追い込まれ練習日記
ここではおもに練習や競技についてのことをツレツレと書いてきます。

2006年11月29日(水) タグいじって

え〜、長らく見てみぬふりをしていたのですが、日記の月一覧のぐちゃぐちゃを直してみました、頑張って。まー、頑張ってというよりはただ、タグを見直すのが面倒くさかっただけなんですが。怠慢極まってんよなぁ。(-_-;)

さて、今日も練習についてやや哲学チック(?)な事を書いてみようかと。選手が一生懸命練習するのは速くなりたいからであり、そのための目的や練習方法をより理解している選手ほど、毎日の練習が効率よく行え、ドンドンと強くなっていくわけです、前にも書いたような気もしますが。

で、その速くなるための「答え」を求めて選手も指導者も日々、あるいは何年も苦悩しつづけるわけなのですが、速くなる為の答えって出てるっちゃあ、出てるんですよね。単純に考えれば「『速いピッチ』と『大きなストライド』の両立」なわけで。

で、ことが難しくなってるのはこの二つの要素が結構相反するものになっていること。ここからが俺の独特の考え方なのですが、この二つは連立方程式なのだと思っています。自分自身の理想とする数値を当てはめて、式が成り立つようにバランスとって、それで自身の最大力を導きだすというか。

練習の組み立てって、こういうようなものだと思うのですよ。「これを身に付けたい!」ってモノがある。それを答えとするなら、そこへ辿り着く「式」こそが練習メニューの組み立て。でも、目指すものが一緒でも人によって辿り着き方が違う。
例えば「9」という答えに辿り着くにしても「9×1」や「9÷1」なんていう単純なやり方で辿り着ける選手もいりゃ、「1+1+1+1+1+1+1+1+1」でコツコツと辿り着いたり、中にはもっと複雑な過程を経ないと答えに辿り着けない選手もいるでしょう。(←ほぼ俺。要領の悪さはピカイチ)

でも、ここが競技の醍醐味でもあり、自分を高めるためにどうアプローチをしていくか。自分を良く知っていなければできません。この「自分を知る」ことで、自分自身のバランス点を見つけ出すことが、大事なんじゃないかと思います。

…まとめとしては「俺はいまだに自分を知らず、数式そのものもむっちゃくちゃ」ということで。数学なんて、いまだもってして嫌いだし…(-_-;)



2006年11月28日(火) 人目

今日はきれいに練習妥協。昔は競技場に誰がいようと、意味なし走りからぶっ倒れるまでメニューをちゃんとやり遂げたが、今日は人目が気になり、できなかった。今のこういうところが競技力に、タイムに顕著にでとるんだよなぁ。

断固たる決意で練習しなきゃ強くなんねぇよなぁ。自分の弱さをしみじみ感じた。



2006年11月27日(月) ウエイト

これまで「俺、いまベンチプレスなんて30kgぐらいでしかやれないよ〜」と言ってましたが、半分は冗談のつもりでいました。そして、本日3〜4年ぶりくらいにベンチに挑戦。最初は手始めにと「25kgでスイスイやって、アップとするかぁ〜」なんてビルドアップで考えてたのに、その25kgがろくに上がらない!!マジかよっ!!Σ( ̄ロ ̄)

…結局そのまま25kgの重量がメインとなり、ベンチ終了…。まさか、ここまで衰えていたとわ…orz 



2006年11月26日(日) 連動とか拮抗筋とか

久々に独自理論を展開。まったくわからないから切り捨てようと思っていた肩甲骨形の動きにひらめきが出た。

よく「肩甲骨と骨盤を連動」というが、この表現は正しいけど、そうじゃないように思える。できてる人には「そうだね」となるが、連動しない人にこの表現をしても余計迷宮入りしちゃうだけなんじゃなかろうか??まず大事なのは「肩甲骨と腹筋」の連動じゃないかと。

この考え方に辿り着いてからは「上から下への力の流れ」も「骨盤の回転」も「スクワットの重要性」も「二軸」も「腹筋の使い方」も「背中のアーチ」も考えとしてきれいに繋がるようになった。

ただ、ここからが選手としても指導者としてもダメなとこ。「じゃあ、どうすれば、それができるようになるのか??」がまだ自分でも考えがまとまらないし、自分でわかってないのだから他人に伝えられるわけもなく…。

で、ちょっと思ったことなんだが、「強くなるには時間がかかるが、『速くなるには時間はかからない』のでは??」というとこに考えが行き着いた。よーするにゃ、タイムを出すなら、速くなるために必要な部分に負荷をかけれて、必要な動かし方を適切にやらせられれば、普段使えてない部位に刺激が行くわけで短期間でも一気に効果が出るのではということ。実際、自分の伸び方も年間じりじりというよりは、きっかけつかんでポンッてった感じだったし。

せっかく考えが繋がったので、なんとか「うまくできる、うまく動くための練習方法」を見つけ出したい。ほしたらもう一回ポンと伸びる自分に出くわせそうな気がしている。



2006年11月24日(金) 寒〜っ!!

