水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2019年06月14日(金) |
宮下奈都『足の速いおじさん』 |
家庭教師をしている<私>は教え子から公園にいる足の速いおじさんの話を聞きます。 初めは聞き流していたものの、そのおじさんが今は音信不通になっている<私>の叔父さんではないかと考えるようになっていくお話。
断片的なエピソードがつながっていくドキドキ感とソワソワ感に、なぜか懐かしい感情を思い出します。
今はどこで何をしているんだろうと、ふと思う人が誰にでもいるでしょう。
逆に、今は疎遠になった人が、私を思い出すことなどあるでしょうか。
足の速いおじさんが家に戻らない理由はなんとなくわかります。 プライドがありますよね。
でも、元気な顔を見せてあげて。
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