大学教員の日記

2004年01月31日(土)  2005年みちのくin山形

 今日は2005年みちのくin山形。昨年1月の2005年の会に参加し、みちのく支部の会員になってから一年。この会のメンバーの実践力・行動力にいつも圧倒されている。ということで喜んでの参加。今回は「りんごとみかんの交流学習」の実践発表もさせてもらう。有難い機会。朝はそのプレゼン準備と発表原稿を作成。新幹線、在来線で会場のウェルサンピア山形へ。

 研修会で開会行事および中川先生@金沢大のお話の後、すぐにプレゼン。トップバッターである。交流学習を「教師同士がつながろう」「交流の動機付けに力を注ごう」等の6か条にまとめたものをプレゼン。言葉を削って行ったものの時間は数秒オーバー。聴衆の反応も十分みる余地もなく5分間が終わってしまう。つくづく難しいものだと思う。中川先生の「失敗の共有を」「笑いをとる」というコメント(全体に対しての)が自分に足りない部分と感じた。といってもこれも発表したからこそ。やはり貴重な経験であった。皆さんからは温かいコメントカードをいただいた。これは財産。

 その後他の方のプレゼン、企業プレゼン、ワークショップ。夜の懇親会の前に部屋へ。今回は事務局さんの配慮で阿部さん@福島と一緒。さらに新田社長@JR四国CWともご一緒。私と阿部さんに特別にプレゼンしていただいた。説明する言葉の端々に情熱が感じられ感銘を受けた。自分が授業のことでどれぐらい語れるか。ふとそんなことを思った。阿部さんとは2次会、温泉、3次会まで一緒。久しぶりにゆっくりとお話ができた。地域でのNPO法人立ち上げという話に共感。社会貢献・・・この間も考えたことだ。
 懇親会では多くの先生方、企業の方とお話できた。特に今回は企業の方々とお話ができたのが大きい。スズキ教育ソフトさん、バディコミュニケーションさん(web学級日誌が大当たり)、ジャストシステムさん。いずれ企業さんの力を借りてよりよい実践をするつもりだ。
 「おこめ」でお世話になっている先生方、「みちのく」でお世話になっている先生方の人柄のすばらしさや、人と人がつながるすばらしさを感じながら26:00就寝。




2004年01月30日(金)  おこめビデオ

 総合でおこめビデオ、一気に撮影。学期に1回ずつ、しっかりと構想したビデオ作品を作ってきただけに、今回は楽にビデオを録ることができた。明朝に編集をして、発送する予定。学習内容の深さが、よりよいビデオになると思うのだが、その点では今回は不十分。しかも計画的に自分がビデオを撮影をしなかったのが、自分の最大の反省点。それにしても子どもたちの「キーボー島」熱は3学期になりさらにヒートアップ。放課後のビデオ撮影後、「30分ぐらいしていいよ」と言ったら、大喜びで取り組んでいた。放課後のパソコンルーム利用を考えていこう。
 代表委員会で子どもたちの話し合い活動をしていろいろと思う。パソコンスキルとこの話し合いスキルは同じだ。経験の有無がそのまま実態となる。最高学年になる来年度に向けて、3学期も鍛えなければいけない部分だ。
 夜、明日の2005年みちのく研修会のプレゼン作成。5分でいかに印象的にプレゼンするか。明日の昼まで考えよう。



2004年01月29日(木)  進展

 昨日に続き、おこめビデオの話し合い。今回は時間的余裕がないので、子どもたちにはとにかくアイデアを出してもらうことに。家に帰ってから、明日ビデオ撮影ができる準備。スライドを作成。
プレゼンプロ授業参観について、「本校にとってのメリット」を強調した校内説明用文書をもとにお願い。改めて正式にゴーサイン。ということで一気ではないが進展があった日。
 今日は少々体がだるい。インフルエンザも県内各地で猛威をふるっているし、本校でもかかった子がいる。今日は十分に休もう。



2004年01月28日(水)  おこめビデオに向けて

 可能な限りおこめビデオを仕上げなければいけないということで、朝、おこめHPからアイデアを考える。「やっぱり子どもと一緒でなくちゃ」と思い、今までの学習の振り返りを充実させることに。写真とHPでプレゼン用スライドを即作成。子どもたちはいい学びを書いていた。ビデオ作りのアイデアもいくつか出てきたので、短時間という条件で工夫してやっていけそう。
 レク研から学習ゲームの講座アンケートが届く。「すぐにできそう」「中学校でもできる」といった好評の声。さらに「人柄が伝わってくるものだった」といった声も。その真偽は別にして、これは大事な指摘だ。講座の時間で聞き手はその人柄まで感じてしまうものと改めて感じる。
 保護者本の校正。2月のプレゼンプロ関連の授業で重要なメール。有難く、そして重要な授業となりそうだ。さっそく校内説明用資料を作成。



