水野の図書室
Diary目次|過去を読む|未来を読む
皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2022年09月27日(火) |
三崎亜紀『The Book Day』 |
「本からはじまる物語」(角川文庫)18番目の物語『The Book Day』。 ようやく1冊読み終えました。 途中、他の本をいろいろ読んだりしていたので。 こちらは最初の物語を思い出させてくれるようです。 18の物語、順番もよく考えられています。
─今宵、世界の空は、旅立つ本に満たされていた─
本が新たな持ち主へと空を飛ぶ……なんとなくわかります。
本は読んでもなくなりません。 本の可能性は無限です。 本は希望なんですよね。 爽やかな読後感でした。
18の物語、楽しかったです。 特に印象あざやかだったのは、『閻魔堂の虹』。虹が効果的。 『サラマンダー』の余韻も素敵。 本をていねいにめくるひと、好きです。
2022年09月16日(金) |
内海隆一郎『生きてきた証に』 |
「本からはじまる物語」(角川文庫)17番目の物語は『生きてきた証に』。 著者の内海隆一郎さんは、5回直木賞候補に上った方なんですね。 他の作品にも興味を持ちました。
『生きてきた証に』の舞台は、これまた本屋さん。 本にまつわるショートショート・アンソロジーなので当然なのですが、 うーん、舞台にもうひとひねり欲しかったような。
本屋さんの棚に誰が入れたかわからない冊子が見つかります。 タイトルが『生きてきた証に』。 本屋さんも困りますよねー 意外なことから「犯人」はわかり、訪ねていくと……。
ラストに救われました。
2022年09月15日(木) |
石田衣良『23時のブックストア』 |
うふふ、この読後感、何かしら? なぜか嬉しくなってます。 いいないいなこんなお話、、『23時のブックストア』。
「本からはじまる物語」(角川文庫)16番目のお話は書店員が主人公。 28歳の書店員、弓佳がアルバイトの大学生、成島くんから「話があるんですけど」って、 言われるんですよ!
本が好き同士なら、気があうよー 好きな作家も好きなら、なおさら。
本の好みって、大事よー
いつ、どこで、誰が、どうして、どうした、がよくわかってスッキリ。 気軽に楽しめます。 短いお話はわかりやすいことが大事ですね。
2022年09月14日(水) |
梨木香歩『本棚にならぶ』 |
「本からはじまる物語」(角川文庫)15番目の物語です。 梨木香歩『本棚にならぶ』
正直言って、よくわからない。 奇妙な物語。 なのに、引き込まれました。
梨木香歩さんらしい物語だなぁと読んでいるうちに 「らしさ」という言葉がでてきて、 ああ、そうなのだ、
知らず知らずのうちに読み手も作家たちを心の中の本棚に 自分なりのカテゴリーを作って並べていることに気づきます。
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