日記

2006年04月28日(金) おすすめありましたらお教えください極力怪我人出ないお話



ああ…月さんがついに負けそう……くう。月さんは常に無敵最強でいて欲しかったなあ。
攻殻における公安9課みたいなものです。しょうさぁー。


こんばんわ、ゲド戦記を読み始めたのです。もえぎです。
理由はいわずもがな。ミーハーめ。
タイトルは小さい頃から知っていましたが、指を伸ばそうともしませんでした。
わけは簡単。『戦記』だったから。
きっと、きっとえらくこわいのだわと思い込んでいたのです。
小さい頃から今に到るまでこわいものはとてもこわいのです。
いくら本が好きでも、冒険ものってちっとも読もうとしませんでした。こわいから。
おかげでトム・ソーヤーもロビンソン・クルーソーも宝島も触らずじまい。
かわりにどっぷりひたっていたのは女の子が主人公のばっかり。
クィーン・アンに関しては、ところどころそらでいえるくらいに繰り返し読んでいました。
直接的な戦いだとかでなくとも、日常にいくらでも冒険は満ちているのです。
……とまあ、そんなのはおいといてゲド戦記ですが。
図書館に出向いたら、ごっそりその棚だけ抜け落ちていました(笑)
誰も考えることは同じなのですね。
暫く待ってたら返却されてきたので、やれやれと思いながらそれを借りてきました。
で。ミーハーでごめんなさいと思いつつアースシーへ行っています。
けれどここで問題発生。
あの…わたし何を間違えたか、ハイタカさんのビジュアルイメージが大変なことに。
お若い頃はかなりやんちゃさんというかなんというかなハイタカさん。
読み進めるうち、いつの間にやら。
わたしの中でハイタカさんがDODのカイムに見えてきました(笑)姿かえ?
いやごめんなさい本当にごめんなさい。
でも何か…何か……!!

しかし指輪といいナルニアといい。どうしてイギリス文学ばっか映画になるのでしょう。
チョコレート工場もですし、古いところじゃメアリー・ポピンズもですし。
イギリス文学とは相性が悪いというに、そのたび頑張って読むはめになっています。
シルマリルあたりはもう意識朦朧としておりました。おかげですっかりうろおぼえ。
フェアノォルさんとこが子沢山とかちっこいエルロンド卿可愛いとかしか記憶にないです。
どなたかドイツ文学を!どいちゅらんとをどうか映像化お願いしますびってー。
ロッテちゃんとルイーゼちゃんなんてむさむさ可愛いでしょうよ。
点子ちゃんとアントンは実写でやっちゃいましたし…飛ぶ教室もですよね?
短編のサンタ・クルスとかヒダエモンでも絶対楽しめますよ。サンタ・クルス大好き。
しかしこれドイツとか言いながらエーリヒおじさんとミヒャエルおじさんばっかだ。趣味。
国は変わりますが、ピッピも実写で映画化されたことあるのですよね。
ちょっと前のSpoon.が児童文学特集してて、載っていました。思わず買いましたとも。
しかもオザケンさんのお父様(ドイツ文学者)も寄稿してらしておおうとなりました。
更に文章を読んで、とっても安心させてくださったのです。
何年か前に流行った、『本当は残酷なグリム童話』てありましたでしょう。
わたし、どうしてもあれが好きになれなかったのです。意図というか意味がわからない。
けれど世の中ではもてはやされていて、困惑しておりましたら。
オザケンさんのお父様も、あれに関しては否定的な意見でいらして。
その理由をきちんと説明してくださってたのですが、わたしそれにとても安心したのです。
良かった…わたしのおもいは悪い、間違ったものではなかったのだと。
因みにグリム童話は千色皮がいっとう好きです。綺麗。三枚のドレスさいこう。
京都で最後に見た映画がフランス版千色皮の『ロバの皮』だったのは感慨深いです。
それにしてもカトリーヌ・ドヌーヴはなんであんな綺麗でおひめさまなのですか。

似たような童話でも、国によって微妙な差異があるのは面白いですね。
でもあかずきんちゃんの違いはどうかと思いました。
皆様よくご存知のあかずきんちゃん、食べられた後狩人さんに救出されます。
それは確かドイツのグリム版。一方、フランスのペロー版。
あかずきんちゃん、食べられておしまい(笑)
最初読んだとき思わず『おうい!?助けたれよ!助けようよ!!』てなりましたが。
あれは『おじょうさんはおおかみさんのいうことをきいちゃいけないよっ♪』
ていう教訓話なのですね。いや、でも食べられて終わりって、シャルルおじさん……(笑)
ペロー版何度も繰り返し読んだわけではないので、きちんと覚えきれていません。
逆にグリム版は小さい頃から狂ったように読み返していたのであちこちそらんじています。
予備知識なしにロバの皮観に行って、見ているうちに千色皮だこれーと気付きました。
覚えてないなあ。またペロー版読まないと。
長靴にゃんことあかずきんちゃんのインパクトが強すぎたのでしょうか。
ロバの皮と千色皮だと三枚のドレスが微妙に違いましたし。
映画だからなのかペロー版だからなのかという区別がついていないので。読み返し必須。
太陽のドレスで愛のお菓子を作るのも素敵ですが、月のドレスが一番好き。
空のドレスもいいけれど、星のドレスがやはり好き。
そしてパン入りスープに黄金の糸巻きや指輪を落とすお姫様が大好き。

あと。グリム童話をあんだけ何度も何年も読んでいたというのに。
『マリアの子供』を知らなかった自分が、ゼノ好きとしては大変悔しかったりします(笑)
しかしあれを読むと、ついつい青髭を連想してしまいます。怖ぃいー。



2006年04月27日(木) やはり出演を虎視眈々と狙っているはず



春だというのに冷え込んだりしますねえ。四月も終わりだというのに。
そしてわたしはかれこれ一ヶ月以上風邪ひいてるんですがどういうことでしょうか。


こんばんわ、『なんか別の病じゃない?』と言われました。もえぎです。
だとしたらきっと中心点行方不明病の派生かなんかでしょう。
それも、やっとこさ、多少マシになってきたと願いたいところなのですが……。
だいじょうぶ。だいじょうぶ。もう心臓は痛まない。
今はお城が堅固な防壁を張り巡らせてくれているから。
ゆっくり、ゆっくり生きるがいい。死なない程度に?

ともあれ紺堂嬢、ナプコンクリアおめでとう!おめでとう新世界!
長い道程と辛い戦闘の果てには、その重みに相応しいご褒美が待っています。
久し振りに良いED見たなあって気分になれましたから新世界。
そして最後の最後までツッコミまくらせてくれましたね新世界。
でもそんな貴方が大好きですともさ新世界。
ああもうサーガDSでアルベドが『新世界』なんて口にしたものですから。
思わず『次回作出演狙ってるのかアルベドー!』って一人盛り上がっちゃったり。
『ゆらぎを観測しました』みたいに報告されては。
『ソウルエッジか!?ヤツか!?静寂の街はゆらぎに満ちるのですよ!』ってなってたり。
もうありとあらゆるものが新世界視点で見えてきてしまいます。
おそろしき新世界。けれどもやっぱりすばらしき新世界。だいすきー。
昨日のトリビアの副音声、聞きたかったなあ…零児さん!(笑)
わたしの部屋のテレビは副音声聞けませんし、聞けるテレビは占拠されてました。
聞きたかったなあ、零児さんのトリビア。もっぺんしてくれませんかね。

急にカプセルさんのSF三部作PVが見たくなり、紺堂嬢から借りました。
ジブリのショート・ショートDVDに収録されているのです。
ゲド戦記の主題歌カプセルさんならどうしましょうね。似合わない……(笑)
まあそれはさておき。久し振りに見ましたが。ああもうやっぱり可愛いったら。
ポータブル空港はシトリン似のこしじましとこがパパから借りたVIPパスでパリへ行くし。
パパをユーリエフ博士とか考え出したら止まりません。
Space station No.9はシトリンと498に見えて仕方がありませんし。
シトリンの指輪を拾う黒髪の彼の愛称はニグレドくんですし(笑)
空飛ぶ都市計画はしとことニグレドくんの運命やいかにですし。
何か歪んだ見方してますでしょうか。気のせいです。そういうことにしてやってください。
ともあれ中田さん反則です。何あの乙女男子。通称オトメン。大好きだ。
そいで、ついでにジブリのお知らせも見ていたらベルヴィル・ランデブーが欲しくなる罠。
ちくしょうフランス人ずるい。どんだけツール・ド・フランス好きなのですかあの人たち。
アメリや郵便配達の学校にも出てましたし。ちくしょうフランス人。
東京ゴッドファーザーズも花咲ける騎士道もヘイフラワーとキルトシューも欲しいのに。
見事なくらい英語圏の作品がありませんねこれ。日本フランスフィンランド。
ジャック・タチコレクションやミトンだって欲しいのにぃーぃ。

切ないので、これも一緒に借りた攻殻のらふぃんぐまんでも見ていましょう(笑)



2006年04月25日(火) たぶん始まりはテクノ歌謡




ふと、古くなったゲーム誌を見てみる。エピ2の話題が載っていて苦笑してしまいます。
そして少し。すこしすこし。なきたくもなります。


こんばんわ、ゲーム誌あんまし買わなくなったなあ…もえぎです。
原因はまあ色んな要素が絡み合っているからなのでしょうけれど。
最大の契機はエピ2でしたね。やはり。もう全てにおいて気力なくなりましたから。
それに、もしも買ったところで。
電プレはシオンさんが嫌いみたいですし(苦笑)
嘲笑集中砲火に耐えられないので買えません。
なにも雑誌上で、あそこまでしなくても。
担当者さんが余程シオンさんお嫌いなのでしょうね。
ザプレはザプレであかさが担当さまの豹変に絶望し、
全体のノリについていけなくなりました。
その果てにザプレはああなったわけですから、なんと言って良いものやら。
わたしがアホなだけなのでしょうか。わたしがあまりに羽虫なだけなのでしょうか。
ザプレの内容も、フリークスみたいなのも。
なぜああいった軽薄な内容のものが受け入れられるのがきちんと理解できないのです。
ゼノの世界に軽佻浮薄だなんて、一番似合わないものだと思うのですが。
求める世論が多数派を占めるからなのでしょうかね。
まあ、マイノリティには慣れておりますが(笑)
ただ。時折ふっとそんなことを思っては、やや沈みがちになってしまいます。
でもふるーい記事に、ふと懐かしい情報みつけてにまりとするのも好きですから!
今ならわかる、デス・バイ・ディグリースやらドルアーガやら……。
ドルアーガの不思議なダンジョン(違)のギルさんの美青年っぷりはどういうことですか。
いや確かに整った顔立ちのかたですけれど。何あの美ギル。
ドルアーガオンラインのギルさんも壮絶な美ギルっぷりにびっくりしました。

そうこうしている間にも世の中は動くもので。
静岡ことサイレントヒルがハリウッドで映画化と聞き仰天しました。遅いです。
しかも音楽は本家本元なAKIRA YAMAOKAが担当するそうですよ。
なんということでしょう。
ああ叫びたい。声を大にして『ダマサレナイデ!!』と叫びたい。
なにせアキラ。なんといってもアキラ。アキラなあんちくしょうです。
サイレントヒルしかされてないかたは、もしかしたらご存知ないやもですが。
一応コナミの音ゲーをちょっぴりたしなんでいる身としては、アキラの名前はおなじみ。
サイレントヒルの最高責任者であるという肩書きよりもこっちのがおなじみなのです。
騙されないで。騙されないで!
こんなんとか。
http://www.konami.jp/am/bm2dx/bm2dx9/songs_lion_suki.html
こんなのとか。
http://www.konami.jp/am/bm2dx/bm2dx10/songs_space_fight.html
もはやどこから突っ込めば良いのやらわかんない曲たくさん作ってるのですから!
確かにまともに良い曲だって沢山作ってはります。
しかしそれらを打ち砕く勢いではっちゃけまくった曲だってもりだくさんなのです。
もしくは『歌詞さえ聴かなけりゃ普通に良い曲なのに…』と言われるような状態です。
でも、好きですよ。アキラ曲(笑)
個人的に↑の下のほうに張っているSPACE FIGHTは、
アンドリューのおっちゃん曲ということで。
無論ネタとして。ファンのかたごめんなさい。
ヴォークリンデにグノーシス襲来の時、あの曲ならやる気なくなりそうですねえ。
『♪宇宙 宇宙 地球 地球 呑めや 唄え スペースファイトだ!』ですから。
隊長のヅラも燃えて焦げ臭いわけですよ。我が部隊全滅もしますよ。
『どんな曲やねん』と思われたかたは、一度聴かれることをお勧めします(笑)
そういやアキラのベストアルバム出たんでしたね…SPACE FIGHT入ってませんが。
次か次の次くらいのポプにジャンル名『サイレントヒル』とか入りそうな予感です。
これで映画版サイレントヒルに『カルロス』とかいう役名出てきたら指差して笑います。
ひものでこらしめろ。しょうしかにてこいれです。ひものでこらしめてみろアキラ!



2006年04月24日(月) 16ビットに愛を込めて



DSのソフト(カセット呼んだほうが正しいのでしょうか)を見るたびに、
『PCエンジンみたいだなあ』と思ってしまうわたしはどないなんでしょうね。


こんばんわ、PCエンジン作品はPC原人くらいしかおぼえてないですよ。もえぎです。
今時の若いかたはファミコンもご存知ではないのかなあ……。
同級生でさえも、ゲーム始めたのはプレステから、なんて子いましたし。
わたしだってそれほどゲーム詳しいわけじゃないと思うのですけれど。
あ。でも以前『わたしはライトユーザーやで?』と言ったところ。
紺堂嬢と葵嬢に二重唱で『嘘つけ!!』と返されました。大変不本意です。
その際の反論が『だ、だってわたしディスクシステム触ったことないもん!』でしたが。
『そもそもライトユーザーはディスクシステムを知りません』と更に返されました。そんなー。
確かにわたしはおさななじみ宅のサテラビューでよく遊びましたし(でもラジカルしてない)
ネオジオだってPCエンジンだって知り合いのうちにあるのを眺めてました。
ジョイスティックを安定させるにはジャンプを一ヶ月ぶんほどためておいて重ねてみて。
そのままガムテープでぐるぐる巻きにすると良いのですよとか知っています。
でもヘビーユーザーとはまた違いますからねえ…むーん。

取り敢えず上げる例として、先日ネットをうろうろしていたら、どこかのサイトさんにて。
ギャラリーのレトロゲー置き場に、『FF6』があったことに絶大な衝撃を受けました。
あの、FF6ってレトロゲーなんですか?レトロゲーなんですか!?
レトロゲーって、ファミコンとかそれ以前のものじゃあないのですか。
プレステ以前は全てレトロゲー扱いになるのですか。
うう…ものそいショックでした……わたしを年とるわけやわ……。


切ない郷愁はひとまず置いておくとして、サーガDS感想いってみましょう。
今日は何にしましょうか…と思いましたが。
サーガDSといえば、やはりこれでしょうか?ケビシオ!(笑)
ええケビシオ。ケビシオなのですよ。
なんなのですかあの職場公認素敵カプ。サブストーリーにのたうちまわりましたとも。
シオンさんのサブストーリーはどちらも良いですし、アレンさんのもまた。
でもアレンさんのを見ていたら、お気の毒に思うと同時にちょっと微妙な気持ちです。
アレンさんファンのかたには怒られてしまいそうですけれど……その。
ケビン先輩との、差を、どうしようもなく見せつけられてしまった気がします。
なにせアレンさんは、例の『日記』がありますしね……。かないません。
四年前から言ってますが、日記だけはやめたほうが良いと思います。本当に。

