ひとりカーニバル
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2002年11月27日(水) 陰のパン屋

隣町に、「あまくに製パン」というパン屋さんがある。シンプルな名前だけの看板が出ているが、一見普通の民家。

それというのも、葬式のあった家が配る“葬式あんパン”を専門に作っているところだからだ。俗にいう、葬式まんじゅうといったところか。そのあんパンの注文が、たぶんここに集中している。

ここらへんでは、不幸のあった家は葬式をあげる際お世話になった人、香典を頂いた人などへあんパンを配る。箱の中は、あんパン一色の時もあれば、あんパンと白あんパンのミックス詰め合わせのときもある。ちゃんと幕のように白黒。

出来たてを配ってまわっているようで、もらってすぐ箱をあけるとまだ温かい状態。これがまた、うまい。あんパンは、やっぱり葬式あんパンが一番だねと思う。

だからと言って、売る側としてはそれを大々的に宣伝することは出来ない。いくら商売とはいえ、「ご予約、承り中」とか「不幸があったらすぐ電話!」などと掲げていたら、店の信用の前に人格を疑われる。

ひっそりと、いざという時に皆のそばに控えている、陰のお店。それが「あまくに製パン」。


2002年11月24日(日) かすみ目、疲れ目、ヤバ目。

最近、目が疲れているようだ。

さっき冷蔵庫を開けたとき、ブイヨンスープが入ったビンの見出しをパッと見、「ブヨン」と読んでしまった。

ブヨン。
ブヨン。

自家製ブヨンスープ。牛肉の、主に腹の辺りのたるみを使ってじっくりと煮込んだスープ。一部の好事家の間で大人気。わたしもその一人。

疲れているのは目だけか。


2002年11月21日(木) 癒しのドリンク

気分がむしゃくしゃしている時にコンビニに入ると、身体に悪いものを取りたくなる。

喉が痛いのに、炭酸飲料が飲みたくてうろうろ。コーラが目について『よしこれだ!』と冷蔵庫から取り出す。レジに向かう。


しかし、2,3歩歩いたところでいや待てよと思う。

よく考えたら私はコーラが嫌いだ。子どものころ一口飲んで「まっず!」と思って以来、一度も口にしたことがない。しかも、骨が溶けるって言うしな。これはやめよう。コーラの缶を冷蔵庫に返す。

その時だ。隣の「ダイエット・コカコーラ」が目につく。

おお…、これが噂のカロリーゼロの代物。“砂糖いっぱい、身体に悪い”のイメージのつきまとう炭酸飲料に吹き込まれる、新たな息吹。これならもしかして飲めるかもしれない。よしこれだ!

が、缶を持って2.3歩歩いたところで、いや待てよと思う。

この量を買って、わたしは飲めるのか?残したらもったいない。そもそも、わざわざ嫌いなものを買って金を無駄にする必要がどこにあるのか。しかも、やっぱり骨は溶けるんだろう。うんうん、これはやめるべきだ。ダイエット・コカコーラの缶を元に戻す。

その時だ。近くの棚でココアのパックがたたずんでいるのが目に入った。

うん、ココアなら飲めるな!みのもんたがわしゃわしゃ言わなくても、私はココアが好きだ。牛乳系の飲み物は大抵好きなのだ。繊維も入ってる。しかし、量が多いなこのパック。残したらもったいない。ああ、もったいない!


その時だ。近くの棚にある、「道場六三郎の 黒ごまバナナオレ」が目に入った。量、ちょうどいい〜!道場さんなら、味の方も心配しなくてよさそうだ。むしろ、道場さんが好きだ。しかも、黒ごまって発ガン防止作用があるんだって。知ってた?

バナナオレ、お買い上げ。


最初の目的から大幅にずれて終了。健康オタクの末路。


2002年11月08日(金) 散らしましょう。

レストランでバイトしていた時のことだ。

その日は相当忙しく、ちらし寿司のセイロを5、6個重ねて持ち運んでいたら、バランスを崩して1個落としてしまったことがある。かこぉ〜〜ん、バーラバラ。

無残にも床に散る、セイロの中身。一瞬周りが静まりかえり、わたしはとりあえず謝った。「ごめんなさ〜い、散らしちゃいました」

急いで片付けにとりかかった。周りはフォローしてくれたが、忙しい中のそれ。「これがほんとの散らし寿司ィ」というセリフだけは言わなくてよかった。

タコ殴りは覚悟して言うセリフ。


2002年11月05日(火) パラソルワールド

最近の雨続き。ビーチパラソルをさしてゴミ出しをしているおばあさんを見た。

【ビーチパラソル】…海水浴場などで立てる大きな日傘。

さらさらとした小雨が降り続けるなか、ゆらりと視界に入るビーチパラソル。おばあさんを充分すぎるほどカバーしたそれは、少々の風を伴った小雨など足元にもかからないだろう。

しかし。本来地にブスリと立てて使うものを、手に持ってしまっている。普通の傘よりも重いハズだが、そんなことを感じさせない自然な使いこなし。しかも、片手にはゴミだ。あの細腕はあなどれない。


濡れるぐらいなら、初めから大きい傘を使う。これは見習うべきかもしれない。リスクとしては、まるごと飛んでしまう可能性。

他で応用してみる。

サングラスの代わりに、水泳用のゴーグルを使用する。隙間から光が入るぐらいなら、ビッチリする。リスクとしては、周りからの奇なる者を見る視線。

まずはパラソルから。


絣 |MAIL

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