水野の図書室
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2019年09月06日(金) 宮下奈都『白い足袋』

東京でひとり暮らしをしている咲子が、又従妹の結婚式で大嫌いな故郷の田舎に帰省するお話。
又従妹の名前は、瑞穂。

瑞穂?なんだか知っている子のような気がします。
それもそのはず。
「遠くの声に耳を澄ませて」(新潮文庫)最初の『アンデスの声』の瑞穂ちゃんではありませんか。
それでもう一度『アンデスの声』も読みました。
『秋の転校生』の瑞穂ちゃんもそうなんですね。谷川瑞穂。
この短編集は、登場人物があちらこちらに顔を出すので、不思議な楽しみがあります。
人物相関図をつけてほしかったわ〜。

『白い足袋』は、最初から最後まで映像が浮かびます。
臨場感があふれてきます。
白い足袋を履いて走る咲子役は、多部未華子さん。
咲子のイメージにぴったりなんです。


水野はるか |MAIL
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