で。ケビシオ。
出会い方がちょっと少女漫画みたいでしたがケビシオだから許されます。
それに『初対面』と言い切るにはまだ情報が足りませんしね。
エピ3で明らかにされるのであろう、旧ミルチアで会っているやもですから。
それにしてもシオンさんが可愛い。ああシオンさんが可愛い。可愛いったら。
わたしの思い描いていたケビン先輩像が間違っていなかったとして安堵しました。
漸く明らかになった先輩からシオンさんへの呼びかけかたも『シオン』で良かったですし。
二人とも、同じ有能な技術者で、博識で、けれど何かが欠けていて。
お互いそれを補い合いながら対等関係で微笑んでいらっしゃるような。
ただ、わたしの個人的希望としては
『時々ケビン先輩がシオンさんをからかったりしたらなあ』
というのがありました(拍手のお話参照)
が。その辺りも見事に満たされていて、もえぎさんこそ胸がバンバンバンでした(笑)
二人のデートも大変良かったでござるよ……。
どんなお店に行って、どんなお喋りをされて、とか考えるだけでほこほこしてしまいます。
それはそれはシオンさんがしあわせそうなので。
けれど。あのう。ハンスとバンスって、あの名前、まさか……(笑)

アレンさんのサブストーリーで、ひたすら胸が苦しかったところ。
事故の後処理を黙々と、感情をなくしたように続けてらしたシオンさん。
そんなシオンさんが、雨の中。お墓の前に立ったとき。
初めて声を出して。画面を埋め尽くすほどの咆哮めいた叫びを発した。
言葉にならない。声にだってならない。感情の爆発。
傍らで見ているだけだったアレンさんもつらかったでしょうけれども。
あのシオンさんほど痛々しくて悲しいものはありません。
先に、ケビン先輩とのしあわせな日々を見ていただけに……。
シオンさんのサブストーリーって、監督な感じがします。
Kokoroの歌詞の引用が多く含まれていたので、そう思ってしまいました。
あの曲はまさしくシオンさんのものでしたが、こうもはっきり引用されると。
歌詞に秘められた裏の意図なども見えてくる気がして、そして、かなしいです。

全体的にケビシオ関連はひゃくてんまんてんに限りなく近いです。
本当に満足させて頂きました。でも百点ではないのです。
それは、エピ1のコスモス起動前夜イベント。先輩が差し入れしてくれるやつ。
あのイベントの完成度が高すぎたからです。
わたし、あのイベントのことだけで文庫本一冊分くらいは楽に語れますよ!(笑)
曲、画面構成、演出、間のとりかた。全てにおいて完璧でした。
特に間のとりかた。呼吸。エピ1においても最高峰だと思っています。
シオンさんのちょっとした仕草も、おっそろしく丁寧で緻密でそして可愛らしい。
DVDでも、特に繰り返し繰り返し再生してはにまにましていた場面なのです。
流石にあの場面の、PS2版と比べると、どうしても見劣りしてしまいますね。
まあこれは仕方のないことなのですけれども。
それを言い出したら、ラインの乙女だって…!ラインの乙女だって……!
彼女らの出現シーンにはやはりΩでないとですよね!
吉良さんのギターにくらくらキュンキュン致しましたから。
そうでなければいまだにラインの乙女話書いたりしません(笑)
けれどまあ。サーガDSは、全体的に大変満足な作品でした。
あれこそがきっと正史。
?そういやDSって容量どんくらい入るものなのでしょう。
初期のゲボ(注:ゲームボーイ)はファミコンおんなしでしたけれど。



2006年04月23日(日) 『こういう形で繋がるのもありだと思うのです新世界』



ナプコンOPに出てくるドルアーガの塔が六本木ヒルズに見えてなりません。
逆も然り。なので六本木ヒルズにドルアーガがいるように思えてなりません(笑)


こんばんわ、サーガDSの攻略本が欲しいです。もえぎです。
一周目を突貫工事みたく突き進んでしまったものですから。
続く二周目はゆっくりじっくり見て回りたいのです。
あの世界は確かにゼノでした。ですから。
サーガDS感想をしっかり書きたいのですけれど、その前に一度休憩。
以前に言うておりました、ナプコン設定鉄拳5仁さんED後話を。
字数制限ひっかかりませんように!(笑)
こんなに長くするつもりなかったんですけれどねえ……。
なにせ仁さん好きなので。そしてわやちゃん好きなので!





『こういう形で繋がるのもありだと思うのです新世界』
(三島財閥新頭首と三島重工製アンドロイド)

 ここは三島財閥社長室。このサイトにしては珍しい場所設定であります。第五回鉄拳大会で優勝を勝ち取り、いやちょっと貴方これ滅ぼすんじゃなかったんですかと世間に思わせながらも結局頭首の座を手中に収めてしまった仁が、若き長として日々仕事に精を出しています。
 巨大な執務机を前に、様々な書類に目を通していると、突然ノックもなしに扉が開かれました。
「ちょっと仁ー?いる?」
「……わや姫か」
 無遠慮な来訪者を諫めるでもなく、彼はゆっくり顔を上げました。現在の三島において絶対の権力者である仁を、物怖じもせず呼び捨てにしてのける相手の豪胆さは、いっそ小気味良いものでありました。
 真っ赤な長い髪、一部を結んで耳のようにぴょこりとさせている様子は、なんとなくかつて同居していた少女を思い出させます。何かセンスがちょっと間違っていなくもない忍者装束に身を包んでいる彼女を、一体何人がアンドロイドだと見抜けるものでしょう。腰に小太刀を二刀佩いたまま、ずかずかと彼の元へ歩み寄ります。
「この机の正面には立たないほうが良い。落とし穴がついている」
「分かってるわよそのくらい。私のセンサーをなめないで頂けるかしら?」
 勝ち誇るようにそう言うと、どかりと机の上に腰を下ろし、足を組みます。ちょっとお行儀が悪いですが、仕方がないでしょう。この部屋にはどういうわけだが落とし穴が完備されているのですから。三島歴代の頭首が今までどんなことをしてきたのか、その所業がよく分かるつくりですね。
 あいも変わらず強気な態度に、ふうと一息つきながら、仁は書類をとんとんと整えると一旦置いて、その上で腕組みをしてみせました。
「何の用だ」
「ふふっ、ご挨拶ね新頭首さま?まあ貴方のことだから、私が来た理由も分かってるんでしょうけど」
「予算のことか」
「それもあるわ。爆田が文句言ってたわよ、予算削られたーって。まあ私は構わないけど、どういうことなの?」
「そのままの意味だ。戦闘用アンドロイドなどこれ以上作る理由がない。予算は他に回した」
「へえ。私も予算内訳見てみたけど、何あれ。ナムコシアターへの大量出資とユニセフへの寄付と環境保護を目的としたNGOだのNPOだのに援助しまくってるじゃない」
「……ハッキングしたな」
「プロテクトが甘いから悪いのよ」
「後はW.W.W.C.への資金援助と、テーマパーク建設とその維持だ」
「それに鉄拳衆のプログラムも変更されてたわね。なかなか面白いじゃない、あれ」
「ああ。全員に介護免許取得を義務づけた。体力には自信のある連中だからな」
「で、免許取れた連中から順に全国各地の特別介護老人ホームにボランティアで派遣ってわけ。せっかく世界の三島の本社務めだったのに、たいした左遷よねー。本人泣いてるでしょうよ。きゃははは!」
「栄転だ」
「よく言ったものね」
 きゃらきゃらとまたひとしきり笑い声を立てると、鷹揚に足を組み替え、淡々と語る仁を眇めた瞳で見やります。人工宝石で作られた淡いライラック色の義眼が、今は何故か酷く艶っぽく煌いています。この辺り、どう見てもアンドロイドの仕草とは思えません。そりゃあ超未来からやってきた、秩序の娘のママたる主任がショックを受けるほどの技術が用いられているわけです。
 皮肉っぽく口の端を上げると、彼女は臆することもなく本題を切り出しました。
「で?私に用があるのはそっちでしょ?何が聞きたいわけなの仁?」
「…………」
 ずばりと問われ、若き頭首は暫し口をつぐみました。元から饒舌なほうではありませんが、この沈黙には他に理由がありそうです。そこはかとなく物憂いものを絡ませた双眸をして、机に肘をつくと両手を口の前で合わせます。声を発すべきか、しまいこむべきか、ためらっているようにも見えます。けれど少しの逡巡の後、彼はゆっくりと口を開きました。

「……次元転移装置は、どうなっている」
 重々しく語られたその名前を、からくりの姫君は予想していたのでしょう。にまりとやや意地悪っぽく笑みを浮かべると、またも足を組み替えました。
「前に作った時、そのままよ。あの予算じゃあ完成させるための再調整や再開発なんてとても出来ないわね」
「まだ不完全なままということか」
「そういうこと。爆田は悔しがってるみたいだけど」
「本当だな?」
「やあね。私が虚偽の報告をするとでもお思い?どうせ爆田本人を問い詰めたって、なんだかんだ言い逃れして煙に巻くのが目に見えてるから、敢えて私を呼んだんでしょうに」
「……」
 見事にこちらの思惑を見抜かれて、仁は無言の肯定を示すばかりでした。そうです。あの絵に描いたような悪の科学者なマッドサイエンティストは現在三島に属しています。かくいうわや姫とて、今の躯体に用いられているのは三島重工の材質です。爆田博士は技術提供みたいな形ですね。
「仁としてはとっとと解雇しちゃいたかったんでしょ?あの老人。でも三島の庇護を失えば、あいつはまた新たなパトロン探しに走るわね。そうなれば、また何処かの企業が、方向性を間違ってはいても一応天才ではある博士の技術を悪用しかねない。それこそアンドロイドの軍事転用が目に見えてるわ。貴方はそんな状況を避けるため、敢えて博士を三島に置いたまま、予算削減って形を取って手元で監視することにしたんでしょ?」
「……野放しにするわけにはいかないだろう」
「あら。じゃあどうして、また開発されるおそれのある次元転移装置を、『破壊』ではなく『現状維持』のまま野放しにしておくのかしら?あれこそ軍事転用されようなら大変なものよ。アンドロイド部隊なんてものの数じゃないでしょうに」
「…………」
 AIの思考速度に、人間のそれがかなうはずもありませんでした。それに第一、この人間味たっぷりなアンドロイドは、やったらめったに口が達者なのです。ここいらへん女の子っぽいというかなんというか。
 まあそれはさておき。痛いところをつかれ、仁が言葉を詰まらせたのは事実です。過去にも博士は、転移装置を作り上げました。しかも少し前にあった新世界な戦いでは、次元の壁がずたずただったとはいえ、異世界への転移を可能にしてしまうような装置を完成させてしまいました。まだまだ不安定で、転移場所がきちんと確定されないという、どうしようもない欠点はありましたが、それでも人の力で異世界への扉を開けることができたのです。やっと世界と世界を隔てる壁が再構築されたというのに、いつまでもそんな物騒な装置を置いておくことは賢いとはいえません。この世界だけではなく、異なる世界で今も暮らしているだろう、おかしな知り合いたちにも多大な迷惑をかける可能性を秘めたものなのですから。破壊こそすれ、保持することに利点などあるわけがありません。
 でも。それでも。
「……俺は」
「ったく!素直じゃないわねえ。人間のそういうところって、理解するのが困難だわ。解析できやしない。次元転移装置がなくなることによって、あのわけわかんない連中と、完全に縁が切れちゃうみたいな感じがしてイヤなんでしょ?」
 肩をすくめてお手上げのポーズを取るアンドロイドに、ずばりと答えを射抜かれて。今度こそ仁は言葉を失いました。

 しっちゃかめっちゃかな日々でした。今思い返しても、つくづくむちゃくちゃな戦いでした。『新世界なんだから仕方ないでしょ』とわや姫は言いますが、それにしてもわっけわっかんないメンバーがずらりと揃っていました。侍や忍者なんて序の口で、ヴァンパイアやらサキュバスやら、果てには未来の来訪者です。宇宙生物や歴史上の武将とも拳を交えることになりました。
 それでも――そんなはっちゃめっちゃな状況にありながら、どういうわけだか結構みんなのんきなもので。本当ならばありえない人たちや人ではない者たちとの出会いを楽しんでいる節がありました。彼の内には未知の禍々しいものが潜んでいるというのに、それをちっとも気にすることなく、わいわいと気さくに話しかけてきたり遊ぼうと構ってきたりするのです。特に、どういうわけか彼は女子供に受けが良く、小さな子たちは仁を兄のように慕ってきましたし、女の子たちはラブ話を聞きだそうと盛んに絡んできました。丁寧に受け答えをしてやりながら、または女の子たちの噂話の種にされるのから必死に逃げ回りながらも、彼はあの生活にこっそり馴染んでいたような気もします。
 母を亡くし、三島へやってきて。そして裏切られて。痛みの感覚など疾うに麻痺してしまっていた心が、こっそりしっとり、本人も気付かないうちに、ぬくもっていたのやもしれません。ううん。実際、ほこりとしていたのです。ただ彼は困惑していて、すぐにそれを認められなかっただけなのです。
 あんなしっちゃかめっちゃかな新世界がすこししあわせだっただなんて。

「自分だけが不幸だなんて思わないことね。私だって、私なんて―…もう、会えないのよ」
「あ―…」
 今まで散々強い口調と眼差しで言葉を連ねてきたわや姫が、ふいに視線を逸らします。そして徐々に伏せられてゆく瞳の無機質な輝きに、仁はここで、やっと彼女のパートナーのことを思い出しました。同じ小太刀二刀を使いこなし、同じ流派の技を持って戦っていた、無双抜刀流のくの一。通常ならばありえない即席タッグでありましたが、なかなかどうして気が合ったようで。おかしな姉妹のような関係を結んだ二人は、安心して背中を預けることのできる仲となりました。まあ、どちらも皮肉屋さんなので、面と向かって正直にそんなことを口にしたことはありませんでしたけれどね。それでも傍から見て、二人の間柄というのはとても親しいものに見えました。
 でも。どれだけ絆が強まろうと。心をひたりと寄り添わせても。もう二度と、会うことは叶いません。わや姫は物質界に、くの一は魍魎界に。異なる世界に身を置く二人は、次元の壁という途方もない存在に隔てられてしまったのですから。いくら誰より胸のうちを通じ合わせてもどうしようもないこと。仁のように、ぼんやりとあのしっちゃかめっちゃかな新世界を懐かしむだけではなく、わや姫の場合はこの人だという会いたい相手が確実に決まっているのです。痛みの違いは明白です。アンドロイドに痛みが感じられるなら、ですが。彼女にならそんな考えも通用しそうな気がします。
 誰よりも、誰よりも―もしかしたら、異世界に今も生きている知り合いたちと比べたって誰よりも――次元転移装置に対して強い願いを抱いているのは、わや姫かもしれません。二度と会えないはずのパートナーに、再び奇跡のように会えるかもしれない可能性を秘めた装置を、破壊なんてしたくないに決まっています。
 なのに、そんな彼女の口から『壊すべき』だという意見を言わせてしまいました。
「わや姫、すまな―…」
「『すまない』なんて言ってご覧なさいな。切り刻むわよ?」
 素直に謝罪の言葉を口にしようとした仁の前にずい、と人差し指を突き出して、すぐさまぴたり静止させます。芝居がかった仕草で腰の小太刀に軽く触れながら、いつもの勝気な笑みを浮かべます。けれどもすぐに、さも気分を害したとばかりに、ぷいっと顔を背けてしまいました。
「感傷に浸る、なんてのは人間の専売特許でしょ。私のプログラムにそんな機能は存在しないわ。三島財閥が仁好みの子供と自然環境に優しい企業に変貌するっていうのなら、あんな装置は早々に破壊すべきね。なんなら私が砕いてもよろしくってよ?」
「――いや。あれは、置いておく」
 そっぽを向いたまま次々とまくし立てるように言葉を連ね続けていたわや姫の提案を、仁はさやり、と止めてみせました。予想外の応えに驚いたのか、義眼をぱちくりとさせて振り返る彼女に、頭首の椅子にまだ座りなれない若者は、軽く口の端を上げてみせます。
「記念碑だ」
「記念碑ですって……?」
「ああ。あの戦いを知る者は少ない。だからせめて俺達関わった者が覚えているように」
「ばっからしい。私はメモリー消去でもされない限り、あの記録は消えないわよ」
「だろうな。だが俺は―…あれを、置いておきたい」
「人間って、やっぱ分かんないわ」
 あきれた、とばかりに執務机からすとんと飛び降りると、わや姫は入ってきたときと同じように、部屋からずかずかと出て行こうとします。その後姿から彼女の感情を読み取ることはできません。ただ仁は、さらさら揺れる真紅の髪の持ち主へ、ああ今思い出したとばかりに声を投げます。

