LILY

愛がそれだと言うのならば

君の幸せだけを祈りつつ

花は朽ちるしか無いのだろう。


永遠に君が枯れないように。

永遠に私が水で居られるように。


花の咲く日が来るならば

少しの違和感も無く溶け込み

苦笑しながらも冷たさに耐えて

そして自分の意識を変えてゆく。

許されることの無い形に。


いつまでも変わらない笑顔のまま

いつまでも共に居るために。
2007年08月18日(土)

ゆう

自らその手を振り払う。

それは何よりも私が必要としていて、

それは何よりも失ってはいけない、

何よりも大切だったもの。


どうして選択の間違えには

気付く事が出来なかったのだろう。


ちゃんと笑えていただろうか。

違和感は届かずに済んだだろうか。

沢山の傷をつけたのに

貴方は変わらず笑いかけてくれたから

取り戻せない事を悔やむしか無かった。


補うだけの上手さがあれば、と。

別の誰かの為の言葉が

私の為の言葉なら良かったのに、と。


もう謝る言葉しか生まれない。

もう違う道を歩き進めている。

それでも

もう一度笑い合いたかった。
2007年08月16日(木)

忘れる為の

他のものを悪くしか捉えないのなら

全てを鏡に囲わせて

好きなだけ眺めるといい

内側の醜さに気付けないまま


華やかな舞台に立ちたいのなら

他人を引きずり降ろす前に

自らを磨けばいい


その目と口を早く縫い止めてしまって

全てを炎に包ませて

自分の愚かさを憎めばいい

抉れた傷の大きさを考えながら


底辺に住むものを叩いても

誰の幸せもうまれない

私は笑っていられるけれど
2007年08月10日(金)

サ ヨ ナ ラ S T A R D U S T / 0.057