面影 - 2002年08月29日(木) 昨日、久しぶりに長い時間雨が降った。 今にも降り出しそうな時、娘は決まって 「雨の匂いがするね」と言う。 夜、ものすごく久しぶりに、生後数ヶ月の頃の 娘のビデオを見た。 ああ、この頃はこんなにも赤ちゃんだったのか。 当時は毎日、この赤ん坊に振り回され 可愛いとかそうでないとかより、とにかくしんどい 余裕の無い暮らしをていた。 楽しんでしているものなんて、無かったように思う。 今もしこの赤ん坊が画面からポンと出てきたら もっともっと可愛がってやれるような気がした。 夕方、混んだ東急ハンズで水筒をなくした。 頭ごなしに怒った私と ゴメンナサイと泣きながら謝った娘。 ・・さっき私が怒った娘は、ああ、この赤ちゃんだったんだ。 面影たっぷりの娘が、少しかわいそうになった。 ... 感動のライブ - 2002年08月12日(月) ライブに行ってきた。 年に一回の、命の洗濯と言える素晴らしいライブだった。 アコースティックなサウンドは これでもかというほど、心の奥底に染み渡った。 たったギター2本だけなのにこんなにも色んなものを 表現できるなんて。 さすが、としか言えない。 ここにいて、音を、言葉を、空気を、全てを五感に満たせる幸せ。 生きる喜びがこみ上がってくる、そんな感じ。 昔は同じ会場にいて同じ空気を吸っている、と思うだけで 興奮したものだった。 昨日はその人の手に触れた。 やわらかく、暖かい手。 緊張して冷たかった、私の手・・。 同じ時間を生きている、と思うだけで元気が沸いてくる そんな感じなのだ。 私も、日々努力しよう。 人に感動を与えられる何かを作り出せるくらい。 本当にそんな人になれたら、素晴らしいと思う。 ... 海水浴 - 2002年08月05日(月) 久美浜(京都府)の田舎に海水浴に行った。 義母の恩師が、現在民宿を経営しているというので 皆で世話になった。 久しぶりの海に娘は大はしゃぎした。 私は運悪く風邪のひき始めで、沖に行く元気はなかった。 浅瀬にいる魚やヒトデや蟹、ウミウシやタツのオトシゴまで 誰彼となく捕獲してきては、バケツに入れた。 大人も子どもも結構一緒になってそういうものにハマっていた。 しかし、私も!とは思わなかった私がずっと砂浜にいた。 かかとで砂を掘っては山を作って時間を過ごした。 風邪気味だったせいだ、と思いたいところである。 夜、浜で花火をした。 空を見上げて、はっとした。 数え切れないほどの星達が、またたいていた。 こういう星空は、どれ位ぶりだろう。 いつも見ている空って、何だろう。 ・・・と思った。 ...
|
|