スプリンターズステークスの勝ち馬の名前。
実は先日急逝したサンデーサイレンスの産駒であり。 かの偉大な亡き父に、死角と言われたスプリントのGIを贈った孝行娘だ。
この馬券。 穴党の桜木は外した。 ワイドは当てたが。
信じる気持ちを忘れてたんか。
て。
カッコヨスギか?
けど。この馬券は、あんまりキレイに決まったんでびっくりした。 競馬の世界では、時々こういうことが起こるんだよな。
ピリーヴ。 大切なことだ。
疑心暗鬼という言葉がある。 疑う心が暗がりに鬼を見るか。
百歩譲って。 もしも本当に鬼が居て斬りかかって来たからって、何だってんだ。 こちらから鬼を見て斬りかかるよりゃマシ。
こちらから居もしねェ鬼を見て。 わけもなく敵視してクソを投げつけるよりゃマシだ。
みっともねェとこも有りながら生きている。 けど。
自分を信じる。 自分を信じろ。
鞍上の痩せた豪傑と一頭の馬が。 桜木の萎えた横ッ面を張っていったよ。
信じる心を忘れて。
すまなかった。
風に舞う馬券より物悲しいのは、安全な道を行こうとしたてめえの訳知り顔。
柳美里の例の小説に差し止めの判決が出たのは、すでに数日前か。 まるで腹に石でも飲んじまった様な、妙な重さを感じる、出来事だった。
もともと大昔から小説家は。
「俺のことを勝手に書いたろう」 「私を勝手にモデルにしている」
といった類の妄言に悩まされて来たが。
柳氏の場合は妄言でなく事実であったのだから、言い訳もクソも無ェ。 真実勝手に書いちまったんなら、そりゃ、誠心誠意謝るしか無ェだろう。
もの書く権利は誰にも有るが。 もの書く権利の裏側で果たさなきゃなんねェ義務についちゃ。
ここんとこ、すっかり忘れ去られちまってんのかもしれねーな。
インターネットの世界をのぞき見りゃ。 そこは日々、新しい係争で溢れてる。
一番くだらねーと思うのは、現実の知り合いを陥れようとしてるヤツ。 次にくだらねーのが、てめえの悪感情を誰かに知らせたくてしょうがねーヤツで。
次あたりに来ンのが、大昔の作家を悩ませた妄念がお得意な連中。
「それは俺のことなんじゃねーか」 「これは絶対に私のことだ」
みてェにヨ。 すぐ思いこんじまう連中。
身に覚えの有ることにゃ、誰しもドッキリすらぁな。 反対に身に覚えの無いことにゃ、まるで無関心。 ヘタすりゃ名指しで言われてても気付かなかったりすらぁな。
でまー。普通はヨ。 てめえの中に何かしら思い当たるフシが有るから、ギクッとするんだが。 なんちゅうか、思い当たるって以前に。 攻撃的、批判的言辞ちゅうもんは、みーんな自分に向いてる、みてーに。 思いこんじまう人らも、有るらしいんだナ。
難儀なこったが。 やめろともアホかとも言えねー。本人らは真剣に胃ィ痛めんだし。 桜木の知り合いにも、程度の差こそあれ何人か居るしヨ。
それに加えてインターネットの功罪で。 ちっと名が通りゃ、曖昧な中傷や批判も増えて来る。
気になって検索しまくるんだけど、フと我に返って情けなくなると。 寝不足の目で言ってるヤツも居た。
けど。
もの書く権利が誰にもある以上。 もの書くことの、良いも悪いも全部含め。 これからの時代生きてく人間は、全部飲み込んでかなきゃなんねーのかもしれねーナ。 そういう図太さしぶとさも、必要ってコト。
ま、それに、そもそも。
「自分のことを何か言われてるかも」
みてーな不快感ちゅうんは。 何もネットに限ったことでなく、日常でもゴロゴロしてら。
猜疑心の固まりになって気にしてたらキリが無ェ。 生きてく限り、人の目や口から逃れられはしねーんだから。 ただ、だからこそ、そんな疑い無しにつきあえる人間が尊く思えるだろ。 ネットであれ現実であれ。 腹にイチモツありそうなヤツは願い下げ。
