samahani
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2005年12月31日(土) 帰りの車中にて

ワシントンDC飲もう会のメンバーの中には、アメリカの方が長いって人が若干2名ほどいらっしゃいまして(敢えて誰とは申しませんが)、で、普通に会話していても「大阪人は排他的だ」と言えば「えっ?ハイタテキって何?」とか、「ウトウトとまどろんでいると」と言えば、「マドロムって何?」とか言われてしまうわけです。いやん。
まーね、英語あんまし分かんないボクに言われたかねーよ!って気もするでしょうが。

でね、ボクは密かに、飲み会のときにナンシーさんじゃっくさん(って、結局言ってますがな)の知らない言葉言い当てごっごなんてことしたら面白いかもね、と思っていたのです。

ところがですね。我が家にもアメリカの方が長いなんてもんじゃない、14年の人生のうち9年半アメリカ暮らしという次男坊がいるのです。普段、普通に日本語を喋ってはおりますが。

昨日、ニューヨークからの帰りの車の中で「暗いときに帰ってくると暇だよねー」と長男が言うので、ワタクシ「じゃあ、こーすけの知らない日本語言ったら勝ちってゲームしよう」と提案しました。こういうとき昔は「しりとり」や「古今東西(魚)の名前」とか、やってたんだよねーと思いながら。

でね、ここに書いちゃうと次にゲームしたときに使えなくなっちゃうんだけど、「矜持」「齟齬」「膾炙」「蹉跌」「隘路」なんて言ってたのに、(ルールは他のふたりは知っていること)、ウチのダンナ、ネタが尽きて「覇権」とか「惰性」とか言い出して、「えー、それはいくらなんでもこーすけをバカにしてるでしょう、惰性って理科でも使うよね」と言ったら「いやそれを言うなら慣性で、慣性と惰性は別物だよ」とこんどは私がおバカを晒し、さらにこーすけは惰性を知らなかったというおまけ付でありました。

「日本語の勉強になってよかったね」と言うと「こんどはママの知らない英単語でやろう」と言われ、「えーっ、そんなの全部知らないに決まってるからゲームにならないよ」と答えざるを得ない情けない母なのでありました。
 
おわり


(息子が大学受験で日本に帰ってしまうので、これが最後の家族旅行と夫が言い出し、冬休みにスキーとNYの2泊3日で旅行に出かけたその帰り道のことを書いた mixi の日記より)


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