五行日記
ガム
■
■
■
■
■
■
解放感と愛すべき場所。
時計も携帯も持たずに一寸そこまでと走らせた車。
何にも縛られない夜の解放感が車より気持ちを加速させる。
ついには住んでる街をも飛び出して隣の街へ。
不確かな愛を感じるモーテルを何軒も横目に通り過ぎ
確かな愛を感じるその場所へ辿り着いた。
2005年08月31日(水)
■
■
■
■
■
■
プライドを爪弾かれる。
録画放送のPRIDEのために目と耳を塞いできた。
解放されたそれらがまず目にしたのは下克上、
耳にしたのは新王者の咆哮。
氷と炎が霞んでしまうくらい躰の芯を爪弾かれた感覚。
これからがまた楽しみになってきた。
2005年08月30日(火)
■
■
■
■
■
■
もうニキビとは言えない。
数日前、突然目の下に現れた吹き出ものが
気になって気になってしょうがない。
見た目では殆ど目立たないからこそ油断して
不意に何らかの拍子で触れた瞬間走るあの激痛。
2番目に嫌いな痛みかもしれない。
2005年08月29日(月)
■
■
■
■
■
■
アドレナリンマシーン。
試合が終わってからもアドレナリンが出続けてる。
そんな錯覚を覚えるくらい気持ちが高ぶってる。
今日みたいなプレーができたらこの先の試合もずっと
自信を持ってやれるだろう。
もうシーズンが終わってしまうなんてもったいないよ。
2005年08月28日(日)
■
■
■
■
■
■
頭の中の打ち上げ花火。
いくら寝ても寝足りないこの頃。
今朝は早くから宅急便のチャイムに起こされた。
不機嫌ではないが二日酔いで具合が悪い。
台風が避けていった外は天気が良い。
行く予定もない花火を思い描いてみた。
2005年08月27日(土)
■
■
■
■
■
■
蜘蛛の糸の暗示。
ゴールテープを切ったように蜘蛛の巣に掛かった。
粘り気のある糸を両手で払いながら考える。
「これは何かの暗示だろうか?」と。
こんなにも広い世界を窮屈に感じたり、
他人との思いも寄らない繋がりに煩わしさを感じたり。
2005年08月26日(金)
■
■
■
■
■
■
風がぬるい日に。
誠意を示そうと言葉を選べば選ぶほど
それが裏目に出てしまっているような気がする。
相手が何を望んでいるのか分からない時があるし
それをどうやって探ればいいのか分からない時もある。
こんな僕の中に誠意なんて本当にあるんだろうか。
2005年08月25日(木)
■
■
■
■
■
■
朝一飲料。
毎朝空っぽの胃袋に珈琲を流し込んで目を覚ます。
口に苦くて胃を締め付けるようなこの液体を
どうして僕は好んで飲んだりするんだろう。
大人になってから変わった味覚は
この先も変わっていくんだろうか。
2005年08月24日(水)
■
■
■
■
■
■
アムニージアック。
ずっと立ち止まったままだったのか、
巡り巡って同じ場所に辿り着いたのか、
気付いたらまたここで途方に暮れてる。
考えすぎの原因を逆に追い込もうと掻きむしった頭に
痕が残ってまた爪が伸びてることに気付く。
2005年08月23日(火)
■
■
■
■
■
■
夕焼け吹奏楽。
帰り道、どこからか聞こえてきた吹奏楽部の練習の音が、
炙り出しのようにゆっくりと、遠い昔の記憶を蘇らせた。
高校時代、放課後の校舎で聞くでもなく聞いてた音。
その頃に見たもの、感じたこと、思い出せるだけの全て。
どうしてこうも僕は引き返してしまうのだろう。
2005年08月22日(月)
■
■
■
■
■
■
いいわけないドタキャン。
数日前の天気予報では、雨が降ることになっていた。
思惑が外れ、雨を理由に断ろうと思っていた予定は、
理由もなく断ることになった。
不思議と許してくれそうな気がしたから
言い訳は考えなかったけど良いわけないよね。
2005年08月21日(日)
■
■
■
■
■
■
ブラウン管の表情。
昨日、一昨日の反動で引き籠もりの一日。
朝の宅急便に起こされなかったら多分きっとずっと寝ていた。
少しボンヤリした頭でDVDを観て、高校野球を観た。
ブラウン管に映り込む自分はどこか迷っているような表情。
次に起こす行動を決めかねてるといったそんな表情。
2005年08月20日(土)
■
■
■
■
■
■
戸惑いの扉。
もう少し若かったらこんな風に遊べたのかな?
