ふむふむ上半身と下半身でバランスが逆になっているという。ふうん。

そして小さい頃、股関節を傷めた経験はないかという。ああ、確かに小学生くらいの頃、股関節は痛くなりやすかったよ。掘りごたつに掃除機をかけていて妙な具合になってしまったり、車に乗っていていつのまにか股関節にロックがかかり、自力で降りられなくなったっけ。お風呂に入って溶かしたんだよ。

痛かったときに医者に行ったかと訊かれたが、それほど大事と本人も家族も思っていなかったからなあ。放置ですよ放置。

腰周りを整え、首を二回ほどコキコキと鳴らしてもらったら、こりゃヘンよと思うくらい体が軽いんですが。問診も含め小一時間、これもっと早くやりたかった。

それにしても、これは夫が自分の体で「痛み」と「治癒」を感じたからこその恩恵に思われてならない。たまには痛い思いもしてもらわにゃ(鬼妻)。

これで歯痛も治ったらすごいな。夕飯が楽しみだ。



2004年11月23日(火) 新車

買い換える車の納車日。

車がどうこうよりも、ディーラーさんがインパルスの堤下に激似なんですよ奥さん。

その晩はねとびで「大奥」の堤下本人を見て、何故か感無量。

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娘の血糖値が、こないだの定期健診日を境にまた高めキープ状態を維持するようになった。

先月高い目が続いて、前回の定期健診でインスリン量を調節してもらい、ちょうどよい又は若干低め、のいい感じだったのになあ。

「このままでいいですね」と言われた途端に高くなるとはこれ如何に。
まったくもって謎だ・・・。食生活も運動量も、たいして変化していないのにねえ。ああわかんない。



2004年11月22日(月) お留守番

買い物の帰り、娘が自転車の前の椅子から話しかけてきた。「おとうちゃんとカレーたべたー、おかあちゃんがいなかったときにー」。ああそうか、昨日のお昼、君はお父さんとファミレスに行ったんだっけ。「ゼリーもたべたー」そりゃ嬉しかったね。

カーサン自分の歯医者通いのときにだけ、娘を実家に託して外出したことがある。何が言いたいって、夫に託したことが一度もないのだ。

しかも自分の楽しみのために外出する、それを娘にどう説明したものかと、実は昨日は家を出る直前までカーサンもじもじしていた。娘なりに、今日は休みの日である、お父さんがいるし、と理解しているらしく、「あそびにいこう、こうえんにいく、おかあちゃんとおとうちゃんといく」なんて無邪気カウンターをかましてくる。ううう、今日は一緒に行けないんだよ。

うーん、むーん、と濁していたら、横から夫が「お母ちゃんはお出かけだよ、お父ちゃんと留守番しよう」と切り出した。ここで泣かれたらまいっちゃうなと娘の顔色を伺うと、あっさり「うん、わかった」「いってらっちゃーい」と娘。

あー、ちょっとカーサン自意識過剰だったかしら。なんだか恥ずかしいわ。

私でなくちゃ、という気持ちは、今は注射や測定という行為とくっついてしまっているけど、少しずつ手離していくように意識していかなくちゃ。

カーサンの方が軟弱。



2004年11月21日(日) りつこさんとランチ

何から書いたらいいんだろう。な、なれそめから?

初めてりつこさんのサイトを見に行ったのは、網野さんのリンクからだった。お腹の皮がよじれるほど笑わせたかと思うと、次の瞬間には思わず涙が出ちゃうようなりつこさんの日記やエッセイに、どれだけ力を貰ってきただろう。

いつかHPを持ったら、網野さんやりつこさんにリンクを貼らせてくださいとお願いするんだと、半ば憧れに似た気持ちをずっと持っていた。

そのりつこさんとついに、今日会うことが出来たのだ。

地下鉄で待ち合わせの駅に近づくうちに、緊張して涙目になってきた。わー、大学生のとき好きだった人に告白しに行くときみたいだよ。あんときゃきれいに振られたんだっけ。余計なことを考えているうちに駅に到着。

待ち合わせ場所できょろきょろしているりつこさんを発見。うおー素敵な奥様だー。事前のメールで「バラの一輪挿しを口にくわえて」と言われていたんだけど、花瓶をくわえることは出来ませんでした。残念。ほほほ。