2004年01月27日(火)  有用感・貢献について考えた日

 朝、プレゼンプロの宿題を少し。経験が少ないということは痛手。それにしても冷え込む。昨日の埼玉とは10度違うので仕方がないか。
 学校に行き、昨日の様子を聞く。「ちゃんと学習をしていた」「教科リーダーさんたちがきちんとやっていた」という話を聞いてホッとする。感謝と賞賛をする。一人一人の役割を明確にし、有用感をさらに持たせようと考えている。それがうまくいった形。
 2月の総合で英会話を学年で行うために、講師さんと打ち合わせ。話の中で、地域の外国人対象に日本語を教えているということを知る。興味もあり授業で使える教材にもなると思い、夜アスピア(地域国際交流館)に行く。ベトナム、ニュージーランド、アイルランド等から多くの方々が日本語を学んでいた。マンツーマンで教えている方々はボランティア。「人のため、社会のため」という思いがあるからこそ、しているのだなあと感心。今は自分の仕事で精一杯だけど、このような世界での社会貢献もいつかはと思っている。
 気づいたらおこめビデオの宿題の締切期日も迫っている。明日から全力投球だ。



2004年01月26日(月)  教研2日目

 7時過ぎ越谷の兄宅を失礼する。快晴・雪なしで気持ちがよい。平日ということで、バス・私鉄・JRと全て通勤ラッシュ。
 教研2日目。前日に続き、情報教育の発表をメインに聞く。ほとんどが学習の中にITをどう活用するかという内容だったが、静岡の先生が校務の情報化について述べており、興味を持つ。自分の中でもこの部分は研究したいところである。今回の教研で改めて情報教育の広さを感じた。記憶の新しいうちに基調報告と感想文を作成。
 この3日間で時間があるから・・・と思い、学校の事務仕事(冬休み提出物)や原稿関係の資料も持参したが、思ったようにはかどらず。逆にふだんなかなかできないデータ整理、パソコンいじりができた。
 家に帰ってから「2005年の教室を考える会inみちのく」の資料を作成・送付。交流学習のスタートを6ヶ条風にまとめる。気づいたら5日後が研修会だ。
  
 



2004年01月25日(日)  日教組教研1日目

 昨日ホテル着が24時過ぎ。電車はこの時刻でも(だから?)満員だった。すぐに就寝したが朝早く目がさめる。6時すぎにはホテルを出る。
 9時過ぎからさいたま市で分科会がスタート。分科会全体会で自分の発表が行われる。「学校放送番組とデジタル教材をメインにした総合的な学習」が自分の発表テーマ。10月のインターネット発表会の修正版である。
 前日プレゼン会議をして、「よりよいプレゼンは何か」ということについて考えたのが実に役立った。プレゼンについては原則は教師も同じだからだ。そこで、直前に自分の主張点を書いたスライドを急遽作成。「気軽にITを活用した授業を!その手助けのツールはどんどん使うべき。」と強調した。今回は10分の発表時間だったので、軽重をつけることができた。全体会ということで、レポート1本につき質問と討論が保障され、「カリキュラムの系統性」「情報の影の部分の扱い」等について論議した。全体会の発表だからこそである。
 発表が早い段階に終わったので、ちょっと一安心。午後の発表ではこちらからも質問。昨年度の教研より深い話し合いになっていると感じた。
 分科会終了後兄宅へ。昨年の夏以来。親父も酒が飲めなくなったものだ。それでも久々に親子3人の語らいはよかった。
 家本先生より学級経営3部作の割り当てが届く。一気に3冊。いい本になるように心して原稿を書こう。

 



2004年01月24日(土)  プレゼン会議@大阪

 5日に行われたプレゼン会議の2回目。今回の場所は大阪。
 朝7時の新幹線。すぐに降り一関で「はやて」に乗り換え。車窓から見る澄み切った青空の下にずっと広がる雪景色に、「沖縄の人たちは雪が見られなくてかわいそう」とT君が言った一言を思い出した。一昨日の社会科の沖縄の導入の学習で大多数の子が「沖縄はいいなあ。行ってみたい。」と言った中での一コマ。その雪景色を見ながら熟睡。気づいたら都会の景色。
東京から「のぞみ」に乗り換え。今まで日中に東海道新幹線に乗るのは久々。雄大な富士山、温泉地熱海、広い浜名湖、岐阜と滋賀県境の雪景色と見る景色が新鮮だった。1時間ちょっと余裕があったので京都に立ち寄り、東本願寺三十三間堂を急いでまわる。どちらも行ったことはあるが、改めて深い歴史を感じる。「すきま旅行」も楽しめるものだ。
 4時からスズキ教育ソフト@大阪でプレゼン会議。この会議のスピードはとにかく早い。1回目の会議から3週間もたっていないのに、各自が提案物をもとに話す。それに対する堀田先生のコメントもいつものように明快。本当の会議はこのようなものなのだろう。「合議」と称して長々と時間をかけてもかけた分の効果はない。このような仕事の仕方を学ぶことができるのも今回のプロジェクトの大きなメリットだ。さらに 3学期の実践の弾みになる話も出てきた。
 会議は夕食をはさみ9時まで。最終の「のぞみ」で東京へ。上野泊。



