ふつうっぽい日記
もくじ過去未来


2008年08月29日(金) 「ふつう」って難しい

明日は急遽実家(福岡県内の)の家族が宿泊付きでやってくることに。
たしかに訪問の連絡はあった(三日前くらいに)
正確にはお誘いを打診したのは私だ。
しかし、電車で1時間もかからないし飲酒もするので日帰りと思っていた。

が、泊まるつもりと今朝連絡あり。当然だと思っていたらしい。
一人暮らしという訳ではないので、バタバタしての接待は身内と言えども「ちょっと〜早く言ってよね…」と私は焦る。(呆れた)

「ウチと違ってアンタのところは片付いているでしょ?散らかっているのに慣れているから文句は言わないよ」と母。
当然片付いている、という思い込みはどこから来るのか。実家でも掃除を適当にしかせずに過ごしてきた。その私が、場所が変われば完璧にすると期待されていたなんて…
そして、宿泊することを当然と思う感覚。

泊まると分かっていたら布団も干したり余裕がもてたのに。
(⌒〜⌒ι)
どうせなら「ちゃんと」接待したいって思うからこそ。

「気を遣うな」って言うけど幾分期待をしてたり、招く方も期待に答えたいと考えることもあるわけで。

「気を遣わないでいいよ」の次の気持ちや行為…

→文句言わないから

→自分で勝手にするから(お茶飲みたかったら自分で冷蔵庫開けて勝手に飲むし)

勝手にされると私はムッとするんですが…
心が狭いのかなぁ…

明日、イライラしてるかもしれない。でも、理由はあるんだ。
「ちゃんと」するための準備の時間はそれぞれなんだ…

明日はエアコン必要だろうな…
だって客間(ふすまが壊れているので閉まらない)も開けて廊下も開けて夫婦の寝室も開けてなんか気が休まらないもの。

夫よ、気遣いさせるけどゴメン。

自分の思い込みや、自分の常識が当たり前で「ふつう」ってなぜ思えるの?
分からないよ。

----
コレを書いたのは今日の午後2時までの間。

今、午後9時過ぎ。

冷静に心理状態を分析する必要性が勃発。

ネットで「家族関係」と入力して検索して、降って来た言葉。
「AはBに、BはCに、Cは巡り巡ってAに影響する」

これだ、これ。

具体的事案にあてはまるとなるほど納得。
A:父がB:母に、B:母はC:私に、C:私は巡り巡ってA:父に影響を与えて…
さらにA:父がB:母に、B:母はC:私に、C:私は巡り巡って…二度目の私への巡り巡った時。
私は、AとBのそれぞれの立場の弱さ、もろさを悟った。

-----
家族だからか、バイオリズムみたいなのが似ているのか、今日の午前中、私は非常に自分に苛立っていた。昼ご飯は朝ご飯の残りがあったにも関わらず、私は鼻息荒くスーパーへ買い出しに出た。
パン2種類と、プリンとジュースとスナック菓子。
「暴飲暴食したい気分」であった。何かわからないイライラの要素に縛られたみたいで。
これは言い訳なんだけど。
願いは叶った(こう書くとむなしいね)
効果覿面?(これも潔過ぎて変だね)
お腹を壊した夕方…
「食べ過ぎたらお腹を壊す」本当だった。

不思議なもんで、現実的な電話一本で本当に現実に戻った。
その後、事案Bの人間から着信。
冷静に対応していたスゴい私がいた。

「何が問題だったんだろう?」と提起
Bは、自分の思い込みを責める言葉が吐き出される。
そこで、メインに登場しなかったDという立場ついて話題を変えた。
すると、過去の問題からの心配がどっしりBを覆っていることがうかがえた。
過去のD(Bの思い込み)、現在のD(Bの思い込み)、そして現在のBの間での循環。
「Bは、Aは関係ない」と言っていたが、私CはBから聞かされるAの言動に感情を支配され(Cの思い込み)Aへバッシング。AはCによる言葉の行間を読み過ぎて逆切れ的な行動を取り、BにCの言葉を見ろ!という。
Bはひとまず状況を確認することをせず、Cに「Aはいったいどうしてそういう態度をしたんだろう?」と言った。Cは、Aにぶちまけた内容の一部について話した。
すると、それはあっさり否定された。

「何が問題だったんだろう?」の答え。
A、B、Dのコミュニケーションの不成立。
CにとってはA+B+Dが、1つに見えたのだ。
ところが実際、A+B+Dは、Aは思い込み、BはAの思い込みが正しい情報と認識しての「純粋」な対応、Dは無反応。

A,B,Dにおいて共通理解がなされぬまま、結果Cは振り回され、結果A,Bも不愉快な思いを抱いた。

誰かが仕切り直しをせなばならなかった。
それがCだ。

Bに、こう提案した。
「A,B,Dに同じ内容の知らせを送信する。Aは、不安定だろうがCからこう提案してきたのだから、気が進まなくても、しょうがないなぁという気持ちも持っていていいから従うだろう。Aの望んでいた展開なのだから。Dには、行動の流れ(時間)を書いておくからそういうものとして理解してもらう(その時に応じて行動を変更する、というのを初めの前提にせず)」