予定もなくとった夏休みにそんな1日を体験した。
これまで何度もぶち当たってきた壁には、
気付けなかったけど、その先へ向かう扉があったんだ。
呆気なく開いた扉に戸惑いつつ、新しい世界へ踏み出した。
2005年08月19日(金)
■
■
■
■
■
■
流れに身を任せて。
胸につっかえてるものは完全には取り除けなかったけど
少し箍を外して流れに身を任せたら本当に楽しめた。
今週の悪い流れは断ち切ることができたのかもしれない。
調子に乗ってサイトのヒントを零してしまったけど
果たしてここまで辿り着けるのかな。
2005年08月18日(木)
■
■
■
■
■
■
悪い流れ。
今週の悪い流れを今日も引きずってしまった。
サッカーの試合で2失点。試合に集中しきれなかった。
悔しさや怒りを通り越して、ただ悲しくなった。
急遽明日の飲み会(合コン?)に誘われたけど
このままの流れじゃ期待できるものは何もない。
2005年08月17日(水)
■
■
■
■
■
■
今週はちょっと。
夕べからのプロバイダ障害でサイトが開けない。
冷蔵庫に入れ忘れた食料が1日で傷んでしまった。
地上3階で震度4の恐怖を体験。
そういえば昨日自転車のチェーンを外したっけ。
送ったメールの返事も来ないし。
2005年08月16日(火)
■
■
■
■
■
■
月曜9時のつむじ風。
連続ドラマなんてほとんど観ることはないのに
何となく観てしまったスローダンス。
1話観ただけで物語の全てを追うことはできないけど
胸の中に小さなつむじ風が吹いたのを覚えた。
観るんじゃなかったと少しだけ後悔。
2005年08月15日(月)
■
■
■
■
■
■
ニュース&サイレン。
新聞・テレビで目にする事件や事故の悲惨なニュース。
街の中で耳にする救急車や消防車のサイレン。
普段から僕を不安にさせるそれら。
盆や正月に見聞きするとその負の効果は何十倍にもなる。
僕の実体験がそうさせるのかも知れないけど。
2005年08月14日(日)
■
■
■
■
■
■
パラサイト。
冷蔵庫を開けて勝手にビールを飲む。
出された料理を遠慮なく食べる。
そして足りないからと追加を頼む。
実家だからと好き勝手。
帰省中の寄生虫。
2005年08月13日(土)
■
■
■
■
■
■
斑な背中。
背中の痛みが強烈な痒みに変わった。
我慢しきれずに掻きむしったら背中の皮が捲れあがった。
虫みたいに綺麗に脱皮できたら苦しまなくて済むのに。
でも虫たちは本当に苦しまずに脱皮してるのかな。
斑な背中を鏡に映しながら抜け殻の自分を考えてみた。
2005年08月12日(金)
■
■
■
■
■
■
隔席カウンター。
まだ誰もいないカウンター。
ひとつ空けて2番目の席に座る。
誰が来て座るわけでもないのに、
いつの間にか身に付いた癖。
他人との距離を測るちょうどいい物差し。
2005年08月11日(木)
■
■
■
■
■
■
道草、近道、遠回り。
どんなに目的地が遠くても自転車で行けたっけ。
子供の頃はそれが当たり前だったのに
大人になって随分と楽することに慣れてしまった。
たまには自転車で出かけるのも悪くない。
今まで見えなかったものが眠ってた冒険心を叩き起こした。
2005年08月10日(水)
■
■
■
■
■
■
暑さが生んだ錯覚。
何匹もの小さな蟲が背中を這ってる。
じっとしてても噴き出す汗は
そんな錯覚を伴って背中を流れてく。
真っ直ぐな路の真ん中で迷子になったら
どこへ進んだらいいんだろうか。
2005年08月09日(火)
■
■
■
■
■
■
白の後悔。
仰向けに寝られないくらい背中が痛む。
時々襲ってくるあの痛みとは違う、昨日の日焼けのせいだ。
焼けたおかげでタンクトップが似合う体になったけど、
肌に接する面積の少ないそれしか着たくないのが本音。
もう少し早い段階から焼いとくんだったな。
2005年08月08日(月)
■
■
■
■
■
■
海は温いなしょっぱいな。
誘わせるがままに参加した海辺のバーベキュー。
肉より野菜より、一番焼いたのは自分の体かもしれない。
海水浴日和って今日みたいな日のことを言うのだろう。
正確には覚えてないけど海で泳ぐのは10年ぶりだったかな。
海がこんなにしょっぱかったなんて忘れてたよ。
2005年08月07日(日)
■
■
■
■
■
■
若さの夏、開幕。
事件とも事故とも取れるアクシデントに見舞われながらも
また球児たちの暑い夏が始まった。
ヒットを打って塁上でガッツポーズは如何なものかと感じるが
それもまた若さなのかなと納得してみる。
若さや勢いが間違った方向に向かわないことを祈りつつ。
2005年08月06日(土)
■
■
■
■
■
■
昨日の今日で夢現。
遊び心を履き違えて真剣味が足りなかったのかな。
全てを一遍に変えることは出来ないかも知れないけど
少し自分を見直してみようと横になって考えてたら
いつの間にか寝てしまってた。
夢の中でも同じことを考える自分がいた。
2005年08月05日(金)
■
■
■
■
■
■
人間力の経験値。
懺悔にも似た打ち明け話に彼女は真剣に答えた。
何となく術中にはまったような気もするけど
ボンヤリじゃなくハッキリとそれを話せたのは
約6年の空白があっても信頼できると感じたからだ。
説得力のある言葉をもらって、ひとつ足枷が外れた。
2005年08月04日(木)
■
■
■
■
■
■
暑い夜に味わう。
今日から始まった祭の雰囲気を味わうため、街へ出た。
祭のせいか、夜の街は普段より熱を帯びていた。
苦手な人混みを避けて歩くと辿り着いた場所は、
半纏も浴衣も竿燈もない、あるのは酒のいつもの店。
結局、最初の目的も忘れて、いつものように酒を味わう。
2005年08月03日(水)
■
■
■
■
■
■
ゴテゴテの夏。
気付いたらもう8月なんだな、梅雨明けもしてないのに。
それに気付いてようやく完全に出遅れたことを知った。
もうみんな夏の予定が決まっちゃってるんだな。
今さらジタバタ足掻いたってどうしようもないし。
後手後手になった今年の夏はいつも以上に短そうだ。
2005年08月02日(火)
■
■
■
■
■
■
萎んだ風船。
勢いよく膨らました風船も
しばらく放っておいたらいつの間にか萎んでしまう。
今はそんな状態なのかもしれない。
また膨らむことができたなら
その勢いでどこか遠くへ飛んでいこう。
2005年08月01日(月)
≪
≫
初日
最新
目次
MAIL
HOME
My追加