水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2021年07月30日(金) |
行成 薫『四分間出前大作戦』 |
「本日のメニューは。」(行成薫 著/集英社文庫)を読みはじめました。 食欲も涙腺も刺激される5つの極上の物語だそうな。 食がテーマの小説って、面白いんですよね。 食の描写って、とっても身近。 食がつなぐ人間関係に泣き笑いするときに充実感があります。
最初のお話は『四分間出前大作戦』。 入院中の父親にラーメンを食べさせてあげたいという二人の子どもと大作戦をすることになった大人の話。 スケートボードのシーンが頭の中で勝手に動画になります。 動画というより映像ですね。オリンピックの影響なのは間違いない。
目の前のことに精一杯頑張る姿って、尊い。 ちょうどオリンピック開催中に読んだのも、タイミングが良かったです。
2021年07月09日(金) |
岡崎琢磨『手作りの春』 |
「春待ち雑貨店ぷらんたん」(岡崎琢磨 著/新潮文庫)は4話の連作ミステリー。 最後のミステリー『手作りの春』では、ぷらんたんに危機が迫ります。 ひとつは、お店の家主が店舗のガレージ部分も一緒に家を売りたい、つまり立ち退きの危機。 もうひとつが、まぁこちらの方が深刻ですが、欠陥商品を売ったことにより、お店の存続が危ぶまれることに。 どちらも閉店の影がちらつき、店主の巴瑠さん、大ピンチです!
お店の退去の話がでたあと、ぷらんたんにある女性がやってきます。 その名は理香子さん。 いろいろ抱えていそうで、ハラハラ。
あーこのまま全部話してしまいそうなので、ここまでに。
誰もがいろいろあります。 誰も皆 幸せになってほしい。
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