こしおれ文々(吉田ぶんしょう)

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2003年06月24日(火) (未決定)その35 明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を。(THE BOOMより)

いいえ、違います。
私は、県知事選に出馬した横山北斗ではありません。
吉田理恵です。

先日、生まれて初めて葬式というものに出席していました。
自衛隊に勤めていた高校の同級生が、
離着陸訓練で事故を起こし、奥さんと子供2人を残し亡くなりました。
とても痛ましい出来事です。

先日、友人の結婚式に出席してきました。
半年前に別れた彼女も出席していたのですが、
【名字】が変わっていました。
この半年間でできちゃった結婚だそうです。
とても痛ましい出来事です。



私自身にとって、
この二つの出来事はとても印象深いものとなりました

一方で、大事な友人が死んで、
もう一方では、依然好きだった女性が知らない男の子供をはらむ。

【死】の驚き、【生】の驚きがいっぺんに
私に降りかかってきたのでやんす。

ただし、【とても印象深い】とは言うものの
結局のところ、私自身の生活に全く変化がないのも、また事実。

腹減らしたら飯を食い、
阪神の好調に胸躍らせ、
松浦あやの午後ティーのCMを真似したり、
株価下落に懸念を示し、
この時期、デブには近寄らない。

何にも変わりません。

2つの出来事は、
昨日寿司喰ってうまかったなあと同じくらい
時間がたてば次第に薄れていくものなのでしょう。

【彼の分まで生きよう】とか、
【遺族のために何ができる】とか、
1つ1つの出来事にいちいち意味を持たせることが
実際は、全く無意味な事でしかないことだってあるわけでやんす。

そのことに気づいたことが、
私にとって何より悲しいことでした。

人一人死んだところで、人一人生まれてきたところで、
自分が当事者でなければ何にも変わらない
これって、トキオ山口の300円の話よりすごくない?

特におもしろくもない話ではございますが、
考えさせられた事ですので、書いてやりました。

実は極秘任務のために、
国の陰謀で死んだことにさせられたのだとしても、
ホントに死んだのだとしても、
クラスのみんな、勝ちゃんを忘れないと思います。

さようなら


管理人:吉田むらさき

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