記憶の記録。

記憶の記録。
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2004年01月29日(木)

眼科検診に行きました。ＯＤをしてしまった時に糖尿も発見されたので、今はそちらの治療も同時にやってます。血糖値はストレスで100単位で移行するので、毎食前の測定時にはドキドキします。
今日は妹とＳが面会に来てくれて、Ｓが早めのバレンタインという名目で（ホントに早いよ／笑）新しいゲーム機とソフトをプレゼントしてくれました。Ｋ①はもう大喜びで、検査結果が思ったより良好だったこともあってか夕食前の血糖値は、昼食時のそれよりも150も下回りました。現金な私達…（笑）

それはそれとして、アタシは少々アンニュイです。環境的なものもあるんだろうけど、周期的な鬱の波動でもあるかもしれない。
これから、がとても不安で焦ります。
ゆっくり、の呪文を忘れないようにしたい。

明日は診察（のはず）。

2004年01月26日(月)

比較的穏やかに過ごしています。
病室内の人間関係にはやや疲れていますが（一人若い患者さんが増えたので更に親密度は上がってしまいました）、本やゲームになるべく逃げるようにしています。
決して二人が嫌いなのではなく、ただ今の私達にはちょっと負担なだけ。

Ｍ先生が、明日から３日間出張で病院に来ないと伝えに来てくださいました。次の診察日は金曜日です。
一昨日のことを、「いい判断でしたね」と誉められました。やっぱり、すごく自信に繋がります。
また頑張ろう。

2004年01月24日(土)

外泊2泊目なのですが

病院に戻ることにしました。
本当はもう一泊残っているのですが、どこか落ち着けていない自分たちを冷静に感じられて、家族と相談した結果、一日早く帰ることに決めました。
とても残念だけど良いことだと思います。
無理してこのまま家に居て、もしまた騒ぎを起こしてしまったら。
それは周囲に迷惑をかけるだけじゃなくって、自分たちが頑張ったことを無碍にしてしまうっていうことになってしまうから。
また来週に繋ぐために、自分たちで決めました。
淋しいけれど、残念だけれど、これは大きな成長だと思う事にします。

今から３人で市街地のほうにお出かけします。
楽しんでこようっと！

2004年01月23日(金)

外泊一日目

朝から妹とＳが迎えに来てくれて自宅へ。
水溜りに氷が張っている事に驚く。
いつもは決まった時間に看護士さん付き添いのもと売店へ行くだけなので（売店は一応外にあるのだけれど）、久しぶりに耳が冷たくなった。
とても気持ちよかった。

実は今、実家が一部改築中なので、愛犬キルシュが私達のアパートに来ているのだ。
ぶんぶん尻尾を振ってお出迎えしてくれて、嬉しさ倍増。
キルシュを撫で繰りまわし、チャイナと王子を撫で繰りまわし、Ｋ①はじめ子供たちもご満悦。

入院前の混乱時期をＳと振り返り、海より深く反省する。
代筆をしてもらってるあたりの記憶はもはや全く無い。
絶望感と本体に対する殺意だけはMKが持ち帰っているのだろうけれども。
そう思うと悲しいし、これからどうすればいいのか茫然とする。
でも、忘れてはいけないのは、私たちは「皆で一つ」ということだ。
彼女たちの重荷も、いつか一緒に持てる日がきっと来る。

晩ご飯はお刺身にしました。
あー嬉しい（笑）

2004年01月22日(木)

外泊許可出ましたv

無理もとで言ってみたので、えらいこっちゃ嬉しいです。
明日の朝から日曜の夜まで。
１泊でなく２泊許可が出たことも嬉しい。
他の病棟ならともかく、ここでの色々な許可はつまり先生との信頼という意味で。
２泊の間、あかりさん達は自傷他害をしないと信用します、と言ってもらえたのだ。
今回はそういう話はもっと先になるかなと予想していたのでとても嬉しい。
Ｋ①がいそいそ家に電話をいれていた。