2004年01月23日(金)  出張&準備

 雪かきから始まる朝。今日は力が入った。学校でも行ったらまず雪かき。帰宅後も雪かきととにかく雪づくし。
 今日は午後から出張。昨年の9月30日の授業改善研修会の事後研修会。月曜日が全国教研ということでその準備と同時進行。子どもたちとゆっくりと話ができない日はちょっと心残りだ。
 授業改善研修会では小グループで協議。来年度同じ事業を行う時のための意見を聞くといった色合いが強い。ピンポイント研修のよさを強調した。
 終了後学校に戻り、学年の先生方と雑談しながら改めてプリント等の準備。この雑談が貴重な情報交換。
 明日から3日間のお出かけ。雪が降り続き、家族には迷惑をかけることを気にかけつつの出発・・・。
 小学MMに「りんごとみかんの交流学習ABCその2」が掲載。同じ内容が稲垣先生のサイトにまとめられている。学習の様子を画像添付でビューティフルにまとめてくださり感謝。



2004年01月22日(木) 一気に・・・

 3学期2日目。一気に仕事が動いた感じ。今日はまず学年通信、学級通信を同時発行。昨日見きれなかったがんばりノートも帰りまでに何とか見終る。席替え、新たな係作り、今までの復習等、授業でも「時間がほしい!」という感じ。明日の午後は出張、月曜日は全国教研なので特にそう思う。
 家本先生から、新しい本(学級経営三部作)の原稿希望調査あり。スタジオパークでお世話になったNHK放送文化研究所からメディアリテラシー関係の資料が届く。共に感謝。
 夜プレゼン会議のもう一つの宿題をする。何とか終了。これで大阪に行ける。



2004年01月21日(水)  3学期スタート

 朝、プレゼン本の続き。とにかく進む。総合MMも編集。
 さて今日から3学期。待ちに待ったという感じ。5年1組も全員出席。提出物もほとんどOK。嬉しいスタート。子どもたちには、「まずは目に見える所をすぐによくしていこう」と呼びかける。朝やや元気がなかった子どもたちも、いつも通りに。すきま時間のミニゲームも効果あり。
 午前授業で午後はノートチェック。一人一人のがんばりぶりを思う。他にいろいろな事務的な仕事をするが、事務局の出す文書の大切さを考えさせられた。受け取った側にはそれが全てなのだというのを肝に命じなければいけない。帰宅後プレゼン本の続き。どうにか第一稿はできる。もう一つの宿題を検討。これは明日までにめどをつけよう。
 稲垣さん@東北学院大から来月のメディアリテラシー教材説明会での事例ミニ発表の依頼あり。有難く引き受ける。また、授業本の表紙見本が4サンプルが届く。プロは凄いと感心。自分のデザインセンスは全く自信がないので、家族皆で選ぶ。



2004年01月20日(火)  プレゼン本原稿&バースディ

 昨日に続き、プレゼン本の原稿に取り組む。いったん波に乗るとこちらのペース。朝2ページ、夕方2ページ、夜も1ページ。明日プラスいくつかの書き加えで最低限の分は執筆したこととなる。もちろん問題はその内容だが、それについては会議の時に検討してもらおう。プレゼン本関係はもう一つ提案を作成する宿題がある。これも明日。
 さて今日は冬休み最終日。職員会議と校内研。校内研では生徒指導面をワークショップで行う。やはりいい研修となる。このような参加型の研修のよさを改めて感じる。学年の先生方からケーキで誕生日のお祝いも。5人の誕生日にそれぞれ祝っていたが、私で最後ということで今回はキャンドル付き。感謝。もちろん家でもお祝い。高校2年の教え子からバースディメール。県の事業でパリ・ウィーンに2週間行ったとのこと。添付写真を見るとその成長に驚く。それはそうだ。6年前だものな。
 kyositu.comニュースにアメリカ小学校研修記「授業にトライ」が掲載。
 明日からいよいよ3学期。あっという間の冬休み。最低限のすべきことはした冬休みだった。それ以上はなかなか・・・難しいものだ。



