こしおれ文々(吉田ぶんしょう)
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12月いっぱいでいまの仕事を辞め 1月から新しい職場に移る
まぁ 転職
今日は最後の平日ということで 送別会ってほどでもなく飲んできた
何次会かわからないカラオケが終わり 帰ろうとする私と 最後に話した同僚は
私より1年早く採用になっている 1つ年下の男性で
何度も一緒に飲んでいるが 親しいかどうかイマイチ判断しにくい
同僚「んじゃがんばれよ」
私「おう へばの〜」 (【へばの〜」=【バイバイ】)
同僚「飽きたら電話しろよ」
私「なんじゃそりゃ」
【飽きたら電話しろ】
十分にお酒がまわっている同僚は 明日の朝には この言葉を忘れているだろう
でも私には なんとなく【忘れられない言葉】になった
いまの職場のみなさん
短い間でしたがお世話になりました
本当にありがとうございました
平成21年12月28日 吉田むらさき
単一臍帯動脈(たんいつさいたいどうみゃく)
仕事が早く片付いてため たまたま付き合った妊婦健診で 先生から告げられた言葉です
へその緒(さい帯)中で通常2本ある動脈が 1本しかないという症状らしい
妊娠自体が初めての私にとって 及び腰になるには十分な症状でした
いま思えば これを妻だけでなく 私が一緒に聞けて本当によかった
とりあえず大きな病院で もっと細かくエコーを見てみましょうということで
紹介状を書いてもらい 後日、超鮮明なエコーでわが子を確認
そのエコーを 私は立ち会えなかったのですが
妻でもハッキリと性別を判別出来るくらい そのエコーは鮮明だったそうです。
エコーの結果、 赤ちゃんの外見に 特別変わったところは見つけられないとのこと
動脈の数が少ないと 赤ちゃんに十分な栄養が行き渡らないのでは? という質問に対しては
赤ちゃんへの栄養は 実は静脈を通って供給しているため 栄養に関しては問題ないとのこと
とはいうもののやっぱり不安ですよね
ネットで調べても正直ヒットが少なく
奇形の可能性や 産まれた後の後遺症的な記述も見つけるのですが 産まれてみないとハッキリ言えないというのがほとんど
一時期は不安で仕事にも集中できない日々が続きました
ただここで気を付けたいのは この症状に限らず 夫はどんなに不安でも それを表に出してはいけないということ
一番不安なのはもちろん身ごもっている妻であり 不安な状態は最終的に胎児へ影響しますよね
夫は普段どおり妻と胎児に接してあげたいものです
出産時に心拍が低下し 帝王切開の準備までしましたが なんとか自然分娩で産まれてきました
それから7か月 何事もなく 順調に体重を増やし
寝返りを覚え
もう少しでハイハイしそうな勢いです
単一臍帯動脈の症状があらわれた方へ
単一臍帯動脈だからと言って すぐさま奇形などに直結するものではありません
それはうちの娘が証明しました
だからいまはとにかく 穏やかな気持ちで出産に臨んでください
自分の子供というのは おむつの表紙を飾る赤ちゃんなんかより ダントツにかわいいものです
ここを読んでくれた方にも そのくらいかわいい赤ちゃんが産まれることを せつに願っております
吉田むらさき
単一臍帯動脈(たんいつさいたいどうみゃく)
この言葉を知った日から出産まで・・・
というより今日この日まで どこかこう安心できないというか 気が抜けない状態であり 緊張感で自分自身の精神部分を 支えていた感じがします
私が自分自身を支えないと 家族の不安を受け止めることができなかったでしょう
まず前提として 私にはまったく医学的知識がないということ
つまりこれから書き記すことが 医学的に正しいという保証が出来ないわけで
慎重に一語一句を選択するつもりではありますが 多少の間違いは勘弁していただきたい。
そのリスクを冒してでも書き残そうという理由は 同じ境遇にいる妊婦さんとその旦那さんに 少しでも安心していただきたいと せつに願っているからです
家族・親戚・友人ということに関係なく 身ごもっているすべての方に無事に出産を迎えてほしい
私自身 子供を授かり心からそういう気持ちになりました
夫という存在は 出産に対して 【まったく踏み込めない領域】があるにせよ
私的にはとても重要な存在であるという認識があり
夫だからこそできる 出産へのアプローチを考えてもらいたいと思っています
詳細は後述しますが いまのうちにこれだけは断言いたします
我が娘は
【単一臍帯動脈】の症状での出産でありながらも 12月1日をもって7ヶ月となり なにも問題なく毎日を元気に過ごしております
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