「ちちんぷいぷい」カンタンレポ
2008年10月26日(日)

「ちちんぷいぷい」カンタンレポ (MBS毎日放送 2008.10.24 O.A.分)

番組が始まるなり、ふつ〜にタイトルコール&自己紹介を始めた中居くん。何も知らない視聴者が見たら、「えっ? 今日から中居くんが司会?」とうっかり勘違いしそうなほどのさりげなさ(笑)。
そのまま、出演者紹介も中居くんが担当。ちなみに日替わりゲストの金曜出演者は、ハイヒールリンゴさんやトミーズ健さんなど。隔週の名越先生(精神科医)は、中居くんとは「うたばん」でご一緒されたようなことをおっしゃっていました。
またMBS毎日放送の社員さんでありながらニュース解説などを担当されている石田英司さんについては、「テレビに出る人じゃないですよね〜」みたいなツッコミを。顎のラインがゆったりした方なので、ふくよかな人を見ると構わずにいられない中居くんのコアクマ心がくすぐられたのでしょう(笑)。
でも、最初に石田さんがどういう人か知っているかと訊かれたときの中居くんは、申し訳ありません、失礼ながら存じ上げません…みたいな感じで(ここまでカタイ表現ではなかったですが)丁寧かつ正直に知らないと告白。こういうところ、好きだなぁ〜と思いました。

さて。
この番組は、月〜金の午後、約三時間オンエアされている生番組。月〜水は角淳一さん(「うたばん」にaikoちゃんへのコメントVTRで出演有り)、木・金は西靖アナがメインMCを勤められています。
ということで、金曜日のこの日は西アナがメインのはずなのですが、できるところまで中居くんにやってもらって、途中でどうしてもムリっぽくなったら西アナにアイコンタクトで知らせる…という予定になっていたようです。中居くんメインで、西アナはあくまでも副司会ということで。ところが、結果的に番組冒頭からCM無しで約30分、中居くんは見事にメインMCをやってくれたのです!
中居くんによると、まったく事前の打ち合わせがなく、台本もなく、かなり不安だったようですが、さすがですよね〜。
出演パートを無事終えて中居くんが退場するとき、西アナが「『ちちんぷいぷい』メインMC・中居正広さんでした」と紹介されたのに、じ〜んときました。局アナでメインMCでありながら、ゲストの中居くんを立てまくり、徹底して副司会に徹してらしたんですもん。

そうそう。
出演者紹介のとき、テーブルに並んでいる順番に中居くんが紹介していってくれたのですが、ちょうどど真ん中あたりに座っていたトミーズ健さんだけを中居くんがわざととばしました。
全員の紹介が終わったとき、「いつになったら紹介してくれるねん!」と、怒り爆発の(←もちろんギャグ)健さん。スッとぼける中居くんに対し、その昔、SMAPと一緒にバラエティ番組に出ていた頃の話をしてくれました。芸人さんたちと一緒になってパンストを頭からかぶり、それを引っ張られて顔がおかしな具合に変形させられたりするようなゲームをやっていたというSMAP。「そのとき以来やなぁ〜」と懐かしがる健さん。
中居くんは、「当時とちっとも変わりませんね〜」と、いまだにまったく大人気のない健さんをさらりとかわしていました(笑)。確かにその頃のSMAPを知っている関西の芸人さんからすれば、彼らがこれほどスゴイ存在になるなんて想像できなかったでしょうね。

さて、最初のコーナーは天気予報。
担当の今出さんは、関西では有名なお天気キャスターのおじさん。確か還暦を越えられたはずなので、「おじいさん」と呼んだほうがいいでしょうか。ほんわかというかおどおどというか、わかりやすく言うと、良純さんとは正反対のタイプのお天気キャスターさんです(苦笑)。
今出さんのことをイジりやすいキャラだとすぐさま見抜いたらしい中居くんは、天気予報の途中で「たぶん」とか「ほぼ」など曖昧な表現を多く口にしていることに気づき、おかしくて仕方がないといった表情になった後、「天気予報がこんなぐだぐだでいいんですか〜?」とイジメっ子モードに(苦笑)。
今回、天気予報図を間に挟み、中居くんがすぐ目の前で見守っている中での天気予報だったので、相当なプレッシャーではなかったかと思います。途中から「今出さん、中居くんのほうしか見てないじゃないですか、テレビなのに!」と出演者からツッコまれる場面も(笑)。