2004年01月19日(月)  いよいよ明日まで

 冬休みも明日まで。他地域ではすでに3学期が始まっているので、他の人の情報を見ると何だか冬休みというのがすまない気持ち。朝、プレゼン本原稿のためにビデオで「体験!メディアのABC」を視聴。つくづくよくできた番組だと思う。
 今日は午前出勤。学校に行き、セミナー後の仕事や事務仕事と街頭指導。雪が降り、子どもたちはどこに行っても見かけず。
 子どもたちとゆっくり過ごせるのも今日だけということで、年休をとり子どもたちとランチ。下の娘の感想文のお手伝いをようやく終わらせる。上の娘は友達との共同自由研究なので、その分はいつもより楽。
 プレゼン本の原稿もようやくリズムが出てくる。全部で12ページ分。書くことができないところは、「このような内容で」ということでも構わないのであるが、自分の場合は一通り書いてみるつもり。とりあえず4ページ分を執筆。最初をクリアーすればあとはいく分かペースをつかめるだろう。いずれあさっての始業式までが勝負。



2004年01月18日(日)  気合を入れて

 今週から3学期が始まるし、来週はプレゼン会議・全国教研があるということで気合を入れて仕事をしなければいけない日。しかしなかなかリズムに乗れず。やはり学校があって授業をした方が仕事のテンポはいい。それでも朝のうちに小学メールマガジンの連載原稿を終え、送付。
 下の娘と市立図書館に行くがお気に入りの「ゾロリ」シリーズは貸し出し中。いつもこのパターンなのでネット予約をすることにした。今までなぜ使わなかったのだろう。まさに便利。感想文にもお付き合い。「さいごのまほう」はいいお話だ。児童書に久々に触れるいい機会になった。
 午後からプレゼン本のための原稿の文献読み。夜から執筆。明日には第一稿を書き上げたいが・・・。総合MMを編集。プレゼン会議は24日のみで東京に戻ってくることになった。切符の取り直し、宿泊先探しだ。



2004年01月17日(土)  宿題のお手伝い&原稿

 我が家の子どもたちにとっては冬休みの宿題の追い込み。下の娘の自由研究は「年末・年始のならわし」ということで、お手伝い。私のホームページのテーマ「地域のよさ・日本のよさを伝える」と関連あり。まあ、学校だけではなく家庭でもちょっと実行。「年越しそば」「お年玉」「初夢」「おせち料理」等、10項目の内容を年末年始に撮影しておいた写真を貼り付け、解説文・感想で書く。午後には完成。まだ感想文もあるけど。
 全国教研の分科会案内も届く。発表の順番も気になっていた。プレゼン会議の関係があるからだ。「2日目ならベスト」と思っていたが、何と1日目午前の分科会全体会でということだった。これは全く予想外。
 今日は授業本の筆者の言葉を書き、写真と共に送付。インターネット事業のレポートの残りを書き、プレゼン資料も作成。自分が教研に行っている間に、同学年の先生に教育センターで発表してもらうことになっている。
 連載メールマガジン原稿に取り掛かるもちょっとだけ。



2004年01月16日(金) 朗報

 今日は校内研ということで、2学期までの研究のまとめの報告をする。自分の担当は社会科部会と5年生の総合の実践。プレゼンを意識して朝、総合の写真をベースにパワーポイントを数枚。7分という限られた時間の中でボランティアの様子を写真で、おこめ学習をNHKホームページを中心に紹介した。大規模校であるがゆえに、他学年の実践は見えにくいもの。その点で紹介できたのは有難かったし、「気軽にプレゼン」をしていくことでIT活用が進めばいいなあと考えた。
 終了後、教室へのLAN回線実現可能という話が出てきた。これは朗報だ。「2005年の教室」実現は本校の場合とうてい無理と思っていただけに、うれしいお話。クリアーすべきものはたくさんあるが、自分の働きかけがこの実現のためのポイントとなりそうだ。実現すれば、やってみたい企画がある。来週からでも動こう。
 NHK「スタジオパーク」で高浜小時代の「合成写真」「コマーシャル制作に挑戦」が紹介されると聞いていた。録画ビデオを見るとニュース解説の「メディアと上手にかかわるには」という中で、1分間ほどであるがHP資料が紹介されていた。メディアリテラシーの分野もやはり深めていきたいなあ。「家庭での取り組み」「地域での取り組み」「上手な付き合い方」というようにキーワードがいくつも出てきそうだ。
 夜、子ども会のスケート。行ってみると他の子ども会も来ていた。学級の子だけでも7名、他学級の子にも10名ほど会う。皆元気そうで何より。