りつこさんお勧めのお店に連れていってもらい、美味しいランチを食べた。それにしても緊張すると始終鼻水が出てしまうのは何故。ずっとハンカチを握っていた情けない女は私。

緊張に加えて、いつもの低エネルギーオーラが出てしまっていたのだろう、りつこさんは次から次へと話をつないでくれた。自分の引き出しの少なさをひしと感じた。もっと話したいことがあったように思うのに。ああ、お酒が飲めたらなあ。

なんだかふわふわとした気分で、でも目の前にいるのはりつこさんで、不思議な感覚が抜けないまま時間が過ぎた。

次回はもう少し落ち着いてお話でき・・・ると思います。きっと。私の鼻水も出ないことを祈りつつ。



2004年11月20日(土) ドライブ

もうすぐ車を買い替える。今乗っている車とはかれこれ7年のおつきあい。結婚してすぐに買った。これであちこち行ったなあ。

夫の方がやはり車に対する思い入れが強いようで、今日はお別れドライブだと鼻息が荒い。カーサン筋肉痛のように頭痛が左目の奥に残っているんだけど、こりゃ家に居ても治りゃしない、よっしゃドライブ行こうじゃないか。

夫は埼玉方面の川に行くのが好きだ。なんてことない川で、カーサン名前も知らない。

娘は水遊び・棒きれ・石ころと大好きなアイテムが揃ったシチュエーションに大喜び。もう少し暖かければねえ。小さな手を赤く冷たくして夢中で遊んでいた。

渋滞もあったけど、カーサン必殺スガシカオのアルバムを持参したので退屈しなかった。家にいてもこんな風に聞くことなんてありえないので、リピートして堪能。しかし家族と聴くにはちょっとアレだ。なんだよ、どれだよ。

娘が「秘密」や「クライマックス」を口ずさむので驚いた。シングルで聴いていたときの断片的な光景や心情を思い出し、シングルで聴くのもアルバムで聴くのも、それぞれ味があって面白いなと思う。

夫にとってはお別れドライブ、カーサンにとってはアルバム満喫ドライブ、どちらにしても思いのほか有意義な一日となりましたとさ。



2004年11月17日(水) 2題

●七五三
「もし」「たられば」の話はどうかと思うが、もし何事もなかったなら、「実家じじばばへの親孝行」的スタンスを取って、誰よりもはしゃいでいるのは誰だ、なんて冷めた目をしていただろう。

でもやっぱり、今年は娘の発病という私達にとってはどでかい出来事があったので、ばーんとお祝いという形でかましてやりたくなったのだ。正確に言うと、発病だけじゃなく、その後の自分自身の気持ちの変化を、否、カーサンだけじゃなく夫や娘もじじばばも皆含め、よくやったと讃えたいような気分。

写真館で娘ひとりの記念写真を撮ったとき、ひとりでカメラの前に立ち、周りの人に見守られている娘を見て、妙にしみじみしてしまったよ。

ひとりで立てるんだね。・・・しかも妙なポーズをとったりして。

そのときFMが写真館で流れていて、シホというモデルさん?の番組にスガシカオがゲスト出演していて、耳はかなりダンボになっていたカーサンであった。はは。

●義父(暴言を含む内容となっております、要注意)
大阪に帰っていったその晩、夫がしんみりと「どうしてオヤジの質問には答えたくなくなるんだろうか」と呟いた。わはは(鬼嫁)。

結婚してすぐの頃は、義父の話を聞き漏らすまいとして非常にくたびれたっけ。合いの手を入れてもそれが響かないというか、どこへ着地するのか見当がつかないというか、そんな感想を夫に漏らしたら、夫「オヤジは人の話は聞かへんから」とばっさり。そして激しく納得した妻。

人の話は聞かないけど、同意の相槌だけは求めてやまない義父。愛すべきキャラではあるが、悪気がないのもわかっちゃいるが、しかし、という場面が滞在中多々発生。

私のテリトリー意識が強くてそれも災いするんだろう。使ってくださいと渡したタオルではなく何故か「私の」バスタオルを使われたり、台所でなにやらうごめいていると思ったら「私の」箸で夕飯の鍋の残りを食べていたり、ピンポイントで痛点を突かれてしまった。