日が暮れてからの練習が多いのですが、最近の寒さにやる気を根こそぎ持ってかれてるtakuです。寒いし、暗いし、一人だし…。(泣)

人間の精神状態って明るいときに安定し、暗くなると不安定になる(練習やりたくないor途中で帰りたくなる)んだと身を持って体感してます(遊んでて夜・夜中にハイテンションになるのも一種、これでしょう。感情が一方向に激しく振れるという意味でわ)。

せめて、照明がほすぃ。でなきゃ俺が照明のある場所へいかねば…。



2006年11月21日(火) 万能薬

今日は久々に生徒に陸上論を語りました。「人間の体はこうすると効率よく押し出されるんだよ」みたいな。

んで、話してて思ったこと、勉強になったことを綴ってみようかと。まず、俺普段からこういう話、しなさ過ぎ。しなさすぎだから、たまに話すと一から十まで教えたくなって話してしまう。
しかし、教えられる側にしてみれば、いきなり十のことを教えられても頭に入るわけがない。もうちょっと普段から技術的なことを話しとくか、疑問点をしっかりもてるようなやり方をしないといけないよなぁ…。

人に理論や感情論を話すというのは、自分の内をさらすようなとこがあり、少し勇気がいるのだが、やってみるとこれほどプラスになることはない。大概の場合、途中で「あれ、俺何言ってんだ??」とか「何が言いたかったんだっけ??」と論が破綻する(俺だけ??)。 しかし、ここにこそ「自分が大切だと思っているのに、じつはよくわかっていない点」が潜んでおり、これに出くわせることでより深く理論を掘り下げ、理解を深めることができる。

また、自分が理解できてるつもりでも、相手に伝わらなければ、それも同じ。理路整然と述べられなかったりしたら、頭の中で優先順位ができてなかったり、専門用語を連発してしまっていたり。特にこういった専門用語を使っちゃってってケースはある意味「逃げ」ではないかと最近、思えてきた。自身が本当に理解していれば、それも噛み砕いて説明できるものだと思う。

十人いれば十通りの指導があるもの。身長・体重・骨格・目指す走り・身につけたいフォームが皆同じでない以上、それは当たり前のこと。だが、十人が十人「これをすれば速くなる」なんて指導はないし、ちょっと深く話せば「弱点のない選手」は作れても「本当に強い選手」は作れないように思う。だけど、それでも「皆がとても強くなる万能薬」を作り出したいのが指導者でしょう。矛盾してますが…(汗)

生徒にごくまれ〜に話すのですが「ピッチとストライド」や「短時間の接地と強いプッシュ」の関係みたく相反するもの、矛盾することを自分自身のバランス点で成り立たせられた奴から上のステージに登っていける、と。指導法・スプリント理論にもバランス点を見つけて、万能薬を作り出せたらなぁ、出したいよなぁ〜、なんてふっと感じた日でした。



2006年11月20日(月) ウエイト

何年かぶりにウエイトをやってみようと思った。んで、トレセンに行ったのだが、結局、負荷付きストレッチ程度のことしかやれんかった…。いまだもって、疲労で体バキバキなんだもの。

さて、数年ぶりにトレセン行って見て、公的施設の割に結構、中が変わったなぁとビックリした。見たことないマシンが数台増えてた。んで、色々いじってみたがなかなか面白い!普段やらないことをやるのがこんな微妙に面白いもんなんか!と感じられますた。

しかし、残念だったのは新しいマシンいじってると、マシンの説明書にある「負荷のかかる部分」と自分自身が感じる「負荷のかかってる部分」がけっこう違うこと。・・・体の使い方がまちがってんのか、俺。それにきっとマシンいじりながら「おお〜」とか「へぇ〜!!」と一人感心や感動の表情を浮かべ、交えながらごちゃごちゃやってる姿は端からすりゃさぞ奇異に見えたことでしょう…。(-_-;)

久しぶりでも変わらなかったのはベンチプレスの人気っぷり。ちっとも空かない。時間なかったから今日はさっさと引き上げてきちゃったけど、長年にわたってのこのベンチの崇拝されっぷりはほんとすごいなと思った。たしかに、大事な部分だけど、もうちょっといろんな個所やってもいいんじゃない!!?



2006年11月18日(土) 上半身

上半身って、難しいなぁ。昔は完全に上半身依存で走っていた俺だが、怪我して、ランニングスタイルを痛くない形に変えて、それで怪我が良くなって「さぁ、またフルパワーを目指して走ろうか!」と思いきや、腕(上半身)に依存した走り方がすっかりできなくなってた…。

何にも考えなくてもうまくいってたことができなくなるって、強烈にもどかしいなぁ。良い時の感覚を知っているだけに。そして、「できない」を「できる」に変えるため、「まずは理詰めで」と考えを進めてみても背筋、特に肩甲骨系の動きやメカニズムは相当にややこしく、ややこしい上にそれらについての考えを理路整然と並べてみたつもりが、見直してみれば矛盾発生…orz こちらももどかしいこと、この上ないぜ。

なんかなぁ…、もう少しでつながりそうな糸がつながらない。



2006年11月04日(土) ひらめき

今日は久々にひらめいたことがあった。諸事情あって人前でぴょんぴょん跳ねたのだが、おしりと腸腰筋のあたりがその日の夜に筋肉痛に。「あの程度で筋肉痛が出るとは普段、使えてないんだなぁ」と思うと同時に、その日のうちに体に反応が出てくれたことに多少の喜びを感じた。(筋肉痛が出るのが遅い年齢になってきただけに…)

さて、今日ひらめいたのはこの痛みが出た腸腰筋について。最近、スポーツ界でも健康界でも大ブーム(!?)のこの部位だが、ようよう使い方がわかったような気になった。少なくともここの筋肉の「伸ばし方と縮め方」についてはなんかピンと来た感じ。

おそらく速い方々はこの部分でも上手に反射動作を利用して走ってるんでしょうが、俺はまだ「縮める」ことを主に意識した動作。反射は「伸ばす」ことで起こる動作なんで、まだまだその域までは遠く及ばないのではありますが…。

まぁ、意識して使ってりゃある程度までは発達してってくれると思うので、まずは「ある程度」を目指して頑張ります。この部分ででかく速い動作ができるようになりゃ進み方が一気に変わってくれることを期待して…。


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