そして。
いよいよ中居くんが本日「ちちんぷいぷい」に生出演した理由が明らかに。
まずフリップを拡大したような大きなボードに、中居くんが「今、最も気になっていることといえば…」という文字が出ます。
そして、すぐさま「巨人」という文字が続きます。そこで中居くんが、出演者に向かって、皆さんは関西人なのでやはり阪神ファンなんですよね? と確認。それならば…と中居くんは、「阪神ファンの皆さんにひとつ訊きたいことがあったんです」と突如質問を。
それは、岡田監督が辞められるときのこと。毎回、阪神の監督さんが辞められることになると候補の名前がいくつか挙がるけれど、「なぜ掛布さんの名前が出ないの?」と、疑問をぶつける中居くん。「掛さん(←と、中居くんは呼んでました)、何かあるの?」と、出演者に向かって真剣に答えを求めます。
結果的に中居くんが納得できたかどうかはわかりませんが、いろいろオトナの事情がある…といったようなお話が、解説の石田さんから出ました。

で、本題に戻ります。
実は、今、中居くんが最も気になっているのは「巨人」…「よりも、映画の公開」という流れになるはずが、中居くんが疑問を口にしたことでつい寄り道してしまったのでしが(苦笑)。
ここからは、本人は言いづらいでしょうから…と、本日副司会の西アナが司会を担当し、映画のあらすじや予告編、昨夜行なわれた試写会のお話などが始まります。
まず中居くんが、福澤監督は福沢諭吉のひーひー孫なんですよ、とか、フランキーさんともご縁があるんですよ、なんて裏話を。
そして、これはあちこちで冗談っぽく話していることですが、「いろんな事情がありまして、(お客さんが)入らないと困るんです!」と、出演者にぜひ映画を観てくれるよう訴える中居くん(苦笑)。メンバーの中居くんで自分だけコケると困るんです、と。

本日の出演者のうち、既に映画を観たのは西アナと、MBS毎日放送の名誉宣伝マンは、八木アナ(女性)のみ。西アナは、「とにかくキレイな映画!」と相当感動された様子でアツく語ってくださいました。
それを受けて中居くんは、美しい風景については監督が特にこだわっていた。今も昔も、自然の美しさというのはたぶん変わらない。その美しさの中で、このような悲劇、二面性、不条理がある…ということを描きたかったんじゃないかと思う、と説明してくれました。

続いて西アナは、「本人を前に言うのもこっぱずかしいんですが」と前置きしてから、「めっちゃキレイなんですよ、中居さんって!」と強調! どうしたことかと驚く(呆れる?)出演者に向かって、「いや、ほんまですって!」とさらに訴える西アナ!(笑)
「キレイなんていわれたことないので…」と中居くんがテレようが、さらにアツく語り続けてくれたのです。
西アナが特に感動したのは、仲間さんにバリカンで髪を刈ってもらうシーンらしく、そのときの光の当たり具合、はらりと落ちる髪、丸坊主になったときの中居くんの顔が「めっちゃキレイ」だったのだそう。
ハイヒールリンゴさんが、頭の形が悪かったりぜっぺきだとダメだし…みたいなことをおっしゃると、「僕、すごいゼッペキです」と中居くん。だから、実際に髪を刈るまで自分が幼くなるのか老けるのか想像がつかなかった、とも。

続いて、昨夜のMBS主催の試写会に中居くんと福澤監督がサプライズゲストとして参加されたときの様子や、八木アナが中居くんから宣伝マンの任命状を手渡され、スタッフジャンパーを着せてもらっているときの映像が流れました。静止画でそれを見ると、中居くんが着せてるのか脱がせてるのかわからない…なんてツッコミも(笑)。

