ニューヨーク俳優修行日記
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2004年12月30日(木)

帰国


昨日、ニューヨークにに帰ってきた。
北海道の後の香港もかなり忙しいスケジュールとなり、
毎度の事ながら休暇なのか疲れにいったのかわかりゃしない。
それでもオリンピックサイズのプールで何度か泳ぎ、
ハイキングに2度、サイクリングに一度出かけた。

後はひたすら食べていたような気がする。
北京料理、潮州料理、上海料理、精進料理とまあいろいろ食べた。
中華と云うと油っぽい、胃にもたれるなどのイメージがあるけど、
実はかなりいろいろな選択肢があって胃に優しいメニューもたくさんある。

例えば中華粥。
これは日本の雑炊よりももっとスープに近く、朝食に向いてる。
あと、飲茶のメニューも実に多彩で何度食べても飽きない。

と、まあ、3週間食べ尽くめだったので
これから体重を落とすのが大変そうだ。

さて、来年の仕事始めは企業研修、そして、自主制作映画にちょい役で
出演する事が決定。2日にリハサール、翌週に撮影らしい。

これ読んでる皆さんは年越しはどうするのだろうか?
僕は友人宅で闇鍋となりました。



2004年12月18日(土)

北海道最終日


早くも北海道最終日。
ひたすら食べまくった旅行だ。
でも、それほど感動がなかったのはなぜだろう。
函館の海鮮丼、塩ラーメン、蟹、イカ
札幌のラーメン、
小樽のすしなど、
とりあえず基本は押さえたような気がする。


しかし、観光地だからやっぱり高し、
ガイドブックに載っている所は
ある程度観光化されているから
ちょっとしらける所もある。
次からはおちこちいくのではなく、
一カ所でのんびりしたいものだ。

これから一週間香港では
自分の予定は何もないので
少しのんびりできそう。

そんな訳で俳優修行も年明けまで
だらだらと休暇日記となる。



2004年12月10日(金)

香港第一日目


我現在在香港。

夕べ遅くに着いて
今朝はヴィクトリアパークを散歩して
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にあるHo King restaurant
にて北京風の飲茶を食べた。
バナナと小豆のメレンゲ包み揚げが絶品。

その後,ジョーダンに眼鏡を買いにいった。
2ペア買ってわずかに90USドル。
安い。
しかも、デザインもなかなか。
危なくもう後2つぐらい買う所だった。

そして、義理の両親の持つアパートを見に行った。
小さいんながらも便利なロケーションだ。
転売目的で買ったらしい。
早く売れるといいけど。

明日は朝からサイコン(西貢)でハイキング。
真夜中の飛行機で北海道へと旅立つ。
割と忙しい休暇だよなあ。







2004年12月08日(水)

いよいよ


やっと明日からバケーション。
朝に飛行機で香港には夜遅くに着く。
今日はこれから荷造りだ。現在午後4時。

翻訳の仕事も今、洗濯しながら、最後のファイルを送った。
今年はそれほどオフィスで働かなったので
あまり仕事納めと言った感じはしない。
28日にかえってくるのでもしかしたら、
これが納めじゃないかもしれないけど。

昼を以前につとめていたレストランで食べた。
そしたら、まだ知り合いがそこで働いていた。
彼女も女優で、まだがんばっている。
ミュージカルを主にしている彼女は
今までも様々な大舞台を踏んできたようだ。
久しぶりに話して楽しかった。

彼女とは同じ学校に行った関係で知り合い、
その後も会えば会話をかわすぐらいの仲。
最近は日本人の俳優ともほとんど会わないので
みんなどうしているのだろう?
彼女はすごくまっすぐに人の目を見る人なので
ちょっとあがってしまった。
なんだか、Eternal Sunshineのジム キャリーのようだ。








2004年12月04日(土)

タイミング


同僚の芝居を観に行った。
総勢7人で観に行った。
今まで約一年間一緒に仕事をしてきたけど、
彼女の舞台を見るのは今回が初めて。
一人芝居はとても難しいのだけれど、
彼女と彼女の演出家はとてもスマートに作品を構成し、
彼女はとにかく可笑しかった。