2004年01月15日(木)  まさに冬・・・そして市教研

 昨日から大荒れの天気。冬なのだから当然だが。いよいよ本格的な雪かきシーズンの到来だ。
 今朝は市の教育研究発表会なので朝はゆっくりめ。フルに活用して今日締切の「NHKおこめ」活用の授業プランを8割方作成。構想はできていたのでようやく取り組んだという感じだ。昼に送付。
 さて、教育研究発表会。6本の発表を聞く。まずは発表者のご苦労を思う。「研究」という面からいろいろと考える点のある発表だった。仮説・手立てをいかにオリジナルのものにするか。ここがポイント。また発表も「プレゼン」という視点からみると興味深かった。パソコンを使わない実物発表が新鮮に感じられたのは一つの発見だった。
 午後は社会科部会で高野長英記念館へ。水沢出身の高野長英は今年生誕200年とのこと。記念館をじっくり見るのは初めてである。6年担任になったら扱う可能性もあるので、資料収集の観点からお話を聞いたり、展示物を見たりする。資料は難しいものが多く、授業で活用できるのは少ないなあ。おもしろかったのは長英の肖像画。資料集に出てくるやせ細った苦労した顔の肖像画がパッと浮かぶが、全然違う顔の肖像画があった。この肖像画だと長英のイメージも違ってくるのだろうなあと感じた。社会科は写真や絵による刷り込みが多いと改めて感じた。
 千葉真さんから「アンケートで学習ゲームの講座が好評だった」とのメール。いずれアンケート結果は送られてくるだろうから、楽しみに見よう。研修会のアンケートはニーズを知るうえで貴重だ。昨日のセミナーにしても、「実技がじっくりできてよかった」「自分の実技よりももっと基礎的なことを教えてもらいたい」という両面の希望があった。このアンケートから、「実技たっぷりコース」「教え方メインコース」の二本立てで来年はいこうと企画を考えている。これもアンケートをしたからこそ。
 夜、教育雑誌2月号を斜め読み。「国語教育」の市毛氏の研究紀要の話、野口氏のパソコン発表の話に同感。堀田先生のHPに紹介されていた「仕事の哲学」も読み始める。確かにこれはお勧め(それもとびっきりの)本だ。「自らの強みに集中せよ」という言葉が飛び込んできた。考えてみよう。



2004年01月14日(水)  胆沢図工研ウィンターセミナー

 今日は企画者としての仕事。ウィンターセミナーである。参加者は38名。サマーセミナーより倍増。もっとも本校校内研希望研修とセットだから多いのであるが。朝から必要資料を揃え、版画実技のための準備。
 内容も前回の反省をもとに、「作品の見方ABC」を最初に持ってきて、れから「実技」を終わりまで。自分も「図工HP紹介」ということで6サイトを紹介した。講師の千田先生には資料の準備、講座・実技とたいへんお世話になった。企画・事務局一人という零細セミナーができるのも講師の先生のおかげである。
 終了後のアンケートも好評。「3学期の版画指導に希望がもてました」「基礎基本から教えていただき、すぐにでも実践できそうな気がしました」「とてもよい企画だと思いますので続くといいなあと思います」という声が続いた。本校は会場校ということで、後片付けは皆さんにやっていただいた。これまた感謝。
 終了後、来年度以降のことについて千田先生と談笑。セミナーが続いていく「しくみ」を作っていかなければいけないということで一致した。まず今年は試しの年で、ある程度の成果を収めることができた。大事なのは来年度だろう。今年と同じであれば人が変わった時点で消滅してしまう。その点では来年の方が厳しいが、走りながら考えていこう。実践者としての自分だけではなく、企画者としての自分も伸ばすチャンスなのだから。これで学んだことが別の企画の弾みになるだろう。



2004年01月13日(火) 東京ディズニーランド

 今日は東京ディズニーランド。昨日の天気予報では「今日は傘を買わなくちゃいけないなあ・・・」と思っていたら、何とか雨もあがってくれた。途中晴れ間も見える日和になったものの、風が強くてショーやパレードも中止。今まで行ったことのあるアトラクション中心にまわる。もう何度か乗ったことのあるものばかりで、「わー、おもしろい」という新鮮さはないのだが、子どもたちがアトラクションめがけて走って並ぶ姿を見ると、もう何度かは・・・と思う。10時過ぎに自宅に戻る。ニュースで「北日本は大荒れの天気」というので心配をして戻ったが雪も積もっておらずホッとする。
 これで冬休みの我が家の2大イベントは終わり。明日から現実に戻り仕事である。そうそう、子どもたちの冬休みの課題の手伝いも待っている。
 「授業づくりネットワーク」誌2月号に総合連載が掲載。



2004年01月12日(月)  今日は東京ディズニーシー

 ラウンジが24時間営業ということで早起きしてコーヒー。JR東日本のTYOサービスは有難い。
 今日は東京ディズニーシー。連休最終日ということでそれ相応の混雑を覚悟していたが、それはランドのみのようだ。どのアトラクションも15分以内でOK。ちょっと寒い点を除けば子どもたちも満足の一日だった。特に夜のショーは本当にビューティフルだった。今日はアンバサダーホテルに宿泊。いい気分。ここ数日で仕上げる仕事がいくつかあり、今日はインターネット事業のレポートに少し取り組む。10月のインターネット発表会のレポート(おこめ学習)を半分ぐらい削除し、新しい内容を加筆。