実際の知らせには、それぞれの役割についてもザックバランに書いた。

その後、A,B,Dからの反応はまだ無い。


2008年08月26日(火) 気付けば8月末…

来月から、週2日でまた学校でボランティア活動をすることになっている。
先月の終業式から1ヶ月半。

ほぼ、ごく普通に日は流れた。
夫の休みの確定が遅かったので、どこかに旅行に行く(帰省も含め)予定も立てられず。

あえて何をしたか?と言われたら、結構本(漫画も含め)を読んだと思う。
これから読む本もストックされている。

大きなイベントといえば、イトコの結婚式出席。
5つほど年下。
時々、近況を思い立ったようにメールしてきて、なんとなくさぐっていたつもりだが、まさかすでに新しい命を宿らせているとはちょっと驚きだった。
介護職の彼女は、中高とテニス部に所属して運動神経も完璧。
そして、高校時代から関わったという手話の腕前もかなりのものらしい。

手話。

彼女にとっては、英語みたいなコミュニケーションツールのようで、「手話会話」を自分なりの方法で堪能していたようだ。
1つのサークルにとどまらず、某県内のいろんな手話サークルを回って、交流をしていったのだとか。その中で、高校時代の手話に出会うきっかけとなった講師の方と再会し、交際へと進んだ。

親戚からの彼女の印象はどうなのか、私にはあまり分からないが、私にとっては笑顔の無邪気な幼稚園〜小学生の頃の姿が印象深く、家族ぐるみで旅行に行ったりもしていたので、実妹とはまた違った妹分だった。そんなによくしゃべるタイプではなかったと思う。
彼女は結構、私に話しかけてきたと思う。その兄もまたそうだが。
私から見ても、おじいちゃん、おばあちゃん思いの優しい娘だった。

結婚披露宴では、彼女の「笑顔」についての評価が高かった。
母は、「笑ったところってそんなに見たコトあったかしら」と言っていたのだ。
アナタが知らないだけで、彼女はちゃんと笑っていましたとも。
無邪気に。あどけなく。
分厚い眼鏡の奥で、ちょっぴりの悔しさと闘いながら。

「花嫁からの手紙」で、彼女は告白していた。
「15歳まで私は斜視で遠視でした。おばさんから3歳の頃、ちょっとおかしいんじゃない?と、指摘されて大学病院に治療に通うことになりました。辛いこともあったけど、お母さんには本当にお世話になりっぱなしでした。私1人の選択じゃ、どうすることもできないことでも、お母さんがいてくれて本当に助けられました」というような内容。


「アタシだったら、どう思っただろうね?どうしてただろうね?」と母。
「もし、子どもができたってことを結婚の話よりも先に聞いたら。」
「周りには黙っておくようにするんじゃないの?もし、10年くらい前の話だったら。」

そんなつぶやきも聞きながら、その翌日、「3歳の時に指摘したオバサンってお母さんのコト?」と聞いてみた。
「どうやらそうらしい…」と、当時のことを思い出したらしく、少しどんよりしていた。
言われた彼女の母親にすれば、「えっ…そんな…まさか…」と複雑な思いだっただろう。
病院で診断を受けるまでは。
当事者である彼女も、たしかに小さい身体には負担の治療だったと思う。
今の医療技術を持てば、期間も短くて解決できた問題だったのかもしれない。


結婚式というのは無条件にパワースポットみたいなのになると私は思う。
それぞれ立場は違うが、なにかしらの思い入れとの交差をハッピーな空間で味わう。

知人は、「それを悲喜こもごもって言うんだろうね」と表現してくれた。
娘を手放す、嫁がせる父親や母親の感情。
かつて、晴れ舞台の主人公だったことを思い出したり。
私だったら、こうしたい…とか。


「家庭をつくる」は必ずしも「子どもをつくる」ことというわけではない(と私は思う)
夫婦2人でも家庭だ。
1人でも…

帰宅して灯がともっている「我が家」への羨望。
単身赴任の夫は、わざと玄関の電気をつけたまま出勤するのだという。
それは、誰もいない家に帰宅するのではないつかの間の1人の自分を落ち着かせる灯の演出。
やがて、それが自分でたしかにつけた灯であることを思い出して、ちょっぴり切なさをかみしめる。そういう思いはなるべくならしたくないし、させたくないね。

「オットが帰宅した時に、リビングのソファーでくつろいでいたとしても、取りあえず台所に立っていた方がいいものなのかな?なんて想像したりして」と、某独身女性の台詞。

出来る妻の「演出」

ピュアだな…と思う。
私だったら、とりあえずソファーから玄関に向かうくらい。
台所に立っておくのがいいか?とは思考しないだろうな。

いろんな家庭への憧れや夢を抱きながら、来るべき現実としっかり向き合っていってほしいと願う既婚者(子無し)の私だ。


KAZU |MAIL