---□□草原で独り言□□---

2003年09月28日(日) 合うこと

今日、合唱の講習会があったんですよ。
講師はトライトーンというアカペラグループの5人。
参加者は150人ちょいくらいかな。

世界に一つだけの花とか、まちぼうけとか
色んな歌を歌ってくれましたけれど、
もうホントに、どの曲もかっこいいったらない。
一曲一曲をきくたびに、
ハーモニーが心に染み入りました。

声もかっこよく綺麗だし、
音程やハーモニーも気持ちよくきちっとはまってる。
一体どうやったらあんなに、正確に純正律(ハモる音程)に声が入るんだろう。
驚くことや、すごいなぁと思ったことはいっぱいあったけど、
私が何よりすごいと思って、身に付けたいなぁと思ったのは
「リズムにのる」っていうこと。
16ビートとか、何かいろいろお話を聞きましたが、
トライトーンの人たちが歌うのを見ていたら、
説明なんかよりも、もう、一目瞭然だった。
リズムにのるって、歌をうたうときには当たり前のことだけど、
私達はあまりできてない。ポップスは特に。
トライトーンの人たちは、リズムの上で、
メロディを歩きながらくるくる、くるくる躍ってるみたいだった。
きっとクラシックでは「旋律に流されながら舞う」とか
そんな感じなんだろうなぁ。

「力を入れないで♪リズムにのって♪」
って講習の時、言われました。
正しい音、正しい和音にとらわれて、
知らず知らずのうちに、肩に力が入ってたのかも。
「表情をほぐして♪気持ちは顔にでるよ♪楽しく☆楽しく☆」
いつのまにか、うまいことにこだわってしまっていたのかも。
理論とか、そんなのばっかり頭で考えてしまっていたのかも。
「自分を出して♪だからこそ、みんなと合った時嬉しいんだよ♪」
そっか。自分を封印したままの状態で合っても、
それは本当の喜びにはまだまだ遠い。
自分を解放して、そうしたらなかなか合うのは難しいけれど、
だから、みんなで理解しあおうとして、合っていくんだね。



2003年09月27日(土) 五人なら

今、合唱コンクールの全国大会の一つ前の大会が行われてる。
うらやましいっていう気持ち。
ただ、この一言につきる。

そうそう、木曜に、学校内の合唱コンクールがあった。
すごくいい舞台をかりてやるんですよ。
でも、高校生にもなるとどっかひねくれてきて、
「けっ、クラス合唱なんて」て思う人たちもいるわけで、
私は正直、もったいないと思った。
別に、私がバスケや野球をするのが嫌いなように、
歌をうたうのが嫌いな人だっているはずです。
そこは責める気はないけど。
だけど、舞台に立ちたくない人が、無理やり立たされて歌ってる様子を見てたら
本当にもったいないと思った。

私たち(部活の三年生)は本当に歌が大好きで、
五人でアンサンブルをしていると、本当に幸せで。
それを人に聴いてもらえたものなら、もっと楽しくて。
本気で五人でのコンサートを計画した。
だけど、会場を借りるお金なんて到底なくて。

学校が校内合唱コンクールのために借りたホールは
サイトウキネンも行われるところで、すごいお金もかかっていて
すごく音もいいホールで。
いやいや歌わされてる人、みてたら
「代わりに私達にその時間をくれたら、
このホールいっぱいにいい歌を響かせるのに。
私達にも、聴かせる場があったらいいのに。」
って、ステージで歌いたくなった。
そして先生に頼んで、職員合唱にこっそりまじった(笑

審査の間、
部活の後輩達が設けられた時間をもらって、ステージで歌っている。
でも私達は部活を引退してるから、それを客席の隅で見ていた。
楽しそうで。本当に楽しそうで。
引退したんだ・・・って悲しくなった。
ちょっとだけ、涙がにじんだ。

部活の発表が終って
「もうしばらくお待ちください・・・」
どうやらもう少し、時間がかかるらしい。

「へぇ・・・・・」

私達は瞬時に顔見合わせた。
『キラーン☆』って感じだった。


猛ダッシュしていって、私達は進行係りに交渉。
「余り時間使って、一曲歌ったらダメですかー?」
「全然、OKですよー」
五人がステージ裏に集合する。

「ところで何うたう?アメグレくらいしかないね」←アメージング・グレースのこと
「やばい、一回もちゃんと練習してないけど・・・」
突然のチャンスだから、今日のために練習とかはしてない。
だけど、いつも音楽室でうたってる。
歌いたいときに、いっつもうたってる曲だ。
不安はあんまなかった。
五人なら絶対いいうたを歌えるっていう確信があるから、
私達はウキウキしながら、
そして突然の発表に興奮しながらステージに出た。

広いホール。たくさんの客席。
ホール独特の、ちょっと暗めな照明。
いつもだったら、それを見て、足が震えてた。
だけど、五人なら。
広い空間のその全てが、私達の身近に感じられて、
歌を歌って、のこる響きが幸せに感じられて。

やっぱり、私はこの五人でするアンサンブルが大好き。
この五人でいるのが大好き。



2003年09月15日(月) 愛だよ、愛。

今日は敬老の日でしたね。

実は最近ちょっと体調悪くして、
鬱気味に落ちこんでいたりとかしてました。
胃が重くて、ご飯が食べれなかったときもあったんですが、
そんなとき、携帯に着信が入ってました。

「・・・?珍しいなぁ、じじばばだ」
着信履歴には、「じじばば」の文字が。
用があるときはいつも家にかけてくるので、
何の用事だろうと不思議に思ってすぐに電話しました。

プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・

なかなか出ませんでした。
おじいちゃんも、おばあちゃんもまだまだ携帯を使い慣れてないので。
10数秒後
「はい、もしもし」
じいちゃんがやっと電話にでる。

「もしもし?電話した?なに?」
「あ、いや・・・その、なぁ」
「へ、なに?」
「いや、おまえ大丈夫か?」
「へ?体調のこと?うん、夏バテだったけど、
いくらか食べれるようになってきたから大丈夫だよ?」
「や、そんならいいけどなぁ、食うもんはしっかり食えよ。
金がもってぇねぇからって昼飯代けちって体調悪くなるなんていけねぇぞ。」
「あはは、ごめんごめん」
「金なんかくれるで、飯はしっかり食え」
「ごめんごめん、これからは気ぃつける」
「ならいいけどよ」
「はいはい、ありがとね〜、おやすみ〜」

電話をきって。
ちょっと涙がにじんできた。
じいちゃんがっ、あの照れ屋のじいちゃんが心配してわざわざ電話してきたよ!
何だか電話のむこうで少しモジモジとしゃべってる様子で、
照れながらも、本当に私を心配して電話せずにはいられなかったんだろうなぁと
すぐにわかった。
私も照れ屋だからさ。じいちゃんの孫だからね。
陽気に返事返してたけど、あの電話、本当に心に染みたよ。

私ってワガママで馬鹿で・・・
今までどれだけ自分が愛されてるか知らずにいて。
でも、私はどれだけ愛されて幸せに生きているか、もうよくわかってるよ。

照れ屋どうしだけどさ。
まぁ、お互い様だよね。



2003年09月11日(木) 補習・・・。

もうすでにプールに藻が発生してるんですけど・・・。
それでも、やるんすか・・・水泳。


 < 過去  INDEX  未来 >


S.Soraka [MAIL]