宅配ピザを取るという話になって、注文の電話を私がかけている後ろから「クーポンあるってクーポン!クーポン!」と怒鳴られるのも痛い。クーポンが付いているか、使用期限内かどうか、で中華のデリバリではなくピザになったという経緯を考えれば、ま、当然ではある。

「悪気はない」と「私は何も決めない、口を出さない」を唱えていれば大丈夫。どうってことない。

「AB型(義母と私の血液型と彼は知っている)は鈍感」と面と向かって言われようと、靴下にお菓子の入ったTDLのお土産(甥っ子へのクリスマスプレゼント)を「全く実用的じゃない」と評価されようと、どうってことない、どうってことないんだってば(鼻息)。



2004年11月16日(火) 義父母滞在

娘、19時45分に沈没。おつかれやま。

先週の木曜日に大阪から義父母が来宅。来宅当日は夫が飲み会で午前様で帰宅しやがり、カーサン月例のイライラ時期とが重なって、携帯で愚痴をつぶやいてしまった。

ままま、娘が仇をとってくれちゃったけど。「じいじはイヤー」「キライー」ってあーた。それでへこたれる義父でもなく、むしろ嬉々として虐げられている感がある。さすがだ。感服。

土曜日には両家のじじばばが、雁首揃えて滞りなく七五三詣り。カーサン事前の危惧を裏切って、ほんとうに滞りなかった。あれほど写真嫌いだった娘が、いつのまに覚えたのか身をくねらせて妙なシナを作るのには閉口したが。普通にしている方がかわいいのに(親馬鹿)。

日曜日は録画していたドラマを見倒し、終日まったり。

月曜日、夫は火曜日にと言っていた休みを一日早め、雨の中TDLへ見切り発車。娘にとって初のTDLだわ、と思っていたら、義父母も初めてだったらしい。ファンタジーの力でハッピーなテンションに舞い上がる、単純な我々5人。ありがとうTDL。

そして火曜日、来るときと同じく「ぷらっとこだま」で大阪へ義父母が帰っていく。娘一緒に行くと泣いてごねたが、きみはインフルエンザ予防接種という重大な任務があるのだよ。ちっとも回らない頭でぼんやりとN大S病院へ。

はああ。はねとびを見て大口開けて笑って、ようやく目が覚めてきた感じ。

くたびれたけど、楽しかった。と、毎度繰り返してるような・・・。



2004年11月13日(土) 七五三

写真のみ連発失礼。

無事七五三詣り済みました。

しゃがみこみ銀杏をいじる。



右へ。



左へ。


草履を脱ぎ捨ていつものスニーカー。



肩の荷がひとつ降りました。



2004年11月10日(水) 嵐の前の静けさ

えーと、昨日の出来事で一番肝心なことを書かなかったので念のため。娘の幼稚園入園手続き、無事済ませることが出来ました。

まず電話で「日にちを間違えた(見落としたとは言えず>小心者)、今日手続きしたい」と確認したところ、園長先生(今日から先生とつけよう)「あらーどうやってご連絡しようか考えてたのよ、他の幼稚園に決まったのかしらと思って」と朗らかなトーン。たた助かった。

これが時間厳守系のコトだったら、カーサンのうっかりで娘幼稚園に入れなかったかもしれないわけで、本当に危ないったらありゃしない。

次回幼稚園と関わるのは年明け。何度もプリントを見て確かめた。早く来年のカレンダーを買って、大きく書き込んでおきたい(不安)。

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娘の歯医者に行った。折った箇所には小さく歯がのぞいていて、そこに歯肉がぷくっと派生している状態なのだが、先週カーサンの背中で遊んでる拍子に出血。感染がなにより怖いので即歯医者に行き、今日また状態確認のために診察してもらったのだ。

折れた所をどのくらいの力加減で磨いたらいいのか、おっかなびっくり歯磨きをしていたら、軽く歯肉炎を起こしていたらしい。普通に磨いて大丈夫と教えてもらったのが先週。

念のためレントゲンを撮り、大丈夫とお墨付きを頂いて一安心。再三の歯医者通いが功を奏したか、娘は泣かなくなったし、先生の指をかじることもなくなった。前回のレントゲンでは、先生の指を喰いちぎりそうだった娘。