まず、舞台に入ってくるなり、観客に話しかける。
それもものすごいエネルギーで。
でも、怒鳴っている訳ではなく、さりげなく即興も
はさんでぐっとオーディエンスをその世界へと
引きずり込んでいく。

その後は次から次へ様々なキャラクターが
入れ替わり登場し、笑い、ペーソス、風刺ありと
約一時間の間全く飽きさせない
ブラインドデートでしゃべりまくる女、
疲れたシティバンクの従業員トレーナー、
金のない不動産屋、
初めてLSDをやって捕まってしまった裕福な女性、
面接にきたらヒッチコックの世界に迷い込んだ工員、
などなどとにかくバラエティに富んでいる。

彼女とは仕事で同じ舞台に立つし、
普段から面白いことを言う女性だけど、
これからは師と仰がせてほしい。

劇場は元教会。
なかなか感じがいいので、自分でも使ってみたい。



2004年12月03日(金)

3年


昨日から、少しだけ過去の日記を
読み返してる。
下らない事ばかり、よくまあこれだけ
書いてきたなあと感心した。
それでも、3年と云う自分の人生の1ステージが
こういう風に文章化されているのは
楽しいものだなあとも思う。
たとえそれが不特定多数の人に向けて書いた
嘘日記だとしても、日々の積み重ねによってしか
見えないものもあるわけで、ふっと読み返してみると
その時の自分が思い出されて、可笑しい。
そして、少しでも人が読んでいる事がわかると
やる気がむくむくと起きてくるのが
自分でも現金な奴だとあきれる。

企業研修の仕事は昨日で仕事納め。
仕事の後、同僚3人とそのままホテルのバーへ。
マティーニを飲んだら、ひどく酔っぱらった。
仕事の事、オーディションの事、などなどを
お互いに愚痴り合う。僕も3人とも随分年上だけど、
英語だから全部ためぐち。

そろそろ来年の予定が少しずつ決まってくる。
一月にはシカゴへ行く。


2004年12月02日(木)

仕事納め


今日もマリオットで仕事。
今日も騒音がひどく、なかなかハードな一日だった。
さらに俳優の一人がテレビのオーディションのために遅刻。
仕事の時間になっても、彼が現れないので
みんなでおろおろした。

彼は全国テレビのドラマのオーディションが
あったので、遅刻をすることを承知で
行ったのだけれど、それでもちょっとハラハラした
らしい。

今日は仕事の後で同僚と軽く一杯。
マリオットホテルのバーでマルティーニを一杯。
おかげで今はほろ酔い気分だ。



2004年12月01日(水)

マリオット


今日はホテルの会議室で仕事だった。
ブロードウェイト45丁目にあるマリオットホテル。
有名なチェーンホテルだけど、内装は最悪。
質の悪い原色絵の具をだらだらと床に流したような
カーペットに、病院の待合室のような照明。
何の特徴もない壁紙の張られた殺風景な部屋。
そこでぼーっとしていると、
すきま風のような音が通奏低音のように聞こえてくる。
気分はほとんどオフィスで働くネオのようだ。

そして、今日の観客/社員はかなりたちの悪い連中だ。
相当金は稼いでいるのだろうけど、
45分遅れで入ってくる10人ほどの人々、
セッションの最中に鳴る電話に、
部屋を出たり入ったりする人々。
インターアクティブなのに全く
会話に乗ってこないし。

だいたい最初からついてなさそうな日ではあった。
まず、音響の準備ができてなかった。
マイクテストが観客が入ってきてから始まった。
部屋のセッティングも最低だった。
おまけに午後のセッションでは隣室でのパーティー
から騒々しい音楽が聞こえてきて、
これじゃあ大抵の人は集中できやしない。

まあ、とにかくどっと疲れた。
明日は今年の仕事納め(企業研修の)。
翻訳の方はまだまだ続く。
ありがたいことだけれど、結構疲れる。

トレイス(Trace)のザルツブルグでの公演が
決まる。来年の10月。
これからスケジュールの調整の予定。
うまくあえば、来年はまたオーストリアへ行くことに。

この週末に見た映画

Spell bound:スペリングコンテストに参加する子供たちのドキュメンタリー
すげー面白い。
What the bleep do we know: 量子物理学についてのドキュドラマ。
これもお勧め。
Spider man 2: DVDを買った。



      

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