私は勉強に対して「素直」でありたいと思っている。
どんなに恥ずかしいことでも、どんなにささいなことでも、こなさなければ成長しないなら、「素直に受け入れよう」と思っている。

私は「素直であること」を一番に位置づけている。
そうしたとき、それを一番にしていたら、今日わたしは人の気持ちを考えなかった。
素直をつらぬくために、無我夢中で第三者に協力を求めた。
冷静に考えれば誰だってイヤだと思う頼まれ事。
私は私の一番優先事項をつらぬくために、エゴだらけだ。

言葉がごちゃごちゃになるときある。
言葉が上から上から、たくん降ってきて、心が埋もれてしまうときもある。
偽善とか、たてまえとか、正論とか、理想とか。
いくらだって、降ってくるんだ。

困る。本当。
ごちゃごちゃだ。

誰も彼も夜だ

みんな夜だ
太陽が見えない地球のうらだから
夜だ

夜だ夜だ みんな夜だ
彼も彼女もあの人も
夜だ 布団だ 静かだ
あったかい布団だ
もたれる枕だ

夜だ
この空気のなかで
みんな夜だ

静かだ 穏やかだ
ちょっとなんだか

すこしさみしい

ああ

ちゅん

ちゅんちゅん

鳥がうたいはじめた
嬉しい
朝だ 朝だ
朝の歌
太陽がみんなにきらめきをまく

朝だ
朝が来る
みんな だれもかれも朝につつまれる

朝だ みんな朝だ

きまじめすぎる私に。
少し勇気をあたえた言葉。

三日は私の誕生日だった。
キレイなアクセサリーも、「おめでとう」の言葉もなくていい。
もし、「なにが欲しい？」と聞かれたなら、私は
「一日だけ素直になりたい」と願う。

馬鹿だと思う。
いつだって私は素直になれる言葉を与えられているのに。
素直になっていいと許されているのに。
しかし、そうできないのは
誰のせいでもない。
ただ私に勇気がないからなだけだ。

変わってしまうのを、こわがっている。
こんな私に幻滅されたらと心配している。

一日だけ、一日だけ、素直になっていいと受け入れてもらえたのなら。
思うがままに心を言えるのに。
不安も願いも喜びもすべて、ごちゃごちゃに、だけど誤解なく私の心を伝えられるのに。
もしもそれで、
失敗をしても、ワガママを言ってウザイと思われても、「まぁ、一日だけだから」って見逃してくれるでしょう？きっと。
私はひねくれているけれど、それは「嫌われたくない」っていう私の臆病。
そして同時に、相手の喜ぶ言葉を口にできない、私は身勝手。
嫌われることばかり不安になって、好きだと言って相手に近寄れない私は…はっきり言って、なんだろう。
「なにしてんの？え、ばか？
なに一人で自己感傷してんの？
いつまでそうしてんの？」
ってかんじ。

どんな感情もわたしだ。

もたれかかりたくないと願うのも。
夢は自分の力だけで叶えたいというのも。
しかし誰かに話してみたいというのも。
自慢してみたい。
さらけだしてみたい。
私だけの領海でいたい。

愛する人がほしい。
離れたくない。
放すのがこわい。
痛みに放心してダメになるのがこわい。
恋人などいなくても頑張れる。
恋をして歌に生かしたい。

あきれられたくない。
悲しみたくない。
悲しみでダメになりたくない。
嫌われたくない。
ばかにされたくない。
賢くありたい。
気高くありたい。
甘えてみたい。
子供になりたくない。
大人の女でありたい。

きれいになりたい。
自信がない。
実力がほしい。
美しい振る舞いをしたい。
誰かに振り向いてほしい。
私は私を誇れるように在りたい。
感謝を忘れたくない。
気付ける人でありたい。
よい人間でありたい。
毎日笑いたい。
でなければ静かに世界の音をききたい。
毎日音楽して胸を動かしたい。


たくさんの矛盾と、本音と正直と理想と…
真実がなにかなんて、わからないけども。
すべてが私だ。
どんな感情も私。
どんな感情でもいだけて、それで私の心だ。
たくさん抱いて、ぱんぱんで、そのくせ空いてたりもして。
ぜんぶ、ぜんぶわたしだ。