2004年01月11日(日)  東京旅行&4万アクセス

 今日から東京旅行。まずは明治神宮へ。家族で参拝。大御心を引くと、「誠実は成功の基」とのこと。なるほどと思う戒めである。渋谷の電力館とちょっと買い物。そして江戸東京博物館。子どもたちはここが一番おもしろかったようだ。博物館を出ると隣の国技館から力士が次々と出てくる。今日からちょうど大相撲初場所。ちょっと待ったらグルジア出身の黒海関が来たので子どもたちと一緒に記念写真。その後も、元若乃花や元若嶋津らが通っていった。今度は相撲観戦もいいなあ。今日の宿泊先は赤坂エクセルホテル東急
 またホームページが4万アクセスを達成。3万アクセスから6ヶ月あまり。1万のインターバルが確実に短くなっている。皆様のおかげです。



2004年01月10日(土) 事務仕事

 朝から学校の事務仕事を行う。例年だと学期末or冬休み初めにする仕事なのであるが、忘年会幹事の仕事やら、たまっていた他の仕事で結局今の時期にすることになってしまった。反省。時間勝負の仕事なので、どんどん進める。でも子どもたちともあまり冬休み中は遊んでいないので、途中でスケートへ。戻ってからも集中して行い5時過ぎに学校に出向き提出。
 プレゼン・プロの仕事の分担が流れてくる。このプロジェクトのスピードは実に速く、心地よい。これが一般社会の感覚なのだろう。この間のプレゼン会議もスピーディーだった。仕切りや段取りの大切さを感じた会議であった。教員社会にある「時間をかければよい」「十分に話し合うとよい」という感覚に慣れている自分を改善しよう。
 kyositu.comニュースにアメリカ小学校研修記・その6・「スペイン語の授業」が掲載。



2004年01月09日(金)  学校の仕事

 やはり我が家の布団はいいなあ。熟睡できて気持ちがいい。
 さて、今日・明日は学校の仕事を集中的に行う日。まず朝、中途半端のままの研究冊子の原稿。5年生の総合「ハッピーボランティア大作戦」について。半分ほどまで書き、残りは学校で。
 学校でさっそくと思ったが、まずは部会として原稿の取りまとめ。また子どもたちとの「佐藤塾」の日なので、子どもたちと学習。前回よりさらに参加者が増え11名。「キーボー島ができる」ということで前回参加者はほとんど今日も来た。今日は5年生の他学級も取り組んでいた。終わってから胆沢図工研ウィンターセミナーの準備をあれこれ。私も図工の授業に役立つサイトを紹介することになっているので、あちこち検索。
 午後から年休を取り運転免許更新。終了後学校に戻り研究冊子の総合原稿を書く。夕方ようやく提出。あとの仕事は事務的な文書のみ。
 日本教育新聞から原稿依頼。取材はあったが新聞の原稿は初めて。全く接点がないのに・・・と思っていたら、MMの「私の教材開発物語」を読んでとのこと。インターネット上での情報はどんどん広がることを実感。ひまわり社で出版する本の題名が、「教師のわざ・授業のアイディア 授業を楽しむコツ70」と決定。



2004年01月08日(木)  学習ゲーム講座

 朝に早起きして講座の再チェックをしようと思ったが、よく眠れなかったので7時近くまで布団に。やはり休養は必要だ。
 9時から学習ゲームの講座。メインは他己紹介ゲーム、都道府県3クエスチョンゲーム等4つ。メインゲームの合間に、1分間ブレスト等のミニゲームと学習ゲーム運営法・学習ゲームのよさ・文献やHP紹介。この組み合わせは効果的だったと思う。初めに学習ゲームありきなのだから。特に他己紹介ゲームと思考力を鍛えるゲームでの先生方の豊かな反応ぶりに、学習ゲームの魅力を改めて感じた。ただ、講座の腕はまだまだ・・・と実感している。理想は講座の後、興味を持った方が質問をしたり、本やHPのことを聞きにきたりすればいいのだが、それについては反応が薄かった。次の講座がすぐということもあったが、いずれ「インパクトのある講座」をするのも夢の一つだ。
 集中して講座をしたのでさすがに疲れた。その後の他の人の講座は気楽に受講。予想外の大雪に、一コマ講座を切り上げて3:40に会場をあとにする。事務局をはじめとする皆様に見送り。このような機会を与えてくれたことに感謝。
 さっそく高速道路に乗って帰ろうとするが、あいにく吹雪でとても怖い思いをした。あきらめてすぐに国道に降りるがこれまたひどい渋滞。結局90kmを走るのに3時間以上。家についたのが7時過ぎ。ホッと一息。考えてみれば4日から家にゆっくりといた時間は6日の夜のみ。今日はゆっくりとしよう。