Ｍ先生とマッピングを見ながら現在のバランスや個々の調子などの話をした。
前向きですね、と言う言葉を頂けて嬉しいアタシ。
Ｐ子頑張る。

薬がまた一部変更になった。やはりＯＤなんかしちゃいけなかった。誰であろうと、もうしちゃいけないんだよ。
アタシもあの子も同罪だから、これからも誘惑には打ち勝とう、ね。

2004年01月21日(水)

今日の診察は、明日に延期されました。
でも前以てそうなるかも、という連絡を受けていたので苛々したりはしなかったです。
Ｍ先生の姿をほぼ毎日目に出来ているのも、安心の材料なのかも。

でも、そろそろ入院が苦痛に感じられてきたかもしれない。
主に子供たちが。
これを必ず先生に伝えよう。

2004年01月20日(火)

おしのび

昨日の日記の反省。
「なってしまった」はないよね。
逃げるんじゃなく、「今はしんどいから無理」と言う練習をしなくちゃいけない…ではなくて、練習できる機会だとすればいいんだよね。
母の言葉とレンさんからのメールで気付けた。
ありがとう。

今日も母が仕事の合間に来てくれた。
申し訳ないと思いつつ、またしてもチャッカリ車に乗り込んで、今日は妹達のいるわが家へ１０分だけお忍び里帰り。
病院への往復時間を考えると１０分間だけの短い滞在だったけれど、とても嬉しかった。Ｋ①は興奮しすぎて訳がわからなくなっていた（その前に母と手を繋いで散歩に行ってるしね）
猫たちも相変わらずで安心感激。二人に感謝。写真を撮ればよかったと、帰りの車内で気付いた。
前回入院と違って、今回は病棟内で写真を撮るスキがないのが口惜しい。

明日は診察日です。

2004年01月19日(月)

同室の女の子と仲良く「なってしまった」。
最初はキチンと意識して距離を置いていたのだが、本当に、ついはずみで「なってしまった」のだ。
もちろん本人はいい人で、同じく病に悩む人だ。ただ、今の私達には途切れないおしゃべりが相当キツい。
今日は思わず、保護室の空きがないか看護士さんに確認してしまった（なかったんだけどね）。
それぐらい逃げたかった。
辛い。

2004年01月18日(日)

お散歩

昨夜はなかなか寝付けず困った。２時間ほど昼寝をしたせいと、今日の面会時間が楽しみで待ち遠しかったせいだろう。
午後２時すぎに母達が来てくれるまで、本当に長かった。何度電話しようかと思ったほどだ。Ｋ①はトイレに行くのも嫌がるくらいに待っていた（その間に母達が来たらと思うと落ち着かなかったらしい）。
今日は母、妹と親友のＮちゃん、そしてＳが来てくれた。
家族が一緒なら、ということで「１時間程度の院内散歩の許可」をもらって、明るく賢く「は～いv」と返事をし、病棟を出て颯爽と母の車に乗り込んだ。
何がなんでも頼み込んで、本屋に連れていってもらうつもりだったのだ。
母は呆れつつも理解してくれて、１時間車を走らせてくれた。
車から降りるときは、必ず妹かＳが手を繋いでくれた。
有り難い手だ。
案の定、『私』は刃物のある店へ寄ろうと口走ったり、線路際では乖離を起こしたりしたらしい。
まだまだ退院（どころか、院外散歩の正式な許可）は無理のようだ。
それにしても、今日は嬉しかったし楽しかった。
あれを話そうとか、この本を買おうとか、待つ間に色々考えていたはずなのに、母達の顔を見た瞬間に全部忘れてしまった。
Ｋ①は別れ際にドアを閉めるまで３分はかかった。
今日の嬉しさと買ってもらったたくさんの本とで、また今日からここでの生活を頑張ろうと思う。
そしていつも思うことだが、どうか全ての人格に等しく喜びが伝わりますように。
母と、妹と、Ｎちゃんと、Ｓと繋いだ手が心の奥深くで苦しむ子たちにも繋がっていますように。
アタシには、本や携帯ゲームの力を借りて「心穏やかに、安らいで」過ごすことしかできないし、またそれが今回の入院目的であるのだ。
そうやって日々を送って、週一の面談日に備えるのだ。
今日は次回の面談に十二分に力を与えてくれる日だった。