監督のお顔からは諭吉さんのおもかげはないですねぇ…とリンゴさんが出演者を笑わせた後、中居くんが撮影中にダイエットをしているときにも監督はよく食べていた、という話に。
それまでは時間をかけてゆっくりダイエットをしていたのに、後半の大事なシーン(手紙を書くシーン)では監督から「とにかく食うな!」と言われた、と辛かった胸のうちを明かす中居くん。その時点でもう体重が落ちなくなってしまっていたのに、「手紙を書くシーンは、勝負だから」と言われたのだそう。それなのに監督は、中居くんに「もうちょっと痩せてもらわないと勝負がかかってますからね〜」と言いながら、なぜか水ようかんをパクパク食べていたのだとか。
このとき、監督のマネをする中居くんは、ちょうど柔道の篠原さんのマネをしているときのような雰囲気(口に何か含んだままでもごもご喋っている感じ)でした(笑)。

その話を聞いた西アナは、実は自分は鶴瓶さんとラジオ番組を長年一緒にやっていて…と告白。中居くんから「残念ですね」と言われ(笑)、「なんでですか…」と不安な表情に(苦笑)。
西アナは前日に鶴瓶さんと電話でお話されたらしく、中居くんは「(撮影の)後半、ふがしばっかり食うとったわ」だったのだそう。
その頃の中居くんは、ずっと水分ばかりで食事をとっていなかったため、血糖値が下がってフラーッとするため、甘いものを少し入れたほうが…ということで、手近にあったふがしを口にしたのだとか。
さらに、西アナによる鶴瓶さんからの伝言が発表されました。その頃、ダイエットでイライラしていたらしい中居くんは、鶴瓶さんの眼鏡を取ってあんまんの蒸し器の中に入れたのだそう! 「俺の眼鏡を蒸しよんねん! 中居に言うといて! 『俺の眼鏡、蒸すな!』って」とのこと。中居くんは爆笑しながらしっかり伝言を受け取っていました(笑)。

仲間さんに映画の中で一発勝負で髪を刈ってもらうシーンについても新たな情報が!
バリカンのシーンは、仲間さんも相当お稽古をされて撮影に臨まれたらしく、本当ならば仲間さんが刈った後をメイクさんに直してもらうはずだったのに、とても上手くできていたためほとんどその必要がなかったのだそう。
とはいえ素人なので、仲間さんはそのシーンの撮影終了後に中居くんに「大丈夫でしたか? 痛くなかったですか?」と何度も確認されたのだそうです。「全然大丈夫です。全然痛くなかったです」と笑顔で応えていた中居くんだけれど、「実は、すっげぇ痛かった!」と仰天発言!(汗) 「いちいち痛くて、いちいち引っ張られて」、そのシーンはずっと目を閉じていたんだけれど、血が出てるんじゃないかと思うほど痛かったようです。
だけど仲間さんから訊かれたとき、「大丈夫」と答えてしまった自分のことを「小さい」と思ったという中居くん。そのときの芝居が、一番良かった、なんてことまで。よっぽど痛かったんでしょうかね…(汗)。

…と、そこまでぶっちゃけておきながら、「これ、テレビで言わないほうが良かった」と突然我に返った中居くん。「ローカルのラジオだけで言ってきた」裏話だったらしく、ちょっと焦った表情に。
…と思ったのに、実はちっとも懲りてなくて(笑)、「もうひとつあるんですけど」とさらなる仲間さん情報をバクロ。
地方でふたりのロケがあったとき、中居くんと仲間さんの衣装が置いてあるところが隣り合わせで、仲間さんは既に用意をして撮影現場に向かわれた後で、中居くんが後から追いかけた。そのとき、中居くんがかぶった帽子は、いくら戦時中のお話とはいえあまりにも汚い帽子だったのでちょっとおかしいな、と思っていたという中居くん。
いざ撮影が始まることとなったとき、スタッフさんが近づいてきて「これ、本番用の帽子です」と中居くんに帽子を手渡された。「じゃあ、これは?」と、中居くんが既にかぶっていた帽子を指差すと、「知りません」と。「なんかおかしいと思ってたんだよ。いくらなんでも汚すぎ」と中居くんが言った直後、「それ、私の私物です」と隣の仲間さんがぽつり。その後の撮影では、中居くんはずっと涙目だったのだそう…。

