| いつの日か咲く蒼い花を夢見て...ルル |
十人十色 - 2002年06月05日(水)
ここ数日、かなり暑い日が続いている。
夏を思わせる日差しと湿気。
電車を待っていると、後ろでおばさん３人組の
会話が聞こえた。
こんなに暑いのは耐えられない、早く雨が降って
梅雨になればいいのに、と。
朝夕ヒンヤリ涼しいから、というのが理由のようだった。
正直、びっくりした。
毎年、入梅のニュースを聞いた瞬間に
心までどんよりとなり
梅雨明けのニュースを聞いた瞬間に
心まで晴れ晴れしてきた私にとって、
この「早く梅雨になればいい」発言は衝撃的だった。
世の中の人はみな違う考えでもって生きているんだ、と。
住むなら南向きの部屋が絶対いい。
私は今までそう思ってきたし、今後もそれは変わりないと思う。
でも完全に西を向いている部屋に住んでいる人もいる。
西陽で畳が焼けるとか、夏暑いとかというよりも
長時間、部屋が明るくてイイらしい。
上の階が気持ちいいと思うに人もいれば、
１階が土に近くていいと思う人もいる。
色んな間取りを持ったマンションが
ちゃんと完売する理由がわかったような気がする。
...
葬儀 - 2002年06月01日(土)
親戚の葬儀に参列した。
喪主は、その息子。私と同世代だ。
そうしょっちゅうではなかったが、
小さい頃祖母の家に行くと、その子も来ていて
一緒に遊んだ事もあった。
亡くなった父親は、私の母と同い年だった。
お棺の中には、家族の写真。
小さな孫の写真が何枚か入れられていた。
もう、親を亡くす年にきているのか？
親はいつまでも今のままでいてくれないのか？
その日はいつか本当にやってくるのか？
その日に向かって時計は回っているのか？
彼の涙は、私の心までを濡らした。
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