愛と創作の日々
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母に渡された目薬を注す夢。
場面は、おそらく実家の台所
夢の中の私は、目薬のパッケージに記されている値段を見て、驚いていた。
「ご、5054円!!」
と、思わず、声を上げて、値段を読み上げるくらい、驚いていた。
なんで5054円なんだろう?
ふしぎ。
まあ、夢だし。
寝る前に、布団の中で、ある小説をを読んでいた。
読み終わってから寝たのだけれど、興奮して、最初寝付かれなかった。
すごいお話だった。
お話なんて悠長なものではないほど、過激で刺激的。
体験を元に書かれた小説らしいけれど、どこまでが、体験なのか、すごく気になった。
主人公が昔の知り合い(といっても、主人公は、まだ19歳だけど)に偶然再会して、再会相手が、近況を語る場面が印象に残った。
特に、その再会した相手といっしょに暮らしていた女の子のエピソードが心に残った。
女の子は、15歳なのに、21歳といつわっていた。オメガの時計を、かわいそうなウサギと交換して、ウサギを飼い始める。
あるとき、ストーブの火がその娘のスカートに燃え移って、焼け死んでしまうというくだり。
そして、再会の相手が、その娘が飼っていたウサギを食べてしまうというくだりが、なんとも、もの悲しくて叙情的だった。
2009年01月03日(土) |
思い出せずに消えた夢 |
昨日は、見た夢をはっきりと覚えていたけど、今日は、なんとなく夢を見たような気がするということだけを覚えているだけで、どんな夢を見たのかについては、思い出せない。
こんなふうに記しながら、必死に夢を思いだそうとしている、もしかしたら何にかの拍子に思い出せるかもしれないと、淡い期待を抱きながら、ここまで記しても、やっぱり思い出せない。
夢といえば、さっきまで読んでいた小説に、主人公が亡くなった人に蕎麦をふるまわれるという夢をみたことを、奥さんに話してきかせるというくだりを思い出した。
亡くなった人が夢に出てきて、その人にすすめられた食べ物を口にするのは、縁起が悪いらしい。
歯が抜ける夢を見ると縁起が悪いのと同じことかしら?
そういえば私は、亡くなった人に食べ物をすすめられる夢だけは、まだ、一度も見たことがないような気がする。
うちの長男とタクシーの運転手さんがトラブルになっているという設定で、私と夫が、その運転手さんにお詫びをしている夢。
どうも運転手さんに長男が傷つけるようなことを言ったみたいだった。
ごめんなさい、ごめんなさい、許してやってください、と、ひたすら詫びていた。
ちなみに運転手さんは、ビルらしき建物のだたっぴろい駐車場に止まっていたタクシーの中にいた。
すごい強面(こわもて)の人だった。
ちょっとやそっとでは傷つくような感じの人には見えなかった。
長男にもお詫びをさせようとして、「すみません、今、連れてきますから」
と、運転手さんに待ってもらうように頼んでいた。
長男は、目の前にあったビルの4階にいるということになっていて、私はそのビルに向かい、エレベータに乗った。
中には、エレベーターガールと、人が数人いた。
なんともひょうきんなエレベーターガールで、中にいた人に、ものすごくけたたましい声を上げ、漫談のようなものを披露していた。
長男のいる4階に行こうとしているのに、エレベーターは、上に向かわないで、横に動いた。エレベーターは、ガラス張りのようになっていて、四方八方が見渡せたけれど、線路の上を走っているようだった。
「あの、4階に行きたいんですが、なんで横に向かって動いているんですか?」
と、私はエレベーターガールに訊いてみた。
「それは、あんさんの錯覚ですがな。このエレベーターは、上に向かってますで」
と、どこかの落語家さんのような物言いでエレベーターガールは答えた。
上品で美しいユニフォーム姿のエレベーターガールには、およそ似つかわしくない物言いだった。
でも、エレベーターは、どう見たって、横に走っていた。ちょうど電車の運転席の正面から見渡せるような景色が見渡せていた。
線路の向こうには駅のホームらしきものが見えた。
「あの、どう見ても、これ、横に動いているんですけど」
再びエレベーターガールに話しかけた時は、もう、エレベーターは、今にも駅のホームに到着しそうだった。
これってエレベーターとちごて、やっぱり電車やん!
そう思った途端、場面が変わり、どこかのビルの一室のようなところいた。
その部屋には、私と長男ともうひとり女の人がいた。どうもその人は、私と同じアルバイト先の人のようだった。
女の人から、私のアルバイト先の会社が倒産の危機にあるという話を聞かされていた。
ちなみに私のアルバイト先は、お札を小銭に両替するという商売をしている会社で、両替する際の手数料で儲けている会社ということになっていた。
「得意先とトラブルがあって、さっき、得意先の人が来て、もうお宅とは取引きしないってえろう怒ったはりましたわ。それはそれはものすごい剣幕でした。なんでもうちの社長さん、先方があやまりに来いっていうたはるのに、あやまりに行きはらへんかったみたいですわ。それがあかんかったみたいで。あそこからお札を両替させてもらわれへんようになってしもたら、うちの会社は、もうあきませんわ。やっていけませんわ。」
と、女の人は、ひどく嘆き悲しんでいた。
「大丈夫、両替させてもらえなかったって、なにかほかに稼ぐ方法はあるはずや。うちの会社はなにも両替の手数料だけにたよらんでも、ほかにも儲ける方法はきっとあるはず。大丈夫、会社は持ちこたえられますよ。だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ」
と、私は、ひたすら「大丈夫」をくりかえしていた。
大丈夫、大丈夫を、くりかえしているうちに目が覚めた。
今年の初夢って、これで、ほんま大丈夫?
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