後ろ手に隠しても見えている。
そら。誰かに投げつけた鋭利な石が。 あんたの掌にも、十字の傷を、つけている。
最近の桜木はヨ。
怒りちゅうより、空しさが溢れる。 あらゆるもんが、上流から怒濤のように押し流され。 溺れて死んでく人間は、まるでモノの様だ。 生きてる人間だけがいろんなもんを謳歌しているように見えるが。サテ。
明日の命は誰にも保証出来ないと来てる。
今朝食ったレトルトの添加物や。 夜食った果物の農薬。
ドリフのコントじゃねーんだヨ。 大げさに吐き出したって、笑いは取れ無ェさ。
それでこの際と、手近な苛立ちを晴らすためにPCの前に座り…。
桜木の草加に居る義姉サンは、遊びに来ててそろそろ帰ろうって時。
「さぁ、行ってみるか」
て言うんだよナ。
最初は慣れなくて、
「おや、これからどこか連れてってくれんのかナ」
なぞと思ったもんだが。
桜木もこの頃は。 ちっと、行ってみるかの気分になっている。 なぁ、目の前を流れてく言葉。元気が無ェぞ。
もの書く権利は広がったがヨ。 見てるもん感じてるもんは、どうなった。
斬ったり斬られたり元気良く、ちゅうわけにもいかねェ世の中。 なあ。 死人のような顔をして。
ワタシノコトデスカ、なんてよ。言ってくれるなよ。
考える感じる自由の方をよ。 なんでお留守にしてんだよ。
人のケツの臭いを嗅ぐ前に。 てめえのケツ拭け。
そろそろ行ってみるか、桜木。
自習の時間は、終わりにするか。
BOSS-CMの浜崎あゆみバージョンを見る。
最初のうちは、
「何か良くわかんねーな」 「まー永瀬のも良くわかんねかったけど」
程度に思っていたのだが。 何回か見ているうちに、コレはもしかすると、
「あゆも自分トコの社長さんに見捨てられたらどうしていいかわかんないの」 「だからあゆも、サラリーマンのおじさんたちと一緒なんだヨ」 「社長さん頼みの人生ってツライよねー」
という暗喩なのか、とも思えて来た。
そしてこれが単なる憶測でなく、狙い通りだとするなら、何と狡猾なことか。 さすが歌姫を一人作り上げただけのことはあるわナ。エイ○ックス。
今の浜崎あゆみには、もう敵が居ない。 しかし、全く居ないというわけじゃない。 敢えて挙げるなら、それは、浜崎を妬み、浜崎を恨む連中なんだわナ。
トキオの長瀬との「美男美女」「旬同士」カップルの噂が今ひとつパッとしねかったのも。 ヘタに幸せになり過ぎねーようにブレーキ踏んだ、ちゅうニュアンスに見えて仕方無かった。
いつもそばに居て、見捨てないで、と歌う「あゆ」。 もともと本質的に。 そういう不安げな、心もとなさを持っている子なのかもしれねーけど。
あの「あゆ」を見ると。
もっと自由に幸せ気分を満喫させてやりてェよな、と。 屈折した感慨に晒されて。ちっと「あゆ」が気の毒に見えて来たりしてヨ…。
イヤイヤイヤ、もしやコレがヤツらの本当の狙いなのやも? なぞと。 顔も知らねェ広告代理店のヤツらの笑みを、背後に探しちまったりして。 アホかと。
ようするに。
テレビ見てねェで働け、ちゅうことか。
ま、見捨てないでそばに居てくれるボスが居るだけマシ、てこともある。
やぁ、どうしてるのよ、と突然声を掛けられる。遠い昔に別れた人だ。 バツイチになったと風の噂に聞いてたが、再婚したらしい。
互いに安心して飲みに行く。 歳月のおかげで飲める、酒を飲む。
何で別れたのだっけと言われる。 そっちが振ったんだよと言うと。
楽になれると思ったんだよと言われた。
どっちが。そっちが?