でもね、本当は。
あのまま家に、帰りたかった。

今日は嬉しいことがもう一つあった。
りるかちゃんから、優しく力強い手紙をもらったのだ。
明日売店で、返事を書くための便箋を買おう。

2004年01月17日(土)

雪の一日

何もない一日。
雪が降っていた。
入院していなければ、Ｋ①やＣ達が喜んで外に出ていたに違いない。そう思うと、やはり少し残念だ。

今日に限らず、子供人格が表に出ることが少ない。
仕切りのない大部屋はやっぱり複ﾃいのだろう。
人格交代の無理な制御は、頭痛になってかえってくる。
早く退院したい。

2004年01月16日(金)

入院して初めての面談があった。そこで初めて、Ｍ先生がこの病棟の担当医だと知った。
ということは、彼は毎日必ず多少なりともここに来るわけで、もし至急伝えたいことができても、以前の入院時のように３日間の待ちぼうけなどは食らわせられずにすむわけだ。
そう思うと、不意に身体の力が抜けた。この二日間とても緊張していて辛かったから、自分達の気持ちの変化が嬉しかった。
リラックスできるとまではまだいかないが、いい意味であきらめがついた気がする。
あと何週間ここにいなくてはならないのかは分からないが、とりあえず人格全員が「入院を受け入れ」たことになり、Ｍ先生が用意してくださった契約書にサインをいれられた。
実は、このサインをいれたのは、ＯＤから立ち直る際に８歳から９歳に成長し、もはや立派に主人格の片腕を務めてくれているＫ①だ。彼女はとても誇らしげに何度も自分の書いた文字を指でなぞっていた。
アタシも彼女が元気なことがとても嬉しかった。
Ｋ①が元気な理由は、母と妹、Ｓが会いに来てくれたこともある。ほんの２日会わなかっただけなのに、入院時の記憶がもうあやふやな私たちにとっては、待ちに待った面会だった。いつもありがとう、と思う（Ｓとは、アタシが個人的にちょっと諍いをおこしてしまった。後であやまろう）
出来れば外泊許可をとりたかったが、さすがに入院３日目では無理だった。来週に期待しよう。

脳のＣＴと脳波の検査があった。脳波ではＳ病院時代にかなり嫌な思い出があるのでパニックをおこしかけたところ、MNという女性人格がきて助けてくれた。確たる人格ではなくかけらのようだが、Ｍ先生にはとても評価された。
「そうやって、互いが互いを助け合う人格システムが確立されれば、ＤＩＤはサバイバーの生きる手段として何の問題もなくなる」と。
全くそのとおりで、私たちが９年間をかけて目指しているのもそこなのだ。人格の数や特異性がＤＩＤの問題なのではない。
アタシは単なる一患者の一人格に過ぎないが、全てのＤＩＤ患者がいつか「互いが互いを助け合う」道に到達出来ればいいと心から願っている。

2004年01月15日(木)

大部屋がここまでストレスになるとは思わなかった。
自傷は抑えられても、Ｍちゃんの対人恐複ﾃ症がもう早くも限界だ。たとえ何人部屋でも、個別に分けるカーテンの仕切りさえあればもっと楽だったのに。
「休みたいだけなのに、どうしてこうなるの」ていう叫びはＭちゃんだけではなく『私』達全員のものだ。
明日、必ずＭ先生に相談しよう。

2004年01月14日(水)