「そうだ、わや姫。お前に仕事を用意していたんだった」
「仕事…?」
 思いもよらぬ、雇い主というか創造主というかな人物の言葉に、彼女は胡乱げな眼差しで振り返ります。アンドロイドにこんな表情変化まで可能にしてしまうのですから、天才とは恐ろしいものです。不機嫌な足取りで、再び執務机まで取って返すと、頭首の手ずから書類を受け取ります。そしてどれどれと内容を確認してゆくうちに、わや姫の口元には、見紛いようのない微笑が浮かんでいました。
 それは、辞令でした。爆田博士の管理下に置かれていたアンドロイド・わや姫の、新たな転属先でした。彼女は笑いをこらえるように、わざとしかつめらしい声音でその場所を言いました。
「ナムコシアターですって?」
「ああ」
 二人の両眼は、どちらもかすかなおかしみに縁取られていました。
「神月財閥との合同プロジェクト…子供たちに夢と希望を与える新感覚のミュージカル?」
「爆田のアンドロイド製作技術は、ナムコシアターのアトラクション向けに活用して貰う」
「主演は神田桃にフェリシア、バトルミュージカルの二人ね―…ちょっと、これ何よ」
「見たままだ」
「どうしてベラボーマンが出演してるのよ。あ。ブラックもいるじゃない」
「中村さんには打診済みだ。妙島さんも同様にな。後はもう一人」
「……私ってわけ」
 じろりと上げられた視線を何処吹く風で難なく受け止め、若き頭首は軽く口角さえ上げてみせます。すっかり王者の風格です。本人は嫌がりそうですが、これも血のなせるわざでしょうか。
 誰にも気付かれないように、それこそわや姫に気付かれないように。こっそり計画を進めていたのでした。前の戦いで知り合った、神月財閥のご令嬢。新たに頭首となった祝いの席にも彼女は招かれていました。ある意味商売敵みたいなもんではあるのですが、共に新世界を駆けた仲です、そうそう敵対関係に陥るわけもありません。その場で軽く彼女と話し合った際、出てきたのがこの案でした。ナムコシアターには神月財閥も出資しています、そして新たに三島財閥も出資することになりました。ならば、いっそのこと、どうせ誰に言ったって、ろくろく信じて貰えないようなあの新世界での経験を、エンターテインメントにしてはどうかという話になったのです。祝いの席以降、二人はちょくちょく会っては案を煮詰め、時にはあの元気な戦う女子高生も交えて、かつての知り合いに連絡を取ったり何なりしながら、こうして書類にまとめたのでした。アンドロイド技術の、これ以上はないくらいの平和利用でしょう。
 出演者リストに、自らの名があるのを確認して、わや姫は腰に手を当て斜に構えます。
「私を女優にしようだなんて。出演料、高くつくわよ?」
「ああ。それなりに特別給与ははずむつもりだ」
「これからは忙しくなりそうな身分よね」
「何せ世界初のアンドロイドミュージカル女優だからな」
「ふふ。三島のイメージ一新に役立つってわけね」
「それもある。何せ先代、先々代の所為でマイナスイメージがありすぎる」
「貴方もそんな悪名高き先代たちを目指すのかしら、新たな冷血頭首さん?」
「あんなのと一緒にするな」
 仁にとっての禁句をわざと持ち出すと、案の定相手は珍しく不機嫌な感情を露わにします。だが当の彼女はそれが目的だったのか、仁の嫌そうな顔に満足したとばかりににっこり笑ってみせます。とてつもなくシニカルな笑みでありましたけれども。
 そしてひらひらと書類をもてあそぶと仁の前にふわり投げ出し、今度こそ踵を返して社長室を後にしようとしました。なんだかんだと言いながらも、結局それは了承を表し、そして機嫌の良さも表していました。成功かと仁が感じ始めた矢先、半開きになっていた扉からひょこりと再びわや姫が顔を出しました。
 何だろうと彼が問う前に、彼女はにまりと笑います。
「世界に名だたる女優になっても、まあ暇があったなら、新たな頭首さまのボディーガードくらいはしてあげてもよくってよ?」

 そうして今度こそ今度こそ、じゃね、と短く言い残して彼女は姿を消しました。流石はくの一型アンドロイド、と感嘆してしまいそうなほど、見事な素早い身のこなしでした。後に残された仁は、少しの間きょとんとしていましたが、じわじわとしみこんでくるようなおかしさにゆっくりひたされて、僅かに瞑目すると、見る人にしか分からないような微苦笑を浮かべました。
 鉄拳大会を制したほどの腕を持つ仁に、ボディーガードなど不要と言っても良いでしょうに。わざとあんな軽口を叩いてみせる、信じられないほどの性能を持つアンドロイドに、彼はあのありえないような新世界な日々を思い出し、ついつい笑みを誘われてしまいます。
 きい、と僅かに椅子を軋ませながら、その背に凭れると彼はゆっくり天井を仰ぎます。遠い彼方を見やっているであろう眼差しは、今はそこはかとなく楽しげでした。


 例のミュージカルのタイトルを、貴方はご存知でしょうか?よくよくご存知のはずですよ。だって、これ以外につけようがないのですもの。女子高生二人と若き頭首が話し合った時も、これしかないということで、迷いもなく決定されました。沢山の、かつての知り合いたちをいっぱい集めてお祭り騒ぎなミュージカル。それでも多くの人たちに楽しんで貰えるならばと願いを込めて、そして今となっては懐かしいあの日々への親しみを込めて。共に駆けた者たちへ捧げた。
 『すばらしき新世界』、と、いうのです。



2006年04月22日(土) ファジーネーブルはおてがるさんです



クレーム・ド・ペシェとキルシュヴァッサーの瓶を並べて置いているわたしは鬼でしょうか。
わざとじゃないんやけどなあ……ロリーナ・レモネード(ピンク!)もありますし。


こんばんわ、ようしサーガDS感想をちらほらと書いていきましょう。もえぎです。
そりゃ、書きたいことたくさんなのですよ。
サーガDSは、本当にシオンさんを丁寧に描写してくださいました。
わたしはPS2版のエピ2は記憶から消し去るつもりなので構いません。
DSが正史なのでしょう。きっと。
たくさんたくさん書きたいことはあります―…けれどやっぱり多すぎます。
なので毎日一つずつあげてゆくことにします。
栄えある第一回目な本日の感想はこれ。
声を大にして。フォントを大にして叫ばせてください。すう(深呼吸)


ナフタリから降りろベラボォォオオオオーーーー!!

おおおお。おおおおお。
なにを、何をしてくださってやがるのですかこの蒼外套。青春め!ユーゲントめ!
ナフタリですって?ナフタリですってえ?
おおおお。うおおおおおお。
降りなさい、降りろ、いや降りやがれブラックベラボー。妙島ぁああああ!
貴方がその機体に搭乗することは許されません。許されるわけがないのです。
だってナフタリですよ、ナフタリなのですよ。何ってナフタリですよ。
それが誰のものだか知っているのですか蒼外套。
それとも誰のものだか分かっていて承知のうえで乗ってるのですかブラックベラボー。
ならば罪は更に重いものとなりましょう。
ナフタリは。過去に。いえ…サーガから見たら未来になるのでしょうか。
自らの足で歩む人たちの住まう惑星で、『五百年前の彼』が乗った機体です。
あの誰よりも不器用で不器用で優しい彼に同調したアニマの器です。
ですからナフタリを駆ることができるのは、ましろきおさなごであるべきでしょう。
そいで複座式なのですよ。ネピと一緒に乗るのですよ(捏造)
ナフタリはあの子のものであって欲しかったのですよ。
もし…もしそれが叶わないのなら、総帥とか緋外套のものが良かったです。
ベラボーにあげる気はさらさらありませんでしたよちくしょうめ。
は。もしかして、もしかして蒼外套があの子から奪ったなんてことはないでしょうね。
だとしたらわたしはソウルエッジを奪い取ってでも次元を超えてしばき倒しに行きますよ。
わたしのあの子を泣かすものは許しません。
うう、ナフタリ…ナフタリぃ……。

ナプコン→サーガDSという流れを経て、最近ゼノの話題が多くなってきましたね。
そういえばこんなにゼノ関連で語るのは久し振りかもしれないとかぼんやり思います。
同時に苦笑も浮かんでしまいます。
ああ。そうでした。エピ2だけじゃありません。
エピ1以降、わたしはサーガに怯え続けていたのでした。
パイドパイパーに打ちのめされ(i-mode配信七月からって何)
フリークスに絶望し、アニメ化に愕然とし。
そして、遂にはエピ2でころされかけてしまいました。
なぜ。どうしてこんなにもファンの忍耐力を試すようなことばかりされるのか。
ファンがゼノに何を望んでいるのかを本当に考えられた結果なのでしょうか。
それともこれこそが最大多数の最大幸福としてはじきだされた結果なのでしょうか。
すきなのに。だいすきでだいすきでたまらないのに。
常に怯え、怖がって、おそれ続けていました。
なにゆえこのような仕打ちを加え続けられなければならないのかと思いながら。
きっとわたしが悪いのだとおもうことで受け入れてきました。
わたしみたいな、一番たちの悪い、羽虫みたいなファン。
羽虫を駆逐しようとされただけ。なのに羽虫はもがきながらも生きていたから。
ごめんなさい。お望みどおりころされなくて。しつこくて。
それでもわたしは黄金の光輝に祈っていました。

ナプコンで金魚すくいみたいにひょこりと軽くすくいとられて。
久し振りにたくさん笑わせてもらったのです。泣きたいくらい久し振りに笑ったのです。
そこから更にサーガDSで、やっと正しい歴史を見ることができました。
同じことが展開されているはずなのに、サーガDSはわたしをころそうとはしませんでした。
わたしが悪いだけではなかったのですか?とおそるおそる思いました。
救われました。
まだじくじく滲む化膿した傷みたいにあるおもいは胸を占めますけれどね。

まあ。それはさておき。
随分遅くなってしまいましたが、usapinさんから頂いたバトンの回答を!
うささんありがとうございました♪
またチャットなどでお相手してやってください。
サーガDSのおかげでジュニシオも盛り上がりつつあります新世界(笑)



>文字書きさんに送るバトン


1.あなたが書くジャンルはなんですか?

二次創作と一次創作をちまちまと。
サイトにはアップしてませんが、最近は地道にオリジを書いていたりします。
けれど、とても人様の目に晒せるものではないので、サイトはやはり二次ばかり。
当初はゼノのみを書いていたのですが、うわきものらしくって……。
バハラグ、サモナイ、ゾイド、その他諸々。
熱いパトスがほとばしると後先考えず書いちゃうみたいです。思い出は裏切りません。
その所為で、このところはすっかりナプコンづいております(笑)
けれど、やっぱりわたしの文章の基礎を作ってくれたのは、ゼノなのです。


2.あなたの作品ができるまでをちょろっと教えて?

ちょろっと、って響き可愛いなあ。関係ないですねすみません。
ええと。どんな感じでしょうかねえ。んーと。
・ぽわ、とおもいうかぶ
・けれどまだまだあちこち欠損した、断片みたいな状態
・寝る前のおふとんの中や、おふろの中でぽんやり考えてみる
・時々仕事中とかにも考えてました。電車や自転車で移動中とかにも
・で、少しずつ考え進めて、かちりぱちりと欠けたところを埋めてゆく
・ぱちん、と頭の中で出来上がったら、パソに向かって書き出す
・稀に、手近なノートやメモ帳に書き留めたりもしますけれどね
・取り敢えずパソでこきゃこきゃ書いてゆきます
・アホ話なら楽ーな感じ、長めの話なら手元に資料を揃えて
・広辞苑、小さめ辞書、花の名前、色の名前、花言葉、ドイツ語辞書、古語辞典、などなど
・最近は書き上げるまでのペースが多少あがってきて嬉しい限りです
・出来上がると、何度か読み直して誤字脱字修正
・それでもアップしてから間違いに気付いて凹んでみたり
・因みに最大の難関はタイトル付けだったりします
・酷いときは三日三晩悩み続けたりもしておりました
・最近はそんなことも少なくなりました。少しは語彙が増えたのでしょうか
こんな風でしょうかね?全然ちょろっとじゃなくなりました。がふ。
それにしても今と昔だと、かなり書き方のスタンスも違ってきてます。
以前はもっと鬼気迫るというか、必死になっていたのですけれど。
最近はゆったり落ち着いてのんびりでも確実に書いている感じです。


3.文章を書くときに気をつけていることはなんですか?

日本語として正しい表現などには気をつけています。
けれど少し異なる言い回しを排斥するようなことはないように。
ら抜き言葉を親の仇のごとく憎むかたって、少し苦手なのです……。
言語は時代の流れと共に変化してゆくものですしね。
けれど昔の文章に使われる表現技法の美しさには感嘆します。
あとは全体のバランスとか。おんなのこや人外が可愛いようにとか(笑)
でもただ可愛いだけではなく嫌味なく可愛らしく可愛いだけじゃないように、とか。
それと―…これが最大限に気をつけていることやもしれません。
『苦い砂糖菓子にならないように』
おくすりに砂糖をまぶしたような、誰かを騙すような酷いことはしないように。
何より騙してはならないのはこどもたちだから。


4.ずばり、あなたの最高傑作は?

この質問って『はいはーい!』って答えられるかたいらっしゃるのでしょうか……?
うーん、難しい。
最高傑作なんて言えるものはとてもとても。まだまだ精進の日々ですから。
個人的なお気に入りでもよろしければ、お菓子で接触者対存在10のお題ですかね(笑)
あれは本当に楽しめて書けたものです。わたしのいやしんぼ魂炸裂。
ふたりが過ごしてくれればという日常を具体的に記せて満足でした。
他には拍手から派生して、本にまでしちゃったインラヴアゲインシリーズとか。
拍手の機能にはとても感謝しています。短いお話たくさん書けるようになりましたから。
特に接触者対存在は、色んな技法が試せるので、楽しくてなりません。
因みに、お客様の反響が多かったのはインラヴアゲインの1だったと思います。
バハラグだと、レンダーバッフェのお話がお気に入りです。わたしが一人称なんて珍しい。
ぐだぐだ書いてきましたが…最高傑作かはともかく、『かなわない』ものってあります。
ほんとうにほんとうに最初に書いた、フェイエリィ話。
今となっては懐かしい、あの色即是空の樹の下に捧げたお話です。
もうあまりに拙くって拙くってもう読み返すことすらできません(笑)恥ずかしすぎる。
けれども。
あの時の勢いや、熱意や、それになによりまっしぐらな愛にはとてもかないません。
あの子はアホで、語彙は今よりも少なく、腕だってどうしようもなくへたくそです。
なのに、あれほど嬉しそうに、楽しそうに。一生懸命でしあわせそうに書いていました。
とても勝てません。どんな哲学もあなたにはかなわないってやつですね。


5.バトンを回す五人

むー。じゃあ今回は、わたしがアンカーということで。
だって知り合いさんって絵描きさんが多いものですから(笑)
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!



2006年04月21日(金) マザー3は大変なことになっていると聞きましたが



がふ。世間様は動き続けているというにまたも日記さぼってますねこのひと。
ごめんなさいごめんなさい。何をしていたかと申しますと。


こんばんわ、部屋のお引越しとかサーガDSクリアとかしてました。もえぎです。
ええと前のほうから説明してみましょう。
この春に、兄が実家を出て行くことになりまして。
その空き部屋がわたしに与えられました。
わたしとしてはちゃっちゃと部屋をうつしたかったのですが、なかなか兄が引越しできず。
まだかなー、まだかなー、と待っておりましたら先週末にやっと敢行。
うきうきしながらわたしの新たなお城再建に向けて、今週は頑張っていたのです。
いっぱいものを処分しましたよ!こんなに本持ってたんやなあとしみじみもしました。
そして、わたしの部屋には結構レアグッズが埋もれていることも思い出しました(笑)
97年東京ゲームショウ、スクウェアブースのパンフレットとかありました。
しかも春も秋も両方。まあ、頂き物なのですけれどね。
アインハンダーとか載ってますよ!知ってる人少ないよ!(笑)
ゲーム関連でしたら、VP限定版、FFコレクション限定版なんかは序の口で。
スクウェアミレニアムコレクション、フェイバージョンエリィバージョン両方完備。
FFTのポスター、ゼノギアスのポスター、抽選で当たったエピ1未開封体験版とパンフ。
ここまでをご覧になると分かるでしょうが、ゼノ関連はしっかり保存されています。
なにせわたしの部屋、ゼノ専用のゼノ置き場がありますから!

