被造物はただ走っていさえすればよい。 軌道は自然が知っている。
『自然についての断章』ゲーテ
おのぼりなされ。 あるいはお下りなされ。 同じことじゃよ。
『ファウスト』ゲーテ
内省するだけでは、いかなる人間も、自分の本体を会得することは難しい。 人間は人間と交わってのみ、自己を会得する。
『タッソー』ゲーテ
自然は、生半可な人間を軽蔑し、 ただ、力の充実したもの、 真実で純粋なものだけに服従して、 秘密を打ち明ける。
『タッソー』ゲーテ
常に現在の時間にしっかりしがみつけ。 私は現在に自己のすべてを賭けている。
(ゲーテ)
ひそかに清く自己を保持せよ。
『温順なクセーニエン』ゲーテ
あけぼのの薄ぐらいうちにいち早く起き出して、 太陽を待ちこがれていたくせに、 太陽が上って来ると、目がくらんでしまう人のような気持を、 私は、学問において味わった。
『格言と反省』ゲーテ
愛によってのみ、人は自然に近づく。
『自然に関する断片』ゲーテ
人の霊は水にも似たるかな。 空より来たり、空へ昇る。 再びくだっては 大地にもどり、 永久に変わりてやまず。
『水上の精の歌』ゲーテ
かの一は、永遠に一であろう。 多に分かれても、一。 永遠に唯一のもの。 一の中に多を見いだせ。 多を一のように感ぜよ。 そうすれば、芸術の初めと終わりが得られる。
『パキスの予言』ゲーテ
われわれが内に向かって われわれのなすべきことをしたら、 外に向かってなすべきことは おのずとなされるでしょう。
(ゲーテ)
自分の見ているすべてのものは、自分の心の中にあるんだよ。 幸福も不幸も希望も失望も、喜びも悩みも、みんな、みんな。
『ブッタとシッタカブッタ』小泉吉宏
人を愛するということは自分を愛するということです。 自分を愛することがてきない者が、 どうして人を愛することがてきましょうか。
(高見順)
苦を以て 苦を捨てんと欲す
『妙法蓮華経方便品第二』
なぜ生きていなければいけないのか、 その問に悩んでいるうちは、私たち、 朝の光を見ることができませぬ。 そうして、私たちを苦しめているのは、 ただ、この問ひとつに尽きているようでございます。
(太宰治)
生まれて来てよかったと、 ああ、いのちを、人間を、世の中を、 よろこんでみとうございます。
『生と死と』太宰治
騙される人よりも、 騙す人のほうが、数十倍苦しいさ。
『かすかな声』太宰治
人々を退屈させるのは罪だ。 何か大切なことを言いたいのなら、 それをチョコレートにくるみなさい。
(ビリー・ワイルダー)
ほんとうに人を愛するということは、 その人が一人でも生きていけるようにしてあげることだ。
『道ありき』 三浦綾子
肝心な点は 感動すること 愛すること 望むこと 身震いすること 生きること
(ロダン)
あなたの方から見たら ずゐぶんさんたんたるけしきでせうが わたくしから見えるのは やっぱりきれいな青ぞらと すきとほった風ばかりです
『眼にて云ふ』宮沢賢治
愛は平和ではない。 愛は戦いである。 武器の替わりが誠であるだけで、 それは地上における、最も厳しい、激しい、 自らを捨ててかからねばならない戦いである。
(マハトマ・ガンジー)
重きものは軽く扱え
(細川幽斎)
きっと生きられますよ。 きっと生きる道はありますよ。 どこまで行っても 人生にはきっと抜け路があると思うのです。
『いのちの初夜』北条民雄
力は、あなたの弱さの中から生まれるのです。
(フロイト)
「おはよう」というと目がさめる 「いただきます」というとおなかがすく 「いってきます」というとげんきにいける 「ありがとう」というときもちがいい 「ごめんなさい」というとほっとする
『あいさつ』福島圭一郎
あるとすれば、 どこに行ってもトイレ掃除を実践していることぐらいでしょうか。
(北野武/成功した秘訣を尋ねられて)
何を笑うかによって、 その人の人柄がわかる。
『笑いについて』パニコル
神が人に絶望を与えるのは、 その人を殺すためではなくて、 新しい生命を呼び起こすためである。
(ヘルマン・ヘッセ)
恋は、甘い花である。 しかし、それを摘むには、 怖ろしい断崖の端まで行く勇気がなければならない。
(スタンダール)
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