再入院した。
以前とは違う階の閉鎖病棟で、部屋の雰囲気やスタッフの応対がいい意味でも悪い意味でも全く違う。
何よりちがうのは、私たち自身の心だ。

弱っている。
ひどく弱っている。
不安でやりきれない。助けてほしい。

2004年01月13日(火)

12日と13日の出来事

今回姉の錯乱がひどい為、チリが代理で書きます。

12日
昼過ぎまで姉、Ｓ氏は爆睡していた。わしの相方ののんちゃんが来てた。（彼女は姉の事を理解してくれる良き理解者の一人である。）
2時過ぎ、姉とＳ氏起床。多少は落ち着いていたが、実家に帰ると言い出していた。わし、のんちゃん、Ｓ氏の3人で「それはいかん」と言い聞かせていたが、そわそわは止まらず、安定剤を飲んでまた寝だした。
19時ごろ、母が家に来てくれのんちゃんを送ってくれた。
20時半、姉が起き出してきて、母が来たのに何故起こさなかったのかと興奮していた。そのまま、「財布は何処？」「返して」からどんどんエスカレートし、はさみを持ち出して首と腰を切ろうとした。当然Ｓ氏が側に居り、身体を呈して押さえてくれた。しかし、興奮は収まるどころかどんどんひどくなり「殺してやる１！」とＭｋＴが言い出した。もうわしらでは押さえられなくなり、救急車を呼んでＹ病院に運んでもらい筋肉注射と点滴をしてもらった。
午前1時
家に帰宅。帰ってきて速攻「財布返して」と言われた。
わしが病院で居ない間にＭＫＴがＳ氏に「実家に帰ったら死ぬ。実家はこの身体が『死ぬ場所』と決めているから」といったらしい。
家に着いてすぐに眠前薬を飲んでもらい、姉が横になりながらお腹空いたといってＳ氏にカレービーフンを作ってもらってた。
食い終わってからすぐに姉は寝付いた。

13日
今日はＳ氏がかかりつけの病院の受診の日だった。姉はずっと寝ていて、ごみ出しもＳ氏はしてくれ、わしは姉の横でコタツに入り、看ながら横になっていた。
14時過ぎ。姉起床。ピザを頼み食した。再び横になり、また寝だした。
19時過ぎ。Ｓ氏帰宅。30分程後に母が来てくれた。途端に子供人格Ｋ①が「ちょっと待って、すぐ用意するから」と言い、着替えだした。多分させられたのだろう。母には前の日に「家に帰すのはわし的に危険だと思うので絶対避けたい」と伝えｔいた。それに今日は来客があったのだろう。母は「今日はお客さん来るし、布団も下（一階）に下ろしてるから、今日は帰るのは無理」と言った。ｋ①は納得したらしく、母を見送った。
20時過ぎ。姉は一日寝てるのは良くないと思ったらしく買い物に行きたいと言った。わしは「じゃあ、夕飯も食ってきたら？寿司屋も近所にあるし」と言い、姉は財布を返して欲しいと言った。が、わしは生活費と思い、Ｓ氏に5千円を渡し、二人を見送った。
21時半。Ｏ崎先生から電話がかかってきた。先生は「お姉さんの事はほんとに大事な人だと思っているし、信じてる」と言ってくださった。
帰ってきたら一番に言おうと思った。
22時半。突然Ｓ氏から電話がかかってきた。ものすごく切羽詰った声だった。話によるとＳ氏が会計をしている時、急にＳ氏の元を離れ、ディスプレイの包丁を取って、切ろうとしていたらしいＳ氏が身体を呈して刃物を姉の手から離させてくれたので二人とも怪我は軽傷ですんだ。しかし、店内での出来事だったので「酔っ払ってて。すみません」と言って出てきた。
わしは家を出る前に母に電話を入れ、即効で家を出て、二人の元へ急いだ。店を出て15分ほどで母が来てくれ、Ｙ病院へ連絡し、救急受診させてもらった。昨日と同じく筋肉注射をしてもらい、今日はそれだけで帰宅した。
0時頃。帰ってからも割とイライラしている様でＳ氏と二人で押さえていた。30分程で母が来てくれた。姉は母が来ると落ち着いた様子だったが、トイレに行って指を口に入れて嘔吐しよとしたりしていた。過去のしんどかったの全部を見てもらいたかったのかもしれない。なんとか止めつつ、部屋へ姉を誘導し、布団に入らせた。母も今日は姉の横で寝てくれている。
明日はＹ病院の受診だ。Ｍ先生が診てくれるらしい。

