愛より淡く
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2004年09月30日(木) |
妊娠中に夫の弟と・・・ |
妊娠中に、夫の弟と頻繁に情事に励んでしまう女の人が主人公の小説を読む。
なんか、えらく生々しくてグロテスクだった。
それにしても、そんなことが許されていいのか?
主人公は、本能のままに、けだもののように生きる奔放でたくましい女の人みたいだったけど、ちょっとそれってえげつなさ過ぎやしないか?
て、えらくムキになって読んでしまった。
実は、これってこの間ここに記した「ダイアモンドの中に全裸のまま閉じ込められてしまった女の人の話」と同じ本に収録されていた。
官能小説集ではないのだけど、よく考えてみればかなり官能的かもしれない。
「せつない話 第2集」という本なのですがね。
ちなみに、せつない話 第1集には、
黒人のマッサージ師が、あれよあれよというまにマッサージしている相手を食べてしまう、というショッキングだけどぞくぞくっとする話も入っていた。
それにしても
「せつなさ」とは、奥が深いものなのですね。
先日まで、連日のように、ひろこさんという人から思いつめたようなメールが届いた。
最初のメールは以下↓のような内容
「以前どこかの掲示板でメル友募集していましたよね?
アドレス覚えてたので、メールしてみました。もしよかったら、お友だちになってもらえませんか?」
って、そんな掲示板知らんでーーメル友なんて募集してへん、してへん
って
思わず返信したくなった。思いとどまったけど。
メールの文面からして、どうもそのひろこさんは、私のことが忘れられないみたい。なぞ。
何度目かのメールで、ついに迫られてしまった。
「はっきりいって、わたし、エッチだけでもかまいません。
割り切ったおつきあいもOKです」
とのこと。
あの、ひろこさん、どうでもいいですが、私、女ですよ?
って思わず返信したくなった。思いとどまったけど。
そんなひろこさんのからのラストメール↓
「あの、うちのパソコン壊れていたみたいなんです。 その間に返信してくださっていたとしたら、本当にごめんなさい。 もしかしたら、もしかしたらと思って最後にもう一度だけメールしてみました。 怒っていらっしゃるかしら?許してください。 どうかどうかもう一度だけチャンスを、チャンスをください。 あなたからのメールを待っています」
なんか、すごい、ひろこさん。
なぜにあなたはそこまでひたむきに、こんなに凝りに凝った文章を
この私に?
って、ある種の感動を覚えた。
その後、ぶっつり来なくなった。
そしてまた今日、知らない誰かからこんなメールが届いた。
「マカロニサラダも大根サラダも好きだけどぉ〜ポテトサラダに決定〜☆いいよね?いいよね??☆でもぉスパサラでもいいかもっ!?」
うーーん、私はやっぱり卵サラダかな?
って、思わず。返信したくなった。思いとどまったけど。
それにしても、最近、この手の非常にナチュラルで手の込んだメールが
頻繁に届くようになった。
件名からして、非常にくだけているというかフレンドリーなので、うっかり知人からのものだと、間違えそうだ。
そういえば、私もその昔、ある人に凝りに凝った?メールを何度か送ったことを思い出した。
だけど、私は私は、ただただ純粋に
昔からその人のことが大好きで、死ぬほど好きで、その人とのネット上の再会を心から喜んでいて、そういううれしい気持ちを、伝えたかっただけだったのだ。願わくば、私のこともっと知ってほしいと思っていたこともたしかだけど。
返事は、全然、なし。
それがどないしてん?としか言いようのないメールばっかだった。 からかしら?
もしかして迷惑メールと間違えられていたのかしら?
そういえば、メールには、全て恥ずかしくって自分の名前を書けずにいた。
まさかね。まさかね。
それでもそういうどうでもいいメールを衝動的に送りたくなってしまうほど
私はその人のことが好きだったのだろうと、今も思う。
「わたしな、電話で人と話して営業せなあかんこの仕事が苦痛やねん。毎日毎日顔も知らんどこの誰かも知らん人と話するの辛くて辛くてしゃあないねん。おまけにうっとしがられるし、できれば、誰とも話しせんと黙々と何かを作る仕事がしたいわあ。」
というようなことを言うと、
「でもな。あんた自分がどれだけ手が不器用か知っているのか? 梨なんか剥かせたら、梨無くなってしまうくらい分厚く剥く人が、そんな手を使う仕事ができるわけないで。」
と言われてしまった。
せやねん。その通り。並みの不器用さではなかったわたし。だいたい、定規を使っても線をまっすぐ引くことがどうしてもできない。
その昔、中学時代は、針に糸通した後の玉結び(片手でくるっと糸を結ぶヤツ)もできなかった。 両手で結んでいて、実習生の人に笑われた。という思い出がある。
あらためてつくづく思う。
私って私って
なにやらしても中途半端でほんまにできそこない。
なんて無能なんて無能なんやろう。
なんにもでけへん。
手先の器用な人がうらやましい。 別に器用でなくてもいい、並みの不器用さくらいなら。
なんとかなんとかなったかもしれない。
探偵ナイトスクープを観ていた時だったのだけど
ちょうどその時、なんとも悲しい歌が流れた。
フランシーヌの場合は♪あまりもおばかさん♪
なんかあまりに物悲しいメロディに、自分の情けなさも手伝って、気がつくと、泣いていた。
ひたすらマイナス思考街道まっしぐらな、夜。
↑から数時間後
でもなんか書くだけ書いたらすっとして
ちょっと元気出てきた
明日の朝には笑って目覚めたい
おやすみなさい
2004年09月15日(水) |
悲観的な、あまりに悲観的な、 |
昨夜遅く、夫がハナウタを唄いながら帰宅した。
ひゅうるり〜♪ひゅうるりらら〜♪
そんなふうに聞こえたので
「えらい暗いハナウタ。どないしたん? 越冬つばめなんか唄て」
と声をかけると、
「どんな耳してんだ、俺が唄っていたの、長渕剛の しあわせになろうよ、や!!」
と言い返された。
なんだかなんだか、私の聴覚って、悲観的?
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