棚についている扉をかちゃりと開けるとそこは未知数な新世界。
PW、ゼノギアスアンソロ、四コマ、ポストカードブック。
勿論攻略本はVジャンプのと今は亡きデジキューブのと二冊。
下敷き、ポストカードセット、箱えれ連載分全て、ゼノリスも第三回くらいから。
ザプレのゼノ関連記事は、レビューから百人委員会からありとあらゆるものを保管済み。
押入れの中にはまた別に、PW表紙の絵柄なポスターも眠っていたりします。
お客様が考えられたことをあててみましょうか?
『アホだ』。
ええ。アホですとも(笑)

しあわせでした。しあわせでしあわせでなりませんでした。
あれだけ幸福にうずもれて息もできなくなる日々なんてそうそうないでしょう。
これから先だって、あるとはあまり考えられません。
おそらくは一生分の幸福を使い果たしてしまったのでしょう。
ですから今こうして、エピ3を前にして、怯え、恐れ、おののいているのでしょう。
あのばからしいほどしあわせな日々はもう決してこないのでしょう。
引越し作業を進めながら、そんなことをぼんやり考えていました。
そうこうしている間に二日が過ぎ、ようやっとわたしのお城は落成致しました。
良かった。
これでもう、誰もわたしの部屋に勝手にあがりこんで嘲り笑って帰ることはない――


長くなっちゃいましたが、で、後のほうの理由を説明致しましょう。
や、もう文面がストレートなので説明の必要なさそうですけれど。一応。
先週の日曜日から開始致しましたサーガDS。
やりたいよう、やりたいようと思いつつ、お引越し作業にてそれもままならず。
ようやっとお城が完成し、落ち着けると判断した途端入れられる電源。
一心不乱に小さな画面とにらめっこ。
DSを持ち続けて両腕が筋肉痛になってしまったあたりアホまっしぐらです。でも実話。
感想を一言でまとめますと。
『素晴らしかった』
ええ。あれは、あれは確かにゼノでした。わたしを殺そうとはしませんでした。
エピ1のあたりはキモいくらい台詞全部そらでおぼえてました。
エピ2のあたりは清々しいほど何もおぼえていませんでした。
にばんめのじょじしを含んでいるのに、わたしを殺そうとはしませんでした。
同じことをしているはずなのに、どうしてあれほど異なるのでしょうか?
言葉が。あちこちの言葉が、とっても監督な感じがしました。
第二ミルチアに住んでいる人たちの言葉に少し安堵しました。
おぼろげなエピ2の記憶では、第二ミルチアの人たちの台詞本当に嫌だったのです。
酷いことばかりを酷い言葉で酷く投げつけてくる。ほんとうにほんとうに酷かった。
特にヴェクターとU.M.N.管理局の人たち。
どうしてあんな酷いことを言えるのか。しかも片っ端から。
―…まあ、そんな思い出は捨てましょう。サーガDSは違ったのですから。
U.M.N.管理局の人が、モモちを心配してくださってました。
しかも『モモちゃん』と呼んでくださいました。モノ扱いしませんでした。

ケビン先輩、ケビン先輩素敵。ケビシオ万歳。
エピ2のことは忘れましょう。砕けた眼鏡は忘れましょう。
どうしてあそこで壊す必要があったのかいまだによく分からないので忘れましょう。
サーガDSはケビシオを筆頭としてジュニシオジギシオケイシオヴィルシオバーシオトニシオカナシオなどなど盛りだくさんでもえぎさん大喜びです。
特にケビシオ。ええケビシオ。良かったわたし間違ってませんでした……!
わたしが考えてた通りでした。なんて素敵なお二人。シオンさん超可愛い。
DSのシオンさんはとても丁寧に描かれていて大変満足なのです。
確かに、ミルチアではびっくりしましたけれど。すとん、と納得できたのも事実。
余計にシオンさんが大好きになれました。
あとサブストーリーのJr.くん編がジュニシオに見えて仕方ないのはわたしだけですか。
そしてこっそりアレシオを上に記していないのがわざとだと気付かれた方はいらっしゃいますか(笑)

感想が書ききれません…また後日ぽそぽそ二周目始めて、じっくり書きたいところです。
うああああー、マザー3も大神もしたいのにー。にぃー。ダーリぃーン。
ともあれ。わたしはDS版が正史だと信じることに致します。
そりゃあPS2版と比べたらイベントの演出や音楽は劣ってしまいます。
けれど言葉が。あの言葉こそがゼノだと思うのです。
データベースでくすくすさせてくれたり、新たな事実に驚愕したり、再発見したり。
エピ3が出ても、わたしは…DS版エピ3のほうを信じそうだと思います。
余計なものなど要らないのです。不必要な装飾は単なる虚飾です。
ならばなによりシンプルで、ただ真摯に言葉を連ねてくれるほうがよっぽど好ましい。
あなたがあなたでいてくださるのなら。

ほぼ日で語られている、糸井ダーリンによるマザー3語りが非常に興味深いのです。
成る程、マザー3は一度公式に開発中止が宣言されたほどの作品です。
それでも新たに開発がなされ、発売されることとなりました。
まさかブラウニーブラウン製作だとは知りませんでした……。
で。ダーリンが語られる内容を見ておりましたら…なんだか、ゼノとかぶるのですよ(苦笑)
ここなのですけれど。興味がおありでしたら是非。
http://www.1101.com/MOTHER3/kimochi/index.html
時を経た。作品は誰のもの?ユーザーだけが育てたものではない。
長い時間。待ち続ける人と、作る人。
ゼノとマザーが置かれている境遇は随分違いますが、何処かで少し、似ています。
どうしてもダーリンの言葉がゼノと重なって見えて、少し、泣きたくなります。


ねえ。黄金の光輝よ。
いったい何がいけなかったのでしょうね?



2006年04月16日(日) 字数制限の壁にはじめてつきあたる



もっぺん体験版してみようと思いました。でもこわくてひとりでは触れません。
いつからゼノがこわくなったのかしらと困惑しつつもこわくてこわくて。結局。


こんばんわ、サーガDSをはじめてしまいました。もえぎです。
ソフトはおろか本体もなかったのですがどうにかこうにか手に入れまして。
でもわたしのじゃないので丁寧に扱わないとです。
ああ。ごめんなさいごめんなさいとにかくヘタレですこのアホは。
こわいのです。こわくてこわくてどうしようもないのです。
昨日体験版したときは、横に紺堂嬢いてくれたから良いのですが。
いざひとりで挑もうとすると、興味より好奇心より何より恐怖が押し寄せるのです。
こわくてなきたくなるのです。

それで結局逃避先がナプコンからそれてサーガDSになったわけです。
家族に白い目で見られながらも黙々とプレイしております。
なんか色々吹っ切れてきましたねもえぎさん。
で、やっとデュランダルに乗れてやれやれなところまできましたが。
ちまちまこそり、嬉しいことがあってほっとしていたりしました。
百式ちゃんとかレアリエンくんとかガイナンさんのおちゃめさんとか(笑)
あと、カレー!カレー!!シオンさんだいすきです。

直視しているように見せかけてその実目をそらしているのやもしれません。
わたしがしていることはそんなことのように思えます。
なんてひねくれもの。
こういうときに、どうしたら快くなれるのか?手段はあります。新世界!(笑)
本日の新世界はちょっぴし趣向を変えてみました。
ナプコン設定で鉄拳5の仁さんEDその後というわけわかんないものです。
仁さん、鉄拳3と鉄拳4の間、二年間オーストラリアにいらしたようなのですが。
ナプコンですと、その二年の間に新世界に巻き込まれているのです。
使ってはる技が正統派空手になっていたり、衣装が鉄拳4時のものだったり。
なので鉄拳3直後ではなく、それなりに時間が経ってからかなあとか思ってみたり。
まあ結局は趣味以外の何者でもないお話です。でも書いてて楽しかった……。
で、アップしようとしたら文字数オーバーでダメって言われました(笑)
また今度別な形でアップしようと思います。
項目を作るか…いやいやでもアホ話ですし……うーん。
そして拍手のお返事をば。お待たせしてしまって申し訳ありません!


>十三日
・1時の方というよりいっそYさん
あはは。ナプコンまみれですみません。や、でも本当に楽しくて!
少しでも興味を持って頂けたのなら嬉しいです。
なんでもナプコンは六月にベストが出るそうなのです!興味がおありでしたら是非。
ゆっくり、ゆっくり…自分をたてなおすのにどうしても時間がかかって。
色々やっぱり揺らいでしまうのですけれど、逃げようとは思いません。
また近く、メールさせて頂きますね。お言葉ありがとうございました!


>十五日
・18時の方
はい。お誕生日でした。わざわざありがとうございます…。
まさかお客様にお祝いのお言葉を頂けるだなんて思っておりませんでした。
もう年を取るのが喜ばしいような年齢でもないのですけれど(笑)
ボロは着てても心は錦、みたいな。違いますか。違いますね。
年輪を重ねるのなら、そのぶんきちんと成長しないとです。
今年のもえぎさんはセクシー路線でがんばってみます!



2006年04月15日(土) 最後のあなたへいたる道



やはり伝聞だけで全てを判断するのはいけませんね。
きちんとおのがまなこで、魂で、見極めないとです。


こんばんわ、紺堂嬢から借りたエピ3体験版してみました。もえぎです。
世間様での評価が余りに救いようのないものだったので期待は捨てていました。
マイナスからの出発だったから良かったのでしょうか。
『エピ2よりは…』みたいな声も聞かれますが、それは無意味に思えます。
あれ以上の精神破壊兵器はそうそう作れるものではありません。
最低ラインとかではなく底の底の更に根底にエピ2は存在しています。
果てない深淵です。うむ。
ただ、昨日のおもいを抱いたまま眠ったらやはり泣くほど夢見は悪かったです。

ともあれ。話を戻しましょう。恨み言も無意味でしょうし。
結論。『そんなくそみそに言われるほどではないと思います』です。
あちらこちらで感想を拝見しておりましたら、救いようのない言葉が多々で。
そう言ってしまう方々の気持ちは痛いほど分かりますが少し過剰な気もします。
取り敢えず男の人の言葉を素直に信じてはいけないなあと再認識しました。
くそもみそも夢も希望もないわけではありませんでした。
音は、嫌いじゃありません。カーソルを動かす音。それに足音。
曲だってそうです。あのピアノは嫌いじゃありません。戦闘も然り。
ただ、途中で『この感想ってエピ2の時も同じこと言ってたな…』
と思い出しややブルーになってしまいました(苦笑)
即死魔法ではなさそうです。だからといって死なない保障はありません。
ゆっくりじわじわ殺されてゆくほうがよっぽど残酷ですしね……。
ああ。エピ1の頃でしたら、こんなことすら考えなかったでしょうに!
監督。監督。貴方のお言葉が欲しいです――

まだ一回しかしていない上、データベースをきちんと見ていません。
ですからあまり語れることはないのですけれど。
ちらほらと出てき始めたキーワードが気になって考え込んでしまいそうにはなります。
ドクトゥスのラテン語。何故にラテン語?
ラテン語はエルフ語で言うところのクゥエンヤ語ですよね(分かりにくいたとえやなあ)
日本人的には古典ですね。英語とかヨーロッパ圏の言語の古典。
あ。そういえばケビン先輩の曙光にあるお墓に刻んであるのもラテン語でしたか。
ここまできてラテン語。謎の多い人物の使う言葉がラテン語―…考えすぎ?
じゃあ分かりやすいキーワードのこと。
やっと出てきた『マリアの子供』。テロスは『マリアの御子』と言うてましたが。
わたしはずぅーっとシオンさんをママだと思っていました。
けれどいつでしたっけ。エピ2でしたっけ。ママなのはコスモスのほうだって。
ごめんなさいエピ2の記憶は本当におぼろげなのです。
防衛機制として『忘却』が働いたようですね。
素直にそのまま記憶していると生きてはいけなかったのでしょう。
まあそれは置いておいて、『マリアの子供』です。
コスモスの位置がマリアだとすると、テロスの台詞も納得がいきます。
そもそも秩序の彼女の名前はエピ1EDにてケイオスくんが言っていたはず。
『世界で一番有名な三文字の女性の名前』って――。
イェオーシュアという名前もそれに絡んでくるかもですね。
この名前の響きを初めて聞いたそこいらが専門の葵嬢は『ヨシュア?』と呟いていました。
確か出典は他にあるはずですが、響きの相似性は捨て切れません。
わたしもイエスとヨシュアを足したみたいな名前だなと思いましたし。
マリアの子供。ならば磔のひと。
それともD区画でそれぞれのブロックにつけられた名前でくるのなら。
グリム童話の鍵持つ子供マリーエンキントですし。
あ。テロス『鍵たる…』って言ってましたね。
シオンさんが持っているのはどんな鍵でしょう。何を開き、何を見るのでしょう。
マリアの影のようなテロスはマグダラのマリアとでも言うのでしょうか。

これから怖がりながら、びくびくしながら再度プレイしようと思います。
明日はもうちょい明るめの話題にしたいなあとぼんやりしてみたり。
カナンが声変わりレアリエンでびっくりしたとか。
聞きまちがいをしまくって、戦闘時のカナンが『クリームパフェ…』
って言ってると思ってしまったとか(笑)
それにより『カナン、甘党なんだ!』とかよくわからない考えを抱き始めたとか。
モモちが動かずにいる時にする、ぴょんぴょん飛び跳ねる仕草が、なんとなく
『イエス!』ってガッツポーズ取ってるように見えて仕方がないとか。
どんだけモモち男前だと思ってるんですかわたし。
や、ナプコンでデビルなお父さんに一騎討ちで挑みかかる娘さんですし。
カナンが戦うのが嬉しくて、『ジャッカル!ジャッカル!』ってことあるごとに言ってたり。
アーツのことをジャッカルと呼び始める始末です。
多分、扱いとしてはグルグルのギップリャ!みたいなもんでしょう。ジャッカル!
さあ。おそるおそるやろうー。

あのおさなごが待っています。
ましろきおさなご。八年待ち続けた、わたしのこども。
ひかりのむすめとましろきおさなご。
ただあなたたちだけを。ずっと。
――黄金の光輝よどうか――



2006年04月14日(金) 『どっちもどっちですよ新世界』



今日も今日とて新世界。紺堂嬢とデートしてみたり。
……そして今日はわたしの、お誕生日だったり、します。


こんばんわ、突然ですが今日買ったものリスト発表ー。もえぎです。
紺堂嬢が自転車の後ろ乗っけてくれたので、おでかけGOGOでした。
新手のヘブン行ったりいきつけのゲーム屋さん行ったりしました。
誕生日なわたしの戦利品の数々。
・チョコバット×2
・うまい棒(チーズ味)×1
・未来冒険チャンネル5(中古) 一巻
・…………鉄拳4

さあ、最後の一つをちゃんと書いた辺りで、『まだ書いてないものあるだろう』
なんて仰る方はいはらないでしょう!正直にあげましたよ!(笑)
ごめんなさいごめんなさい気になったんです鉄拳4。
鉄拳5には過去作品が収録されてますが4が入っていないでしょう?
他にもなんやかんやと気になることたくさんだったので耐え切れませんでした。
そして例によって最強データをもらってズルをしています。
更に例によってゲームレベルをEASYにしているのに勝てません。
でもプラクティスコマンド表とにらめっこしながら黙々と練習しながらも、時折。
『飛び二段蹴り出せた!飛び二段蹴り出せたよ!!羅刹門・壱もだよきゃほう!』
とかって喜んでいます。単純です。
その裏でどうしても五連撃が入力できなくてしくしくしてたりします。単純です。
取り敢えず仁さんは素敵です。仁さんはかっこいいです。はい。

こんな日に。デート終了また明日ねーと紺堂嬢とさよならした後。
鳴り響くわたしの携帯、曲はLOVE IS ORANGE。紺堂嬢専用曲。
エピ3の体験版が届いたとの報告でした。
因みにわたしは申し込んでいないので届くかどうか以前の問題です。
申し込まなかった理由は二つあります。
一つは、ファミ通限定なのがなんかむかついたの。
もう一つは………。
―…こわかったからです。
ここ暫くのうちのサイトはご覧の通りナプコンなみれ。
エピ2でこの世の絶望とか色んなものを味わったぼろぼろなわたしを癒してくれました。
それはそれはたっくさん、癒してくれました。
でも、これだけ癒してもらいながらも、決して傷は消えることがありません。
まだ怯え、こわがっています。
それだけの存在でしたから。エピ2は。
で。受けた報告。信用にたる人物からの感想。報告。受けました。
……多くは語らないようにしましょう(苦笑)
取り敢えず、夢も希望もないなあと思いました。





どうしてそんなにユーザーを傷つけようとするのですか?
どうしてそんなにわたしをころしたいのですか?
希望を抱いて僅かな希望にすがりつこうとしたわたしがいけませんでしたか?
またわたしをあんな気持ちにさせるおつもりですか?
あんなに酷い。酷い。ことをなさるのですか?