そう聞くと、主に自分よねと言われた。
避けられていると思ったんだよ。 でも。 避けられてると思いたかったのかもね。
苦しいのが嫌だったんだろうね。
私自身がね、と。
楽をしたかったんだよ。 いつも別れる時は。
楽をしたいだけなんだよ。 いつも別れる時は。
自己チューなんだよ。 別れる時は。
ただ誰もがてめえ自身を救う気を無くしたら。
この世は亡者の群れになる。
楽をしたかったんだ。 そいつは。
楽をしたい気分なんだ。
桜木に言えることは、こんくらい。
何の役にも立ちゃしねェ。
そんなおのれの役立たずに。 一番感傷的に、なっている。
手抜き気味で申し訳無く思いつつ、結構クセになってるパターンで今日も行く。
いつもの「Yahoo!ニュース速報」だが。
ジャニーズJr.山下さんに液体
訳わかんねぇし。
ちゅうか、いつになったら特定されるんだよ液体。 いつまで液体のままにしとくつもりなんだよ。
けどまー。
下手に「液体」を特定して模倣犯が出ても、ていう配慮も有るのかもしれんし。
そう責められた話でも無ェんだが。
しかし今日は、何処もかしこもおかしなニュースで溢れてた。 ジワジワと、治安が悪くなって来てんな、て感じがする。
てめえの身はてめえで守れ、なんちゅうんは。 何千年も昔からのジョーシキなのかもしれねーけど。
そろそろ押し入れから取り出してホコリを払って。 本気で身につけ直した方がいいのかもしれねーナ。
一人一人が気を張るしか無ェだろう。
とりあえずは、出来ることから、やっていくしか無い。
何もかも結局の所は。 個人に帰結する。
この数日、世の中は、いろいろあったが。 桜木には、それしか言えない。
自分の頭で考え。 自分の身を守るしかない。
検索ワード「野郎のセックス」で、何故この日記に辿り着くのか。
まあ、それはいい。
近いうちに、地球儀を買おうと思う。 考えたいと思ったから。地球儀を回しながら。
そこからそこへ飛行機を飛ばすことや。 ここからそこへ不審な船を漕ぎ出していくことを。
それより何より地球儀のコチラ側は本当に真空で。 コチラ側にゃ、人っこ一人生きちゃいねェてことを。
ちっと考えたいと思ったから。
検索ワードてのはしかし、通行手形みたいなもんでもある。
「刑務所の一日」でいつも来てくださる御仁がある。
もしかすっと別人なのかもしれねーけど。
元気ですか。
桜木は、まあまあ元気ですよ。
2002年09月11日(水) |
自分のことは自分でする。 |
自分の体は自分で守り。 自分の心は自分で立て直し。
自分のことは自分でする。
死ぬことも生きることも。 愛することも憎むことも。
自分の心の中のことは自分でする。
憎しみは、もう束ねようもなく大きくなってしまった。 その一点において世界は、もう、手遅れだ。
ただ、ここから先、自分のことは自分でする。
最初から最期まで、神は要らない。 多くの人が心を託し過ぎ、その重みに全ては耐えられない。
自分のことは自分でするから。 取り返してくれ。
戻らないことはわかってる。 取り返せないこともわかってる。
全てが大きくなり過ぎ。 神は、とうの昔に去り。
生まれた憎しみだけが土に帰れずに漂っている。
自分のことは自分でしろ、と。 小僧には伝える。
それしか出来ない。
憎しみは大きくなり過ぎた。 とうの昔に去ってしまった誰かが。
それをゼロにしてくれる奇跡は起こらない。
人が起こすしかない。
それにはまず、自分のことは自分でするんだ。
死に。生に。 自分で意味を。 人生に自分で意味を。
誰にも頼るな。
棚に上げ過ぎると天が落ちて来る。
それは去ったまま、多分もう戻りはしないんだよ。
言葉ってな難しいナァ、と思う瞬間。 今日もyahoo!の速報ニュースのタイトルより。
イラク攻撃へ突っ走る米大統領
そりゃまー、そーかもしんねェんだけど。 ニュース的にも由々しき事態だな、とは思うんだけどヨ。
突っ走る、は、無ェんじゃねーかなと。
森田健作かと思った。
古ィか。
残暑っちゅうより夏だろ。そんな日々。 それぞれいろいろ変化もあるらしい。 この自習も続けて行けるもんか時々考えるが、なるようにしかなるまい。ナ。
それでも少し更新する。ちゅうか、Yahoo!のニュース速報。 たまに笑かしてくれる。
ペコちゃんら「900万円」窃盗
てヨ。
速報だけ見たらペコちゃんが犯人みてェじゃんナ。 ペコちゃん「ら」ちゅうのも微妙。 その共犯はポコちゃんか。それともケンタッキーのおっさんか。 あるいはペコちゃんに変装した犯人が事務所を襲って…。とか。
いろいろ連想してみるうちに仕事が遅れた。
ま単純に「ペコちゃん人形等のお宝が盗難に遭って、その被害総額が900万」て話なんだが。
お宝番組観るたびに「泥棒もチェックしてるんじゃねーか」と思っては居たが。 やっぱチェックしてんだろうナ。お宝を持っている人は気を付けてください。
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