こしおれ文々(吉田ぶんしょう)

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2009年11月13日(金) 小声で伝えたい話



最近【声】の存在をとても大切に思う


職場を見渡したとき
俗に言う【仕事ができる人】というのは
とても【良い声】をしている


いろんな人の商談を見ていると
内容にたいした差がなくても
その発せられる【声】によって
顧客の反応(内容の理解や納得具合)は全く違う気がする




では具体的に【良い声】とはどのようなものか




まず声に関わる項目としては
以下のものが挙げられるだろう

・音量
・音程(高低)
・滑舌
・抑揚
・スピード
・音色
 (【ねいろ】ではなく【おんしょく】かな)


音量は大きすぎてもうるさいし
小さいと聞き取れない

速すぎてもダメだが
遅いとイライラする


特に私が一番大事だと思うのが【抑揚】であり


音量やスピードを一定に保つより
大事なところで音量を上げ
少しスピードを落とすくらいの方が説得力が増す気がする


つまり
【良い声】とは単に声質が良いというだけの話ではなく
どちらかというと
その【使い方】の問題ではないだろうか


自分が持っている声の条件を理解し
状況に応じて音量やスピードを変える


彼女と二人っきりのとき
客に商品を売り込むとき
子どもをあやすとき
当然同じ声は使わない


場の空気に応じた声を発せられる人が
【声の使い方がうまい人】というわけである。


不思議なもので
【声の使い方がうまい人】というのは
練習せずとも自然に身につけており
これはもう生まれ持った才能と言っても良い



当然意識して練習すれば上達すると思うのだが
これもまた不思議なもので
【使い方が下手な人】というのは
自分が【下手であること】すら気付けない


自分の声を録音して聞いてみると
イメージとは違った声が聞こえてくる


ということは・・・


話し相手が自分の声を受け取ったときの印象だって
自分が思っているイメージと違って当然である。



【声】を前面に押し出す職業は
ミュージシャンや役者さんばかりではなく
営業はもちろん窓口業務も該当する



日常生活では当然欠かせないものであり

やはり【声】とは
その人の人間性を決める大切な要素と言っても過言ではない



インフルエンザが流行っております

単に高熱出してつらい思いをするだけでなく
声を枯らして
【自分らしさ】を一時的に失うことのないよう
体調管理に気をつけたい今日この頃です。


おぅ〜・・・なんかホントにコラムっぽい(笑)



管理人:吉田むらさき

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