ねえ。八年なのです。あと三ヶ月でわたしの八年が終わるのです。
もうわたしあと三ヶ月で世界から消え去ってもいいやと思うくらいなのです。
長いのか短いのか分からないわたしの八年。
愚かなわたしはそれなりに長かったと思うのです。
その八年を最後に踏み潰して踏みにじって醜く抉ってにっこり微笑まれるのですか。
これ以上わたしをころさないで。どうか。





もうしらない。悲しいことなんて知りません。
わたしがああも無邪気に信じて身を預けた未知数がいびつに歪んでゆくのなら。
今はただ、快くしあわせな新世界にこの身をひたすことにいたしましょう。
交差する新世界は光も闇もやがてとけて一つになるそうです。
じゃあわたしもそこへとぷり、ともぐっておこうと思います。
ありがとう。本当にありがとう新世界。
新世界がなかったら、二年前瓦解したものを必死にかきあつめて再構築したもの。
それがこの前情報だけで既に再び音もなく砕けてしまっていたでしょう。
祈りすぎたいのりのゆびわかわたしは。





『どっちもどっちですよ新世界』

 お食事時が去りまして、漸く落ち着きを取り戻した食堂は、とてもがらんとしてみえます。けれども、戦場のごとき厨房から抜け出すことのできたママたる主任にとっては、大変心落ち着く場所であります。シオンは台所の後片付けやらを済ませた後、食堂でのんびりお茶を頂いて一息つくのが、ここ最近の習慣になっていました。そして、二人分のお茶の仕度をするのもまた、習慣になっていました。お相伴に預かっているのは、仁でした。
 どういうわけだか、彼は子供たちの人気者なのです。すっかり優しいお兄ちゃん扱いです。まあ新世界メンバーの中で、子供の話すことをきちんと聞いてくれて相手してくれる良識的なお兄ちゃんみたいな人は彼くらいしかいないからなのですが。とにかく人気者なので、食後ともなると、ちいさい子たちが競い合うように遊んで遊んでとくっついてきます。そしてちゃんと相手をしてやるのですから、成る程、好かれるわけです。
 で。シオンが台所仕事を終えるのと、仁が食後の遊び相手を終えるのが、丁度同じ頃合いなものですから。お互いに大変ですね、と一休みしながら他愛もないおしゃべりをするのがいつものことになっていたのです。まあ彼はそんなに多弁なほうではないので、シオンが何か話題を持ち出すのに、二言・三言短く答えるだけなのが殆どですけれど。たまには話を切り出すことだってあるのです。
 ともあれ今日も、そんな日で。お茶を飲みつつのんびりしていましたら、仁がふと思い出したように呟きました。

「しかし、こんな生活では、法事もできんな」
 ことりとお湯飲みを置いて、ふうと小さな溜め息一つ。ちょっぴりしゅんみりして見えます。普段は常に凛として、気を張っている風ですのに、ちょっと表情を緩めるだけで、彼は随分子供っぽく見える時があるのです。けれどシオンがきょとんとしたのは仁の相貌ではなく、言葉の内容でした。微妙に聞き覚えのある単語を、思わぬ形で耳にして、軽く口の端がひきつりそうになりました。
「ほ、法事ですか…」
「ああ。祖父の法事だ。もうすぐ時期のはずなんだが」
「え?でもおじいさんって…」
 彼の口から『祖父』という言葉が出てきて。当然真っ先にシオンの脳裏に思い浮かぶのは、あの超元気で超丈夫なとっくに還暦過ぎたはずの、某財閥総帥です。
 シオンの反応に、敢えて名前を言わずとも誰のことを考えているのかすぐさま分かったのでしょう。少しむくれたようにして、すぐさま憎むべき相手の存在を打ち消そうとします。
「―…母方の祖父だ」
「あ。そ、そうですよね」
「忌々しいことに、あいつはそう簡単には死んでくれん」
「もんのすっごくお元気ですもんね……」
 静寂がのたりとその場をゆるゆる占拠しようとしてきます。確かにちょっぴり間の悪い沈黙ではありました。身内の話題は、仁にとって禁句みたいなものですから。けれども二人はお茶のみ仲間、沈黙にびくびくしてしまうような、かたっくるしい関係でもありませんので、シオンは先程気になった単語について、新しく話題を展開し始めます。もとから探究心旺盛なので、知らないことを知ることに、興味津々なのでしょう。お湯飲みを両手でつつみこむようにして持ちながら、感慨深げに漏らします。
「そっか…仁さんの時代では、まだ法事って、現役の行事なんですね……」
「行事というほど華々しいものじゃない。しかし故人の供養はきちんとしないとな」
「私たちの世界だと、もう古代の儀式扱いなんです。知ってる人の方が少ないような」
「?なら何故あんたは知っているんだ」
「う。」
 痛いところを突かれ、ぎくりと身を強張らせます。そのひきつった笑みを見て、仁はすぐさまぴんときました。シオンがこういう反応を示すこといったらそうそう沢山はありません。中でも、彼自身と同じ名前だという年の離れた兄とは、ぎくしゃくした関係なのだとシオン本人からこのお茶の席で何度も耳にしています。嫌い、というのではなく純粋に苦手だという兄、本にばかり埋もれていて他のことをちっとも考えてくれないとよく零しています。けれど話題に上がるということは、それだけ気にしているということで。仁にはよく分からないながらも、仲違いの原因が一つでも解決されれば、兄妹の関係は良好になるのでは、などと内心思っていたくらいです。博識だけれど苦手な兄。未来の人間ならば大多数が知らないような古い習慣を知っていて、それをシオンが聞かされたということかと推測します。
 この考えが間違いかどうか訊ねる前に、シオンが急かされるように口を開きました。それは仁の考えに正解の判を押すようなものでした。
「だ、だって口実に決まってるんですよ!『法事だから帰って来い』だなんて!確かに何年も実家には帰ってません、でも仕事が忙しいからっていうのは事実です!……多少誇張したかもしれませんけど」
「だが、先延ばしにし続けられることでもないだろう」
「分かってるんですけど、つい……」
 今度はシオンがしゅんみりしてしまう番でした。困り果てたように眉を下げた表情は、まるで叱られた少女のよう。元々童顔なのも手伝って、先程の仁など比べ物にならないくらい、幼くみえています。それがなんだか妙におかしく思えてしまって、そこはかとない微笑を誘われてしまいます。
 仁の家庭は何せああいう状況なので、身内に対してシオンの抱く『嫌いではないけれど苦手』という感覚がどうにもぴんときません。顔をあわせるたびに殴り合いやら殺し合いなのもどうかと思われますが。ともあれ、話に聞いているだけとはいえ、シオンの兄が妹を思い遣っている様子は簡単に窺い知れますし、シオンがどうにか兄への苦手意識を克服したいと努力しているのも理解できます。お互いにお互いをおもいあっているというのに、それが擦れ違ってしまっているのは、どうにも惜しい話です。
 何度も言うようですが、仁の家庭はなにせああいう状況です。和解などできるはずもないと彼は固く信じていますし、そもそも他の二人の頭に和解なんて言葉はないでしょう。考えるだけ無駄です。ですからなおのこと。もう少しで上手くいきそうな家庭があるのなら、そこを応援したいと仁が考えてもそれは自然な発想でしょう。自分ではきっと叶わない。だからせめてよその家くらいはと。
「とにかく、一度試しに帰ってみてはどうだ?」
「う…うーん…」
「お兄さんは喜ぶのだろうし、それに何より、先祖は敬うべきだと俺は思う」
「そう…です、ね」
「ああ。せっかく家族がいるのだから、大切にした方が良い――…?」
 シオンに帰省を促すべく、説得めいた言葉を口にして。やや困惑しながらも、仁に言われ、彼女もたまには帰るべきなのだろうかと考え始めます。そして彼女から見れば遥か昔の風習に則って、祖先を敬い悼む気持ちを忘れずにいる仁に敬意を表し、彼の提案を受け入れようとしました。上手くいったかと内心思った仁は、ふとおかしなことに気付きました。さっきまで神妙な面持ちで彼の言葉に耳を傾けていたシオンが、一瞬瞳をぱちくり見開いたかと思うと、次にはゆっくりにこりと満面の笑みを灯したのです。
 あまりにもいきなりな表情変化に、どうしたのだろうと彼は不思議に思います。けれどもシオンはくすくすと、口元に手を添えて、最早零れ出る笑い声を隠そうともしません。彼女にしてみれば、気付いていないのは、仁のほうなのです。
「そうですね。家族がいるんですから、大切にしなくちゃですよね」
 ほんのり悪戯っぽく紡がれた声に、仁は、あ、と声に出してしまいそうになります。漸く気付いてくれた、とばかりにシオンはにっこり大輪の微笑。
「だから、仁さんもご家族と仲良くされなきゃダメですよ?」

 どうやらやぶへびだったようです。慣れない過剰なおしゃべりはするもんじゃあありませんね。会話の流れ上、仁にシオンの提案を無碍にすることはできませんでした。おっそろしく渋々の嫌々ではありましたが、『……努力する』ということで、シオンの許しを貰えたのでした。
 このお茶会以降、おじいちゃんの手の届かない場所にあるおしょうゆだのきゅうすだのを無言のまま無愛想に突き出すお孫さんの姿が時々目撃されるようになりました。これだけでもたいした進歩です。決死の努力を行ったのでしょう。そして更に、そしてシオンの目の届く範囲にて、お孫さんがおじいちゃんに戦いをふっかけるようなことも、なりをひそめたとのことです。
 女のコにおしゃべりで挑むときは、十二分にお気をつけなされということですね新世界。



2006年04月13日(木) 『お茶目でささやかないたずらなんてお手の物です新世界』



サーガDSはどうしてあんなに評判が良いのですかどういうことですか。
そしてこういうときに限ってなんでDS本体はどこにもないんですかどういうことですか。


こんばんわ、でもLiteより旧のホワイトが欲しいもえぎです。
んー…Liteはなんとなく安っぽい感じがして、好きくありません。
でもそろそろ、そんな文句やわがままは言ってられない状況でしょうか。
来週にはマザー3が出ちゃいますよ。しかも大神と発売日一緒ですよ。
久し振りに新作ソフトをその日に買おうとしたらこんな事態ですか。
うう、大神。普段アクション系は頑として触らないわたしが敢えて買おうとしたのに。
理由はひたすらにわんこが可愛いからです。単純です。
わたしはアマテラスが走るだけでもだえるほどときめいたアホです。
わんこ好きには殺人的ソフトとなるでしょう。グッジョブクローバースタジオ。
あ!クローバースタジオってことはカプコンなのですよね。
ということは、ナムカプ次回作にアマテラス出たらどうでしょう!(笑)
今回は魍魎界がどうも影薄い気がしたので、そこを大神で強化。
いっそ戦国BASARAという手もありますが、もう収拾つかなくなりそうですね……。
む。は、話を戻しましょう。ともあれDSなのです。今更言っても遅いのです。
一時期『糸井ダーリン、マザー3予定延びてくれませんか…』なんてことも思いました。
けれどそれはもう不可能。マザー3と大神が重なるのは避けられません。
そしてサーガDSがしたいのです。したいったらしたいのです。あああああもう。
先日紺堂嬢がバイト先からぱくってきてくれたジブリDVDで癒されます。
ジブリの、カプセルさんのPVです!空飛ぶ都市計画!SF三部作のラストー。
でも一番好きなのはポータブル空港です。だって可愛いんですもん。
主人公の女の子が余りにシトリン似なのに驚愕したものです。
気になる方はジブリショート・ショートのDVDをどうぞです。
あれはこしじまとしこさん
(カプセルのボーカルさん。完全無欠のキューティードール)ではなく、
こしじまシトこと呼んだ方が正しいのでは、というくらいシトリンそっくりです。
途中から黒髪の男の子と良い感じになったりしますしね(笑)
――ぺらぺらとファッション・ア・ラ・モードな雑誌を眺めていたら、
とっても素敵な帽子をみつけました。
どこのかしらと見てみたらパリのもの。それじゃあお出かけしてみましょう。
パパに頼んでVIP専用パスを借り、気軽に赴くポータブル空港。
素敵な帽子を探すため、ちょっとパリまで――
しとこーーーー!

