宇宙人がやってきた
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2004年02月16日(月) 春 近し

今日は コータの体験入学でした

いつもより1時間早く家を出て 学校まで送っていく

高等部あたりの生徒さんは体も大きく 自力通学してくるので

同じく登校してくる若い先生方と 見分けがつかない



誰が誰やらわからないけど 会う人会う人に

「おはようございます!よろしくお願いします!」と

選挙活動のごとく ペコペコと頭を下げまくる母

かなりテンパッているので 迎えに来てくださった先生の話もよく理解できず

寒いギャグを飛ばしまくる(・・・しっかりしろよ・・・)




センターで息子を担当して下さっている先生も到着し

「それじゃ ここで」と先生方に追い払われるが 

いつまでも心配で突っ立っていると「大丈夫ですよ」と笑われる

チラチラと振り返りながら ちょっと心細そうなコータ

「いってらっしゃい!」と新婚の妻のように何度も手を振る私

(実際は 新婚の頃そんなことしたことはない)




2年前の春 センターの単独通園が始まった初日も

やはり心配で心配で いつまでも帰らず

「だいじょうぶですよ」と笑顔の先生に追い払われました



あの日 まるでリュックが歩いているような 小さな息子の後姿に 

胸がキュッとつまった

2年間で ずいぶん大きくなったなぁ・・・と思っていたけれど

学校はもっと大きいので 廊下を歩いてゆくコータの背中は 

あの時のように やっぱり小さく見えた



今度は2年間ではなく もっともっと長く通う場所

あの小さな背中が どんどん大きくなる姿を想像すると

なんとなく 一抹の淋しさを感じてしまう

赤ちゃんじゃなくなって 小さな子供じゃなくなって

この場所で おとなになってゆくのだと思うと

居場所を見つけられた幸運に 胸を撫で下ろしながらも 

おとなになるまで 1度も「自分で選択」することなく

ここに通い続ける人生を ただ受け入れるだけ・・・という息子が

たまらなく切なくて 涙が出てしまった



ぜいたくで 欲張りで 心配性で どーにもなりません

 


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