宇宙人がやってきた
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2002年09月24日(火) ハハハ・・・・・(~-~メ)

ほぼ、毎週末出かける障害者用施設のプール。

息子と父が入ってる間、娘と私は待っている。
おもちゃ図書館に行くこともあるが
たいていは、2階のプールギャラリーにいる。
イロイロなひとが、話しかけてくる。

時々、お会いするお兄さん。
付き添いではなく、ご本人。
42歳で、今は施設にいるが6年前まで会社勤めをしていたそうだ。

「バブルだったからね、あの頃は。」本人談。

おお、しっかりしてらっしゃる・・・。

子供が好きらしく、いつも娘を見ては
「可愛いな〜♪(・・・( -_-)・・・そーか?)」と目を細める。
無理やり抱っこしては、平手打ちを食らったりなんかする。

それでもメゲずに娘を膝に乗せて、ご自分の携帯電話を取り出す。
ストラップには、キョロちゃんがぶら下がってる。

「壊されちゃうわよー。」と言っても「イイのイイの♪」
携帯を耳に当てて、小首を傾げる娘に
「わー!可愛い可愛い!!」と歓声を上げる。
じょうず、じょうず、とパチパチと手を叩く優しいお兄さん。

「本当に可愛いな〜・・・いくつ?」・・・と、毎回お訊ねになる。
「2歳よ。」・・・と、毎回答える。「そっか。」で、毎回終わる。

が、今回はその後、ふと私の顔を見る。マジマジと見る。

「ふーーーん・・・・。

 じゃ、30歳過ぎてから、産んだんだ!?」とニッコリ。

算数も得意らしい。


2002年09月17日(火) 重いかな・・・。

2学期最初の、個別プログラムがありました。

最近やってる課題や、取り組んでいることの説明をしてもらったり
子供のセンターでの様子、問題点、今後のプログラムなどをお話します。

1ヶ月に1度程度のペースですが、毎回、子供の成長や
家とは違う姿に感心したり落ち込んだり・・・。

課題などは難易度が上がっていくわけですが、何より変わったのは
子供と、先生の関わりです。

初めの頃は、ちょっと戸惑ったときに先生が助け舟を出そうとすると
「イヤーッ!」「キーッ!」と先生の手を押し戻し、そのあとも泣きながら
課題を終わらせ(途中で投げ出せないとこが、コータらしいというか、自閉)
終わったあとも、なかなか切り替えができずにグズっていました。

家ではそんなことはなく、できないときは「ママ・・・」と私のところへ来ます。

着替えも、先生に手伝わせる・・というか、全部やらせようとします。
先生が「自分でやりましょうね」と言うと、ギャーギャー!と大騒ぎ。
全くもっての、大アンポンチンな姿に呆然とする母。

家では、ボタン以外の着脱は全て自分でやります。

あまりに家との違う姿に、ショックを隠せない私。
その他にも、教室の移動や健診の練習など
ちょっとでも「いつもと違う」ことがあると、壊れて立ち直れない。
「穏やかで、聞き分けがいい」のが、唯一とりえだと思っていたのに。

それが今回は、課題も先生の出すヒントに素直に従い、指示もよく通っている。
ニコニコと鼻唄を歌いながら、終始楽しそうに過ごしている。
「1学期の、泣き虫で怒りんぼなコーちゃんはどこ?って感じです。」と先生。

この「介助を受け入れる」ということが、何より今後大切になってくるそうだ。

・・・・そうだよね・・・・。
ひとりで、生きていくということはできないんだもんね。

帰り道、私のすぐ前を歩くコータ。

小さな背中に、大きなリュック。
通園が始まった時に用意したリュックだけれど
もしかしたら、生まれた時から背負っていたのかな・・なんて、ふと思う。

人は誰でも、毎年少しずつ重く大きくなっていく荷物を背負って生きていく。
けれどこの子達は、生まれたときから背負わされているのかな。

背中いっぱいに見えるリュックを背負って、ヒョコヒョコと歩くコータ。

持ってあげることも、軽くしてあげることもできないんだね。
でも、少しでもこれ以上重くならないように私にできることって、あるのかな。

いつか私が死ぬ時に、
全部、全部、持って行ってやることができたら、どんなにいいだろう・・・。





2002年09月02日(月) ぐちグチ愚痴・・・

このところ、毎週末プールへ通っている。
入るのは夫とコータ。

初めの頃は、大騒ぎしながら夫にしがみついているだけだった。
最近はすっかり慣れて、駐車場に着いた途端「プールプール!」

着替えを済まし、シャワーを浴び(・・かな?入ったことないので、わからず)
プールサイドで勝手知ったように、ヘルパーを腕につけ・・・・
大大大歓声を上げつつ、バッシャーン!!(オイ、準備体操はどーした)

入ってる間中、ずーっと、この大歓声狂喜乱舞は続きます。
すみませんね・・・うるさいでしょう・・・廻りの方・・・毎週毎週。
・・が、障害者の為のスポーツセンターなので普通のプールより気楽。

夫の周りを、変な犬掻きのような、溺れかけた人のような
要するに、ただ「もがいている様にしか見えない」状態ではしゃいでいる。

赤い帽子に黄色い水着、青いヘルパー・・と怪しい熱帯魚のような息子。
夫は大きいので、まるで「フグとグッピー」

フグが移動すると、グッピーは必死に追いかけて行く。
夫が潜ったり、背泳で離れるとキャーキャー騒ぎながら必死で追う。
手足をジタバタさせ、一生懸命追いかけて行く。

・・・・・・・・・・楽しそうじゃん。

元々、赤ん坊の頃から父親のほうになついている息子である。
それが、このところのプール通いで「確たるもの」になってしまった。

夫が娘をチャイルドシートから下ろしながら
「コータ、ママと先に行ってなさい」などと言うと
「パパー!パパ!パパ!」と、涙ぽろぽろ。

私が「コーちゃん、パパと先に行ってて」と言うと
「バイバ〜イ♪」手を振り(しかも、おざなり)さっさと行ってしまう。

夫を指差し、「コーちゃん、この人誰?」ときく
「パパ!!」と満面の笑みで答え、夫に飛びついて行く。

娘を指差し、「コーちゃん、この人は?」ときく
「リーちゃん・・」何故か小さな声で呟くと、娘にチュッ♪(振り払われるが)

夫が私を指差し、「じゃ、この人は?」ときく
「ママ・・・ゴハン」・・ナンデ・・?それも明らかに心が入ってない声。

淋しいし、何だか無性に腹が立つ。
何で、この子の心に入れないんだろう。
こんなに好きなのに、愛しているのに・・・。

障害だから?動物だって、世話をしてくれる人に1番なつくよね。
「おいで」と同時に手招いた時に、確実に夫の方へ行く息子。
何でなのかなー・・・・・・。哀しいぞ、母は。

親子関係とか、父親ができること、とか
ちょっと感じた療育っぽいことを書くつもりだったのに
思い切り、グチ日記になってしまった・・・m(。−_−。)mス・スイマセーン


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