なんか悔しかったり愛しかったり切なかったり心強くなかったりするのでナプコン逃避。
意味が分かりませんが取り敢えずそういうことなのです。
やー、ほんと書いても書いてもネタがちっともつきません。
そんなこんなでちらほら書き続けていたら、ついに新世界話が十本になっちゃいました。
でも全然数書いた気は皆無なのですよ。
出してないキャラがたっぷりだからでしょうか。
全員書くなんて大仕事です。多いので。
日記にあげているのは本当にリハビリ用の軽いアホ話です。
きちんとした、やや長めのナプコン話は一つ書きかけがあるだけです。
ちょっと悩んだので置いているのです。最初に書こうとした仁さんとシオンさんの話(笑)
ながーいのは、もう一つくらい書きたかったりします。
でも中身はアホ話です。
ただ。登場人物をむさむさ多くして、女の子書きまくりたいだけです。
女の子のおしゃれ話!
みんなでモリガンのお城にお泊りとかして服とか借りてわいわいなのです。
そいで最後は枕投げで締めくくられるのです。あんたナプコンガールズを何だと。
お互いの衣装交換しても楽しそう…でもシオンさんがモリガンのとかは反則だからダメ。
やっぱり一番人気はシルフィーの服でしょうかね?そしてフェリシアは裸ですしねえあれ。
タキさんやひろみさんも危ないなあ…
モリガンがずば抜けて危険な衣装なのは変わりませんけれど。
おおうまた話それてますよ!BGMさえもナプコンだからいけないのでしょうか。
もうサントラが来てから、わたしの部屋に新世界が絶えることはないですよ。
大好きです新世界ー。らー。
で、結局新世界ラブにいつもどおり話はおさまりながら、
今日も新世界話いってみましょう。
やはりわたしはシオンさんと仁さんが大好きなようです。
明日から仁さん連続出演が決定してしまっています。色々書いちゃいました。
で、今日のは一度前に寝かしたことのあるお話です。趣味に走りすぎたかと思いまして。
けれど、こういうのもありかなーと思い、ちょっと修正して完成させました。
あのしっちゃかめっちゃかなメンバーの中で、仁さんとシオンさんの関係が好きなのです。
ラブとかじゃなくて、なかよしさんですこしほっこりした感じ。
どちらも良識人で子供に優しい方々です。
『あんたの妄想だよ』とかそこ仰いませんように。
たまにはいたずら。たまには良いことです。もっとはしゃいで良いくらいです。
個人的なイメージなのですが、桃ちゃんフェリシアレイレイのラブ話好き三人娘と、
元気一杯さくらちゃんと、末っ子な感じのモモちゃんは、いつも一緒にいそうです。
さくらちゃんがいる以上かりんちゃんも混じっても良いですし、小牟もかな?
それで色んなお喋りできゃらきゃら盛り上がっていそうな。
ラブ話限定で、モリガンやマスヨさんも混じっても良さそうです。
モモちゃん、お姉さんがたくさんできてよかったねえ、な気持ちです。
今日のお話はそんな風。お姉さんたちにまじってモモちが決行してもらったこと。
……最近本当にナプコン書くの吹っ切れてきてますね(苦笑)





『お茶目でささやかないたずらなんてお手の物です新世界』

「ね?ね?お願いっ、協力してフーバー君!」
「僕は構いましぇんけど……」
 女子高生を中心としたと数人と、赤ん坊との間で、ちょっぴりこそこそ密約が交わされたのは、ほんの少し前のことでした。

「シオンさんシオンさん、ちょっとこっちに来てください!」
「?どうしたの、モモちゃん」
 一方では、にこにこ顔の少女に腕を取られ、連れてこられるママたる主任。何をするのか一切教えてくれないのを、少し不思議には思うのだけれど。余りにモモがご機嫌で、嬉しそうなものだから。幸福とはいいがたい状況に置かれ続けてきたレアリエンの少女が、心から楽しそうにくすくすと笑い声を零しながら促してくる様子が、なんだかこちらも大変嬉しくて。つい胸があたたかくなって、笑みを誘われてしまってしかたがなくって。逆らいようもなく、連れられてゆく。
「仁さん、あの、ちょっとこっちに来てくれませんか?」
「構わないが……」
 一方では、栗色の髪をしたミュージカルスターにお願いされて、後をついてゆく青年。随分と背の違う、うんと高い場所にある相手の顔を見上げながら懇願してくる少女の一生懸命なさまを無碍にするわけにもいかず、何だろうとは思いつつも歩みを進める。元から饒舌な方ではないので、何の用事なのかと問いかけるよりも、自分の中で推測を開始した。いつもは舞台で大活躍な桃だが、戦いに関してはまだ日も浅い。時には仁の稽古の見学をさせて欲しいと申し出られたり、時には実際に空手の基礎を教えたりしていたので、今回もそういうことなのだろうかと思っていた。もしくは高い場所にある荷物が取れないとか、などなど考えながらも、連れられてゆく。

 そして、廊下を曲がると。ばったり四人が出くわした。
「え?」
「?」
 二つの廊下が交わるT字路。その真ん中で、同じように少女に連れられている人物の姿を認めて、連れられている本人二人は、何だろうときょとんとする。
 けれど当の二人を連れてきた、少女二名はすぐさまさあっとシオンと仁から離れると、二人の真正面に立ってみせる。どうやら他にも何人かメンバーがいるらしい。けれどもそのT字路には窓があって、シオンと仁の立ち位置からは思いっきり逆光になっており、誰がいるのかという判別は咄嗟にできない。
「はいっ、シオンさん!」
「え?え?」
 どういうことなのか全く状況が掴めていないシオンの前へさくらがやってくると、抱きかかえていたものをどうぞ!と手渡す。不受理不可。更に勢いにも押されてしまい、困惑気味な腕に託され、シオンの胸の前にちょこんとおさまったのはコマンドーチームの頭脳、フーバーだった。
「フーバー君?一体どういう……?」
「シーオンっ、仁もっ!こっち見るアルー!」
「ほらほらシオンちゃん顔上げてぇ!」
「シオンしゃん、仁しゃん、ごめんでしゅ…」
 次々にかけられる声、声、声。きゃらきゃらと楽しそうで、ちょっぴり企みめいてはいるけれども、影なんてものはてんで存在しない、女の子たちのキラキラした笑い声。そんな声と、頭に疑問符載せた声、視線を促す声、声には出されていない声、こっそりした謝罪の声がこんぐらがってからまって。なにがなにやらしっちゃかめっちゃかなT字路に、瞬間、強い光が満ちた。

 ぼぉんっ!ぱしゃり、かちゃり。ぴろりろりん♪

「な、何?」
「携帯……?」
 フーバーを抱えたまま、まだ状況が把握できていないシオンの横で、仁がぽつりと呟いた。目の前で満面の笑顔でにっこにこしている女の子の集団、彼女たちの幾人かが手にしている端末の姿を認めての言葉だった。それぞれが属する世界の技術水準が異なる所為で、シオンはまだどうもぴんときていないようだが、彼は薄々何が起こったのかを理解し始めていた。
「やったあ!作戦成功だね!」
「大成功です!」
「フーバー君、ありがとう!」
「うんうん、なっかなかいいショットになったアルぅ♪」
「にゃははは!ほんとばっちしだね!」
 口々に任務達成を祝いあう彼女たちの手には、形は違えど同じ機能を持つものたちがしっかりとおさまっていた。今にもハイタッチではしゃぎあいそうなさくらやフェリシアや桃は携帯電話、ぴょいこら跳ねそうな勢いで喜んでいるモモは一眼レフのレトロなカメラ、レイレイはどういうわけだか片手に巨大なフラッシュを持ち昔の新聞記者みたいにでっかいカメラを担いでいる。ここまでくると、彼女たちの目的が何であったかは一目瞭然。成る程さっきの閃光はフラッシュだったのかと得心した仁と、まだよく分かっていないシオンの元へ彼女たちがやってきて、いたずらっ子の顔でごめんなさい、と一言謝ってから、微笑んだ。
「きっとぴったりだと思ったんです!」
 向日葵もかくやの笑顔で言い切ったさくらが、撮影したての画像を、ひょこりと二人の前に差し出した。何かしらとフーバーを抱いたシオンと、彼女につられた仁が携帯の小さい画面を覗き込むと同時に、モモが屈託のない笑顔で歓声をあげた。
「パパとママみたいです!」
 眼鏡越しの瞳を丸くしたシオンと、咄嗟にこめかみをおさえてしまいそうになった仁の前には、赤ちゃんを腕に抱いた若夫婦のような情景が切り取られていた。

「……何をするかと思えば」
「えぇーっ、家庭的でいい写真ですよ。あたしこのためにフーバー君に頼みに行ったんです!」
「そうアルよ仁!この艦のメンツで父母役がつとまりそうなのはあんたたちくらいなワケ」
「せっかくモモちゃんが思いついたから、実行してみたのにい」
 あきれたように仁がもらすと、すぐさま側から猛反撃があった。しかも複数が同時になので、歴戦のつわものたる彼も、思わず怯んでしまいかけた。女の子の勢いというものは、この世のありとあらゆるものを飲み込みかねないほどの何かがある。世界征服だってできるんじゃないかと荒唐無稽な考えが仁の脳裏をよぎりかけたが、ふと彼はある光景に気付いた。先程、自分と同じくまんまと乗せられたシオンの反応は彼とは異なっており、フーバーを抱えたまま、ひょこりとモモの傍らに身を屈めているのだ。何をしているのかと思えば、モモの持っているカメラに視線を注いでいる。
「モモちゃんが写真を撮るの、考えたの?」
「はい!ここって…沢山の人がいて、まるで家族みたいに思えたんです。それで、家族ならパパとママがいなくちゃいけないでしょう?だからもし…パパとママがいるなら、どなたでしょうってお喋りしてたら、ジンさんとシオンさんがいいってことになったんです。ならせっかく思いついたんだから写真にしてみよう!ってさくらさんたちが言ってくれたんです」
「そう。モモちゃんのこれ…カメラ、よね?どうしたの?」
「レイレイさんからお借りしたんです。フェリシアさんたちの時代は、こういうカメラなんですって」
「ふふ。楽しそうね、モモちゃん?」
「はい!モモ、とっても楽しかったです!!」
「フーバー君にはごめんなさいね、貴方の知能指数を考えるとこんな扱いって…」
「たまには赤ん坊らしく扱われるにも良いもんでしゅよ。それにシオンしゃんみたいに才色兼備なママなら大歓迎でしゅね!」
「まあ」
 怒るでもなく、あきれるでもなく。こんないたずらみたいなことを初めてした少女の純粋な喜びを、微笑みながら見つめてやる。モモが人間ではないという話は仁も聞いて知っている。だが彼女の戸籍上の両親について、詳しくは知らなかった。ゆえに『パパとママ』という言葉に関して、事情が複雑に入り組んだ上でも強い思い入れを抱いているモモが、擬似的な父母の写真を撮ったと嬉しそうに笑うことのよろこばしさを、シオンのように理解できたわけではなかった。ただ、何故これほど喜べるのだろうと、ほんのり微笑ましさを抱きながら見ていた。
 こんなことで役に立てたのならいいか、と帰結し始めた仁の考えへ、ふとした会話が不安を投げかけた。
「昔の技術…ふうん、解像度なんかのレベルは低いけれど、面白いわねこれ」
「でしょう?あ、シオンさん。よければあたしの携帯で撮った画像、送りましょうか?」
「そうね。私、コネクションギアなら持ってるし、そっちに画像落としてみましょう」
「わあ、ジギーたちへお土産になりますね!」
 わいわいと機器をいじり始めるシオンたちの遣り取りは、後日ある形で実を結んだ。


 嫌な予感ほど的中するというもので。数日後、シオンやモモの超未来組の技術により、格段に鮮明となった例の画像は、あろうことかプリントアウトされて女子部屋やら食堂やらに飾られてしまった。作戦遂行メンバーは大喜びで、中でもモモの喜び方は飛びぬけていた。
 が。これにより仁は、ありとあらゆるメンバーから、笑われたりからかわれたり励まされたり微笑ましげに見られたりなどなど、ありとあらゆる感想を貰うこととなった。因みに最も彼の癇に障ったのは、憎むべき祖父の空の果てまで轟き渡りそうな豪快すぎる爆笑だった。
 そしてシオンはと言うと、モモが喜ぶだろうと思いしたまでだったのだが、自分がひやかされることは想定していなかったらしい。いくらなんでも容易に推測できるだろうと思われるが、ヴェクターの才媛はおかしなところで鈍かったりするのだ。からかわれるたび顔を真っ赤にしていたが、時既に遅し。すっかりママのポジションが確定してしまった。
 けれど―…モモの手にした一葉は、ずっとずっと大切に宝物として、残り続けることとなった。

 たまにはこんなささやかないたずらも。ほんのちょっぴりしたことで一人の少女がしあわせになれたのだから、少しだけは恥ずかしいのも我慢してください。ねえ、してくださいますよね新世界?


 でも。ね。
 この画像がもたらした最大にして空前絶後の被害は、遥かな未来、お土産と称してそれを特に説明もなく見せられた、某巨大企業の副主任のガラスのハートのひび割れっぷりだろうというお話。
 愛しい人がみどりごを腕に、知らない男の側に寄りそう。驚いて少し開かれた唇は喜びにはにかんでいるように彼には見えた。傍らの青年の戸惑いを含んだ表情は明るい未来に向けて若い希望に満ちた微笑に見えた。というか彼にだけそう見えた。
 まあね。こんくらいの被害は想定内のおつもりでしょう、あなたのことです新世界。



2006年04月12日(水) 『それでも優しいものだけは変わらないのでしょう新世界』



ナルニアを見てきましたー。ディズニーなので、大丈夫かしらと思っていたのですけれど。
毒にも薬にもならないものにはなっていなくて安心しました。


こんばんわ、ちゃんとアスラン惨殺シーンはありました。もえぎです。
あの場面どうするんだろ…と思っていましたが、削除ではありませんでした。
戦闘シーンもなかなか楽しかったですし、そしてルーは可愛かったです。
ただわたし、どういうわけだかルーは赤毛だと思い込んでいました。黒髪なのですね。
(赤毛のルーはショコラの原作版でしょうに…)
良かったのです。良かったのですが。
―…これからのことを思うと、かなしくて、そこはかとなく切なくて、なりません。
スーは。スーは…。
でもお菓子がおいしそうだったのでよしとしましょう(何それ)おかしー、おかしー。
タムナスさんもビーバーさんも可愛かったです。
あと二刀流のケンタウロスがかっこよすぎてどうしようかと思いました。
一人で内心『クロスナイト…!クロスナイト……!!』ってなってました。アホです。
そしてこともあろうにアスランをふかふかしたいと思ってしまったのは秘密です。

アスラン、及びアッシュという名前は、とても好きです。同時に悲しくもありますが。
この名前は誰にも使って欲しくないなんて、傲慢なことさえ考えてしまうくらいです。
けれど偉大な王たるナルニアのアスランは使っても良いのだろうと納得してしまいました。
でも、それ以外では出来れば使って欲しくのない名前です。
わたしの知った、最初の『アスラン』はあの彼だけ。
夜明けの翡翠たる、孤高な山猫。傷ついてかなしくて戦って奇跡のように生きた人。
彼はたくさんのものを持っていましたが、残っているものは僅かです。
あれほど懸命に生きたというのに。
ですから。どうか。
彼の愛する人が親しみや愛情を込めて呼んだ彼の名前だけでも。
せめて、彼だけのものであって欲しいと願うのです。

さあてちょっぴりしんみりなんてするはずもなく、懲りないもえぎさんは今日も新世界です。
紺堂嬢には『もうリハビリいいんじゃあ』とあきれられるくらいです。
それでもまだ書いてるのですからアホとしか言いようがありませんね。
しかも今また書いてるのなんて、鉄拳5の仁さんED絡めたお話ですよ?(笑)
あの、殺人的にかっこいい仁さんのやつです。見た時はどうしようかと思いました。
『う…ああああん仁さんそんなん悲しいようお母さん悲しむよう……でもものっそいかっこいいようわあああん』
と、なったやつです。あの仁さんのかっこよさは破壊的だと思います。何あれ。
まあ部屋のセンスは最悪でしたが、あれはおじいちゃんの趣味なのでしょう。
鉄拳5、仁さんEDの後日談。ちょっぴり救いを求めて更に新世界もまぜてみました。
なんでもできる新世界クオリティ万歳です。
そして今日は、先日言うておりました、キングさんとフェリシアのお話。
ナプコンで、本当の意味でナムコクロスカプコンしてるのはこのペアだけなのです。
カプコンキャラとナムコキャラがタッグを組んでいる唯一のユニット。
二人とも孤児院を経営しているという共通点があります。
それゆえ『ペアにしよう!』と考え付いたスタッフさまは偉いと思います。
ちぐはぐに見えて、なかなか可愛い素敵なペアです。お陰でキングさん大好きです。
きちんとナプコンにおける、キングさんの名台詞も入れておきました(笑)





『それでも優しいものだけは変わらないのでしょう新世界』

 なんやかんやと騒ぎがあったので、世界的に有名なミュージカルスターとプロレスラーも、タッグを組んで新世界な戦いへと身を投じることとなりました。まあでもそもそも戦いには慣れている二人なのでちっとも問題はありません。ないのです。――ないはずでしたが。

