いまBSE問題が騒がれている、その牛肉だけれどアメリカじゃ普通に食べている。でも、私も多少は気にして、ひき肉は買わないようにしているけれど、そんな程度。

たとえば豆腐。アメリカで売られている豆腐は賞味期限が1ヵ月半ほどもある。防腐剤がてんこ盛り。その豆腐もアメリカに住み始めた最初の頃は、あまり食べないようにしていたけれど、そんなことを言ってたら日本食が食べられないので、今はまったく気にしていない。

アメリカで売られているパンも10日も経っても全然カビない。大体、パンに黴がはえたところなんて見たことない。

この正月、アメリカに17年住んでいる人に、日本食料品店の自家製の“のし餅”をおすそ分けしてあげたら、「カビがはえてきたよ」と言われたのだった。お餅が腐るのは当たり前でしょう、冷蔵庫に入れてなかったの？って私は思ったけど、半分アメリカ人な彼には予想外のことだったらしい。

で、あらためてアメリカの食品はずぼらなアメリカ人に合うように作られていたのねと、私は思ったのだった。

田舎のレストランに行くとオニオンリングにチキンウィング（フライ）にソーダという揚げ物と砂糖たっぷりの炭酸水しか置いてなくて、なんて不健康なんだと思ったことがあるけど、健康面で言えばアメリカの防腐剤だって同じこと（あまり気にしていない）なんじゃないかな。

日本って細かいことまで、きちんとしてるとよく思う。
いま泊まっているウィークリーマンションに最寄り駅（山手線）の時刻表が置いてあった。
「えっ？　こんなものって必要なの？　駅に行けば３分おきに電車が来るのに」「こんなこと気にして電車に乗ってる人っているの？」と息子と言い合った。

電車の時刻表なんてもちろんなく、間隔も適当にやってくるワシントンのメトロ（前の電車のすぐ後に次の電車が来ることもあれば10分近く来ないこともある、すぐに遅れて30分くらい待たされるトラブルなんかもしょっちゅうある）に慣れている身としては、「ああ、日本ってなんてきちんとしている国なんだ」と感嘆してしまうのだった。

いま息子と一緒に日本に帰ってきています。
１年半前の夏と同じように、ウィークリーマンションに滞在しています。
相変わらず狭いです。この狭い空間にスーツケースが３つもあって、
ロッカーや冷蔵庫、テレビなど必要なものを塞いでいます。
その狭い空間を工夫しながら暮らすのもなんだか快感という気もして・・・。
ま、10日ほどの滞在だから言えることなのだと思うけれど。
で、この２日間にベッドの角に足を（それもくるぶしを）ぶつけたこと、数知れず。
いい加減学習しようよ、自分。

すぐ前にセブンイレブンがあってお総菜やおにぎりを買うとポイントがついてきます。
4000円くらい買うと、スヌーピーのランチボックスがもらえちゃう。
「やるなぁ！　セブンイレブン」というのが息子の第一声でした。
当然毎晩通って、翌日の朝ご飯用の食料調達している私であります。（お見通し）

日本って物貰う文化の国ですね。路上で配るポケットティッシュはもちろん、
銀行や郵便局で預金すると粗品がもらえるし、スーパーのお買い物で景品とか。

昨日、不動産屋で部屋探しをしていたのだけど、
「いまキャンペーンですので、このかごの中から好きなものどうぞ」と
言われ、貰ったものはマグカップとフェイスタオル。
契約もしていないのに。
得した気分でもあり、「これって日本だぁー」って懐かしい気もした私です。

それから驚いたこと。レストランで食事をしてもカードが使えないこと。
現金もすぐなくなってしまうし、いつも松屋じゃ味気ないからと
息子とふたりでジョナサンに入ったのです。当然カード払いのつもりで。
ランチ1661円也/２名　現金で払うことになって、ええっ!?　と驚く私。
ああん、アメリカじゃあ、ありえないよなっ！
マクドナルドで５ドルのハンバーガー買ってもカードなのに。
というか、ファミレスはレストランとは呼ばないのですか？

と、そんなこんなの小さな驚き、再発見を感じつつ日本でのひとときを
楽しんでおります。

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