さ、これから怒涛の一週間が始まる。

明日大阪から義父母来宅。土曜日七五三。火曜日からN大にてインフルエンザ予防接種、水曜日歯医者、木曜日N大S病院定期診察と病院三連ちゃん。

しかも今頃になって火曜日のインフルエンザを延期して、TDLに行こうかと夫が言い出す始末。延期すると月末だよ>予防接種。今から変更出来るのか?そして娘の、もといカーサンの体力気力はもつのか?むむ、どうなることやら。



2004年11月09日(火) 結婚記念日/小鹿

娘の幼稚園の面接の日は、私達夫婦の結婚記念日でもあった。8回目。夫に言われるまで忘れていたが、そういえば式を挙げたホテルから先月末お知らせが届いていたなあ。

そして実家のじじばばは、先月40回目の結婚記念日を迎えた。先日の旅行は、その記念になんだそうだ。そんな口実つけなくたって、充分あちこち出歩いているように思いますが。

40回目の記念日当日、じじは雨の中直径4、50センチはあるかという大きな小菊の鉢植えをばばにプレゼントしたそうだ。ほほう、やるじゃないか。意外な一面を見た気がする。しかし菊とは。もうちょっとこう他になかったんかい。む、多くは語るまい。

そしてそれを受け取ったとき、ばばは「こんな雨の中、ばっかじゃないの」と言い放ったとか。相変わらずシャイガールだねえ。意を汲み取るのも楽じゃない。

夫にその話をしたら、「よく辛抱したってお祝い?」・・・えーと、どっちが?聞くまでもなさそうな顔してるけど、案外お互い様なのよ、あの二人。

玄関の下駄箱の上に鎮座ましましていた小菊の鉢。でかかったなあ。

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いちずさんがいつか紹介していた本を読んだ。「我が子の動物キャラクターを知っていますか?」子どもの気質を8つに分類するというもの。

娘が当てはまるのは、「小鹿のフラくん」。サブタイトル?は「ガラス細工の臆病虫 神経質で、感情の起伏が激しく、用心深い」。

列挙される中でははあ、と膝を打つように感じたのは「見て楽しむ、見て学ぶ」という項目。

そうなのだ、娘は公園で同い年くらいのお友達がいても、一緒に遊ぶというより外から眺めていたいようなのだ。親としては「何故一緒に遊ばないの?」と背中を押したくなる場面だが、たとえ押したとしても「いいのよ、いいの」とカーサンから離れたがらない。

離れるのが苦手なのはわかっていたが、娘が見て楽しんでいるという視点はカーサンにはなかった。

そして思い出したのだ。私自身も「見て楽しむ」タイプだったということを。それを歯がゆく思った父親にダメ出しされるたびに、たいそう凹んだということも。

娘を甘やかしているように見えるだろうけど、これでいいのだ、という気分になってきた>その気になりやすい。

これを読んでいたおかげで、面接前のアンケート「子どもの性格」でネガティブな記述ばかりにならずに済んだし。神経質で臆病、とだけ書くより、少しずつ新しいことに馴染んでいく、と書き添えることが出来る方がずっといいと思う。

そしてカーサン自身の2〜3才当時は「亀のタッタちゃん」「小鹿のフラくん」を足して2で割ったような子どもだった。娘ほど感情の起伏は激しくなかったなあ。だから娘の激しい一面にびっくりしたり、時には不快とまで感じたりするのかあ。なんて思う。