「あぁーっ!もう、ダメだってばキングさん!!」
 敵を倒して一息ついて。やれやれと思いながらも、ついいつもの癖で勝ちポーズを決めてしまったキングに、傍らから鋭い批難の声があがります。その声の主が誰かなど、考えるまでも見るまでもありません。きゅうきょタッグを組むことになった当のお相手、フェリシアです。
 けれどもキングには批難される理由が分かりません。敵はやっつけましたし、それにより味方の負担は減りました。フェリシアが喜んだりはしゃいだりするのなら分かりますが、ぶうぶう言う理由がありません。戦う神父さんはくるりと振り返ると、マスクの奥からややくぐもった声で問います。
『何がだ、フェリシア』
「何がって…決まってるじゃない!キングさんの決めポーズっ」
『?ああ、これはいつもの癖でしてしまっただけだが』
「だぁーからっ、そのポーズがダメなの!」
 天真爛漫なキャットウーマンが、珍しく厳しい表情で―それでも全体に漂う愛らしい雰囲気が損なわれることはありませんが―キングに詰め寄ると、今ひとつどういうことなのか掴めていないパートナーに、大きな猫の手の、肉球ぷにぷにな指をびしりと突き出します。
「キングさんは神父さんでしょ!そんな、指で喉を掻っ切って、親指を地面に向けるようなパフォーマンスはしちゃダメ!」
 むう、と不満げに言われ、ああそういうことかと、彼はやっと得心がいきました。成る程。確かにあの仕草は、聖職にある者にしてはかなりぎょっとするようなポーズかもしれません。同じく孤児院を経営しているフェリシアが反対するのも頷けますが、キングにだって言い分があります。
『フェリシア。私は神父でもあるが、プロレスラーでもある。子供たちを養うために戦わなければならない。それにこのパフォーマンスは、師が教えてくれたものであって…』
「プロレスラーだけど神父さんでしょ。大好きな神父さまがそんなことしてる、なんて知ったら、子供たち悲しむよ?それにキングさん優しいのに…すっごく優しいのに……そりゃあいつもはキバむき出しにして怒ってるみたいだけどさあ」
『……これはマスクだ』
「でもでも!もうそんなパフォーマンスしちゃダメだよ、子供たち泣いちゃうよ!?」
『そういうわけにもいかんのだ』
「う…うにゃぁ〜…」
 敬愛する師から受け継いだ大切なものなのだと、淡々と説明を続けてゆくうちに、フェリシアのしっぽが徐々にしゅんみりと下がってゆきます。見るからに分かりやすい落ち込みかたに、少々キングの胸も痛みますが、こればかりは仕方あるまいと自分に言い聞かせます。
 気持ちは嬉しいがすまない、と一言謝ろうと思いマスクの奥の口を開こうとしました。が。

「うぅ…わぁああああああん!!」
 なんと突然、フェリシアのキラキラしたエメラルドの瞳いっぱいに涙が盛り上がったかと思うと、その場にぺたりと座り込み、傍目など気にせず大声で泣き出してしまいました。これには流石の神父さんもびっくりです。いつも元気一杯、みんなを励ますような茶目っ気たっぷりの笑顔に満ちた表情に、ほろほろと大粒の涙を零れ落ちてゆきます。驚き慌て、内心狼狽してしまっているキングの前で、フェリシアの泣き声はやむことがなく、おっきな両手を目元に当てながらもわあわあと泣き続けます。
『フェ、フェリシア』
「あああああん!そんなことしてたら、キングさん子供たちに怖がられちゃうよう、嫌われちゃうよう!」
『私の正体を子供たちは知らないし、私は気にしていない』
「キングさん子供たちが大好きなのに、その子供たちから嫌われちゃうなんて、悲しすぎるにゃあ!」
『お前の気持ちは嬉しい。だが、私はそれを承知の上でリングに上がっている』
「うあああああん!キングさん怒ってるぅううう!キバぴかぴかしてるううううう!!」
『いやだからこれはマスクだと』
「うぇええええええん!」
『―…分かった、お前と組んでいる間は、あの勝ちポーズは封印しよう』
「…でも癖なんでしょう?」
『癖でも出さないように努力する』
「えっく…うう、本当に?」
『ああ。約束しよう。お前が望むのなら神に誓っても良い。だからもう、そんなに泣くな』
 キングが譲歩案を提示し、更には信じる神までも持ち出しました。いかな歴戦の猛者とはいえ、女の子や子供の涙には勝てません。いまだほとほと涙を落とし続けるフェリシアの顔を覗き込むように、ややしゃがみながらあやすみたいに口にすると、目を真っ赤にしたまま、まだしゃくりあげている彼女がじいっと見上げてきます。
 そうして、次の瞬間。
「…………うんっ♪」
 にぱ、と、ころり満面の笑顔。今泣いたカラスがなんとやら。今泣いた猫がなんとやら?勝ち誇った子供の笑みに、キングはやっと彼女が『ミュージカル女優』であることを思い出しました。やられた…と思いこめかみを押さえますが、そんなに悪い気はしません。マスクの奥に浮かべられた表情は、仕方ないな、と言わんばかりの微苦笑でした。フェリシアはフェリシアなりに、同じ孤児院経営者である心優しい戦う神父さんを思い遣っているのですから。
「えへ。これで安心だね」
『……流石女優だな』
「ふっふ〜♪でもね、思ってたことはほんとだよ。子供たちも、あたしも、キングさん大好きだもん!」
『全米一のミュージカルスターからのファンコールとは、光栄だ』
「いつかキングさんも、あたしの舞台に出てね!ちゃあんと役は用意しておくから!」
『うむ』
 にゃあにゃあとじゃれつくように腕や背中にくっついてくるフェリシアを、キングは揺らぎもせずに受け止めてやりながら、おかしな獣な優しい二人は一緒に行きます。

 新世界はおかしなもので。けれども時には優しいもので。優しいものに人も獣も関係ありません。何もかもがしっちゃかめっちゃかでありながらも、優しいものはそうしてそこにあるのです。多分、懐が深いとかそういう問題ではないのでしょうが、まあ良くはありませんでしょうか?
 あ。因みに。後日パーティーインしたキングさんの尊敬するお師匠さんも、なにせ当のポーズの本家だけに、ついフェリシアの前であの仕草をしてしまいました。そして同じような泣き落とし作戦が決行され、悪の華と讃えられた名ヒールも、女の子の涙には勝てませんでした。けれどもこちらは元祖な本元、いくら意識してもどうしてもやってしまうのでした。そしてそのたび涙目のフェリシアを宥めるのは師弟二人のお仕事です。けれどアーマーキングのお師匠さんもうんとこさ努力して、どうにかプリーズヘルプミーの時だけは出さないようにしているそうです。
 女のコは世界最強、ううん、きっと宇宙最強。どれだけ強かろうが権力があろうがなんだろうが、かなうわけがないのです。そういうものですよね新世界?



2006年04月11日(火) 『フェイントかましながらも腐れ縁は途切れないのさ新世界』



はちみつおやつを作ろうとしました。はちみつがないと気付きました。
……やられました。京都いるときに買いだめときゃ良かったです。はちみつー。


こんばんわ、そして結局新世界。もえぎです。
ほんまに懲りる気ありませんねこの人。
しかも今日一日で新世界話書きかけ一本仕上げて新しいの一本仕上げて。
更にもう一本書きかけのがあって、ネタとしては新しいのが三本浮かびました。
そして前々からある書きかけのがもう二本あります。
あんたどれだけ新世界できゃうきゃう書き続けるつもりなのか。
で、ふと気付いたのが、どれもこれも殆ど主人公を書いていないということ(笑)
零児さんたちも大好きなのですけれどね。
ただ、なにせナプコンは誰も彼もみぃんな大好きなので。
だからといってみんな書こうとしようもんならえらい人数になってしまいます。
女の子はみんな大好きでしょう?男性陣だってそうです。
仁さんもキングさんもガンツさんも一応デミトリも。あ、超戦士ーズだって!
他にも機械大好きもえぎさんとしてはモビちゃんだって見逃せません。
それにしてもなんかナムコ側のが多いような気がします。
今日だって、初めてキングさんを書いてみたのです!
鉄拳5とかTTやっといて良かったです。大変参考になりました。
やっぱりキングさんは可愛いです。かっこいいのではなく可愛いのです。
可愛くて優しいの神父さん。かーわーいーいぃー。

そんなこんなで、また書いちゃいました新世界。
どうやらリハビリに良いみたいですね新世界は。
なんかまだ…純粋に『書く』ということができる状態ではないようで。
(あれは一種の戦いですもんねえ)
ただ楽しんで、うきうきと。くすくすしながら書くよろこび。
それに今は身を浸してたゆたっていようと思います。
無茶したらまたいつものじんましんが出て倒れるのでしょうし。
ただでさえ先日は無理をしようとして体調不良で寝込みましたから。
ゆっくりじっくり。わたしは精神と肉体が繋がりすぎている。
だいすきなものがたくさんあるのはとてもしあわせなこと。
ですので今日は、わたしのだいすきなもの二つを組み合わせてみました。
ゼノと、ナプコン。この二つ。
なんかやったらモモちがおっとこまえになってしまったのは、ご愛嬌(笑)





『フェイントかましながらも腐れ縁は途切れないのさ新世界』

 時はエピ1、話は佳境。ファウンデーションが連邦反逆罪の嫌疑をかけられ、主要メンバーが軟禁されてる辺り。ラピス大尉の尋問という名の今後の対策が話されているところ。どうやったら疑いを晴らすだけの証拠を用意できるかとみんな頭を痛めています。これだけの状況ならばどう見てもサーガ話なのですが。ご安心を。こりもせずにやっぱりここから新世界ですので。
 ケイオスがデュランダルの汎用データベースは使えないかと提案し、大尉はそれに対しかぶりを振ります。そして溜め息を織り込めたような、声音で呟きます。それは意見というよりも、空を仰いでの願いにも似ていました。
「所有者であっても改ざんが出来ない、AAAクラスの公的プロテクトがかかっているようなシステムならあるいは――」
「ト、トリプルエイ!?そんなプロテクトがかかってるシステムなんてそうそうあるもんかよ。せいぜい連邦政府のマザーフレームか、U.M.N.のオペレーションシステムくらいのもんだろ?」
 とんでもない要求に、Jr.が素っ頓狂な声を上げる傍らで、シオンの瞳はふとある可能性を捉えて見開かれました。その考えは、夢見心地からゆっくりと、着実に確信へと到りました。そして彼女から遅れること数秒、同じ可能性に副主任も気付きました。
「ある――」
「え?」
「あるわ!」
「――あ!KOS-MOSか!!」
「KOS-MOSだって?」
 突然娘の名を叫んだシオンに、どういうことなのか状況が掴めないJr.が同じ言葉を反芻すると、ええ、と前置きをして彼女は迷いのない口調で語りだします。だがそれに比べ、アレンはまだ歯切れが悪いようです。シオンのように力強く言い切るには、あまりに不安定な方法であったし、規約違反も甚だしかったからです。
「KOS-MOSのデータベースは、ヴォークリンデでのグノーシスとの戦闘を記録してるわ。それを証拠として提出すれば」
「あ、でも。記録の複製を取るには、本社と連邦政府の二つのキーが要りますよ」
「エンセフェロン・ダイブで記録を追体験すれば、コネクションギアを通して複製が取れるわ!」
「そんな。ダイブの設備も無しに無理ですよ」
「調整槽の簡易ダイブモジュールでいけるわ!」
 この後も散々主任と副主任の間で、ああだこうだと言いあいが続きましたが、結局は他に手段はないし、事態は切迫しているということでこの方法が採られることとなりました。最後までアレンは渋っていましたが、最終的には他メンバーからの懇願もあり、やむをえず同意しました。
 そんなこんなで。KOS-MOSの調整槽まで辿りつき、不安定要素が多すぎる一世一代のエンセフェロン・ダイブは敢行されました。
 そして。そうして――


 辺りに広がるのは荒涼たる山肌。歩きやすくするためか、一応段のようなものは岩に刻まれていますが、かなり年季の入ったそれは所々が磨耗してしまっています。お世辞にもなだらかなピクニックコースとは呼べません。これではまるで、登るものに苦行を課そうとしているようなものです。
 そんな場所に放り込まれて、シオンは呆然と立ち尽くしていました。甦る記憶。知っている場所。けれどもそれは、とてもではありませんがヴォークリンデだと自分に言い聞かせるにはきつすぎる情景でした。覚えています。分かっています。この場所が本当にあの場所だと言うのならば、次にくるものは。
「うそ――」
 おそるおそる、周囲を見渡します。見慣れない赤い門が幾つも幾つも並んでいます。鳥居、と言うのだと兄と同じ名を持つ青年が教えてくれました。霊的な力を持つシンボルで、他にも桜舞い散る城の前でも見たことがありました。登山道は途切れている箇所もあり、深い谷底が覗いています。だというのに、その上に漂う雲を歩いて渡ることができ、おっかなびっくり足を進めたものです。そう。覚えています。ええ、うんとうんと覚えています。なら。なら。
 ぎこちなくこうべを巡らせ、ぎ、ぎ、ぎい、と視線を動かします。するとそこに控えていたのは。
「いや――――ぁあああっ!!」
 人間ほどの大きさをした、カエルの群れ。超、カエルの群れ。ぐぇーこぐぇーこ。
 シオンは頭をかかえて心の底からの悲鳴を上げました。内心、ああ一体いつになったらあの新世界から離れることができるのだろうと泣きたくなりながら。

 そのころ。エンセフェロン・ダイブに巻き込まれたとおぼしき、もう一つのグループ。ピンクやら紫やらいりまじった、おどろおどろしく重々しいとしか表現のしようのない、なにやらおかしな色をした空の下。ごぅんごぅんと重低音を響かせながら飛ぶ戦艦の甲板に、彼らは佇んでいました。どういうことやらちっとも把握できないJr.とジギーをさしおいて、モモは金色の瞳をぱちくりさせていました。
「そんな―馬鹿な――」
「モモ?」
「間違いありません――アロサウルス――」
「――なるほど。どうやら俺だけが幻覚を見ている訳ではないようだな。ここはどこだモモ?心当たりでもあるのか?」
「ええ――あります。これが幻覚でないのなら、そしてモモの記憶が正しければ、ここは――魔界のドルアーガの塔を爆撃した飛行戦艦バルログの甲板です」
「ま、魔界?おいモモ、なんかあそこ恐竜がいるぞ恐竜。撃つか?それになんかファンシーでラブリンな虹の橋がかかってるぞこれ。新手のテーマパークか」
「大変ですJr.さん、ジギー!急いでここから脱出しないと、この戦艦は墜落してしまいます!」
「だが脱出しようにも状況が掴めん上に、更に説明されても理解できん。どういう状況下にいたんだお前は」
「そうだな…脱出用ポッドみたいのも見当たらねえしな……てーかそもそもなんで俺らこんな場所に」
「大丈夫です!これに乗れば脱出は可能です!」
「…ってモモ!それカタパルトじゃねえか!お前使い方知ってんのか!?そもそもカタパルトってのは飛行機とかを射出するためのもんであって、普通の人間が使おうもんならただの命綱なしバンジージャンプとかパラシュートなしスカイダイビングだぞ!!」
「ここに『普通の人間』はいないぞ」
「そうですJr.さん!レアリエンとサイボーグとデザイナーズチャイルドです!どうとでもなります!」
「ならねえよ!飛び出した後どーすんだよ!わけわかんねえよ!!」
「結構楽しかったりするので平気ですよJr.さん!さあ、行きましょうジギー!」
「うむ」
「了承すんなよおっさん!こ、こらモモ引っ張るな!おいこれいったい上空何メートル…」
「行きます!一発必中ー!!」
「うわぁああああああああ!!?」


「じゃあ、ここはやっぱり新世界なの?」
「そう。あなたの意識の底に連綿と続く記憶の新世界――それをKOS-MOSが感じ取って再現しているの。この新世界はね、KOS-MOSの記憶でもあるのよ?」
「……そりゃそうだけれど……」


 結局最後はこうなるのです。逆らうだけ無駄なのです。何せエンセフェロン・ダイブしようとして渋谷のスクランブルにターイムスップリ(某忍者風発音)しちゃうような世界ですから。普通、説明されたって信じようがありませんし信じようとしたってわけがわからなさすぎます。最も正しいリアクションをしているのはちっさい代表理事なのですが、新世界の前においてそれはあまりにも無力すぎます。
 あなおそろしや新世界。されどたのしや新世界。そして落ちゆく三人はどうなるのか。あと、そもそもの問題として記憶の複製取れるのか。
 その答えは、KOS-MOSと新世界だけが知っている――



2006年04月10日(月) はちみつリップのタルトタタン気分



親戚のねえちゃんがはちみつのせっけんをくれました。
お陰で毎日元気にはちみつです。おふろあがりはちみつです。


こんばんわ、そうしていつかはちみつになってしまえたら。もえぎです。
いえ、こうも毎日はちみつでこしこし洗っておりましたら。
そのうちはちみつが肌にしみついたままになるのではとかほんのり思います。
だとしたら、さぞかし素敵でしょうに!
明日はまたも雨のようですし、はちみつついでにはちみつおやつでもしましょうか。
はちみつクッキーでも作って、隣のおさななじみにお裾分けなど。
こないだ『おいしいクッキーがあるからおいでー』とおよばれしたばかりなのです。
おかえしおかえし。カウンター(違)

