水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2018年10月17日(水) |
宮下奈都『転がる小石』 |
読み終えて、「波照間島」をネット検索しました。 日本最南端の有人島・波照間島をパソコン画面で見れるいい時代です。 たしかに碧い!海と空。 素敵なところですね〜。
『転がる小石』では、波照間島にいる陽子ちゃんから「おいでよ」と電話で誘われ、「私」は陽子ちゃんのもとへ飛んでいきます。 いいなぁ〜そんな女友達。 陽子ちゃんと私が知り合ったのは、パン教室。というのが面白い。 お教室あるあるに、クスっときます。
─すごい人と会うと敬虔な気持ちになるね─ 陽子ちゃんのつぶやき、よくわかります。 半端な気持ちでは、売れるようなパンは作れません。 覚悟をきめた人は強いのですよ。 そして、遠くへ行くと、自分のほんとうの気持ちに気づきます。
先日読んだ『アンデスの声』では、エクアドルの首都キトを検索しました。 写真を見ると、小説の印象も深まります。
2018年10月11日(木) |
宮下奈都『アンデスの声』 |
「遠くの声に耳を澄ませて」(宮下奈都 著/新潮文庫)を読んでいます。
読書の秋に 似つかわしい一冊になりました。 短編集なので、気軽に読めます。 短い物語でも、さまざまな思いが広がります。
最初は、『アンデスの声』。 祖父母と暮らしたときの思い出がよみがえるのは、こんなときかもしれない。
生まれ育った地元からほとんど出たことがなかった祖父母のお話。 遥か遠い国の景色を胸に抱いていたなんて……。
やさしい気持ちになりました。
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