ここからは、関西在住のベテラン主婦からの質問コーナー(笑)。
「中居くんの本業は?」との質問に、ボードには「俳優」「司会」「バラエティ」、そしてなぜかひとつだけ小さく「歌手♪」と。
中居くんは、歌手で家賃も光熱費も払ってる、紅白のトリもやったしミリオンセラーのCDも出した…歌ってないけど、と、一瞬本気で怒って見せてから笑い話へ。

次の質問は、口笛も下手そうだから一度口笛を吹いてみろ、と(苦笑)。
「たとえば、何ですかね」と、何か吹いてくれそうな雰囲気になったのですが、西アナが「映画ではよさこい節をうたってらして…」と話をされ、出演者が盛り上がると、「歌は、安売りしたくない」と、いつものパターンの中居くん。
そこから、よさこい節のシーンは7回NGが出た、という話に。監督は音楽的なことを知らない素人。一回目は、フルコーラス歌ってNGだったのでまだいいけれど、2回目3回目からは、「土佐の〜」と歌いだしたところで「はい、カット! もう1回!」と言われた。共演者もだんだんクスクス笑い始めるし、居たたまれなかった…と訴える中居くん。
「ちょっと来て!」と、スタジオの隅っこにいた福澤監督を自分の隣に引っ張り出してきます。出演者からは、そのあまりに立派な体格に驚く声が…。
監督によると、一回一回、プロが歌ってくれたものを撮影直前に中居くんに聞かせ、音を合わせ、合った時点で「はい、本番!」となったのに、いざ本番となると中居くんの音がズレる…というのを繰り返すうちに、さすがにキレたのだそう。歌手だから恥をかかせちゃいけないと思ってやらせた、との親心だったようです。(監督は、これだけで退場)

最後の質問は、とっても関西っぽいというか、ローカル番組だからこそありえる質問というか(苦笑)、「もしも最後まで結婚できないとすれば、何が原因だと思うか?」というもの。
最後、って、一生独りってことでしょうか、と中居くんは嘆いていましたが、もしかするとメンバーの中で一番最後、っていう意味かな、と思ったり。
これに対し、意外にも中居くんはマジメに答えてくれました。一人が好き、一人の時間が好き。家に帰って映画を観たり本を読んだりテレビを見たり…。と、そこまで言ってから、中居くんは何度か聞いたことのある話をしてくれました。
以前つきあっていた女の子と待ち合わせをするとき、本当は夜の6時に仕事が終わってるんだけど、どうしても野球中継を観たくて、仕事が終わるのは8時半から9時半くらいだとウソをついたことがある。なぜ開きがあるかというと、その試合のピッチャーは上原だから、もしかするとさっさと終わるかもしれない。でも上原が打たれてしまうとぐだぐだして延びるかもしれないのだ、と当時のジャイアンツ事情を説明してくれる中居くん(苦笑)。
「ふんぎりをつけなきゃいけないんでしょうけど、たぶんコッチ(自分の頭を指差して)で考えてしまうんでしょうね」と。それを聞いて、いっこ上らしい西アナは、「どんどん一人が楽しくなっていきますよ〜」と、アクマの囁きを(笑)。でも最後は、ふたりともなんとかしなくては、みたいな感じでしんみり(苦笑)。

最後に中居くんから視聴者へのメッセージ。
反戦映画、というようなカタイくくりとは違って…。今は環境も良くて便利な時代だけれど、いろんなことが横着にもなってると思う。生活が豊かになっている分、人への気持ち、優しさが貧しくなってるんじゃないかな。家族に対して、人に対しての想いが豊がだった時代のこの映画を観て、そういうことを考えてほしい。


以上、録画したものをもう1回見直しただけで書いたので、自分なりに解釈したり自分の言葉でまとめてしまったりしている部分も多々あると思いますが、少なくとも中居くんの発言に関してはできるだけそのまま伝えるように気をつけたつもりです。
少しでもお楽しみいただけると嬉しいです。



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