粗暴は弱さの一つのしるしである。
(セネカ)
だれも、あなたのことなんて考えちゃいません。 みな自分のことしか頭にないのです ― ちょうど、あなたのようにね。
『だれもあなたのことなんか考えていない』ロジャー・ローゼンブラット
飢えた犬は、肉しか信じない。
『櫻の園』チェーホフ
人をモノとして扱った人は、自分がモノになっている。
(糸井重里)
ほんとうの老化は、夢も見ず、自分の可能性にも見切りをつけたところからはじまる。
『借りのある人・貸しのある人』フランチェスコ・アルベローニ
私たちがまともな点は・・・自分たちがまともじゃないってわかっていることよね。
『ノルウェイの森』村上春樹
「極陰は陽に転ずる」― これ易の真理にして 宇宙の「大法」である。 けだしこの大宇宙は、つねに動的バランスを保ちながら 無窮に進展しているが故である。
『一日一語』森信三
今の人々には「死ぬことに生き甲斐を感じる」なんてことは絶対わかるまい。 それどころか、生きることにすら生き甲斐を感じられないんじゃないか。
『戦争論』小林よしのり
探検家は、調査をしてから、やるかやらないかを決めるという方法は執りません。 やると決心してから調査をはじめます。 やる決心をしての調査は、いかにして失敗のリスクを減らすかに専心します。
『石橋をたたけば渡れない』西堀栄三郎
そうだな。 何でも自分のものにして持って帰ろうとすると、難しいものなんだよ。 ぼくは、見るだけにしてるんだ。
『ムーミン谷の夏祭り』トーベ・ヤンソン
あんまり大袈裟に考えすぎないようにしろよ。 何でも大きくしすぎちゃ、だめだぜ。
『ムーミン谷の仲間たち』トーベ・ヤンソン
Ignorance is dangerous, but knowledge without resposibility is more dangerous.
無知は危険だが、無責任な知識はもっと危険だ。
(ブルース・B・クラーク)
人間が神のしくじりなのか、神が人間のしくじりなのか、どっちだ。
(フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ)
どうでもよいことは流行に従い、 重大なことは道徳に従い、 芸術のことは自分に従う。
(小津安二郎)
人間は、時間の中に生活しても、さらに進んで永遠の中に入り、 肉体的な水準を棄てて精神的な水準に生きるように努めなければならない。
(トーマス=ハックスレー)
苦痛は人間の偉大な教師である。 苦痛の息吹のもとで、魂は発育する。
(エッシェンバッハ)
私は怒っても、その人間を憎むことはしない。 偽りのない気持ちを相手にぶつけることが大切だ。
(本田宗一郎)
日本人ほど、おたがい同志楽しく生きていく秘訣を徹底的にこころえている国民は、 よその文明人にもちょっとあるまい。
『日本人の微笑』小泉八雲
善とは、家畜の群れのような人間と去勢を同じくする道にすぎない。 それを破ろうとするのは悪である。
(森鴎外)
あなたの一日は、思っている以上に長い。 あなたの一年は、想像よりもたっぷりしている。
この一日、この一年を、かわいがってやりなさい。
『セフティ・マッチ氏の銀の言葉』より
Kila ndege huruka kwa ubawa wake.
どの鳥も自分の羽で飛ぶ。
(アフリカのことわざ)
人生は、永遠にわきこぼれる泉だ。 ただ残念なのは、その泉が永遠の渇きを癒せぬことだ。
(ハーフィス)
日本を今一度洗濯いたし申し候。
(坂本龍馬)
敵か、それとも、味方か。 私が攻撃すれば、敵になる。 私がなんの恐れもいだかず、微笑してみせれば味方になる。
『人間論』アラン
人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。 人間は可憐であり、脆弱であり、それ故愚かなものであるが、 堕ちぬくためには弱すぎる。
『堕落論』坂口安吾
神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。
『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
彼女がだまし、私が信じる。 恋人たちにとって、これ以上、理想的な状態があるだろうか。
(チャールズ・セドリー)
Don't think! Feel!
考えるな!感じろ!
(ブルース・リー)
愛が信じられないなら、愛なしで生きてごらん。 世の中が信じられないなら、世の中を信じないで生きてごらん。 人間が信じられなかったら、人間を信じないで生きてごらん。 生きるということは恐らく、そうしたこととは別ですよ。
『城砦』井上靖
It is better to ask some of the questions than to know all the answers.
すべての答えを知るより、疑問のいくつかを尋ねる方がいい。
(ジェームズ・サンダー)
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
『勧酒』井伏鱒二
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