2004年01月11日(日)

解離がひどく、内科の一般病棟では責任が持てないということで、Ｓが手続きをしてくれて早期退院となりました。
ひどく不安定で不安です。

ただ、今回の入院でも一人とても優しく理解の深い看護婦さんがいてくださった。そのことが嬉しかった。

一歩前も真っ暗です。

私信＞＞ririkaさん、もしご迷惑でなければご住所をお知らせ下さい。例のものをお送りします。

2004年01月10日(土)

昨夜のことと今日のこと

昨夜は看護士さんたちに大迷惑をかけてしまった。
夜の点滴が始まる前に、トイレに行こうと思った。
はっきりアタシの記憶があるのは、そこまでだ。
その後、最年少人格Ｃがどこからかハサミを持ち出し（多分ナースステーションから盗み出したのだ）、看護士さんが点滴の様子を見に来てくれた時には左手首を傷つけている真っ最中だったらしい。それから精神科の当直のＯ先生が呼ばれて、暴れるＣを看護士さん４人がかりで押さえてもらって鎮静剤を打って…ここから今のホスト人格のＰさんに頼まれてＳが代筆します。この日記をつけてる際、気分が悪くなったらしい。それだけ今の彼女たちの精神が不安定なのがわかる。僕が今朝、内科の担当医に聞かされた事は上記とほぼ同じである。ただ、男性人格が出たらしいのだが名前はわからない。そして手の傷はたいした事はなかったが代わりに暴れたときにつけたであろう大きな痣が手首にできていた。Ｐさんの記憶が途切れたのは就寝前だと思う。Ｃの暴れた原因はおそらく昨日彼女たちの大好きなＯ先生とお話できたからだろう。Ｏ先生は彼女たちの病気を１番に気付いてくださった方で、かれこれ１０年以上のお付き合いになる。彼女たちはＯ先生の所に戻りたく、ＦＡＸを打って先生の近状を調べてみた。今は患者と医者と言う関係から離れているにも関わらずＯ先生はすぐに彼女に連絡を取って下さいまいた。とくにＫ①は先生とお話ができると大はしゃぎでした。そして念願のＯ先生のセラピーが受けれると知ったとたん。急に病院のベットにもぐり込み主人格のＭが「もう何もしたくない」「どこにも行かない」と言い出し、僕は渋々家に帰りました。その日の晩に自傷行為がＣによって行われたわけです。このＢ．ＧにはＭＫのＯ先生の所に通院すればもう死ぬ機会がなくなる苛立ちと、Ｍの鬱による「先生の所に行ってどおなるの？」「どうせ死ぬのだから」（話してる事はもっと酷いが…）と言うネガティブな思考と子供達の「Ｏ先生に会いたい」と言う相反する葛藤がＭＫに更に追い討ちをかけＭＫの分身であるようなＣが自傷行為に走ったのだと推測する。Ｃが暴れた為、彼女らは筋注を三本打たれ（内一本レボトミン、抗生物質、ロリピノール）、やっと眠ったようである。今朝、見舞いに行ったら昨晩の疲れか、薬の影響かただひたすら眠っていた。そのせいで朝食が食べられず代わりに点滴を三本打たれていたが、それすらきずいていなかった。起きだしたのは、昼食前でそれも終わるとまた眠ってしまった。夕方、チリちゃんとお母さんがお見舞いに来てくれたがそれも覚えてないらしい…。よほど疲れたのだろいう。後は夕食を食べて、薬飲んで寝てしまいました。　　今日は良い眠りを…。