2004年01月07日(水) 県評価研

 今日は岩手県評価研究大会。一流の講師の登壇に参加者は900人!凄い人数だった。
 まずはカウンセリングの岡田弘先生。カウンセリングをどう学級づくりに生かすかということをソフトな語りでしてくださった。印象なのが「役割を持たせる」という部分。これは自分にはない点だ。「子どもを生かす」と簡単に言うが本当に生かすようにするには子どもを深く知っていることが必要だ。その点は今の学級はまだまだである。
 続いて有田和正先生。例年参加していた山形の新春講座に今年は参加できないので、今回はラッキーだった。有田節は今年も健在。内容自体は今まで主張してきたことが中心であったが、今までの実践の積み重ねからそれらが生み出されてきたことを思うとやはり凄いと思ってしまう。今年は教材開発研究所関係で企画を持ちたいと思っている。その思いを強くした講演だった。
 研修会の後、同僚と一緒にその足で県レク指導者講習会へ。場所は国立岩手山青年の家。7時すぎに到着。ダンスを少しして交流会。昨年に続いてのリピーターが目につく。千葉さん@安家小、高橋さん@野田小と久々にお会いする。とても元気。最近の事情をあれこれ。明日の講座のことを心配しつつ、やはり交流を遅くまで深めてしまう。いく分か他の人よりは早く就寝するものの寒さでよく眠れず。



2004年01月06日(火) 仕事始め

 朝5:30水沢着。夜行バスだが思いのほか熟睡できた。
 今日から仕事始め。胆沢図工セミナーの事務連絡等。終わり次第「研究のまとめ」の原稿を書き始める。昨日のセミナーでたくさん学んだだけに自分の実践を反省。
 午後からは学習ゲームの講座の資料印刷・帳合。「冬休み佐藤塾(希望制」の日。子どもたち9人が来て教室で学習。今回から「パソコンスキルアップ塾」もセット。冬休み中パソコンから遠ざかっていた子たちも、喜んでキーボー島にチャレンジしていた。パソコン環境は子どもたちによって様々なので、このような機会の保証は不可欠だと感じる。
社会科部会のまとめはできたものの、総合実践は明朝回し。



2004年01月05日(月)  プレゼン会議&浜松新春セミナー

 遅く寝てもいつもの習慣で暗いうちに目が覚めてしまう。学校の研究の仕事にも手を付けなければいけないと思い、朝のうちに研究冊子の原稿をいくらか進める。
 ホテルの窓からは南アルプスと富士山がはっきりと見える。大学2年生の時、ワンダーフォーゲル部で南アルプスを10日間で縦走したことを思い出す。考えてみれば静岡はそれ以来だ。あまりの荷物の多さに大井川鉄道の客車ではなく貨車に特別乗せていただき、みんなでウェスタン気取りになったものであった。
 今日は大きなことが二つ。まずは午前、スズキ教育ソフト社でプレゼン会議。自分の使命の重大さを改めて感じさせられた。「宿題」の前に勉強すべきことがたくさんある。自分を鍛える一過程。午後からは自分の教育実践を研究として成立させる方法について学ぶ会。自分が「このレポートはいいなあ」と思っていたら、それらが研究者に不足な点を具体的に指摘される。いかに今まで自分がやってきた研究が実践的な研究のみだったかを思い知った。学術的研究の基礎を学ぶ。この会、リピーターが7〜8割というのはうなずける。現場の教師がこのように学べる機会は少ない。価値のある会だった。懇親会で3人の堀田研の学生さんから「佐藤先生ですね」と声をかけられた。講義で「コマーシャル制作に挑戦」を視聴したことがあるとのこと。当時の子どもたちを思い出す。7時の新幹線で東京へ。夜行バスに乗る。



2004年01月04日(日)  浜松へ

 県レクの講座まで時間が限られているので、朝講座テキスト・資料を作る。3時間ほどでA4で7ページ分。テキストの流れに沿って学習ゲームを行うような感じに仕上げる。メインは4つ。隙間にミニゲームとちょっとしたコラムを話す予定。
 11時の新幹線で東京へ。帰省ラッシュで指定席チケットがとれなかったが仙台から座ることができた。車中でのんびり・・・と行きたいところだが、ひらすらプレゼン学習に関する文献読み。この領域は猛勉強しなくてはプロジェクトに入っている意味がない。東京から浜松までも今回のプロジェクトのレジュメ読み。たたき台を作った先生方のご努力を思う。
 浜松でホテルオークラアクトシティにチェックイン。38階から見る夜景に感動。夜はプロジェクトメンバーで顔合わせ会。堀田先生のはからいでSKS社長さんのお話を間近で聞くことができた。エピソードから伺えるのは強い志だ。このような強い意志があってこそトップなのだと実感。堀田先生からは講演についてのエピソードを聞く。改めて「スケールが大きい」と感じる。いろいろな人について知っていることにも驚いた。皆川先生・藤原先生・五十川先生と2005年の会等でお世話になっている先生方と一緒で楽しい会だった。社員の皆さんの自己研修の話が印象的。一次会後は噂の「三太」でラーメン。プロジェクト会議の本番は明日ということですぐに就寝。