ま、思考が整理されるのは快い。どこまで実践できるかは別としてもね(弱気)。

いちずさん、面白い本を紹介してくださって、どうもありがとう。



2004年11月08日(月) やってもうた

土曜日、近所の公園で夫と娘と3人で遊ぶ。娘は嬉しくてたまらないようだが、カーサン実は不完全燃焼で仏頂面。ひとりで出かけたい気分が高まってしかたない。

夫は相変わらず肩を痛そうにさすったり湿布を貼ったり。

おかあさんがつまらない顔をしていると、家の中の太陽が雲に隠れたようだとよく言うが(言わない?)、この澱んだ空気はカーサンのせいか。

日曜日、これではいかんと夫に買い物に行こうとことさら明るく提案、池袋サンシャインシティに午前中から繰り出す。早いほうがいい、早いほうが空いてるし。

しばらく3人でお店の中を右往左往していたが、夫が娘を噴水広場へ誘導することに成功。素晴らしいサンシャインシティ。ビバ夫。

その隙にカーサン物欲炸裂。気が済んだ。すごいすっきり。

体が温まるまでの午前中が、一日の中でで一番肩が痛いという夫に無理を言っただけのことはある。さすが鬼妻だ。

ついでに百貨店地下へも足を伸ばし、来週の七五三のお弁当の予約も済ませた。電話でも出来るよ、と夫に言ってみたのだが、そうすると引取りの時にお会計を誰がとかでややこしいから今日払っとけと夫。ごもっとも。活かしてこその教訓。

帰宅すると留守電に実家ばばからメッセージ。先日の旅行のお土産があるから取りに来いという。い、今からは無理だ・・・夫が。いえ私も。

で、月曜日、今日娘と実家に行ってきた。

さっき車で送ってもらい、そうだ入園許可を見てよなんて封筒を渡すと、「あんた手続き行ったの?」とばば。

・・・がーん。なんですかそれは。

「入園手続き、11月8日って書いてあるわよ」「入園許可、のところだけ見てたの?まったくもう」「どうしようもないわねー相変わらず」へえ。返す言葉もございません。

明日、どの面でもないこの面下げて幼稚園に行ってきます。とほほ。



2004年11月03日(水) 入園許可

朝っぱらからピンポンと呼び鈴が鳴り、速達が届いた。

速達?

さてはスガシカオのイベント申し込みたさに作成しようとしているカード関連の書類か、と思い当たる。年会費無料だしーと頭の中で言い訳しているカーサンまだパジャマ。夫に出てもらう。

戻ってきた夫がテーブルに置いたのは、昨日の幼稚園からの封筒だった。

朝食準備も中断して、早速封を切る。「入園許可」という文字。よかった。娘、来年から幼稚園児だね。朝から嬉しいじゃないか。

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夕方買い物帰りに、マンションの駐輪場で母子3人と鉢合わせた。おや。昨日面接後の午後、公園で遊んでいたら「面接受けてましたね」と話しかけてきてくれた人じゃないか。なんだ、同じマンションだったのか。

娘と同学年になる妹ちゃんの方は3月生まれということで、大丈夫かしらと心配そうにしていた。娘も12月生まれ。体格もそう大きくない。なんとなくわかる、その不安。

おっとりと言葉少ない物静かなお母さんだったよ、と帰宅後夫に報告すると、「ウマが合いそうか」と訊く。そんなのまだわからないよ。お互いちょっとずつ探っているかんじ。

夫は「やらしいなあ」と言うが、あーた考えてもみてよ、同じマンション同じ幼稚園、これでなんかあった日にゃ。

すると「けんかとかしたときに「子どものしたことですから」って言えるじゃないか」と夫。どっちが計算高いんだか。

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昨日の面接後、幼稚園の園庭で娘を遊ばせているときに、ブランコで隣り合わせたお母さんとちょっとだけ言葉を交わした。私ったらこんな普段着で着てしまって、とカーサン。彼女は妊婦さんで、マタニティのワンピースという普段着同士という気安さがあった。マタニティをさっぴいても、子どもの服装が普段着だったし。親がスーツ着れば、子どもも相応の服装になる。

すると「お知り合い同士で(ちょっとフォーマルにしようって)決めてきたってかんじですね」と彼女。

ああ、それは私も感じた。体育館でお互いのスーツ姿を誉め合うお母さん仲間がいたっけ。

ってことは、普段着でうっかり来てしまうような私やあなたみたいな人は、ある意味一匹狼?そうなのか?いやうっかりはカーサン一人だけどさ。



2004年11月02日(火) 幼稚園面接

さあ面接。平常運転より1時間以上早く娘を起こす。オメザのETV子ども番組で命拾いする母。ふひー。

指定の時間5分前に到着、まずは体育館で待機。

体育館に入って気付いた。普段着の母子はわたしたちだけ。皆さんスーツなどお召しになっている。こないだの説明会は会場全体がラフな格好だったし、お受験幼稚園じゃないし、・・・あれ?早速やっちまったか?