2004年01月08日(木)

必要物を持ってきてくれた妹に、今回の入院計画書を見せてもらった。前回の精神科入院のときには「希死念慮」と書かれていたところに、「薬物中毒による昏藤ﾃとその際の誤嚥による気管支肺炎、血糖値上昇（糖尿）」と書かれてあった。
Ｍ先生の話では、さらに薬の大量摂取による副作用として、筋肉の酵素が一部壊死しているらしいと告げられた。
困ったことに実感が湧かない。
家族や支援をしてくれている人々との約束を破ってしまったことは、本当に反省している。ただ、鬱がひどいらしく、「生きること」への関心が著しく低いのだと思う。
誤嚥による肺炎で亡くなった人を何人も知っているし、糖尿病だった『私』の祖父は『私』の目の前で藤ﾃれて亡くなっている（実際は搬送先の病院で亡くなったのだが、本体Ｍちゃんはそこでは立ち会っていないため、目の前で昏藤ﾃして藤ﾃれたのが最期の姿だった。それはそのままＤＩＤの起訴要因の一つ＝幼少時に身近に死を体験している＝になっている）。
どれもちゃんと恐ろしいと分かっているはずなのに、何故こんなにも自分達が生き延びられたことに関して無感動なのだろう。
そのくせ、他人に対してはやけに敏感で、しょうがないことで看護士さんに腹を立ててみたり、せっかく会いに来てくれた妹とＳを「寝るから」と早くに追い返してしまったりした。いつもは面会時間ぎりぎりまでいてもらうのに。二人が大好きなＫ①はベッドの中で涙ぐんでいた。ごめんね。

実際、体調不良で気分が滅入っているところも多々あるに違いない。
でも、今の私たちには重すぎる鬱だ。
アタシにしても、何をどうすればいいのか分からない。
Ｋ①がＭ先生にした話では、妹達が帰った後、MKが売店に行ってカミソリはないかとしきりに尋ねていたらしい。あやうく院内電話で精神科病棟に通報されるところだった（以前の入院で、顔を覚えてもらっているのだ）Ｋ①があわててMKを押しのけ、今は内科入院で、「そういう」つもりで買いたいわけではないと必死に説明したらしい。MKは当然「そういう」つもりで買いたかったのだろうけれど。

なんだかひどく疲れた。

2004年01月07日(水)

今までと今日の事　

新年の挨拶より先ずはじめに。
姉に頼まれ、本日より代筆致しますチリです。
姉が3日前に眠剤と安定剤をオーバードラッグし、入院して居ります。
で、今日完全覚醒し、ストレスによる血糖値上昇の為、内科にて引き続き入院生活を送ることになりました。精神面では、矢張り少し不安定ですが酸素量も安定している様です。

改めまして、明けましておめでとう御座います。本年も姉、Ｓ氏共々よろしくお願い致します。

えー、先ず姉が1週間書いていないと言っていたので、ざーっとかきます。

12月31日：姉とＳ氏は紅白を見て、チャンネルをなんとなく変えてうっかりＶ６の岡田君が映っていたらしく、Ｓ氏にそばを作ってもらって二人で年越しをしたらしい。（チリはのんちゃんとカラオケで年越した為）

1月1日：午前2時くらいにチリとのんちゃん帰宅。姉は寝ぼけて「おかえり」を言ってくれ、その後は爆睡。姉は午後4時くらいに起き、Ｓ氏を見送った。晩は各自適当に食べて午後11時頃に就寝

1月2日：姉とＳ氏の共通の友達、きよりちゃんが来宅。なんやかんやしつつ晩になり、夕飯は鍋を食った。就寝は11；30ころ。割と早めに寝つけてた様子。精神面は友達が来たという在る意味「良い緊張感」があった。

