貧しさの中なら、 労りだけで十分子供は育つ。 だが豊かさの中では、 精神的な厳しさを与えなければ鍛えられない。
(松下幸之助)
夫を信頼し、夫を敬愛し、 できるだけ多くのものを自分名義にしておきなさい。
(ジョーン・リバース)
人生とは面白いものです。 何かひとつを手放したら、 それよりずっといいものがやってくるものです。
(サマセット・モーム)
数学の問題を一つ解くにも、その問題という「相手」の立場に立って考え、 あげくには「問題」が「自分」か、「自分」が「問題」かわからないような、 たがいに溶け合った状態になってはじめて、 解決の糸口となる発想をつかんだり、 法則をみつけたりすることができるのである。
(広中平祐/数学者)
あれは努力じゃなくてただの労働だ。 俺の言う努力というのはそういうのじゃない。 努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ。
『ノルウェイの森』村上春樹
仕事の話がくると、 これは好きか、子どもに見せられるか、 この二点だけを基準にしてきました。
(黒柳徹子)
恋するとき人間の心は不思議に純になるのだ。 人生のかなしみがわかるのだ。 地上の運命に触れるのだ。
『出家とその弟子』倉田百三
なにもかもよかったのだな。 わしのつくったあやまちもよかったのだな。 わしに加えられた傷もよかったのだな。 ゆきずりにふと挨拶をかわした旅の人も、 何心なく摘みとった道のべの草花も、 みなわしとはなれられない縁があったのだな。 みなわしの運命を成し遂げるために役立ったのだな。
『出家とその弟子』倉田百三
別れる男に花の名前を一つ教えておきなさい。 花は必ず毎年咲きます。
『花』川端康成
生きることへの絶望なくして、 生きることへの愛はない。
『裏と表』カミュ
我々のすべての探求の最後は、 初めにいた場所であり その場所をはじめて知ることである。
(T.S.エリオット)
森の中で道が二つに分かれていた。 私は人があまり通っていないほうをえらんだ。 それが、すべてを変えたのだ。
『歩む者のない道』R・フロスト
私の手にあまったのは、 インドの広さでも多様さでもなかった。 その魂の深さだった。
『インドの発見』J.ルネー
幸福という言葉の意味を理解したければ、 それを報酬と見るべきで、 目的と見てはならない。
(サン・テグジュぺリ)
自然を翻訳するとみんな人間に化けてしまうから面白い。 崇高だとか、雄大だとか、雄壮だとか。
(夏目漱石)
I sincerely believe that for the child, and for the parent seeking to guide him, it is not half so important to know as to feel. If facts are the seeds that later produce knowledge and wisdom, then the emotions and the impressions of the senses are the fertile soil in which the seeds must grow. The years of early childhood are the time to prepare the soil. Once the emotions have been aroused -- a sense of the beautiful, the excitement of the new and the unknown, a feeling of sympathy, pity, admiration or love -- then we wish for knowledge about the subject of our emotional response. Once found, it has lasting meaning. It is more important to pave the way for the child to want to know than to put him on a diet of facts he is not ready to assimilate.
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかりと身につきます。消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。
『 The Sense of Wonder 』Rachel Carson
重い荷物を捨てたあとには、 荷物をさらに引き受けるな。 荷物を引き受けることは最上の苦しみである。 荷物を投げすてることは楽しい。
『ウダーナヴァルガ』30・32
うず高い花を集めて多くの花飾りをつくるように、 人として生まれ、また、死ぬべきであるならば、 多くの善いことをなすべし。
『ウダーナヴァルガ』
どのような友をつくろうとも、 どのような人につき合おうとも、 やがて人はその友のような人になる。 人とともにつき合うというのは、 そのようなことなのである。
『ウダーナヴァルガ』25・11
怒らないことによって怒りに打ち勝て。 善いことによって悪いことに打ち勝て。 わかち合うことによって物惜しみに打ち勝て。 真実によって、虚言をいう人に打ち勝て。
『ウダーナヴァルガ』20・19
自分を苦しめない言葉、 また、他人を傷つけない言葉のみを語れ。 これこそ実に善く説かれたことばなのである。
『ウダーナヴァルガ』
私には子供がいる、財産がある、と思いつつ、 愚かな人は悩む。 しかし、既に自分が自分でない。 どうして子供や財産が自分のものであろうか。
『ウダーナヴァルガ』1・20
怒った人に怒り返す人は、 悪をなすことになるのである。 怒った人々に対して怒らないならば、 勝ち難き戦にも勝つことになるであろう。
『ウダーナヴァルガ』20・18
どの方向に心でさがし求めてみても、 自分よりもさらにいとしいものをどこにも見出さなかった。 そのように、他人にとってもそれぞれの自己がいとしいのである。 それゆえに、自分のために他人を害してはならない。
『ウダーナヴァルガ』5・18
勇気というのは、 強いからとか、勇ましいから勇気があるというのではない。 たとえ、自分にとってどんなに不利な結果になろうとも、 自分が真実であり、妥当であると考えたことを認め、 それに賛成することこそが勇気である。
『私の手が語る』本田宗一郎
無関心とは精神の麻痺であり、死の先取りである。
(チェーホフ)
どちらが楽しいか、を、判断基準にしてください。
『変な人が書いた驚くほどツイてる話』斉藤一人
世の中の人は何とも云えばいへ 我がなすことは 我のみぞ知る
『竜馬がゆく』司馬遼太郎
科学が何かを発見するたび、 天使が最善の使い道を話し合っている間に、 悪魔がそれをかっさらっていく。
(アラン・バレンタイン)
名前は、当人にとって、 最も大切なひびきを持つ言葉である。
『人を動かす』デール・カーネギー
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