置いてあるおもちゃで遊んで待つうち、娘は欲しいおもちゃを取られたのなんだのと不穏な気配。いかん、面接までは穏便にコトを運ばねば。お絵かきコーナーに退避。

しばらくして4人単位で呼ばれ、教室へ案内される。

・・・は?テスト?そんなものするんですか?

まずは前列にお子さんが座り、その後ろに母親が座るよう指示が出る。ダメ。娘はカーサンから離れない。いいですよ、と先生からお許しが出る。
教室内には三人の先生。一人が真ん中で絵本を読み、それを聞く子どもの様子を、両端に立った先生二人が採点しているようだ。

読み聞かせる先生の呼びかけに、はきはきと愛らしく反応する隣のお子さんがちょっとうらやましい。娘はカーサンの顔を見上げたり、「あのつみきであそんでもいいの」などときょろきょろしている。

一冊終わると、周囲に用意してあった4つの机にそれぞれ移動。机の上には積み木。先生が指示する色形の積み木を選び取ることが出来るかどうか、というものらしい。娘は無言で指示に従う。ちょっとほっ。

テストは以上。2組単位で面接。

志望動機だの子どもの性格だの家庭での躾方針だのをこなし、園への要望という段になってようやく持病があるという核心に進むことが出来た。

途中までは若い女性の先生一人と話していたが、もう一組との面接を終えた園長が加わって、持病についての説明をする。以前見学したときに副園長に渡した、病気についてのコピー(A3二枚)少なくとも園長は読んでいないことを確信する。一から、いやゼロから説明するのは久しぶりだ。

説明すれば説明するほど泥沼にはまっていく感じ。自分で言った内容をすぐさま否定する、というか、「こんな症状があり得る、しかし滅多にない(或いは”心配ない”)」を繰り返しているうちに妙な消耗感を覚える。

必要があれば主治医から直接説明することも出来る、低血糖以外、特に特別扱いしてもらう必要はない、という2点を強調したつもりだったが、どこまで伝わったかなあ。

余計なことばかりに言葉を費やした気がしてならない(遺伝なのか、食習慣なのか、前歯は虫歯か、云々)。まだお昼前だというのにぐったり鉛を飲み込んだような重い気持ちで帰宅した。

結果は2〜3日で郵送されるらしい。娘は「ようちえん」という響きに心底わくわくしている。彼女の期待を裏切らない結果が出ることを祈るばかり。



2004年11月01日(月) 願書提出

幼稚園願書提出日だった。

折りよく雨も上がり、自転車でちゃりちゃりと幼稚園に向かう。受付時間は10時から12時と呑気な設定で、並んだりする緊張感とは全く無縁な園風景である。

明日の面接の時間が書かれたメモと、面接時アンケートなる紙を貰って帰宅。これから記入する。

子どもの性格、健康面での要望、うーん、こういうの苦手だ・・・。

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先週、夫は月曜日から水曜日までの三日間、彼にしては早い時間に帰宅した。肩が痛いのと、その治療に通わんがためである。

そして木曜金曜と午前様。異動に伴う飲み会で、おつきあいだとはわかっていても腑に落ちない。元気にボーリングで3位になってとか言いやが(以下略)。

それで週末うんうん唸られてもねえ。いたわりとはなんかベクトルの違う力の強さでマッサージする妻。あ、痛かった?ほほほ、失礼。なんちて。
日曜日は私も妙に体がだるくて、あれはひょっとしたら天気のせいだったのかもしれないなあ。

また一人になりたい熱が高まっているんだよねえ。

区報を見て「託児あり」という催し物に心動かされるものの、もし低血糖になったら、とかやはり持病にまつわる心配がよぎるし、またそれらを懇々と説明してでも参加したいかと問われれば是ではなし。

気兼ねなく娘を託すことができるのは、今のところ夫ひとりなのである。どうもその自覚に欠けておるなあ、やつは。


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