そうこうしている間にも、まだまだわたしは新世界です。こりません。
ふと気がつくと、三周目に入ってるって何。
しかも『ちょっと触るだけ…』とか思ってやってるうちに二十二話終了って何。
こんだけやっても飽きなくて楽しくてイベントごとにまだまだくすくすできるって何!
恐るべし新世界。恐るべしナプコン。
そりゃわたしも思わず鉄拳に手を出したりしちゃいますよ。
むー、ここ数ヶ月延々新世界新世界WOー言うてますが。
それでもまだまだ語りたいことがたくさんでうずうずします。
先日など、シオンさんのクイーンキッスで新しい台詞が聞けてキュンキュンしましたし。
なんでしたっけね。笑顔でウィンク、投げキッスしながら。
『クセになっちゃうかも♪』なんて仰るのですから(うろおぼえ)ああ可愛シオンさん。
ナプコンは、戦闘ごとに殆ど出撃メンバー決まってたりするのですけれど。
時々はメンバーをこちらで選択することができます。
けれど、そういうときって逆に困ってしまうのです。
みんな好きすぎて。誰も彼もが大好きすぎて。選ぶのがとっても大変なのです。
まあ所詮わたしはゼノっ子なので、サーガチームをひいきしてしまいますが…。
『えーと、まずシオンさんペアでしょう。そしてシオンさんが出るならばコスモスが出ないわけがない。当然仁さんは出して、あとデミトリとモリガンも出さなきゃ。スタンのペアもね!あ。遠距離組をはずすわけにはいかないから、マスヨさんペアね。そしてマスヨさんが出るのならタイゾウさんを出さないわけには。そしてクロノアくんとガンツさんペアも出さないわけには。デッドヒートスロットル大好き。さくらちゃんとかりんちゃんも出したいし春麗もそうやしタキさんもやしワルキューレだって!……って、ああ!!人数オーバー!?わーん、誰も削りたくないよう』
と。なってしまいます。
でもなんかこうして並べてみると、見事に女の子が多いですね。
わたしらしいというかなんというか。
まだまだ他にもフェリシアとキングさんペアとかシルフィーさんとか大好きですー。
で。やっぱり女の子ばっかり(笑)
明日からはこそこそ地道にナプコン語りでもしようと思います。
今更ですか。ですね。めふ。

あ。それにせっかく回して頂いたバトンにも答えないと!
usapinさんありがとうございます新世界(笑)



2006年04月08日(土) まあそれでも毎日飽きずに新世界してますが



みなさまおひさしぶりでございます。
ええ。ええ。またこりもせずに留守にしてしまっておりました。理由はただ。


こんばんわ、原因不明の体調不良で死にかけておりました。もえぎです。
前にも似た症状は経験していたので、今度も我慢でやり過ごそうとしたのですが。
なんかもう色々とメタメタになってきて耐えるのが無理になってきまして。
這うようにして病院へでかけ、終わるまで午前九時から午後四時までかかって。
色んなところ検査してもらって診察してもらって問診もこたえまくって。
結果。『原因不明』で片付けられ本気で倒れるかと思いました。
病院で倒れてどうするよと自分に言い聞かせ、どうにか踏み止まりました。
しかしやはりきつかったのか、途中から意識がおかしかったです。そしてむしょうに。
『ああ、仁さんが…仁さんの声がききたい…』
『飛び二段蹴り…うん、とびにだんげりがききたい…』
『でも必殺技発動時の、このしょうぶけっちゃくをつける、も好き…』
『発音の癖とか、声の流れ方がむやみにすき…』
『真空右回し突き…』
などと、朦朧としながら考えておりました。
敢えて細かくは申しませんが、とりあえずアホですね。
おくすりもらって家に帰ったら、すぐさまベッドに倒れ込みました。
少しづつ回復してきたら、仁さんのお声を聞いてほくほくしておりました(笑)
仁さんだいすきだあーーー。

ナプコン話、連続更新は止まっちゃいましたけれど。
一個書き上げたものはあるのです。ただちょっと気に入らないので寝かしてます。
そして書きかけが三本あります。
二本は仁シオで一本は飛竜シオです。
あんたどれだけシオンさん好きなのか(笑)
最近では仁さんとシオンさんが戦闘中に隣接するだけで幸せです。
まあ隣接ったってわたしが操作したからなんですけれどね。
ともあれ完成したらまたぽつぽつあげていこうと思います。
これでナプコンに興味を持ってくださる方がいらしたら嬉しいなあ。
えらく季節外れに時間もずれて布教してるよなあとか思っていたのですが。
なんと!ナプコンのベスト版が出るそうではないですか!
わあ。あながちわたしの布教タイミング間違ってませんでしたね。
ただ問題は、その発売時期。
六月の末って何(笑)
エピ3発売までほんの数日ですよ。サーガ好きさんにどないせよと。

サーガといえば…。
あの。ひとつだけ、質問をさせてください。
そしてどなたかよろしければ答えをくださいな。
答え次第で、わたしの行動は変わりそうです。
こほん。えとですね。










サーガDSにわたしの可愛いましろきおさなごアベルはいますか?










ネタバレを見に行く勇気もなく。ソフトを買う踏ん切りもつかず。
まごまごしていても本体はどこにも売っていない。
マザー3のためにも、手に入れなければですのに。
因みにわたしの持ってる任天堂携帯ゲームは、ゲームボーイですから。
白黒ですから。縦に長い、折れないやつですから。
ただでさえ評判が良いのです、サーガDS。
これでもしあの子がいようものなら、わたしは死に物狂いで探しますよ本体。
わたしのかわいいいとしいこども。
まちつづけたとしつきははちねんをこえ。



2006年04月01日(土) 『優しさがつらいときもあったりする新世界』



倒せない。倒せない。いくらやってもヘタレのまんま。
そうして今日も黙々とプラクティスモード……。


こんばんわ、格ゲーってどうやったら上達するんですか。もえぎです。
うう、どんだけやってもちっともマシになりませんよう。
EASYなのに。繰り返し申しますがEASY設定ですのに。
なんでこんなに勝てへんのようとしくしく言いながらやってます。
途中、悔しくて悲しくてカスタマイズに走ったり。
ちょっと気が変わってDEVIL WITHINをやってさらに挫折したり。
仁さん好きなのですよ。仁さんだいすきなのですよ。
でもこのヘタレはいっくらやっても仁さんに申し訳ないばかり。
アーケードヒストリーで鉄拳3をやってはレイのおじさんにボコられて。
半分ヤケになってぱんだ衣装のまんまストーリーモード飛び込んだり。
そんなことしてる時に限ってファイナルまで行けちゃったり。
シリアスな会話してても衣装がぱんだなので微笑ましかったり。
で。ひいおじいちゃんに返り討ちにあいまくったり。

ひいおじいちゃん何。ひいおじいちゃん何あれ。
おなかから火ぃ吹いたよひいおじいちゃん。アスタロトですかひいおじいちゃん。
何ですかわたしは魔界村にいるんですか。
側転もろくにできないわたしにどないせえというのですか(練習しなや…)
酷いですひいおじいちゃん。惨いですひいおじいちゃん。
こんなんじゃあわたし永遠にEDなんて見られませんよひいおじいちゃん。
ずっこい手段で全EDは見ましたけれど。
その影響でひいおじいちゃんもとても好きだったのですけれど。
……ひいおじいちゃんのいけず。
しくしくしくしく。どなたかわたしに上達のアドバイスください。

しくしくしつつ、本日の新世界をアップしたら特訓です。
昨日から一転、アホ話をお一つ。
デミトリファンの方はごめんなさいです。や、デミトリ好きなのですよ!
ただなんかわたしは歪んだ愛し方をしているらしいです。紺堂嬢によれば。
ナプコンは、女の子たちがとっても強いのです。力という意味ではなく。
協調性皆無な男性陣に代わって、はきはきてきぱき物事を運びます。
いっぺん、敵を見逃したリュウと仁さんにルーティが怒鳴る場面がありました。
『何してんのよ!』と叱られて、リュウが謝ってました。凄い光景でした。
さてさて今夜は短くゆるーい新世界。これをアップしたら特訓です。
何の?決まっています。
………………鉄拳の側転です。





『優しさがつらいときもあったりする新世界』

 おなかすいた。

 吸血鬼であるデミトリにとって、空腹とは勿論血液不足を指す。でもプライドが異様に高いので、自分からは言い出せない。根っからの俺様気質。もし空腹だと口に出そうものなら、何処からともなく聞きつけたモリガンにからかわれまくるに決まっている。だからここはこっそりと、この飢えと渇きを癒さなければならない。
 不幸中の幸いにして、ナムカプメンバーは大変な美女揃い。誰から吸っても恐らく美味だろう。デミトリとしては気が強い女性はあまりタイプではないので、少しくらい選り好みしても良いかもしれない、と思えるほどバラエティ豊かなメンバーばかり。ただ問題はこの場合別の場所にある。
 あのメンバーが果たしておとなしく吸われてくれるものか?
 ――シミュレートしてみよう。


・小牟→自分より年上。しかも狐。→却下
・M.O.M.O.→人間じゃない→もし襲ったとする→カウンター技発動→ノック・ザ・ドア→無理
・KOS-MOS→更に人間じゃない→一応襲っても→カウンター→マイクロミサイル発射→撃墜
・タキ→忍者→スキル『隠密行動』で逃げられる→又はカウンター・笹火雷鳴→不可
・わや姫→またも人間じゃない→襲うとしても→カウンター→天駆け乱れ手裏剣→命中
・ルーティ→ペアに未来の旦那さまがくっついている→カウンター・紅蓮剣→燃焼
・カイ→こちらもペアにラブラブな黄金の騎士が→かばわれるか回避・ハイパーシールド→断念
・マスヨ→波動銃くらうのが目に見えている→後、何処からともなく岩石落とし→潰滅
・ひろみ→かなり美味しそう→でもジャンプ回避→そしてデッドヒートスロットル→轢殺
・ワルキューレ→清らかすぎて吸ったら死にそう→回避
・サビーヌ→ある種同族に近い→それに英雄がペアでいる→カウンター・兜割り→撲殺
・桃→大変美味しそう→でもヒーローがペアでいる→回避・ベラボージャンプ→孤独
・フェリシア→ダークストーカー→聖職者がペアでいる→カウンター・ドラゴンスクリュー→投擲
・モリガン&リリス→誰が頼むものか→論外
・レイレイ→死んでる→更にカウンター・返響器→グッバイ鼓膜
・鳳鈴→鉄の女→更にカウンター・サイレンサーハンドガン→射殺
・レジーナ→鉄の女→一応ペアで冬瓜がいる→カウンター・眉間狙い→射殺アゲイン
・春麗→鉄の女→回避・三角飛び→逮捕
・キャミィ→なかなか美味しそう→が、カウンター・キャノンリベンジ→昇天
・さくら→とってもとっても美味しそう→元気ににっこりカウンター・蒼空波動拳→消滅
・かりん→美味しそう→高貴に一発カウンター・夜叉返し→フライハイ
・ローズ→かなーり美味しそう→でも死人→追い討ちカウンター・ソウルリフレクト→涙酒
・響子先生→言うまでもなくペアでラブラブな人がいる→根性カウンター島津流正波拳→及び本人カウンター・片翼の構→自棄
・シルフィー→味以前の問題として金取られそう→それにカウンター・ブロディアパンチ→節約
・ロール→相当美味しそう→やっぱりペアでラブな子が→完全回避・シールドアーム→現実逃避
・トロン→狙いやすそう→コブンに泣き落とされる→気の毒になる→同情

「……………」
 考え深げに顎に手を添え。そうしてどんどん切なくなってきた。にっちもさっちも手の出しようがない。美味しそうな血が、辺りに満ちているというのに吸うことはかなわない。空腹においてそんな状況はまさに生き地獄。ちょっと泣きそうになっている魔界の貴公子の側を、軽い足音が駆け抜けようとして――止まった。
「デミトリさん?」
「……貴様か」
 きょとんとした常盤の瞳を真ん丸に。ぱちくり子供のように見上げてくる小柄な姿は、ナムカプメンバー心のお母さん、シオンである。忙しげにぱたぱたと走っていたことから察するに、色んな家事をこなして働いていたのだろう。そんな時に、廊下で擦れ違った、何やら考え込んでいるらしい吸血鬼に、彼女はどうかしたのかと小首を傾げる。彼女の姿を認めると、咄嗟にデミトリは内心勝ち鬨を上げそうになった。瞬時にして脳裏を駆け巡る策謀に人知れずほくそえんだ。
 そうだ。シオンがいた。何故気付かなかったのか。つくづくそう思う。彼女ならカウンター技も回避技も、そして身を隠すスキルも持っていない。皆を支える回復役だ。だから逃げられることもないし、襲いやすそうだし、何より血が美味しそうだ。確かに、さっさと事を運ばないと、何処からともなく宇宙最強鋼のワルキューレな秩序の娘がモードA7で特攻をかましてくる危険性はある。狙われたら最後、ママたる主任を守るアンドロイドは問答無用で敵と判断した対象を掃討しにかかるだろう。だが逆にそれさえ避けられれば、目の前のごちそうをまんまと頂くことができる。この機を逃してなるものか。
 獲物を狙う肉食獣めいて、にまりと口角を上げる。そうすると、鋭い牙がのぞいて見えた。何も知らない相手を油断させるように、やおら声を作り物の穏やかさで覆う。
「何。私は少々、ランチを待っていたのだよ……」
 そう言い、状況を把握できないのか、見開いた目を瞬きもしないでいるシオンの肩に手をかけようとする。そのまま引き寄せて、首元に牙を突き立ててしまえばそれでおしまい。血の宴とまではいかなくとも、待ちわびたご飯の時間である。さあさいざレッツプレイ。
 が。

「あ。そうか、そうですよね!」
 抵抗するでもなく捕まるでもなく。シオンは胸の前でぽんとてのひらを合わせると、にっこり笑いするり魔の手をすり抜ける。流石に武術をたしなんでいるだけに、機敏で無駄のない身のこなしである。まさか満面の微笑が返ってくるは予想外だったデミトリは、宙に浮いたまま行き場のない手をそのままに、思わず動きを止めてしまった。その前でシオンは、余程何かに得心がいったのか、おとがいに手を添えると、次々に行動の方針を考え始めた。
「デミトリさんは吸血鬼ですもんね。普通の食事だけじゃなく、血がないといけませんから…ちょっと待っててください!」
 才媛の手にかかれば、方針などあっという間に定まるもの。一言も口を挟む隙を与えず、彼女はてきぱきと物事をこなすべく、最初と同じように軽やかな足音で駆けてゆく。硬直したままどう反応したものやらと取り残されたダークサイドマスター(自称)が考え付く前に、シオンは戻ってきた。腕の中には大切そうに何かを抱え込んでいた。はあはあと息せき切ってやってきて、またもにっこり微笑むと、それを取り出し差し出した。
「はい、どうぞ!」
 手渡されたのは医療用の輸血パック一袋と、ストロー一本だった。
 それじゃあ!と輝かんばかりの笑顔でシオンは走り去り、後には輸血パックとストローを手にしたまま立ち尽くす魔界貴族が残された。


 数分後。ゲゼルシャフト号食堂にて。女の子部屋でのラブ話も一段落して、艦内をぱたぱたと気侭に飛んでいたモリガンは、そこはかとない哀愁を背負ったデミトリを発見した。あらなんだかおもしろそう、思い近寄ると、背中側からひょこりと手元を覗き込む。
「デミトリ。何してるの?」
「…………ランチだ」
 不味いわけではないが、本来予定していたランチに比べるとやはり味の劣る食事をずちゅーと吸いながら、両手でパックを持ったまま言葉少なの堅物吸血鬼に、モリガンはさも楽しげに妖艶な微笑を浮かべるのだった。
 やさいジュースに比べればマシなもんでしょ。……たまにはこんなこともあるでしょうさ新世界。


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