1月3日；午前10時頃に姉ときよりちゃん起床。きよりちゃんが朝ごはんの材料を買いにスーパーへ。姉とチリはお留守番。1時間もしないうちに帰宅。
フレンチトーストを作ってくれるらしく、手際よく準備をしてくれた。
姉はその姿を見て、前の自分の姿を重ねて見てしまったらしく、それを見るのを回避する為にＰＣをなんとなく見ていたら手と目をジャックされてしまい、しんどくなってしまうページを見せられてメンタル面に大ダメージ。
とりあえず作ってくれたフレンチトーストを食べてすぐに横になった。
午後4時半頃にきよりちゃんを送りに駅まで姉とチリと2人で送った。
その後、コンビにを回り6時くらいに帰宅。早めに薬を飲み、ワンピのビデオを見たおし、午前2時半頃に就寝。

1月4日：チリが10時頃に起きると姉はリビングで寝転んでいた・・・いや、倒れていた。「おはようさん。どしたん？大丈夫」と姉に聞くと「・・・大丈夫じゃない・・・教会行ってきた」・・・へっ！？リビングにあるノーパソの上にはＫＲＫちゃんが手紙を書いてくれてた。「チリが起きる前に帰ってきてくれてよかった～」と言われ、「まぁ、善かった」と思った。
それからは家でゆっくりしていた。夕方に母が買い物に誘ってくれ、姉と母二人で買い物に出かけた。1時間ほどで帰宅。母は卵のおすましを作ってくれ、寿司を買ってきてくれて、晩飯は姉とチリで食った。午後7時頃Ｓ氏が帰宅。チリはＳ氏が帰ってくると同時に寝た。

1月5日：受診日。チリはダウンしており留守番してて、姉とＳ氏二人で病院へは行った。昼前に姉達が帰ってきた。思ったより落ち着いており安心した。昼過ぎに姉達はＫ氏に買い物に行った。チリものんちゃんとお出かけした。三時過ぎに姉から電話がかかってきてた、が、気付けなかった。
5時ごろに電話に気付き折り返し電話するも出ず、母、Ｓ氏に電話した。
状況をなんとか把握し、のんちゃんとＫ市の駅で別れ、バスに乗ってから姉に電話を何回かかけると出てくれ、泣きながら姉は「御免」を連発していた。暫く話をしていたが、勝手に手をジャックされ、電話が切れてしまった。もう一度かけなおして話をしてたがまたも切れてしまった。バスも出発していたので仕方なく携帯を直して自宅への岐路を急いだ。門を開けると洗面所の灯りが点いており、ひたすら「ヤバイ！」と思い急いで玄関の戸を開けた。矢張り姉は洗面所に居り自傷はしていなかったものの眠剤と安定剤を、自傷の回避として処方されているより多くの量を服用してしまったらしい。姉はチリが帰って1時間もしないうちにろれつが回らなくなり、とりあえず部屋へ姉を連れて行き、飲んだ薬の量をＩＨＳのＳちゃんに聞き、Ｓ氏に相談し、通ってる病院へ連絡し、母と共に病院へ行き、胃洗浄をし、そのままその晩入院という形になった。酸素量と循環を診る為だ。

1月6日：覚醒すれば退院出来ると聞いていたのでＳ氏に早めに姉のとこへいってもらったが、半覚醒状態で完全覚醒までは至らず、もう一日様子を診ることになった。呼びかけには反応できたがまどろんでる感じだった。

1月7日：午前10時半頃Ｓ氏と病院へ行った。姉はほぼ覚醒しており水も経口摂取出来るようになってた。が、ストレスによる血糖値の上昇の為、引き続き内科病棟で入院という形になった（らしい）。姉の担当医のＭ先生が姉を往診しに来てくれ、姉にそう伝えたそうだ。

今日まではそんな感じでした。明日からは姉が書けたら書き、できなさそうならチリが代筆するという形になると思う。

あかり