2004年01月03日(土)  原稿&講座構想

 朝メールを開くと昨日のIT授業実践ナビの原稿のコメントが稲垣先生から入っていた。交流学習のサイトも増えているようだ。正月中でも情報教育は進んでいるという感じである(確かにHPには諸先生方の「今年の目標」や「年頭所感」が掲載してあり、刺激がある)。すぐに修正して送付。その後、フォーラム本見本原稿を修正して送る。学校にハムスターのお世話でちょっと行く。休日出勤簿を見るとさすがに年末年始の出勤者は少ない。
 午後から親戚宅で飲み会。食が進みまたまた体重増加。
 夜、県レク研の学習ゲーム講座の構想。昨年しているだけに、全く同じというわけにはいかない。昨年好評だったもの+ミニ学習ゲームを行う予定。昨年は理論編を10分程度行ったが、最初からずばりゲームを行う方がいいであろう。
 今日も授業実践メールマガジンにノート指導について掲載。kyositu.comニュース教育実践号に「1月のめあて」(ひまわり社HP原稿)も掲載。多くの方のお陰でHPが原稿が広がっていることを実感。感謝。



2004年01月02日(金)  始動

 2日目から実質的な始動。でも毎年のことながら箱根駅伝がおもしろくて見てしまった。来年こそはぜひ沿道で応援してみたいものだ。
 延び延びになっていたネットワーク誌3月号の連載原稿を送付。今回は環境保護活動に対する企業の取り組みについて。情報教育だけではなく、様々な場面で企業に協力した授業ができるはず。その後、交流学習のIT授業実践ナビ原稿。執筆しながら今後どうするかについても考える。
 授業実践メールマガジンに4日連続でノート指導について掲載。年末年始ずっと掲載してくださる編集長の太田さんに感謝。



2004年01月01日(木)  新年

申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申

        謹賀新年
        今年も宜しくお願い致します。
                  平成16年元旦

申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申申

 新年が明けた。早起きして外を見るといい天気。雪のない正月。そういえば雪かきも今シーズンは1回しかしていない。
 「今年の目標」といっても教師にとっての元旦は4月の子どもたちとの出会いの日と思っているから、覚え書き程度にとどめておこう。

【授業でディープに追究したいテーマ】
・HPテーマ「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」。そのための教材開発を充実させる。
・幅広い情報教育の実践を行う。交流学習、メディアリテラシー学習、プレゼン学習、気軽なIT活用、NHKデジタル教材といったキーワード。
・社会科教育の本格的追究。4月から一年間オリジナルテーマで。
・「確かな力」をつける授業
・新しいテーマの教育の充実

【原稿執筆】
・正式ではないがあるテーマについての単著依頼を受けている。具体例をふんだんに盛り込んだわかりやすい内容にする。
・ネット上での月1回の連載が二つ。インパクトのある内容にする。
・共著の企画が数冊。力を注いで執筆したい。
・教材開発について原稿を書きためる。将来のため。

【通信発行】
・学級通信・学年通信を合わせて年150号ペースで。(週一回休み)
・情報教育通信を発行していく。webにアップ。

【プロジェクト】
・まずはプレゼン学習プロに全力投球。
・教材開発岩手支部として企画、実行。
・胆沢図工研セミナーの拡大・充実。
・校内での日常研修充実のための企画。

【編集】
・総合メールマガジンの本格リニューアル。
・本校や地域の教師仲間をつなぐための新しいメルマガを創りたい。

 この他にも新しい仕事は入ってくるであろう。依頼された仕事は全力で行いたい。そして何よりもそれらが子どもたちに還元しなければ意味がないので、自分の中で工夫をしていくようにしたい。

さて今日は午前中はゆっくり。昼過ぎに初詣。その後子どもたちとスケートへ。先週の初すべりがよほどおもしろかったらしく、二女が「スケートしたい!スケートしたい!」とここ数日間リクエストしていたので、元旦だけど行くことに。さすがに今日は少なかった。家に帰ってから年賀状に追加発送。30通ほど。メールでの年賀状もかなり増えた。
 夜から今年の仕事始め。昨日までゆっくりしたので、今日からスタート。途中でストップしているネットワーク総合原稿。


 < 過去  INDEX  未来 >


SATOMASA